あらすじ
劇団の看板女優・清水伶奈がストーキングされているという。脚本家の亀井明月は、ハチヤというストーカー男を追い払ってほしいと頼まれた。が、すぐにその必要はなくなった。この男が死体となって見つかったのだ。(「表題作」) 臨床犯罪学者・火村英生が鉄道トリックを華麗に暴く表題作をはじめ、本格ミステリ全4編を収録した傑作作品集!
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Posted by ブクログ
鉄道ミステリ、不可解な動機が絡んだ謎解きが楽しめる中短編集。表題作「白い兎が逃げる」は、意外なところから謎を解く鍵が現れ、見事な伏線回収にやられた。
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よく出来てるなぁ。
はしがきを、読んでから読むと納得するし、うまいこと書くなぁと勝手に感動してしまう。
妃をどうにか罪を償うようにする火村が良かった。
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別な火村シリーズの感想だった。
ので、改めて。表題作がとても良かった。
犯人が意外だった。
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四編あるうち、表題の『白い兎が逃げる』がほぼ半分を占めていたが面白かった。ちょっと西村京太郎っぽかった。『比類のない神々しいような瞬間』ではダイイングメッセージが出てくる。なぜそんなわかりにくいものを残すのか説得力のある説明が必要、と作者が言うのはもっともで、現実ではなさそうなのにミステリー好きには心惹かれるものがある。ここでは、多少見たことがあれば想像できるもので意外性はあまり無かったが、伝えたい人には伝わるものになっている。
Posted by ブクログ
作家アリスシリーズ、表題含む四編からなる短編集。
火村、アリスのコンビに今回も唸らされました。
ベストは表題作。鉄道者のミステリィは初めてかもしれない。面白かった。
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2003年。 新装版。
「不在の証明」お互いが嫌いな双子の兄弟。一人が殺された。
「地下室の処刑」シャングリラ十字軍。どこかにも出てたな。警視庁の森下くんが巻き込まれた。
「比類のない神々しいような瞬間」?
「白い兎が逃げる」鉄道ミステリ。兎ににている女優がストーカーにあい、ストーカーはウサギ小屋の隣で殺されていた。急展開で思わぬ犯人。
再読だが内容はほとんど覚えていなかった。
トリック重視なのは今だとちょっと無理やりっぽさもあるけどミステリを読んだ!という満足感が得られて嫌いじゃない。
とはいえシリーズファン向けなのは否めないかな。
Posted by ブクログ
新装版の表紙に惹かれ手にした、はじめましての有栖川有栖作品。
実は途中なかなか読み進められずしばらく寝かしてしまった時期があったのだけど…結果面白かった。表題作は後半一気読み。
同時期に新装版になった、火村英生シリーズ2冊も気になってるけれど…本屋さんでまずはチラ見してみようと思う。
Posted by ブクログ
作家アリスシリーズにしてはアリス目線の少ない作品でした。
表題作の「白い兎が逃げる」は私が好きな言葉遊びが多めで読み応えもありました。鉄道トリックは頭がこんがらがる事も多いですが、これは読みやすいし分かりやすかったです。
森下刑事が好きなので彼が出てくるお話があって楽しかったですが、まぁ有り得なさすぎる話でした。笑