有栖川有栖のレビュー一覧

  • 7人の名探偵

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    本格ミステリを確立した7人の作家によるアンソロジー。7人中3人は読んだことのない作家さんだったので、それぞれの特徴を知れて面白かった。この中では「毒饅頭怖い」が好みで古典な雰囲気や途中数学の問題で見たかのような推理が印象的でした。また綾辻さんの「仮題・ぬえの密室」は、他の作品と比べるとかなり特殊であり、我孫子さん、法月さん、小野不由美さんとの会話が、まるでエッセイを読んでいるかのようで興味深かったです。

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    2026年03月15日
  • 海のある奈良に死す

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    この時代って携帯電話も普及してないしWEB検索が当然でもないし固定電話の番号は割とすぐ覚えられる脳してたんだよなあって・・そんな昔じゃないはずなのにめちゃくちゃ遠い日に思えてしまって、本編と全然関係ないんだがそういうとこにはあ〜〜って溜息つきながら読んでました。

    そして海のある奈良というものを知らなかったのでもうずっと普通に奈良だと思ってたせいか真相はそこまで驚くこともなく(小浜のあれこれは面白かった)、犯人も奴さんしかいないよなーだったのに、やっぱりスルスル読めて楽しいんですよね!!なにこの魅力!!!

    あとあれだ、火村がなんか抱えてるのはもうバレバレなわけだけどそれが少し顕在化したのもおお!だったし、それに対してアリスがもう受け止める準備できてんねんでとひたすら待ってるのにもああ!だったのでなるほど。2人の掛け合い楽しいなあ楽しいなあって思ってたけどそれがもう一段深くなった感じですにょほほ。
    明け方ちょっと起きてたの匂わせたあたりがずっこいというか優しいというか。
    いやーーー気になる!!!

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    2026年03月15日
  • 猫が見ていた

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    猫が主人公というより、物語の名脇役的存在としての猫という感じであった。
    猫は正義である。しかしながらアンソロジー系は私にハマらなかったのか、猫特有の癒しを感じ取ることができなかった。無念。

    #2026 #11

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    2026年03月04日
  • ブラジル蝶の謎

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    国名シリーズを続けて読もうと思い3冊目になったが、前作の長編より先に読み終わってしまった。読み易くてスムーズに読めたからかと思う。今回は、いろんな目線からの語りがあり、面白く感じるものとそうでないものがあったが、全体的に面白かった。「彼女か彼か」はとてもコミカルだったし、「鍵」の発想は驚いたが、「人喰いの滝」はあまり好みではなかった。

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    2026年03月04日
  • ロシア紅茶の謎

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    有栖川有栖作品の短編読んだ。
    ロシア紅茶の謎がやっぱ一番好きで、その後に動物園の話好きだった。
    朝ご飯食べてるとことか、たまーに仲良し具合を書いてくるの萌え

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    2026年03月04日
  • ダリの繭

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    ネタバレ

    火村とアリスのかけあいがやっぱり大好き。
    トリックも納得だが、ずっと気になっていたのは、
    アリスが自宅を不在にしてカナリヤが死んでしまわないかということ…(笑)
    生きててよかったです…!

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    2026年03月02日
  • 猫はわかっている

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    猫をテーマにしたアンソロジー短編集ですね。
    人気作家7人が、謎と企みに満ちた短編を綴ります。

           目次

     世界を取り戻す    村上由佳
     女か猫か       有栖川有栖
     50万の猫と7センチ  阿倍智里
     双胎の爪       長岡弘樹
     名前がありすぎる   カツセマサヒコ
     猫とビデオテープ   嶋津輝
     幸せなシモベ     望月舞衣

     阿倍智里さんがエッセイで猫との生活を描いた作品で、それ以外はフィクションの短編なのだけど、猫が脇役扱いなので、ちょっと残念です。
     長岡弘樹さんと望月舞衣さんはさすがに短編の名手ですね。有栖川さんは、学生アリスで久しぶりに江神さんがでてきますが、精彩に欠けてましたね!
     題名に惹かれましたが、もうひとつと云うところでした(=゚ω゚=)

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    2026年02月25日
  • 禁断の罠

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    本を持っていない時や読み終わって読むものがない時ように携帯小説を用意してて、それを読み終わりました。
    知っている作家さんばっかりだったので購入しました。
    新川帆立さんと有栖川有栖さんの作品が好みでした。あと、中山七里さんのは続きがあるのか、元の話があるのか調べてないので分かりませんが、読みたくなりました。

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    2026年02月19日
  • ジュリエットの悲鳴

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    様々なシチュエーションの短編集でバリエーションが豊富だった。面白かったけど、火村シリーズの方が好きだと感じてしまった。

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    2026年02月19日
  • 闇の喇叭

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    世界観や設定は面白いと思うけど、探偵の存在意義を問う前提をもっと活かしてほしかった印象。社会学よりに感じてしまい残念。

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    2026年02月18日
  • 日本扇の謎

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    火村シリーズ、記憶を失い扇を持った青年の周囲で起きる事件の話。あの時あぁしてたら、もしこうだったら、と浮かぶ分岐点が悔やまれる。あと有栖がこのタイトルの小説を書こうと頭を悩ませてるの小説家ってこういう感じで考えてるんかなって新鮮だった。

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    2026年02月18日
  • 朱色の研究

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    ネタバレ

    まったく共感性のない犯人、これが朱色の創りだしたものであり、朱色の研究者なのだ
    最後の朱美の台詞が沁みる

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    2026年02月13日
  • 濱地健三郎の奇かる事件簿

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    「少女たちを送る」と「湯煙に浮かぶ背中」が好き。
    ホッコリする話もあるし、濱地さんと志摩さんの師匠と弟子関係や、志摩さんと進藤くんのふわっとした恋愛関係も良き。

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    2026年02月13日
  • インド倶楽部の謎

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    ネタバレ

    インド倶楽部の謎

    前世は昨日、現世は今日、来世は明日。そう思えたら火村先生の苦しみも少しは楽になるかな。

    いろんな角度の“前世”が出てくる。
    インド倶楽部のメンバーが信じている“前世”、生きながらにして“前世”を持ってしまった女性…

    効率的なので、警察は動機を基に捜査する。でも火村先生は違う角度から推理していくというのが面白い。
    たしかに、動機の部分って犯人特定への近道だし、それがわかるとスッキリする。
    弦田さんが自白したとき、動機について描かれていなかったから、早く先を読んで、なんでこの人が殺人をしなければならなかったのか、を知りたかった。人は、原因を知りたい欲があるんだな。
    (弦田さんが自白するところまでお昼休みに読んで、続きは仕事が終わってから、と決めたら、仕事頑張れたよ!)

    毎回事件にタイトルを付けているアリス。
    今回のインドでの前世を持つものの集まりは、《インド倶楽部》と名付けた。タイトルは『インド倶楽部の謎』。(倶楽部って漢字、絶妙にダサくて好き。わたしも〇〇倶楽部作りたい)

    AからZの本格ミステリをこのシリーズで書いていきたい、とあとがきにあって、ぜひ、AからZの本格ミステリをこのシリーズで読みたい、と思った(需要と供給の一致)。

    カレーが随所に出てきて、食べたくなったので今夜はカレーです。

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    2026年02月11日
  • ダリの繭

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    ネタバレ

    初めて読んだ火村シリーズは「乱烏の島」だった。こういう本格密室ものを書く人だと思っていたし、最近絵画を題材にしたタイトルが目につくので、気になっていた『ダリの繭』が文庫になったので楽しみに読んだ。
    有栖川有栖さんはちょっと親しみを感じる大阪弁の人で、最近は上町台地の七坂を書いた「幻坂」がある(まだ積んでいるが)だからか火村助教授も相棒のアリスさんも親しみがある。


    タイトルは、ダリに心酔している宝飾会社の社長が使っている、リフレッシュ装置のエポジウム溶液が入ったフロートカプセルを繭にたとえたもの。それは鉄の器にも繭にも見える。
    その社長が、六甲にある六麓荘の別荘でカプセルの中で浮かんで死んだ。額に傷があり他殺だった。狭い容器には開閉口があり、使うときは蓋を引き上げて出入りするが狭い。
    側の脱衣籠は空だった。その上奇怪なことに世間に知られているダリ髭がさっぱり剃り落とされていた。

    創設者の父よりも経営手腕の優れた現社長がテナントを増やして会社を拡大してきた。ダリに心酔するあまり鼻の下にひげを蓄え両端は固めて跳ね上げて、それをトレードマークにしている有名人だった。別荘はダリの模写やレリーフで飾り、仕事を離れると付き合い下手で終末は別荘で一人静かに過ごすことが多かった。

    社長が長男だったが、三人の兄弟は皆母親が違っていた。
    次男は副社長で店を手伝い三男は広告会社にいた。
    三男は姓が違っていたので、付き合いがあるアリスも宝飾店とのつながりを知らなかった。兄弟はそれぞれ仕事も順調で資産もあり、兄を殺す動機は薄かった。

    独身の社長は秘書の鷲尾優子を愛していたがプロポーズの機会がなく、優子の方は仕事上の付き合いと割り切っていた。
    しかし二人の関係は周りがやきもきして見守っていた。
    だが勝手な勘繰り以上のことはよくわからず、事情聴取ということで優子の線を当たり始めたところ、彼女は社内の宝石デザイナーと婚約して間もなく結婚する予定だったことがわかる。

    火村とアリスは科捜研の調べで殺人現場はリビングで、遺体をカプセルまで運び衣類は処分したことを知る。
    しかし、それなら犯人はどうやって見とがめられずに来て帰っていったか疑問が残る。
    なくなっていた二足の靴と凶器の人形が、道筋の河原に捨てられていた。

    火村が見ると凶器になったできの悪い人形の眼に、歪なパールがはめ込んであった。社員旅行の折に土産物屋で買った者がいたそうだ。しかし彼は人形を自宅にそのまま飾ってあった。人形は二体あった。

    回りの人たちはみな曰くがありそうだがアリバイがあり、遺産相続がらみというありふれた原因は兄弟ともになく、恋敵の仕業でもなく、といって決して自殺ではない。凶行時間に別荘に来ていた三男がカプセルに入っていたが、彼も入るのは二度目でタイマ―がいつもより長い50分にセットされていた。その間に凶行が行われたと思われる。彼は音を聞いていない。
    多分血に染まっていただろう衣類は?
    火村は終盤まで混乱していた。

    一体だれがなぜどこでどうやったのか。
    手がかりは血に染まった衣類か、それはどこにあるのか。
    人形から出た指紋は?


    読みやすいが謎は取っ組みにくい。
    火村さんの手引きで終盤になって一気にケリが付いてしまったが。そこまでのこんがらがったストーリーは面白い。地理がよくわかるのもいい。

    謎解きは楽しいし、火村助教授とアリス、二人の関係がほほえましいので次作も楽しみ。

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    2026年02月09日
  • 捜査線上の夕映え

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    コロナ禍でのマスク生活がこういう所にも影響するかぁと感じた作品

    ただ正直事件の真相的にはさほど...

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    2026年02月02日
  • 狩人の悪夢

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    ネタバレ

    フィールドワーク!

    火村英生シリーズ読破への道。

    Huluドラマ版を観たはずなのに、犯人を忘れていた。
    なんてありがたい記憶力の無さ!
    ドラマ版は火村先生も“悪夢を見る部屋”に泊まっていたような…?

    文庫版あとがきに、ドラマで火村先生の悪夢が描かれたことから今作の着想を得た、と書かれていて、こういう相乗効果のようなものはとても素敵だしどんどん盛り上がると嬉しい!(呪術廻戦の宿儺戦もアニメ版の影響を大いに受けていると書かれていた。)
    たしかに、ドラマ版火村先生の悪夢のシーンはとても印象的でよくおぼえている。今作の舞台の森は、落雷するくらいの豪雨もあったし、ドラマ版火村先生の悪夢に出てくるような薄暗い湿った森なのかも。

    少ない情報から細かく犯行の状況を推理できる火村先生は鋭い観察力を持っているなあ(いまさら)。推理したストーリーで犯人を追い詰めてしまうんだからかっこいい。もちろん毒矢となったアリスの言葉も。

    動機を無視して考える、と宣言しているとおり、すみずみまで動機について描かれているわけではないので、語られていないことが多い。そこは少し物足りなく感じてしまうかも?

    本当に好きなので何度でも言いますが、今作も火村先生とアリスふたりのやり取りが最高に心地よいです!
    それだけでなく、アリスの独特な皮肉交じりの言い回しも多くて、面白かった。メモらずにはいられない!

    …ということで、メモしたお気に入りの言い回したち↓

    “ありあわせのものをフル活用して名前のつけようがない料理を作り、自らその責任を取った。”

    “現実はいいよな。どんな出鱈目をやらかしてもリアリティがない、と叱られることがない。出鱈目ばかりやらかしているくせしやがって。”

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    2026年02月02日
  • 朱色の研究

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    ネタバレ

    複雑に組み立てられた構成やトリックは読み応えがあって、物語としても面白かった。

    ただ、犯人の動機にはツッコミたくなるほど共感できず、しばらくレビューできずに寝かせていた。
    その受け止め方によって、この作品が好きかどうかは分かれそうな気がする。

    読んだ直後は共感できなかった動機も、時間を置いて振り返るうちに変わってきた。
    大胆さと繊細さを持ち合わせた今回の犯人は忘れられない存在になった。
    ★3.5

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    2026年01月27日
  • 月光ゲーム

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    初有栖川有栖さんの作品。
    どれから読んでよいのか分からなかったので、とりあえずデビュー作から。
    独特の読みにくさがあったけど、この作品が一番読みにくいらしいので、次もチャレンジしてみようかなと思います。
    内容は火山によるクローズドサークル。その中で殺人と失踪が次々と起こる。言われるとなるほどと思ったけど、犯人当てはさっぱりわからずでした。推理小説好きなのに犯人当てができない。。。
    殺人の動機もいまいち共感できず。いっそ襲われたのほうが動機的にはしっくりくるのだが。
    あと主人公の淡い恋も実って欲しかったなと。

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    2026年01月26日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    すんごくバラエティに富んだアンソロジー。目当ての貴志作品は動物ホラーミステリで良!他作品では明治モダンホラー「お家さん」が抜きん出ていた。

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    2026年01月26日