坂東眞砂子の作品一覧
「坂東眞砂子」の「角川ホラー文庫ベストセレクション」「旅涯ての地」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
『死国』を書いた作家さんが、彼女の出身である高知を舞台にしている作品。
山の広大さ、自然の豊かさを思い起こさせる描写も去ることながら、40歳を超えた独身女性の空虚、そして村や家族との孤立感がひしひしと冷ややかに伝わる。
そしていつの間にか、惹かれゆく若い男の肉欲に『あんたは十分頑張ったよ!いっちまえ!』と背中を押したくなるほど、それほどまでに彼女を許し、応援してしまう自分がいた。
やがて起こる惨劇が音もなく近づいてくるのはなんとなく文脈で察せるし、"真実"はアレだろうなぁと分かってしまうのだが、それでも結末までの残り20ページがなかなかでを止めたくなるほど酷い。
目
もっと評価されて良い名作。
初版時に読みました。電子で再読しようと購入。
映画化もされています。宝塚を退団して間もない天海祐希さんが、一世一代の《エロス》に挑戦していて、原作同様、もっと評価されて良い名画でした。
著者の「日本の古い因習に囚われた地方社会」を描いているのですが、単純におどろおどろしい話を書くのでは無く、そこに現代的な視線を当てて書いているので、読んでいて単純に恐がると云うより『日本史の陰には、こういう因習が在ったのかぁ』と、勉強している様な気分にも成り、よくある「怖い話」よりも文学的な、歴史学的な香りがあります。
『死国』もそうですが、読後考えさせられるものが残ります。