有栖川有栖のレビュー一覧

  • 白い兎が逃げる 新装版

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    ネタバレ

    2003年。 新装版。
    「不在の証明」お互いが嫌いな双子の兄弟。一人が殺された。
    「地下室の処刑」シャングリラ十字軍。どこかにも出てたな。警視庁の森下くんが巻き込まれた。
    「比類のない神々しいような瞬間」?
    「白い兎が逃げる」鉄道ミステリ。兎ににている女優がストーカーにあい、ストーカーはウサギ小屋の隣で殺されていた。急展開で思わぬ犯人。

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    2025年03月16日
  • スイス時計の謎

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    2003年。国名シリーズ7冊目。
    「あるYの悲劇」ダイイングメッセージがy。えー
    「女彫刻家の首」火村は杉下さんに似ていると思う~ 殺人に関する考え方が。
    「シャイロックの密室」言わずとしれた金貸し。その名も佐井六助。叙述ミステリ。
    「スイス時計の謎」アリスの同級生たちのサークル(アリスは入っていない)。彼らはお揃いのスイス時計を持っていて、そのうちの一人が殺された。
    理詰めで犯人を見つける小説を読むと、理詰めだと犯人がいないという小説を思い出す~。

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    2025年03月13日
  • マレー鉄道の謎

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    ネタバレ

    2002年。国名シリーズ第6弾。長編。
    マレー半島はキャメロン・ハイランド。マレー半島の鉄道事故がプロローグ。旧友大龍の招きで、キャメロン・ハイランドを訪れた火村&アリス。蝶好きの日本人観光客などと出会ったりしているうちに、トレーラーハウス内での殺人事件が。後半から物語は加速し、ほーとなるトリック。連鎖、玉突き。アリスは英語堪能ではないので、「聞き取り不能」が多くて笑える。人物一覧がほしい。マレーシア行ってみたくなる~

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    2025年03月09日
  • 絶叫城殺人事件

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    2001年。
    館の名前と殺人事件。後味悪めシリーズ、かな。夜。
    「黒鳥亭殺人事件」井戸の中で死んだ男は、昔死んでいたはずだった。
    「壺中庵殺人事件」館をイメージするのが難しかった。
    「月宮殿殺人事件」月夜の晩に銀閣寺に行きたくなった。
    「雪華楼殺人事件」薬漬けの10代カップルの男が死んだ。寒そう。
    「紅雨荘殺人事件」映画に出た館。
    「絶叫城殺人事件」ゲームになぞらえた殺人。

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    2025年03月03日
  • 新装版 マジックミラー

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    ①時刻表、切符のトリック
    ②首なし殺人トリック

    双子だろうと現在だったら、スマホ(位置情報)とNシステムでアリバイがアウトになると思う。固定電話、切符の時代だから通用するトリック。


    首なし殺人については、やや不可思議。
    通常、浴室床とバスタブは高低差(10~15センチ)あるはずだけど、成人男性(約60キロ前後)を死後硬直後にバスタブから1人で持ち上げられるのか?高低差で通常より重く感じるのでは?
    血液を抜いておけば可能なのか?
    そんな易々と入れ換え出来ないよなと思った。

    殺人の動機も少し薄いなぁ…。

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    2025年02月20日
  • 妃(きさき)は船を沈める 新装版

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    2008年。長編というが、中編2つだと思う~ どちらも妃沙子がメイン。若いころ保険セールスレディで財産気づき、不幸な生い立ちの若い男の子を集めて喜んでいた。
    「はしがき」ジェイコブスの「猿の左手」のストーリーに触れているため、あとがきでなくはしがきからはじまり、でその注意を促す。筋少の歌で知ってる。
    「猿の手」男が殺された。妃沙子の友人の夫で何千万も貸していたらしい。若い男の子を養子に迎え、ママと呼ばせている。猿顔が好き。交通事故で足を悪くし、杖をついている。
    「残酷な揺り籠」妃沙子結婚したが、相手は猿顔ではなかった。足はますます悪くなってとうとう車椅子。昔囲っていた男の子が銃で撃たれた。

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    2025年02月21日
  • 英国庭園の謎

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    作家アリスの国名シリーズ四作目。
    相変わらず火村さんは良いですね。好きな探偵の一人です。六作の短編集でしたが、中でも「完璧な遺書」が良かったです。倒敘物で緊迫感がありました。

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    2025年02月18日
  • 月光ゲーム

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    廃れた山奥のキャンプ場を訪れた総勢男女17名の大学生達。
    予期せぬ火山の噴火、殺人事件、失踪と、彼らの気力も限界。
    被害者が残した「Y」のメッセージは何を示しているのか。
    ロジックは複雑だが、解説を聞くとなる程と思う。Yの真相も捻りがあって良い。

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    2025年02月16日
  • ダリの繭

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    大昔に楽しみに読んでたので
    火村英生が気になっての再読なのに
    探偵と助手の自語りめんどくせーと思ってしまう矛盾よ…

    ちょっと長かったけど、推理は面白かったです。
    スマホがない時代の感覚が懐かしかった。

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    2025年02月16日
  • ミステリ国の人々

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    ミステリ小説に登場する人々を紹介解説するエッセイ。
    ホームズ、金田一耕助、エラリー、ポワロ、マープルなど有名どころから正木教授、亜愛一郎、奈々村久生などマニアは知ってる、果ては明智小五郎の妻、蠅男、おしのなどマニアでも知らない人物の紹介をしてくれる。有栖川先生の博覧強記ぶりに思わずスゲェの一言です!

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    2025年02月08日
  • 朱色の研究

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    2008年。コナン・ドイルをもじったタイトルなんだって。
    夕焼けがこわい朱美と、夕焼けすきな人々。
    人物相関図がほしい。
    男が殺され、過去の殺人事件(モテモテだった女性)も関係しているようだ。
    和歌山なんて太平洋側なのに、密入国者が来るんだって。みたいな本編と関係ない話が好きだったりする。あと、作者のあとがき。

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    2025年02月21日
  • ロシア紅茶の謎

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    作家アリスシリーズの短編集。
    短編での本格ミステリだとどうしても問題集のようになり、人物描写や物語が薄くなってしまう。

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    2025年02月04日
  • ペルシャ猫の謎

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    1999年。
    「切り裂きジャックを待ちながら」劇団での殺人。
    「わらう月」月は笑わない。
    「暗号を撒く男」暗号をまいていたのは被害者。
    「赤い帽子」めだつのよね。
    「悲劇的」火村が一文付け加えたレポート。
    「ペルシャ猫の謎」彼女が猫をおいて去っていった。
    「猫と雨と助教授と」火村、猫飼ってるの。
    あとがきで作者の思いを述べてるので、それを見ながら読んでいる。

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    2025年02月12日
  • 英国庭園の謎

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    1997年。短編集。
    「雨天決行」編集業務ならでは。うてんかぁ。
    「竜胆紅一の疑惑」ファン心理。
    「三つの日付」メキシコ製カレンダー。
    「完璧な遺書」叙述。しかし予測変換は絶対ではない。
    「ジャバウォッキー」禍を未然に防いだ。
    「英国庭園の謎」こんな暗号よく作るよなぁ。個人で庭園作って維持するって、手間もお金もかかる。

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    2025年02月09日
  • 7人の名探偵

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    2017年。アンソロジー。
    「水曜日と金曜日が嫌い」これは既読。麻耶さんの首にへびが巻いてあるのは何故?
    「毒饅頭怖い」山口雅也。パンク探偵、完読できなかったんだよなぁ。
    「プロジェクト・シャーロック」我孫子さんは初読。もうゲーム界にいるのかな。
    「船長が死んだ夜」火村さん&アリス。これはせつないね。
    「あべこべの遺書」のりりん。
    「天才少年の見た夢は」歌野さん。
    「仮題・ぬえの密室」トリは綾辻さん。のりりん、我孫子さんと集まり、自宅で嫁とともに語らう。京都ってミステリー好きがいっぱいいていいね。

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    2025年02月05日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「火村英生に捧げる犯罪」「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」

    火村シリーズを読み始めたばかりですが、それでもアリスの推理の当たらなさにハラハラしてました。ついに「火村英生に捧げる犯罪」で言われた「いつも見事にはずしてくれますもんね、あの人」に笑ってしまいました。それなのに毎度、火村と連れ立って来るアリスを迎えてくれる刑事さん、優しい~。
    しかしこの回の犯人、裏でどれだけドタバタ焦っていたかと思うと不憫になってくる。
    まだたくさんシリーズがあるので楽しみです。
    (読むたびに斎藤工さんと窪田正孝さんが浮かんでくるのが困る

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    2025年01月26日
  • スウェーデン館の謎

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    スウェ-デン館と呼ばれるログハウスに招かれた有栖が遭遇した殺人事件。火村先生は中盤からの登場で、冴える謎解きで美味しいところを持っていく姿はさすが。電話で起こされた火村先生の恨み節がちょっと可愛くて新たな一面を見た気がする(笑)最後に火村先生が犯人にかける言葉も、これまでの作品では無かった温かみのあるものに感じて、その点も意外だった。

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    2025年01月26日
  • 海のある奈良に死す

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    火村・有栖川シリーズのトラベルミステリー。
    作者、有栖川有栖が専業作家になった第一作目だそう。

    ミステリー作家・有栖川有栖の同業者、赤星が、死体で小浜の海に上がった。
    赤星と有栖川は前日に東京の出版社で邂逅したばかりであった。
    有栖川は赤星の死の謎を解くべく、犯罪学者の火村と動き出す。

    本の中盤に来ても、まだ事件は始まったばかり的な雰囲気で、どうまとまるのかが全然見えず・・・怒涛の展開になるのかと思いきや、作者が焦って全部詰め込んだ態になることなく綺麗に終わった。すごい。

    んでも犯罪を誘発するトリックに、ちょっと無理があるような気がしたなぁ。それに火村が気付くのもなんぼ専門家とは言え厳し

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    2025年01月26日
  • 暗い宿

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    2001年。宿にまつわる短編集。
    「暗い宿」ホラーぽいが、ホラーではない。
    「ホテル・ラフレシア」名曲ホテルカリフォルニアの歌詞は確かに変。最後がやるせないなぁ。
    「異形の客」変な宿ではなく、そろそろ変な宿泊客にしたらしい。火村はホントに人殺しを嫌悪しているのだな。
    「201号室の厄災」アメリカのロックスターと火村との出会い。ってか厄災だな。
    安心して読めるシリーズだ。

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    2025年02月21日
  • 海のある奈良に死す

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    ネタバレ

    1995年。
    「行ってくるよ、海のある奈良へ」と言って、アリスの同業者の赤星楽は取材旅行へ旅立ち、小浜で死んだ。
    海のある奈良とは? 人魚に関する伝説がいっぱい。サブリミナル、公衆電話、テレホンカードは時代をしのばせる。
    和歌山、福井あたりに行きたくなるなぁ。ちょっと犯人せつないね。

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    2025年01月27日