坂東眞砂子の作品一覧
「坂東眞砂子」の「角川ホラー文庫ベストセレクション」「貌孕み」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「坂東眞砂子」の「角川ホラー文庫ベストセレクション」「貌孕み」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
もっと評価されて良い名作。
初版時に読みました。電子で再読しようと購入。
映画化もされています。宝塚を退団して間もない天海祐希さんが、一世一代の《エロス》に挑戦していて、原作同様、もっと評価されて良い名画でした。
著者の「日本の古い因習に囚われた地方社会」を描いているのですが、単純におどろおどろしい話を書くのでは無く、そこに現代的な視線を当てて書いているので、読んでいて単純に恐がると云うより『日本史の陰には、こういう因習が在ったのかぁ』と、勉強している様な気分にも成り、よくある「怖い話」よりも文学的な、歴史学的な香りがあります。
『死国』もそうですが、読後考えさせられるものが残ります。
Posted by ブクログ
「家が呼ぶ」に大興奮して以来、すこしずつ朝宮運河さん編纂のアンソロジーを買い集めている。今作も大興奮!
✂-----以下ネタバレです-----✂
はじめに収録されたタイトルドンピシャの「恐怖」は、短くもラストにドキッとする極上の作品。最初からこの作品…もう期待しかないが、続くは小松左京「骨」。じっくり掘り進められた恐ろしく壮大な情景が、蘇る記憶とともに一気に駆け抜ける大迫力に感動…。
「夏休みのケイカク」「正月女」は現代の割と身近な景色を思い浮かべつつ読み進めていたけど、オチに違ったカラーのダークさがあり面白い。
今回すごく好きだった「ニョラ穴」は、SFチックな作風。日本のこ
Posted by ブクログ
どこで買ったのか記憶にはないがそこそこ最近手に入れたはずの本。
昔は角川ホラー文庫をよく読んでいたものだが、最近はあまり読んでなかったので久しぶりのゾクゾク。
帯に『「血」の惨劇が幕をあけたーー』とあるので、村人全員滅びるとか狗神に食い散らかされるとか狗神の狂気が村人に伝染して殺戮の宴が…!
という展開を予想していたのだが、特にそんなことはなく、いや、死者はとんでもない人数になってはいるけど、津山三十人殺し的なことではなかった。紙漉きを生業にする女性が淡々と暮らしていく日々が描かれていき、あんまり血の惨劇感はないなぁ、と改めて見直したら… 『「血」の悲劇』だった。
「血」… そういうことか!