蟲

550円 (税込)

2pt

3.5

めぐみは平凡な主婦として穏やかな日々を送っていた。ある夜、夫が古い石の器を持って帰宅。富士川のほとりで拾ったというその器には「常世蟲」と彫られていた。この時から彼女は奇怪な夢や超常現象に悩まされ始める。そしてある日、夫の体から巨大な緑色の虫が這い出るのを目撃してしまった! 深まる謎は、古代の俗信仰「常世神」へと遡ってゆく……。日本人の心の底に眠る恐怖を鮮烈なイメージで呼び起こす秀作。高橋克彦氏曰く「私にとって忘れられない作品」。

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蟲 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    体内に心に巣食う常世蟲に人間は勝てない。あれだけ心地好さそうな眠気に誘われて勝てるはずがない...
    わたしだったら勝てない。
    蟲に食われるなら純一のように自覚なしで食われたい...話の中には純一の仕事中の様子は最初しかでてこないから無気力になっていく自分を感じていたかもしれないけど...そんな純一視...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月06日

    これがホラー小説大賞佳作とは思えない文章力。自分は本当に巧いと思った。
    男と女という性を強く意識させられる、繊細で丁寧にかつねっとりと描かれた心情や思考は著者独特の領域。妄想ではないかという疑いをうっすらと持たせられながらも進行していく描きっぷりは「ローズマリーの赤ちゃん」を連想した。振り返ると、大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    男の俺にはいまいち実感わかなかったがそれなりに読める。
    妊娠した主婦が蟲によってどうのこうのという話。

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    Posted by ブクログ 2015年05月23日

    【サクサクサクサクサクサクサク】

    蟲は蝕む。気持ち悪い。僕の手のひらにもベッドにも蟲は生きている。この世界は蟲が生きている世界だ。忘れてはいけないよ。

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    Posted by ブクログ 2012年08月12日

    やっぱり二度目の本だった。
    内容は著者特有のジメジメした日本の感じがあり、
    更にオカルトなのか、
    精神的に病んでいっているのかわからなく
    なるないよう。

    精神的にやむって確かにその人の世界にどっぷり浸かってしまって
    周りが見えなくなっているてんでは、オカルトと同じだなと感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    途中でオチらしきものはわかってしまうが、
    この人の書く怖さは、
    ドン!とくるものではなくて、
    ジワジワと精神的に迫ってくる感じ。

    ※本当のタイトルは『蟲』なのに、
    検索しても出てこなくて参りました。(苦笑)

    0

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