有栖川有栖のレビュー一覧

  • スウェーデン館の謎

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    作家アリスシリーズ。

    ペンションに取材で泊まりに来た有栖が隣のスウェーデン館に住む人々と交流を深めた翌日にその館で死体が発見される話。

    事件の情報を頑張って集めようとする有栖に絆される。海豹が好きでやけにその描写が詳しいところに笑う。
    事件が複雑で火村に来てくれ、とと言ったその日中に来てくれる火村の友情が熱い。けどその火村がバランスを崩してしまう時は手を差し伸べたいと長年思い続ける有栖の友情も篤い。
    木から雪を落として戯れあいのような口論始める仲良さが微笑ましい。
    火村の書く童話が、魔法のランプに3つ願いを叶えてもらえるなら、世界の始まりを見せて、世界の終わりを見せて、それを見たことを忘れ

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    2025年06月15日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
    アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
    今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
    山あいの怪談が気分だったのかもしれない。


    ーーーーー以下ネタバレーーーーー


    三津田信三『集まった四人』
    これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいに

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    2025年06月14日
  • 砂男

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    ネタバレ

    寄せ集め感は否めないが、江神さんと火村助教授(准教授)を同時に読めるのは、なんとも贅沢で得した気分である。
    特に江神シリーズは、なかなか新作が出ないので、久しぶりに会えて嬉しかった。

    シリーズ外の2作品は、それぞれおもしろかった。
    「ミステリ作家とその弟子」では、単なる童話も捉え方次第で、様々な姿をみせてくれることがわかり、とても興味深い。
    作家の発想の豊かさのおかげで、私も豊かな気持ちになれた。

    「小さな謎、解きます」は、もっと内容をふくらませて、1冊の本にしてほしかった。
    とても楽しい設定だと思う。


    いつも的外れで、存在意義に疑問を持っていたアリスが、珍しく勘を働かせ、解決に一役か

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    2025年06月13日
  • ロシア紅茶の謎

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    ネタバレ

    今やあまり使われなくなってしまった単語である「新本格」ミステリの第一世代である有栖川有栖の作品は、考えてみるとそれほど多くは読んだことがなかった。法月綸太郎や綾辻行人も、真面目に全てを読んだわけではないが、それでも数冊は読んでいる。しかしこの著者に関しては、なぜか手に取ることがなく、この年まで過ごしてしまった。自分がいわゆる館ものが結構好きで、少し軽めの作品があまり好みではなかったということもあるかもしれない。あるいは、後期クイーンの陰鬱とした雰囲気が好きでないというのも理由の一つかもしれない。

    いずれにせよ、読んだことがなかった有栖川有栖の作品がAudibleにあることに気がつき、とりあえ

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    2025年06月10日
  • マレー鉄道の謎

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    国名シリーズ六作目
    序盤は旅行記、事件発生はやや中盤付近からと事が起きるのが遅めの印象

    もちろん事件真相からのひっくり返しもあり無難に面白い作品

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    2025年06月10日
  • 菩提樹荘の殺人

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    この際、覚えてない内容の本は再読してみようとしたらこの本は読んでいなかったみたいだった。
    特に気になったのは、 探偵、青の時代。 これは、ティーバーでドラマとして内容を少し改変されていた。そうか、これが元なのか。と、面白く読めた。

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    2025年06月07日
  • ペルシャ猫の謎

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    ネタバレ

    作家アリスシリーズ。

    ・ある劇団で主演女優が攫われる話。
    ・月が怖い女とアリバイの話。有栖川有栖、月が二つある名前、と言われそういえば!ってなる。
    ・火村と有栖と朝井さんの飲み会での事件ネタ話。亡くなった人の家の中に不思議な配置で物が置かれている話。星座を覚えるために玄関から順にモチーフ家に配置する?そんな発想もなかった。
    ・森下刑事メインの話。アルマーニのスーツを着るのは鎧代わりとは。しゃきっとするために服装から、ってなるほどとなる。鋲螺は取引先にあってピンと来た。
    ・有栖と片桐さんの飲み談話。火村の研究室に遊びに行った有栖が学生のレポートを読み、最後に付け加える火村の一文に辿り着く話。

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    2025年06月05日
  • 禁断の罠

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    個人的に好きなのは『大代行時代』と『ハングマン─雛鵜─』のふたつ。
    ハングマンはとても設定が好きなのでせっかくならこの短編よりも長尺で読んでみたいと思った。大代行時代はまとまりが綺麗で満足感がある。
    1人の作家目当てで購入した本だが、どの話もそれぞれの面白さがあった!

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    2025年06月04日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    作家アリスシリーズ。
    ・有栖が奈良の山奥で泊めてもらった宿で数日後白骨遺体が出る話。
    ・石垣島のリゾートに火村と有栖と編集者の片桐が訪れる話。クイズを解く有栖の株は上がっただろう、流石推理作家火村なしでも解けるじゃないか。
    ・透明人間のような男が有栖の泊まっている宿に泊まりその部屋で見知らぬ男が死んでいた話。犯人に対して自首するなという火村の嫌悪感が見れる。
    ・高級ホテルで泊まる火村が別の部屋の殺人事件を目撃し巻き込まれる話。東京で飲んでる火村有栖仲良いし奢ってくれる火村とあっさりノル有栖の長年の付き合い感が好き。

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    2025年05月28日
  • ブラジル蝶の謎

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    作家アリスシリーズ。
    ・遺産相続した弟の殺害現場に蝶が飾られてた話
    ・精神病の男が謎の文字を残し殺された話
    ・女装家殺人事件の話
    ・ホテルに缶詰のアリスに陣中見舞い代わりに鍵と謎を届ける火村の話
    ・人喰いの滝で2人が死亡した話
    ・火村とアリスの北陸旅行の行きしなで聞いた人が消失した話

    どれも味の違う短編で読んでて楽しい。火村とアリス仲良いよなぁとほのぼのする。それでもまだ犯罪者を狩る理由は「人を殺したいと思ったことがあるから」という火村の真意はわからず。

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    2025年05月25日
  • 日本扇の謎

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    まあまあ面白かった。但し話しの前半が関係者への聴取でただウザかった。後半の事件からは一気に展開し面白かった。
    話は単純でもつと短い話に出来たように思った。

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    2025年05月23日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラー短編集。もっと心が元気な日に読めばよかったな。精神的に疲れている時に読むと悪意や嫌悪感がグサリとくる。有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』が一番印象的。どうやら私はデスゲームのような話がとても怖いらしい。

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    2025年05月20日
  • 砂男

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    江神二郎と火村英生が1冊で出てきてお得、だけどファン向け。酷くもないけれどめちゃくちゃ面白い短編があるわけでもなく、60〜70点くらいが続く。
    一番よかったのはノンシリーズの『ミステリ作家とその弟子』だった。幻の作品収録といえば聞こえはいいけど、寄せ集めだからこんなものか……。

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    2025年05月18日
  • 砂男

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    あとがきを読んでなるほど…。
    (先に読んでからでも楽しめたかも知れない)
    同じ作者でも、それぞれ違うシリーズ・年代の作品をまとめるとなると、構成や順番決めだけも大変なんだなぁ…。

    そもそも大分前の作品『砂男』を表題作として、なぜ現在アンソロジーとして出したかったのか?
    ⇒大阪絡みだろうか?編集部絡みか?


    ■江神シリーズの大学生アリスと、
    ■火村シリーズの小説家アリス
    アリスが別人格というのは有栖川作品初心者の私は知らない設定だったので、予備知識として知れて良かった。

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    1.女か猫か【2021.5オール讀物】
    2.推理研VSパズル研【2020.

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    2025年05月12日
  • 怪しい店

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    店にまつわる短編集5編。
    日常ミステリというか軽めのも入ってて読みやすい。
    アリスが飛び入りしてくれたら婆ちゃんの誕生日の食卓が賑やかになって良い、って意外と素直な火村に味がある。
    にしても火村、人を殺したいと思ったから犯罪学の道に進んだ、にしても何で誰を殺したいって思ったんやろ。

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    2025年05月11日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    カラーの異なる作品群で、それぞれの慄きがあり面白かった!
    めくるめくパニック映画のような『アイソレーテッド・サークル』。
    ジメッとした薄暗い雰囲気が抜群な味をもつ『お家さん』。
    実話怪談の入れ子構造が心地良い『窓から出すヮ』。
    自分の身に起きたら一番厭な『追われる男』。
    グロテスクな怖気がはしる『猫のいる風景』。

    特に好きだったのは、最後にふさわしい静かな余韻がある恩田陸『車窓』。
    新幹線内の短いやりとりだけどリアルに空気感を想像できる。私も車窓を眺めて、この町に生まれたらどんな人生だったかな?とか、窓一面の畑の持ち主の日々を想像したりするのが好きなので、これから新幹線乗るたびに思い出しそう

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    2025年05月11日
  • 菩提樹荘の殺人

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    短編4篇。
    少年犯罪の犯人が逃げた後、起こった2つの事件。
    漫才コンビの片割れが殺された事件。アリスと火村の漫才さながらの掛け合いが面白い。
    火村の大学時代の話。火村、人と関わらなさそうな感じに思ってたけど意外とフレンドリーというか周りと関わってるなと。
    アリスの苦い過去と殺人の話。

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    2025年05月10日
  • 孤島パズル

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    謎解きのヒント設定に、若干の力技を感じてしまいました。どうしても、「おお、なるほど」という前向きな驚きを期待して読んでしまうので。

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    2025年05月08日
  • 暗い宿

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    作家アリスシリーズの短編集です。
    宿に纏わる四篇でした。アリスと火村さんの掛け合いは毎度ながら楽しいもんです。「201号室の災厄」が面白かったです。

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    2025年05月07日
  • 長い廊下がある家 新装版

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    久しぶりの有栖川有栖。誰であれ短編集はそこまで期待しないのだが、これは面白かった。

    面白かったものだけ書く。
    この作品は初読のはずだが、最後の「ロジカルデスゲーム」のみどこかで読んだ記憶があった。

    ・長い廊下のある家
    最初は長編だと思っていたので、途中でこれって本当に一冊分使う話なのか?と思ったら短編集だったと気がついた。
    表題作であり、ミステリーらしい作品。東の家と西の家が、地下の廊下(トンネル)で繋がれ、中間にはそれぞれの家から掛けられる閂がある。
    被害者は西の家側の廊下で死んでおり、容疑者は全員東の家にいた。閂が西側からかけられているが、外から西の家に行くにはアリバイが成立してしまう

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    2025年05月06日