有栖川有栖のレビュー一覧
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〔吉住〕吉住は悪手を打つ。打ち続ける。ミステリではこういう登場人物が多いが実際は警察に連絡するだけですませそう。
〔堂島秀一〕ダリの真似をしてるのだからエキセントリックな人物かと思っていたら意外に普通な人物。
〔混迷〕「これじゃ火村先生はつらいよ。なかなか真価が発揮できなくて」(p.79)
〔罪と罰問題〕火村が語る。
〔女神像〕伊勢志摩土産にして凶器。販売開始依頼二つ売れた。
〔推理小説〕有栖が小説を書き始めた理由。
〔カナリア〕早くカナリアにエサをやってくれ、とずっと思っていた。
〔靱公園〕鷺尾が火村たちと話した公園。ぼくにとってはちょいちょい行く馴染みの場所です。
〔おまけ〕ビーンズ文庫版下巻には掌編「シュルレアリスムの午後」が収録されている。 -
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〔堂島秀一〕殺された、ダリ好きの宝石販売会社社長。曲がったことが嫌いなきっぱりしたタイプだったようだ。ただ、人間的な弱さもあったとか。
〔フロートカプセル〕体温と同じ温度で比重一・二八のエポジウム溶液に浮かび胎児のような気分で瞑想するためのカプセル。堂島秀一が中で死んでいた。
〔事件〕シンプルにすませて問題ないはずなのに犯人は何故かいろいろ手間をかけている。
〔鷺尾優子〕社長秘書。モテモテ美人。彼女はガラか?
〔吉住訓夫〕秀一の腹違いの弟。別の企業のサラリーマン。警察には疑われている。
〔遺産〕腹違いの二人の弟、秀二と吉住に公平に分配される。
〔感想〕殺された秀一の姿がだんだん見えてくる感じ。
■簡単な単語集
【火村英生/ひむら・ひでお】有栖川有栖の友人。英都大学社会学部助教授。有栖いわく臨床犯罪学者。札幌生まれあちこち育ち。探偵能力あり。過去に何か悲惨なことがあったようだ。そして現在守るべき何かがあるようでもある。それが犯罪に興味を示すことの動機なのかどうかは不明。
【有栖川有栖】語り手の「私」。推理小説作家にしてワトソン。三十代なかば。大阪生まれ大阪育ち。
【樺田/かばた】兵庫県捜査一課。警部。火村や有栖に好意的。長身で痩せていて鋭い風貌でかなり威圧感がある。美声の持ち主。
【野上】部長刑事。執念がある。火村や有栖に好意的ではない。
【真野早織/まの・さおり】有栖の隣人。二十七歳の女子高英語教諭。美女。カナリアを飼っていて(名前をつけていない、啼かない)、研修などで出張するたびに有栖に預けに来る。 -
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作家アリスシリーズの7作目。
そして、国名シリーズの4作目である、短編集6作品。
中でも、私の一番記憶に残ったのは、『完璧な遺書』でした。
ちょっと作風が他と違う?
アリスの一人称がないからかもしれませんが、遺書にこだわる犯人の思い込みの激しさというか、ストーカー気質というか、愚かさが興味深かったです。
あと、タイトルの『英国庭園の謎』は、読んでるうちに、どうやら私も謎解きに参加していたようで、宝物の正体を知り、なーんだ、とガッカリしてしました。
犯人にとっては大切なものでも、犯人でなければ価値の無いものですものね。
そして、思ったより被害者がえげつない性格でした。
火村とアリスのコンビは、まさにホームズとワトソンのようでもあり、親友でもあるところが、魅力的です。 -
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作家アリスシリーズの短編集。
いつも通り、殺人事件が起こる物語と、ごく短編のほのぼのした物語が入っています。
火村が猫好きなのは、ほのぼのします。
内容的には、マニアックというか、一読しただけでは理解が出来ない難しい話題があり、凡人の私には???と首を捻るところも多々。
あと、この作者は、割と延々と言葉を交わす議論が好きなのかな、という印象も。
読みやすいとは言いづらいかも…。
言葉遊戯が好きなのは、本家エラリー•クイーンだそうだから、それにオマージュしてるのか、ということがあとがきを読んでわかりました。
あ、因みに、最初の『赤い稲妻』という話は、どこかで読んだことがありました。
『ロシア紅茶の謎』だったかな。
『スイス時計の謎』は、その話の掲載された短編集がありそうなので、だからこれは、短編の総集編、なのでしょうか。 -
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大学生の「僕」(=江神シリーズの語り手・有栖川有栖)は、友人で名探偵の江神二郎とともに、ある古い洋館へと足を運ぶ。
その洋館は、ある大学教授の家族が住んでいたが、謎の密室殺人事件が発生し、今は空き家となっていた。
被害者は教授の娘で、遺体のそばには奇妙な砂がまかれており、まるで伝説の「砂男」が犯人であるかのような状況だった。
警察も真相をつかめぬまま時が過ぎ、事件は迷宮入りに。
しかし、有栖と江神は事件の謎に強い興味を持ち、独自に調査を始める。
密室トリック、砂の正体、不自然な証言、そして家族の隠された秘密――
論理と推理を武器に、江神が挑む真実とは?