有栖川有栖のレビュー一覧

  • ブラジル蝶の謎

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    作家アリスの国名シリーズ三作目 短編集。表題作と宿から二人消失した謎を爽やかに解き明かす(蝶々がはばたく)がお気に入り アリスと火村の軽妙なやり取りが、最後まで楽しみつつ読み終えた。

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    2023年12月12日
  • こうして誰もいなくなった

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    名前は聞いたことありつつ初めて読んだ作家さんだったけれど、面白いものからよく分からないものまで様々。館の一夜はオチが面白かったものの路線の国のアリスは訳がわからず…

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    2023年11月25日
  • ロシア紅茶の謎

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    有栖川作品は読んだことがないなぁと思いながら長編に手を出すのはまだ早いかと思って…
    当たり前だけどすごく読みやすかった。

    表題作は当たり前に面白かったし、妻も、好み。
    挑戦状は分かったことが無いのでもはや謎解きをしてやろうという意識もないので即読み進めたんだけど、
    何となくわかった気になっても結局分からなかった。笑

    サクッと読みたい時には良さげ。

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    2023年11月17日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    登場人物が作家やら出版関係者やらが多くて猫だけじゃなく職業のしばりもあったっけ?と思ってしまった。おそらく書きやすいんだろうけどこうも同じような職業の人がでてくるとちょっと飽きてしまうところはあったかな...。
    三べんまわってニャンと鳴くが一番好みだった。アプリゲームの話からまさか主人公のあんな話が出てくるなんて。青信号渡ってたら急に車突っ込んできた!みたいな衝撃だったけど、ナナちゃんの不幸話で一気にチープになってしまった。あのまま主人公の鬱々とした気持ちを昇華してくれたら...と思うのは完全にわたしの好みです。

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    2023年11月14日
  • 妃(きさき)は船を沈める 新装版

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    なかなか面白かったです。久々にアリスと火村先生を読んだというのもありますけど、一部と二部で妃の表向きは変わっていましたけど、本質的な所ではたぶん変わっていない…そんな感じでした。編集者片桐さんの辛口な激励が可笑しかったです。

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    2023年11月07日
  • 狩人の悪夢

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    斎藤工さんと窪田正孝さんが主演のドラマの原作シリーズで、懐かしくなって購読しました!
    はじめての有栖川有栖さんの作品で、なぜ殺した?よりもどのようにして殺した?を主軸にしたミステリーって感じでした。

    事件の謎について火村と有栖が喧々諤々している様子にほっこりしました。ファミレスとかでする友人同士の雑談みたいでなんとなくゆったりとした感じがありつつ、会話を読んでると謎の要点がわかりやすくて楽しく読めました。

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    2023年11月06日
  • 濱地健三郎の幽たる事件簿

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    年齢不詳の濱地健三郎と助手のユリエが魅力的で話が盛り上がるのかも。謎めいた人物というのは惹きつけられる。

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    2023年11月05日
  • カナダ金貨の謎

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    ネタバレ

    中編3本短編2本の国名シリーズ第10弾。
    相変わらず丁寧で読者に考えながら読ませてくれる推理小説。
    推理物として面白かったのは「船長が死んだ夜」、シリーズのファンとしては火村とアリスの出会いの詳細が判明した「あるトリックの蹉跌」が良かった。
    「…まいったな。あっと驚く結末だ」は台詞回し上手すぎる。トロッコ問題はそりゃあ答えが出んわ。

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    2023年10月29日
  • スイス時計の謎

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    4話構成の短編集。

    シャイロックの密室が私好みで一番面白かった。

    スイス時計の謎は表題作とあって一番長い。被害者の時計が無くなってる謎を自分で推理できたらもっと面白かったんだろうなと思う。
    私には出来なかった…

    アリスの学生時代の話がチラッと出てきます。




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    2023年10月09日
  • モロッコ水晶の謎

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    短編集。

    「教授の身代金」
    1話目から猛烈に面白かった。
    「教授」が誘拐された。そして、殺害された。
    容疑者は少ないのに、全員にアリバイがある。
    誰が犯人なのか、全く想像がつかなかった。
    相変わらずの火村助教授の冴えわたる推理が素晴らしい!
    そして、どのような思考の過程からその結論に辿り着いたのか、説明を聞いて、なるほど!と唸らされた。
    なにげないエピソードの中に、ちゃんと伏線が散りばめられていたのだな…。
    これまで見たこともない物語で、とても楽しめた。

    「ABCキラー」
    アガサクリスティのABC殺人事件を彷彿とさせる。同じ結末のはずはないから、どんなオリジナルストーリーなんだろう…と読み

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    2023年10月09日
  • 神様の罠

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    6人の作家のミステリー短編集。辻村深月のは「嘘つきジェンガ」で読んだことがある話だった。改めてコロナ禍の話が増えたなぁと感じた一冊。

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    2023年10月05日
  • 神様の罠

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    辻村深月の短編読むために購入。「2020年のロマンス詐欺」は「嘘つきジェンガ」にも収録されている。
    コロナ禍でいわゆる「闇バイト」に手を出してしまった大学生が主人公。この設定がコロナ禍あるあるって感じでいいなと思った。締め方の読後感がいいのは流石辻村深月だな~と思う。

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    2023年09月29日
  • 濱地健三郎の幽たる事件簿

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    『霊なる事件簿』から2年、待望の続編文庫化。本作を読む限り、濱地健三郎には強力な除霊能力もあり、素直に成仏してくれない霊でも“強制排除”出来るようだが詳細は不明のまま。第3弾『呪える事件簿』でその辺は明らかになるのだろうか? 楽しみにつぎの文庫化を待つ。

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    2023年09月24日
  • マレー鉄道の謎

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    海外での話。
    登場人物の名前だけが最初にどんどん出てきて何者なのかを把握するのが難しかった。

    でも読み終わる頃には旅行の終わりみたいな寂しさがあった。 

    密室の謎はこうやったんだろうなと予測はついたけどまさかの真相で驚いた。


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    2023年09月23日
  • 双頭の悪魔

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    話自体は面白いけれど、マリアの行動が自己中心的で苦手だった。
    両親に毎日電話をする約束でお金を貰って放浪する話だったのに、少ししたら電話はしなくなり、心配しないでください、という手紙をたまに寄越すのみ。わざわざ両親が会いに行っても橋で少し話すだけ。両親から虐待されていた話や、どちらかが病気だったり問題のあるような話も出ないので、普通に優しい両親のようだし。絵のモデルが終わるまで帰れないとのことだが、アリス曰く、絵のモデルになっていると伝えるのが恥ずかしくて両親に具体的なことを話さなかったのだろう、とあるが、いや、恥ずかしいとかの問題ではない。ショックな事件があったにしろ(前作?)、放浪のお金ま

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    2023年09月22日
  • 本格ミステリの王国

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    エッセイや選評、未発表原稿など様々な内容が一冊に積み込まれています。
    どこから読んでも大丈夫だと思いました。

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    2023年09月13日
  • 白い兎が逃げる 新装版

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    4本の中編小説。
    有栖川有栖先生のお話は初めて読みました。
    読書中はサーフィンのようで、読み始めは特徴が掴めず何度もページを戻りましたが、徐々に文章に上手く乗れるようになりました。有栖川有栖先生の他のお話がどのような波をしているか気になります。

    小説内に登場する地名を存じませんでしたので、知っていたらより楽しかったのかな?と思いつつ、意外な犯人の同期と崩されたアリバイに驚かされました。

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    2023年09月07日
  • スウェーデン館の謎

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    ぶっちゃけ地味なんだけど、その分正々堂々としたミステリが楽しめました! 作者の作品全般に言えることだが、リーダビリティの高さ故にサクサク読むことが出来た。 犯人は正直なんとなく分かってしまったのだけど、トリックは全然分からなくて、解明シーンでそうだったのかと唸らされた。

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    2023年09月07日
  • 神様の罠

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    ミステリー界をリードする六人の作家によるアンソロジー。どれも味わいある。ぐっと来たのは芦沢央の『投了図』。ハラハラしたのは辻村深月の『2020年のロマンス詐欺』。

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    2023年09月02日
  • こうして誰もいなくなった

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    著者の超短編から中編までの作品集。ホラー?、ファンタジー、ミステリと様々なジャンルが詰まった一冊になっている。
    表題になっている中編ミステリは、著者が書く「そして誰もいなくなった」になっていて、中編て書くとここまでまとまるのか、と言わずと知れた名作とは違う面白さを感じた。
    どの作品も骨太ミステリではないので、ちょっと一息つきたい時にサラッと読める一冊。

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    2023年08月26日