有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
有栖川有栖の中短篇小説集『こうして誰もいなくなった』を読みました。
有栖川有栖の作品は先日読んだ『カナダ金貨の謎』以来ですね。
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ジャンルを超えた驚きがここにある!ファン必読の短編集。
仮想通貨で成功した若き大富豪に招待された10名の男女が、"海賊島"で巻き込まれる不気味な連続殺人事件――クリスティの名作を大胆に再解釈した表題作をはじめ、書店店長の名推理が痛快な「本と謎の日々」、肥大化した男の欲望と巨大生物の暴挙に恐怖する「怪獣の夢」、遊び心に満ちたタイポグラフィが楽しい「線路の国のアリス」など多彩な14篇を収録。
ジャンル -
Posted by ブクログ
ふふふ、またリリカルな題名ですね。
プロローグ、大阪駅へお散歩する
アリスの日常…実はコロナ禍の非日常。
なんだか不思議な話でした。
パッと見、単純な殺人事件に思えるのに
どの容疑者が犯人としても決め手に欠ける。
一番ネックなのは自室で殺された被害者が
スーツケースに入れられていたこと。
運び出して遺棄するわけでもないのに?
結局、その謎が解けた時
おのずと犯人もわかる事件だった。
シリーズものだからこその
ちょっとした仕掛けもあったし。
今回は事件の関係者の生い立ちを知るため
瀬戸内の小島に小旅行するふたり。
島民夫婦との触れ合いや
景色の描写の語り口がアリスらしくて
やっぱり好きだわ( -
購入済み
悲しい
一言で感想を言えと言われたら「悲しい」。
大どんでん返しとか、秀逸なトリックとかでは正直なかったけれど、火村先生とアリスのコンビらしい物語だったと思います。
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Posted by ブクログ
京都・舞鶴の海岸で記憶喪失の青年が発見された。持っていた一本の扇から青年の身元が判明するが、彼•武光颯一は6年8ヶ月もの間、行方不明になっていたという。颯一が実家に帰省後、武光家で殺人事件が起こる。〈臨床犯罪学者〉の火村英生と助手•有栖川有栖のコンビは真相にせまれるか…
殺人事件以外にも記憶喪失の謎がからみ、リーダビリティは高い。記憶喪失のホワイダニットとハウダニットはロマンス含みで、センチな気分になる。密室トリックは拍子抜けで犯人特定ロジックはあっさり。身勝手な動機に巻き添えくらった○○は気の毒。タイトルの“扇”は存在感が薄い。某女性登場人物が物語のキーマンになるかと予想していたのだが、ほ -
Posted by ブクログ
「ヤツデの一家」新川帆立
「大代行時代」結城真一郎
最近の話題で面白い。さすが『#真相をお話しします』の作者。
「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀
すごくいたたまれない気持ちだった。近年になって受け入れられつつあるとはいえ、田舎の閉じられた世界でなんの支援にも繋がっていない10代の子ども。
「供米」米澤穂信
近代文学界の当事者であろう主人公とその友人と。美しいラストだった。感動した。(文ストの横溝正史を重ねました)
「ハングマンー雛鵜ー」中山七里
シリーズもののひとつのよう。復讐代行。
「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖
コテコテの時刻表ミステリ読みたくなった。それ