死国

死国

638円 (税込)

3pt

20年ぶりに故郷である高知の矢狗村を訪れた比奈子は、幼馴染みの莎代里が18年前に事故死していたことを知った。その上、莎代里を黄泉の国から呼び戻すべく、母親の照子が禁断の“逆打ち”を行っていたのを知り、愕然とする。四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦るというのだ――。そんな中、初恋の人・文也と再会し、恋に落ちる比奈子。だが周囲で不可思議な現象が続発して……。古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する傑作伝記ロマン。

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死国 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    やはり★5!!
    新品が売ってたので、新品で再読したいと思い購入。
    やっぱり坂東さんはゾワゾワと怖いです。
    石槌山とか死ぬまでに一目見てみたい。
    サヨリちゃんのお父さん。。無念でござる。

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    Posted by ブクログ 2012年01月02日

    タイトルからして強烈で内容も未だに鮮明。読んだ当時は中学生かな?とにかく怖かった。けれどまた読み返すと抱く感想はまた異なり、魅力的。自分の中では名作です。

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    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     四国、それは『死国』へと通じる。

     四十八カ所の霊場を死者の年の数だけ逆まわりすれば、すなわち「逆打ち」をすれば死者は甦るという。

     東京で生活に疲れた主人公の比奈子は郷里である高知県の村に帰る。幼友達とも再会、初恋の相手、文也とも再会し淡い恋の記憶がよみがえる。しかしいつも一緒で一番仲の良か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年01月05日

    東京から、故郷である四国、矢狗村を訪れた比奈子。
    初恋の相手だった文也と再会するが、比奈子が東京へ行ってから死んだ友人の霊による事件が起こる・・・

    久々に読んだホラー、ミステリー?でしたが、面白かったです。
    四国が死の国と呼ばれる所以など、参考になる話もたくさんありましたし。

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    Posted by ブクログ 2020年09月09日

    日本を代表する巡礼である「四国八十八ヶ所巡り」に、呪術的要素を加えた、怪奇ロマン系のホラー小説です。日本の風習や、しきたりといった土俗的な部分に惹かれてホラーを好きになった私としては、世界観に入り込みやすかったです。

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    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    小中学生の頃に深い恐怖に陥れられた映画「リング」。その続編の「リング2」と同時上映された作品が、この「死国」だった。「リング」、「リング2」は強烈な恐怖として記憶に残っているのだが、この「死国」は栗山千明の美しい黒髪と切れ目の妖艶さの印象が強く、内容を漠然としか記憶していなかったので、原作を当たるこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月19日

    板東眞砂子のミステリー小説であるが、四国の霊場をベースに死者が蘇る物語。日本ならでは不気味さがあり、面白い。後から映画も見たが、なかなかよくできた映画であった。 板東眞砂子の独特な世界は好きである。

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    Posted by ブクログ 2013年11月16日

    小さい頃、いろんな時に神頼みをした。縋る術がなかったのもあるけれど、目に見えないものは怖くて偉大だった。

    死んだものより、生きているものが強い。そう信じて読んでいたけれど、死者も強い。苦笑
    もっといろんなものを大切にしたい。

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    Posted by ブクログ 2013年03月16日

    四国と死国の意味。古事記をモチーフに、四国が死国であるがため、代々様々な役割をこなす人々。役割に着く前に早世した少女の復活。死者の復活のより、忘れていた過去の過ちにさいなまれる老女。

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    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    板東眞砂子。好んで読んでいた作家の一人。生と死、それに纏うような男と女の愛憎。古来伝承を交えながら話が展開していき、どっぷりとその世界に引きずり込まれる。いつもながら、凄い。

    「生きていくとは、こういうことだ。山積する問題を背負いこんで歩く。それが亀の甲羅。」だけど「甲羅を抱えこむこと自体、生きて...続きを読む

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