有栖川有栖のレビュー一覧

  • 怪しい店

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    5編からなる短編集。骨董品店からみみやという架空の店まで、お店にまつわる事件。ロジカルと叙情が合わさった「潮騒理髪店」が好きだ。

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    2018年06月26日
  • 幻坂

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    大阪に実在する【天王寺七坂】を舞台とした短編集。著者十八番のミステリーと思いきや怪談集だったのだが、怪談と言い切るには恐怖よりも悲哀の色合いが濃く、どこか切ない読後感だった。ストーリー自体に目新しさはないが、流石の描写力で読ませてくれる。特に「真言坂」の切なさは沁みる。郷土愛に満ちた作品なので、舞台となった坂周辺の情景を思い浮かべながら嗜むのが最適ではなかろうか。残念ながら土地勘が全くない関東人なのでそういう楽しみ方は出来なかったのだが…。大阪に馴染みがなさすぎて今一つ楽しめなかったのは盲点だった。

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    2018年06月20日
  • 幽霊刑事

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    俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された…はずが幽霊に!?しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて…。いったい真犯人は誰なんだ!そして俺はどうなってしまうんだ!

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    2018年06月13日
  • 猫が見ていた

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    作家の家の庭に住みついた野良猫。同じマンションの住人の猫を密かに飼う女…。現代を代表する人気作家たちが愛をこめて贈る猫の小説、全7篇を収録。

    タイトルから「犯行現場を猫が目撃していた」的な短編推理小説集かと思っていたけれどまったく違った。人気作家たちの短編のうち猫絡み(濃淡あり)を集めただけだった。
    (Ⅽ)

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    2018年06月06日
  • 高原のフーダニット

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    作家アリスシリーズ。
    「オノコロ島ラプソディ」関西人には作中とある部分で脳内に響くメロディがあったはず…。こういうトンデモトリックは有栖川作品には珍しいような?
    「高原のフーダニット」もやや切れ味鈍めな印象でした。火村やアリス、周りの警察の面々などのキャラクターのやり取りは相変わらず楽しいけど、ミステリとして面白かったかというと、微妙。
    「ミステリ夢十夜」はいつもと毛色の違うショートショートで、これは好きです。たそがれ仮面に笑った。

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    2018年03月29日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「火村英生に捧げる犯罪」「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」

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    2018年03月16日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
    半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。

    全篇ミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。

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    2018年03月11日
  • 闇の喇叭

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    『わたし、探偵になる』

    って、探偵 空閑純 誕生譚 的な位置付けの作品なのかなぁ。続編も早く読みたいなぁ。

    個人的には、学生アリスシリーズが一番好きだから、またやって欲しいんだけどな。

    探偵行為を禁じられたパラレルワールドの物語で、この辺の設定は古野まほろのセーラー服と黙示録シリーズ的な世界観でよい。古野まほろの方は聖アリスガワ女学校が舞台でおふざけも多いけど、有栖川有栖の方はけっこう真面目な世界観なんだけど、これまた独特で政治的なクセが強い世界観。

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    2018年03月04日
  • ミステリ国の人々

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    有栖川有栖によるミステリのガイドブック。日経に連載されたものを再編集。敢えて、シャーロックホームズを二番目に、最後にアガサクリスティーをもってきているのが印象的。有栖川有栖が、小さい頃からミステリに傾倒していく過程が少し見えて、自身もハマった推理小説の昔が蘇る。そんな構成になっている。ポワロ、ホームズはもちろん、名作そして誰もいなくなったの衝撃。明智小五郎などなど愛すべき孤高のキャラクター。
    今となっては、人生の娯楽の一つだよなと思う。ストーリーとプロッティング、文章でミスリードしていく技法は、小説の中でももっとも構えた読者との戦いのよう。有栖川作品のファンでもあるので、ルーツが名探偵にあった

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    2018年01月12日
  • ミステリ国の人々

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    表紙のデザインが目を引いたので、手に取った。
    やっぱり、ミステリを書く人は、古今東西、様々なミステリを読んでるなー……。

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    2018年01月07日
  • 絶叫城殺人事件

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    ネタバレ

    「黒鳥亭殺人事件」
    画家の天農仁と娘ちゃん登場。お噂は以前に、の火村とアリスの同級生で共通の友達という人物。叔母?から譲りうけた家に住んでいたところ、庭の井戸から変死体が発見されて、一体どういうことなのか、その謎を解いてほしい、と言われ、件の家に赴く二人。
    お客さんがいて眠くないと粘る娘の真樹ちゃんの相手をするアリスとか!かわいいかよ!っていう。その間に火村にことの起こりを話す天農。耳の聴こえない九官鳥、二十の質問、童話の読み聞かせ、などいろんなヒントが散りばめられていて、最後に綺麗に回収していくんですけど、結末がなんとも後味が悪くて、思わずこれ、そういうことであってる?と答え探しをしてしまい

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    2017年12月27日
  • 幻坂

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    「幻坂」って言うネーミングが見事だなと思った。
    あの世とこの世をつないだ坂。
    実在する大阪の坂をモチーフにした小説。でも実在の場所と言うことであやしい話もリアリティを帯びるから不思議。
    肝心の謎は謎のままで終わってしまうモヤモヤ感が妙な余韻となっている。
    ぜひ7つの坂を上って怪しい世界を感じてみたいなと思った。個人的には源聖寺坂が一番面白かったかな。

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    2017年11月20日
  • 幻坂

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    大阪市の中央南北に伸びる上町台地。その西側に点在する天王寺七坂は、北から順に「真言坂」「源聖寺坂」「口縄坂」「愛染坂」「清水坂」「天神坂」「逢坂」と呼ばれ、その界隈には神社仏閣が連なり、寺町が形成される。本書は、そんな天王寺七坂を舞台に繰り広げられる少し不思議な人間模様を描く連作短篇集です。

    本書を読んだ後は、普段、何気なく上り下りしている坂道でも、何かいつもと違う風情を感じたり、どこかに物語を探してしまうことに。天王寺七坂からあまり遠くないところに住んでいるので、本書のような少し不思議な出会いに期待しつつ、ちょっと遠出の散歩がてら出掛けてみようかと。

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    2017年12月17日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
    というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。

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    2017年10月01日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人「再生」(既読)
    有栖川有栖「書く機械(ライディング・マシン)」
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    貫井徳郎「蝶番の問題」
    法月綸太郎「カニバリズム小論」(既読)
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

    どんでん返しというよりブラックユーモアな話もいくつか。
    既読作品があったせいか、新鮮味はなかった。
    貫井さんの作品は珍しくコミカル。東川さんは如何にもな。
    有栖川さんはこんな感じもあるんだなと発見。

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    2017年09月06日
  • 怪しい店

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    火村とアリスのコンビシリーズ。
    短編連作で、全て特徴のある「お店」が舞台。
    殺人事件から、事件と気づかない不思議な出来事まで、毎度のように火村が謎を解いていく。
    表題の「怪しい店」はラストに収録されているが、すべての話が怪しい店である。
    何屋さんかわからない「怪しさ」や、品揃えが変わらないぱっと見惹かれない骨董品屋さんなど、いろいろな店が出て来て、その店に関係する事件で面白い。

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    2017年09月05日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の本格ミステリ作家によるアンソロジー。
    どんでん返しという点では、タイトルがハードルを上げているのでそれほど驚愕した話はなかったが、どの作品もそれぞれ作家の個性が出ていると思う。
    ベストは貫井徳郎、好みなのは東川篤哉。

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    2017年08月25日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    火村ベスト短編集にしては収録作のラインナップがアレ?と思うところもあったのですが、編者の解説によると、角川ビーンズ文庫収録の全三冊の撰集とは極力被らないようにすること・国名シリーズ短編集から1作ずつを採ること、とした結果らしいです。ナルホドね。(通りでアレとかアレとか本来入りそうなやつが入ってないのはそういうわけか、と)
    まぁ久しぶりにスイス時計とか再読でしたので新鮮でした。(一応、国名シリーズは全作読んでますので、収録作は全て既読。30周年記念ということで買いました。編者解説もいいけど、せっかくなので作者からもエッセイみたいなの入れて欲しかったなぁ……)

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    2017年08月17日
  • ミステリ国の人々

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    有栖川有栖が日経新聞に連載していたミステリーのコラム。古今東西のミステリーのに登場する主役たちと、そのミステリーについて語る。
    私自身は、日本のミステリー、特に時代物の謎解きは読まないが、書名や登場人物くらいは知っているものばかり。翻訳物は、高校から大学にかけて読み漁っていた頃の作品が多数取り上げられていて、楽しかった。

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    2017年08月07日
  • 絶叫城殺人事件

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    ネタバレ

    何となく物足りない感じ。面白かったし、決して中途半端な感じはしないんだけど、「面白くなってきたぞー」と感じ始めたところで結末が降ってきて、スパンっと打ち切られちゃう感じがして乗り切れなかったのが残念でした。
    「月宮殿殺人事件」が好みだったかな。
    浜さんの高さんへの思いや、サボテンを命の次に大切だと思うような高さんの亡くなった奥様への純粋な愛情とか、そーいうベタなものに感動してしまいました。
    そして、やっぱり「絶叫城殺人事件」...ドラマの時も思ったけど、やっぱり、この結末はやりきれないなー。

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    2017年06月25日