【感想・ネタバレ】影牢 現代ホラー小説傑作集のレビュー

あらすじ

『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。大都会の暗い水の不気味さを描く鈴木光司の「浮遊する水」。ある商家の崩壊を
陰惨に語る宮部みゆきの時代怪談「影牢」。美しく幻想的な恐怖を描く小池真理子の不気味な地下室が舞台の「山荘奇譚」。記憶の不確かさと蠱惑的世界を
描いた綾辻行人の「バースデー・プレゼント」など、ホラー界の実力派作家によるオールタイムベスト! 解説・朝宮運河
【収録作】鈴木光司「浮遊する水」(『仄暗い水の底から』角川ホラー文庫
坂東眞砂子「猿祈願」(『屍の聲』集英社文庫
宮部みゆき「影牢」(『あやし』
三津田信三「集まった四人」(『怪談のテープ起こし』集英社文庫
小池真理子「山荘奇譚」(『異形のものたち』角川ホラー文庫
綾辻行人「バースデー・プレゼント」(『眼球綺譚』角川文庫
加門七海「迷(まよ)い子」(『美しい家』光文社文庫
有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」(『赤い月、廃駅の上に』

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきたいと思います。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

角川ホラー30周年を記念して組まれた傑作短編集。失礼ながら「傑作といっても面白くない事あるよな…」と思いつつ読み始めましたが杞憂でした。この傑作集は本当に怖くて素晴らしい作品ばかり。表題作「影牢」をはじめ一級品が並びます。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

まさしく傑作揃いというしかないホラーアンソロジーです。全部再読だけれどどれもこれも全部素敵すぎる一冊でした。
なんといっても綾辻行人「バースデー・プレゼント」が最強です。これは今まで読んだすべての作品でトップ1だと思っているし、そもそも私がホラーとミステリにどっぷりハマるきっかけになった一作なので、何度繰り返し読んでも飽きることがありません。おぞましく、美しく、そしてどこかしら穏やかで静謐な印象が強く残ります。
鈴木光司「浮遊する水」、三津田信三「集まった四人」は本当に怖くって、嫌。ホラーは怖くても楽しいと思えるものが多いのだけれど、こういう質の怖さは本当に嫌。なのだけれどもちろん大好きです。夜中にひっそり読めないというだけで……。

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2024年01月08日

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ネタバレ

さすがのメンバーで楽しく読ませていただきました♪

綾辻さんの読んでいて、くらくらしてくるような作品が好き(*^^*)
新年からホラーというのも乙なものです(*^^)v

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

誰もが知っているような作家の短編集を八つも集めたホラー短編集。
特に面白怖かったのは、宮部みゆきさんの「影牢」と、三津田信三さんの「集まった四人」、小池真理子さんの「山荘奇譚」、有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」
あくまでも自分の好みというところですが。

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2024年11月22日

Posted by ブクログ

傑作ホラーを集めたアンソロジー。1993年以降に発表された全8編を収録する。「七つのカップ」の姉妹編。
浮遊する水(鈴木 光司)
猿祈願(坂東 眞砂子)
影牢(宮部 みゆき)
集まった四人(三津田 信三)
山荘奇譚(小池 真理子)
バースデー・プレゼント(綾辻 行人)
迷い子(加門 七海)
赤い月、廃駅の上に(有栖川 有栖)

読み終えると、なんとなくじんわりゾクッとくる作品ばかり。さすが実力派作家の皆様だと感じる。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても豪華なアンソロジー集。
ただ、傑作選ということもあり決まったテーマは特にないので、なんとなくとっ散らかったイメージがある。
最もインパクトがある…というよりは厭な印象を受けたのは、鈴木光司さんの『浮遊する水』。再読のはずだけれど、やはり厭だ。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
山あいの怪談が気分だったのかもしれない。


ーーーーー以下ネタバレーーーーー


三津田信三『集まった四人』
これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいにある謎のカモフラージュ入口や、やっぱり用意されてた魅惑的な石、という展開も良すぎる。山居に関してもかなり期待した通りの描写・きれいなオチで、一編読むだけでかなり満足度の高い作品だった。

小池真理子『山荘奇譚』
語り手が直接怖い体験をするのかと思いきや、部下を介してひたひた迫ってくるのが面白い。地下での出来事が伝聞に終始するのが逆に余白があって怖い気がする。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

ホラー。短編集。
なぜか読みたくなったので、異形コレクション以外のホラー短編集にも挑戦。
なかなか面白かった。
著者の顔ぶれが豪華なので当然か。

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

【収録作品】
鈴木光司「浮遊する水」…『仄暗い水の底から』
坂東眞砂子「猿祈願」…『屍の聲』
宮部みゆき「影牢」…『あやし』
三津田信三「集まった四人」…『怪談のテープ起こし』
小池真理子「山荘奇譚」…『異形のものたち』
綾辻行人「バースデー・プレゼント」…『眼球綺譚』
加門七海「迷(まよ)い子」…『美しい家』
有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」…『赤い月、廃駅の上に』

ホラーは理不尽で怖い。
きれいに見えるものは怖い。
曖昧な記憶が怖い。

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

どれも読みやすく面白かったです!
怖かったのは小池真理子「山荘奇譚」かなあ。細長い地下室にボロ切れだけ画鋲で留まってる光景、不気味すぎる。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

【2024年10冊目】
ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!

1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。

「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。

「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体と、ただでは済まさないぞという結末が素晴らしかったです。本当に何読んでも外れない方ですね。

読んだことのない作家さんの話も読めて楽しかったです。でも、怖かったんで話の内容はなるべく記憶から消すようにしたいと思います!

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2024年01月18日

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