有栖川有栖のレビュー一覧

  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    作家アリスシリーズの短編集。
    いつも通り、殺人事件が起こる物語と、ごく短編のほのぼのした物語が入っています。
    火村が猫好きなのは、ほのぼのします。
    内容的には、マニアックというか、一読しただけでは理解が出来ない難しい話題があり、凡人の私には???と首を捻るところも多々。
    あと、この作者は、割と延々と言葉を交わす議論が好きなのかな、という印象も。
    読みやすいとは言いづらいかも…。
    言葉遊戯が好きなのは、本家エラリー•クイーンだそうだから、それにオマージュしてるのか、ということがあとがきを読んでわかりました。
    あ、因みに、最初の『赤い稲妻』という話は、どこかで読んだことがありました。
    『ロシア紅茶

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    2025年07月22日
  • 砂男

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    大学生の「僕」(=江神シリーズの語り手・有栖川有栖)は、友人で名探偵の江神二郎とともに、ある古い洋館へと足を運ぶ。
    その洋館は、ある大学教授の家族が住んでいたが、謎の密室殺人事件が発生し、今は空き家となっていた。
    被害者は教授の娘で、遺体のそばには奇妙な砂がまかれており、まるで伝説の「砂男」が犯人であるかのような状況だった。

    警察も真相をつかめぬまま時が過ぎ、事件は迷宮入りに。
    しかし、有栖と江神は事件の謎に強い興味を持ち、独自に調査を始める。

    密室トリック、砂の正体、不自然な証言、そして家族の隠された秘密――
    論理と推理を武器に、江神が挑む真実とは?

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    2025年12月23日
  • 英国庭園の謎

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    ネタバレ

    好きだったのは「ジャバウォッキー」と「英国庭園の謎」かな。
    ジャバウォッキーのハラハラ感とかよかった。
    英国庭園の暗号も、謎解きとか好きだから面白かった。アナグラム(というよりパングラム)っぽいなとは思ってたけど、同じ文字使われてたからないなと思っちゃったな……

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    2025年07月16日
  • ブラジル蝶の謎

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    ネタバレ

    私の好みは「妄想日記」と「蝶々がはばたく」かな。
    失語症の話は読みやすかったし、最後の燃やされた理由はドキッとした。
    蝶々は少々間の悪いアリスがかわいかったし、東日本大震災があった上で読むと、少し心がギュッとなった。

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    2025年07月16日
  • 海のある奈良に死す

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    ネタバレ

    歴史が得意でない私からしたら、ちょっととっつきづらい説明とかもあったが、ストーリーとしてはわかりやすくて読みやすかった。
    片桐くんファインプレーすぎ!
    今回もアリスがかわいかった。
    火村の夢に飛び起きる描写は今回が初めて?アリスにも踏み込めない距離感がもどかしくて美しい。

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    2025年07月16日
  • ロシア紅茶の謎

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    どれも続きが気になる話で、ものすごく複雑なわけでもなく、とても読みやすかった。
    わたしは、「動物園の暗号」と「ロシア紅茶の謎」が好きだったかな……
    アリスのポンコツ具合が愛しい。

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    2025年07月16日
  • スイス時計の謎

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    作家アリスの国名シリーズ第七弾でした。
    表題含む四編の短編集。
    シャイロックの密室が倒叙形式で面白かった。
    この調子でシリーズ読み進めたい。

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    2025年07月16日
  • 新装版 46番目の密室

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     アリスと火村、三十四歳の友人同士のこの二人が、自然体で良かった。ホームズ&ワトソン型かと思いきや、「名探偵」の火村が、なにかすごくエキセントリックだったり、天才だったり、常人離れした人かというと、ふつうに良識の人。「助手」のアリスのほうも、火村を引き立てる「凡人代表」かというとそんなことはなく、火村も思いつかなかった仮説を考えていたりする。ふたりが対等な相棒同士で、親しみある人物像なところが気に入った。アリスが、標準語と関西弁を自然に切り替える様も面白い(敬語で話さなくてよくなると関西弁になる、気が緩むところが素直でなんかかわいい)。
     「密室」への思い、綾辻行人氏との関係性など、あとがきと

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    2025年07月13日
  • 新装版 マジックミラー

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    ノンシリーズならではのどこに転がるかわからない展開がハラハラしてよかったです。
    家電でアリバイ証明されるのはさすがに30年前だな、という感慨。
    トリックの部分でも今だと無理かなと思わなくもない。

    個人的なことだけど、新幹線登場されると生粋北海道民なので全然ピンとこなくなる。地理的距離感覚も正直あんまりわからない。

    ノンシリーズとは書いたけど、作家アリスシリーズでお馴染みの片桐さんがいる。

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    2025年07月08日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    作家アリスシリーズ。
    鳥島ではなく烏島に辿り着いた火村と有栖、そこに集う人々と現れる闖入者、クローズドサークルの話。
    孤島にクローンに殺人に、とどう絡まってくるのか最後の最後まで分からない。

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    2025年07月04日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    基本短編買わないですが、好きな作家貴志祐介有栖川有栖櫛木理宇恩田陸が出てたので買ってしまいました。
    まあやっぱり短編なので物足りなく感じます。
    貴志祐介と櫛木理宇が良かったです。
    いい意味で、櫛木さんはなんでこんなに気持ち悪い文章をかけるんだろうかと思います笑

    まあまあ面白かったような…

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    2025年06月28日
  • 絶叫城殺人事件

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    作家アリスシリーズ。

    ・有栖と火村の同級生天農の家に死体が現れた話。天農の娘と20の扉をする有栖、その謎に思わずのめり込む実は私も分かったんよそっちは。この結末を彼らは伝えるのかどうするのか。

    ・壺のような部屋で壺を被って亡くなった事件の話。

    ・ホームレスが建てた月宮殿を有栖と火村が見に行く話。有栖のポテンシャルというか行動力強い。浜さんの気持ち分かってしまうのがしんどい。

    ・空きテナントで奇妙な同居生活をしていた3人のうち1人が死ぬ話。有栖の突飛な発想面白い。偶然、だから偶然なんだ。

    ・映画にも使われた屋敷を持つ主人が亡くなった話。虚しくなる。

    ・絶叫城というホラーゲームを準えた

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    2025年06月27日
  • モロッコ水晶の謎

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    国名シリーズの短編集。テーマは「予言」ということで予言させられたり、予言してきたりの1冊。著者には珍しい誘拐ミステリーも登場するが、この作品は犯人の動機と心情が面白く今作ではベストだったか。一方の表題作は異質作品。「ロシア紅茶」でも出てきた毒殺トリックなのだが驚きの展開を迎える。ミステリーとしてはちょっと・・と思うが哀愁漂う書き方はこの人ならではの気もする。全体的には前作に少し劣るのが残念か。

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    2025年06月24日
  • 新装版 46番目の密室

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    有栖川有栖と火村英生のシリーズ第一作目の『46番目の密室』は、火曜サスペンス劇場を観たような気分でした。

    (作中の)推理作家の有栖川有栖は、大学の助教授であり友人の火村英生を引き連れて、有名な推理作家たちとクリスマスを過ごすことにした。
    何も起きなければ平和に終わったであろう聖なる夜は、悲しい贈り物と共に事件の幕開けとなる。

    感想です。
    有栖川有栖さんは初読みでしたが、個人的に高橋和明さんと似た読みやすい印象を感じました。綾辻行人さんとも親交が深いようで、解説のほうが印象に残りましたね笑

    今作は阿津川辰海さんの館四重奏シリーズから館を除いた感じ?を感じましたが、有栖川有栖&火村英生シリー

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    2025年06月22日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    うーむ。という短編もあったけど。
    初めて読んだ 北沢陶が面白かったから、ほかも読んでみようかな!という発見が嬉しい。
    北沢陶は船場を舞台にした話が多いのね。楽しみ。

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    2025年06月21日
  • 砂男

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    楽しみにしていた一冊をようやく読めた。楽しかった! 江神シリーズ二編は雑誌で既読だが、忘れていた(「早くね?」とおもったが4~5年が経っていて驚いた)のでワクワクした。江神シリーズや火村シリーズに通じていないひとにシリーズの魅力が伝わるかは好み次第という感じ。ただ、著者みずからが言うように有栖川有栖作品の味は濃く、存分に堪能できそう。これは良し悪しではなく、ただの好みの話。もしピンと来なかったかたがいたら、ぜひシリーズ一色に染まった長編や短編集を読んでみてほしい。旅情溢れる『マレー鉄道の謎』なんていかが?

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    2025年06月16日
  • 英国庭園の謎

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    作家アリスシリーズ。

    ・雨天決行と言っていたエッセイストの女性が亡くなった話。
    ・作家の竜胆から相談なのか、妄想なのか、をされる話。
    ・有栖の書いたサインと撮った写真の日付がアリバイとして使われた話。
    ・殺してしまった男が自殺と見せかけるために完璧な遺書を書いたと盲信する話。
    ・かつての事件関係者からの電話と止めるために走り回る2人の話。
    ・英国庭園で起きた殺人事件と途中の宝探しの話。

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    2025年06月15日
  • スウェーデン館の謎

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    作家アリスシリーズ。

    ペンションに取材で泊まりに来た有栖が隣のスウェーデン館に住む人々と交流を深めた翌日にその館で死体が発見される話。

    事件の情報を頑張って集めようとする有栖に絆される。海豹が好きでやけにその描写が詳しいところに笑う。
    事件が複雑で火村に来てくれ、とと言ったその日中に来てくれる火村の友情が熱い。けどその火村がバランスを崩してしまう時は手を差し伸べたいと長年思い続ける有栖の友情も篤い。
    木から雪を落として戯れあいのような口論始める仲良さが微笑ましい。
    火村の書く童話が、魔法のランプに3つ願いを叶えてもらえるなら、世界の始まりを見せて、世界の終わりを見せて、それを見たことを忘れ

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    2025年06月15日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
    アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
    今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
    山あいの怪談が気分だったのかもしれない。


    ーーーーー以下ネタバレーーーーー


    三津田信三『集まった四人』
    これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいに

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    2025年06月14日
  • 砂男

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    ネタバレ

    寄せ集め感は否めないが、江神さんと火村助教授(准教授)を同時に読めるのは、なんとも贅沢で得した気分である。
    特に江神シリーズは、なかなか新作が出ないので、久しぶりに会えて嬉しかった。

    シリーズ外の2作品は、それぞれおもしろかった。
    「ミステリ作家とその弟子」では、単なる童話も捉え方次第で、様々な姿をみせてくれることがわかり、とても興味深い。
    作家の発想の豊かさのおかげで、私も豊かな気持ちになれた。

    「小さな謎、解きます」は、もっと内容をふくらませて、1冊の本にしてほしかった。
    とても楽しい設定だと思う。


    いつも的外れで、存在意義に疑問を持っていたアリスが、珍しく勘を働かせ、解決に一役か

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    2025年06月13日