有栖川有栖のレビュー一覧

  • ミステリ国の人々

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    日経の日曜版で連載していたとき、毎週楽しみにしていたなぁ。このコラムを読んで知り、読んでみたいと思った本は多々あるし、実際に読んだ本もあったんじゃないかと思う。ときどき、ふぃっと読み返したくなる本だね。好きなミステリについて、誰かと語り合いたいときとかさ。

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    2021年04月26日
  • 新装版 マジックミラー

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    有栖川有栖先生の初期の作品だけあって結構昔の話となる。時刻表トリックについては時刻表の知識がほぼないため全くわからず。読んでいても「うーん…」となることしばしば。作中に出てくる他のトリックについては現在だとそう目新しいものではないが当時だとそうでもなかったのだろう。そういう意味でも有栖川有栖先生の現在の作品に至るルーツを知れたような気がする一作だった。

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    2021年04月25日
  • 鍵の掛かった男

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    ネタバレ

    火村シリーズだけど異色。

    百億円あったらなにをするかの問いに、犯人が答えた<日本中の家に地震対さくをする>という回答にグッとくるものがあった。

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    2021年04月19日
  • 菩提樹荘の殺人

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    ネタバレ

    4つの短編集。

    どれも『若さ』をテーマにした
    お話だとか。

    一つは火村英夫が大学の時の時間で
    大学生の頃が垣間見えて面白かったです。

    個人的には最初の『アポロン』が好き。
    悲しいけど考えさせられる事件だな、と。


    感想書いた本、800冊目。
    なんとなく記念にw

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    2021年04月10日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。

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    2021年04月04日
  • 高原のフーダニット

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    中編小説3つが収録。 

    『夢中夜』は夢のお話ばかり、
    10編あります。
    奇怪だったりホラーだったり、ギャグだったり。

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    2021年03月26日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念のアンソロジー

    それぞれのシリーズを知らない読者にとっては、背景が判らない名探偵の出現は唐突だろうが、
    アンソロジーのための書下ろし故か、多分、
    甘めになっている感じがしたので、読み易かった。

    ラストを締めくくる綾辻氏の作品は名探偵モノといっていいか判別し難いが、
    実名の作家たちが登場する 新本格を愛する読者にとっては嬉しい一作だと思う。

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    2021年03月11日
  • 虹果て村の秘密

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    もともと子ども向けだからミステリ入門書的で分かりやすかったし、微笑ましいところもたくさんあるし、子どもの時にこの本を読んだらミステリもっとハマったのかもなーという作品。個人的にあとがきが結構好きです(有栖川さんの子ども時代の話)。
    二宮ミサト先生の作品も読んでみたいと思ったり。

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    2021年03月10日
  • ジュリエットの悲鳴

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    有栖川さんの短編好き。
    ちょっとした思いつきや気づきをうまい具合に作品にしてくれてる感じ。
    Intermissionの4作とも(特に多々良探偵の失策)いい感じのショートショート的な。

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    2021年03月03日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の作家さんによるどんでん返し

    綾辻行人:再生
    有栖川有栖:書く機械
    西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
    貫井徳郎:蝶番の問題
    法月綸太郎:カニバリズム小論
    東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室

    気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
    アンソロジーだと思ってます。
    新しい作家さん発掘にもなりますしね。
    今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
    西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
    心臓をギュっとさせられました。

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    2021年02月28日
  • 幻坂

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    有栖川有栖の作品は初めて読んだが、短編ということもありとても読みやすかった。

    大阪にある坂を題材とした短編ストーリーにより様々な登場人物、場面を楽しむことが出来た。

    実際に、大阪へ行き、舞台となった坂を見て回りたいと思った。

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    2021年02月25日
  • 高原のフーダニット

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    表題作の高原のフーダニットが個人的に好みだった。やはり火村有栖コンビの雰囲気は読めば読むほど好きになる。

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    2021年02月23日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    2月22日は猫の日ということで読んでみた。これまでアンソロジーはあまり手に取ることはなかったけれど、普段読まない作家さんの作品に触れることができてよかった。
    1作品あたりのページ数も少なく、隙間時間で読むことができる。

    【最も好きな作品】
    柚月裕子さん「泣く猫」
    17年会っていない母が猫に自分と同じ名前をつけていたことを知ったときの真紀の気持ちを想うとともに、母はどのような想いでマキと呼んでいたのだろうかと思う。
    マキの登場が真紀の感情を引き出し、自覚させるきっかけになったのではないか。

    【最も印象に残ったフレーズ】
    北村薫さん「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」
    「本の読み方にひとつ

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    2021年02月23日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    『長い影』『鸚鵡返し』『あるいは四風荘殺人事件』『殺意と善意の顛末』『偽りのペア』『火村英夫に捧げる犯罪』『殺風景な部屋』『雷雨の庭で』

    軽く読めるものからちょっとじっくり読めるモノまでイロイロ。

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    2021年02月19日
  • 海のある奈良に死す

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    ネタバレ

    読みやすかった。只、時代が違うせいか「ビデオデッキの爪」がわからなかった…。
    結末は好みが分かれると思う。自分的には少しモヤモヤした気持ちになった。

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    2021年02月09日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    心霊探偵・濱地健三郎の事件簿。
    苦しむ夫の枕元に立つ女はー「見知らぬ女」
    俺の犯罪など露見するわけないー「黒々とした孔」
    隣家はお化け屋敷か?ー「気味の悪い家」
    恋人たちにさした影はー「あの日を境に」
    目撃者があるのにアリバイがあるー「分身とアリバイ」
    霧氷館の怪異ー「霧氷館の亡霊」
    ふと立ち寄った過去の事件現場ー「不安な寄り道」

    事件簿と言いながら7本のホラーファンタジー短編集。
    ただただ有栖センセのきれいな文章に乗せられて流されればいいと思います。
    本格ミステリではないので、手掛かりがどうとかではなく「へぇー」ってなる類のもの。
    個人的にホラーファンタジーであって推理ものではないと思って

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    2021年02月07日
  • 絶叫城殺人事件

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    爆発的面白さはなく、評価はいつも星3つ。
    っていうのは読む前からわかってるんやけど、火村もアリスも相変わらずでよかったよかったと生存確認的な楽しみ方をしているシリーズ。

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    2021年01月25日
  • 狩人の悪夢

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    散りばめられた謎が徐々に組み立てられていく様は派手さはないがさすが。
    火村のフィールドワークとアリスの助手としてのスタンスも変わらず良い。
    珍しくアリスが昂っていたのが印象的。

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    2021年01月24日
  • 海のある奈良に死す

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    小浜って重文たくさんあるし、八百比丘尼伝説もあるのに行ったことないなぁと、アリスに倣って少し調べながら歴史ミステリー要素にわくわくしてた私も、赤星氏に翻弄された一人というわけか。あっちこっち飛び回る二人についていくのに必死で、完全に見落としてたなぁ。
    トリックであったはずの「海のある奈良」が最終的に小浜に行き着いて、お水送りの話が活きてくるのはお見事。火村とアリスのじゃれあいも何となく勢いがあって楽しかった。穴吹と霧野の間に何があったのかは分からないけど、それがいいのかも。火村先生の秘密は気になるけどね!

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    2021年01月16日
  • 朱色の研究

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    罪と罰の話が面白かった。全ての殺人者はこの世で裁いてやるのが慈悲というのと、あの世はないから犯罪者は人間の手で裁かれるべきというのは似てるようで違う気がする。裁かれる者と裁く者…いや罪人を許す者と許せない者の差か。越えてはならない境界線上を歩きながら、彼はずっと夢を見るのだろうか。

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    2021年01月16日