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時は飛鳥。他者の夢の意を読み解く力を持つ白妙は、皇女の夢を解くため京にやってくる。しかしその夢を解こうとするたびに、見知らぬ少女の心に呑み込まれてしまう。それは最高権力者である太上天皇、後の持統天皇の過去だった。彼女の心の奥へ奥へと入り込む中で、白妙は恐ろしい秘密へと近づいていく。強大な権力を手にし、愛する者を次々と葬った古代最強の女帝の真実に迫る歴史長編。
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Posted by ブクログ
ほとんど知らない時代の話なのに分かりやすい背景に引き込まれる文章。 そして、全てに仮名があるのでどんな読み方だっけと考えずに読めるのでサクサク進む事ができる。 夢を解くために常陸国からやってきて、讃良皇女の少女時代まで遡る。 女の執念と強さも感じられる話だった。 百人一首にある 白妙の 衣干すてす...続きを読む… にその解釈ができるとは想像力もすごく人なのだなぁと他の作品も読んでみたい。
★5なんて足りない。個人的に10以上付けたいくらい大好きです。 讃良の強烈な怖さに脱帽です。 ただ、この時代に全然興味がない人は(ある人でも難しい)、個人名称が大層難しく、巻き戻して読み直しても誰だったのか分からなくなること間違いないので、wikiとかまとめサイトなどで相関図や名前一覧を見たり、(こ...続きを読むの本にもあったかな?)とにかく、この人誰だっけ?と絶対になるので用意してから読んだ方が良いと思います。 元々、聖徳太子没後から壬申の乱までの時代が大好きで、大海と讃良が好きなので、ワクワクしながら読みました。 紙で購入しましたが、電子でも買おうかな。
世にも恐ろしい物語。 たしかに、大和言葉が多く、一部人名が教科書的な書かれ方をされていないため、最初はとっつきにくいが、徐々に物語のパワーに押され、数時間で読み切ってしまった笑。 圧倒的な情報量と古代史の暗部を描いた内容は圧巻の一言!最後はものすごい無惨な結末だが、不思議とさわやかさが残った。 ...続きを読む とりあえず、 天智天皇=中大兄皇子=葛城皇子=近江朝 天武天皇=大海人皇子=飛鳥浄御原朝 額田王=比売朝臣 と、頭に入れてから読むとわかりやすい。 です。
私の中で夭逝の惜しまれる作家ナンバーワンでした。本作はラストが衝撃的で、読み終わった後もしばらく現実に戻れませんでした。最初はふりがなだらけの文章と難しい名前の登場人物で読みにくいかと思ってましたが、すぐに話に引き込まれ、ほぼ一気に読んでしまいました。ふりがなの分、本の厚さのわりに文字量は少ないので...続きを読むすね。きっと。読みながら「もはや無用のゴミ扱い」の昔覚えた語呂合わせが頭の中にずっとありました。考えた人はすごいです。
西暦700年代初頭の古代が舞台。持統天皇の心の内に入ることができる白妙を借り、夫や息子を含めた周りの邪魔者を排除し、天皇に上り詰めていく過程をたどる。歴史上の人物や物事をうまく織り込み登場させながら、フィクションの面白さが存分に生きた小説。 この著者の作品はハッピーエンドや報われたり悪が挫かれる終わ...続きを読むり方にならない。途中からそれが読めてしまい、読み終えてみたらやはり。
読み応えのある本だった。歴史、ミステリー、ホラー一つに定まらない内容を散漫にする事なく一気に読ませてくれる。ただ歴史オタとも言える私でも 冒頭の部分でやや腰が引けてしまうほど 当時の官職名、言葉使い、人名が忠実に再現されている。持統天皇については 永井路子「茜さす」「美貌の女帝」有名所では里中真智子...続きを読む「天上の虹」などである程度のイメージがあったけれどこの本では彼女の政治家としての部分ではなく どこまでも「女」としての情念の凄まじさについて書かれている。とても面白い本だけれど誰にでも薦めるとは言えない本かな
想像でしかありえない世界ではあるけれど、当時の権力争いでは暗殺なども当たり前であったのかもしれないと思えてしまう。 いつの世にも身分の高い人程数多の試練やストレスをうけ、身の危険に晒されているのだろうなあ。 改めて史実と持統天皇、稗田阿礼について調べたくなった。
この作家の特徴なんでしょう、文章の粘質さみたいなものは。これについては、読者の好き嫌いの問題になるでしょう。 内容としては結構面白いのですが、結末が意外にあっさりしていて肩透かしを食らわされたな、というのが正直なところです。
かつて鹿島神宮の阿礼乎止売であった白妙は、夢解きの名手であった。兄で同じく阿礼乎止古であった黒妙が勤めを行っている新益京に、御名部皇女の夢解きの為に常陸国日枝郷から呼ばれる。 その夢を解くうちに、彼女は讃良皇女の心に滑り込んでしまい、やがて、夢に纏わる秘密を知ってしまうが、太上天皇となっている持統天...続きを読む皇に感づかれてしまい…。 坂東眞砂子作品らしい、仄暗い物語展開だったと思います。 散りばめられた夢のヒントと歴史的事象、宗教観、持統天皇の心の襞を織り交ぜ、ひとつの恐ろしいラストへ導く手腕はさすが。 春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天香山 この歌に、こんな顛末を付けてしまうとは… 恐ろしくもエンターテイメント性の高い物語です。
こわかった!!もうその一言。 ・・・・百人一首のあの歌・・オソロシイ。 昔あの歌に惹かれて天の香久山まで登ったんですが、この小説後は感じ方が 変わりそうです。((笑)) ちなみに地元で売っている「白妙の衣」をイメージした「鵜野讃良」という和菓子 が好きなんですが・・今後うををを!と思いそうです。 ...続きを読む古語をちりばめた文体に最初は読みにくかったんですが、慣れてくると世界観が はっきりしてきてよかったです・・。 ネタバレになりますが、後半のクライマックス。 寝所で横たわる讃良が「お前を見つけたぞ」的な表情するのが・・オソロシイ。 読み終わった後、トラウマになりそうでした。トラウマになりそうなときは 同時に里中満智子先生の「天上の虹」の最終巻をお読みになるのをオススメします。 歴史ホラーとしては面白いですが、バッドエンドすぎて・・★4つ。
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