有栖川有栖のレビュー一覧

  • ジュリエットの悲鳴

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    ショートショートを含む十二編が収録されたノンシリーズの短編集。

    倒叙、SF、心理サスペンス、ブラックユーモア等々、一作ごとに作風や趣が違っている所が、なんとも贅沢ですよね。
    「次はどんな物語かな?」と読み進めていくのがとても楽しくて、ワクワクしてしまいます。

    有栖川さんらしいロジカルな推理は控えめなので、そちらを期待された方は拍子抜けしてしまうかも。
    でも、シリーズものでは味わえない雰囲気を持つ作品ばかりで、そこに魅力と新鮮さを感じました。

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    2019年01月05日
  • 高原のフーダニット

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    単行本版を既読。「オノコロ島ラプソディ」、「ミステリ夢十夜」、そして表題作と続く中編3作が収録されている。単行本を読んだのが6年も前だったためか、驚くほど内容を覚えていなかった。……いや、これまでもなんども覚えてなさに驚いているから、もう驚く必要はないかもしれない。とはいえ、驚くのだから仕方がない。記憶力の衰退はさておき、アリスのひとことひとことに笑ってしまうオノコロ~、目覚めたときにどう感じるのか想像するのが楽しい~夢十夜、そして犯人当てのシンプルさを極めたかのような「高原のフーダニット」。楽しかった。

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    2018年12月12日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
    シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。

    「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
    これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人とぶつかるし、食べ物は見えるし、病院で患部の診察もできない。それでメイクを施すことになる。透明であることを利用して殺人事件を試みるのが出足。倒叙ということになる。身体に吸収したものは老廃物でも透明だがそれ以外は見えてしまうので爪の間の垢、歩いた時についた泥なども危ない。人通りの少ないところを探すのに

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    2018年11月11日
  • 真夜中の探偵

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    有栖川さんじゃないと読まない歴史設定。少し背景設定垣間見えた気がします。インタビューがあれば設定理由を是非知りたい。トリック自身は面白い。

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    2018年11月08日
  • 猫が見ていた

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    啓文堂文庫大賞で見て。

    猫に魅かれて読んだが、面白くなかった。
    稀代の女流作家たちだから、面白さがわからなかった、と言うべきか。
    短すぎるのかもしれない。

    「三べんまわってニャンと鳴く」かな、一番面白かったのは。

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    2018年11月06日
  • 江神二郎の洞察

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    江神二郎シリーズは孤島のパズル以来。カッコ良いよね、江神さん。好きだな。アリスも好きだけどね。
    今回は短編集。推理研の4人が日常の謎に挑む。マリアが推理研に入るキッカケになった出来事も語られている。
    1冊目からしっかり読んでおかなければ!

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    2018年09月30日
  • 幻坂

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    作者さんの作品はミステリしか読んだ事なかったけど、こういうジャンルも悪くはない。
    ただ、件の人気シリーズのノリを求めて読むと、がっかりすると思われる。

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    2018年09月28日
  • 怪しい店

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    僕が有栖川有栖の本の感想を書くときになんだか「さすが抜群の安定感」しか言っていないような気がするのだが、やはり今回も言ってしまう。さすが抜群の安定感。

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    2018年09月22日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    猫と小説はナイスな組み合わせですね。
    ミステリアスな空気の中に、どこかほっこりする要素があって楽しめました。
    どのお話も前向きなラストでよかったです。

    猫好きにはたまらない1冊!

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    2018年09月13日
  • 幻坂

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    大阪にいる人でもこの辺りは馴染みがなくなってきたかなと思います。怪談話といってもいいし、ファンタジーといってもいいかもしれません。本を読んでぶらぶら歩いてみたいですね。

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    2018年09月01日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    【収録作品】「夜半のちぎり」岡崎琢磨/「透明人間は密室に潜む」阿津川辰海/「顔のない死体はなぜ顔がないのか」大山誠一郎/「首無館の殺人」白井智之/「袋小路の猫探偵」松尾由美/「葬式がえり」法月綸太郎/「カープレッドよりも真っ赤な嘘」東川篤哉/「使い勝手のいい女」水生大海/「掟上今日子の乗車券 第二枚 山麓オーベルジュ『ゆきどけ』」西尾維新/「虚構推理 ヌシの大蛇は聞いていた」城平京/評論 「吠えた犬の問題-ワトスンは語る」有栖川有栖

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    2018年08月07日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6名の作家さんが最後に「どんでん返し」のある話をそれぞれの形で書いている。
    作家さんそれぞれの作風が出ていて面白かった。
    中でも印象的だったのが貫井徳郎さんの話。
    貫井さんの別小説「被害者は誰?」の中に出てくる吉祥院先輩と桂島とのコンビが出てきたので面白く読めました。
    もう一つ印象に残ったのは法月綸太郎さん話
    もう最初から気持ち悪さ全開で最後までまともに読めなかった。
    この本のパート2も積読していますがこのように気持ち悪さ100倍の作品があったらちょっと躊躇してしまう。
    早速読んでみよう。

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    2018年07月27日
  • 猫が見ていた

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    作家さんが猫にまつわるお話を書いたものを集めた短編集。
    切り口がそれぞれの作家さんによって全く違っていたのが面白かった。
    猫を飼っていないあたしでもこんなに楽しめたのだから猫好きであったり、実際に飼われているひとにはたまらないだろう。

    新しい作家さん発掘も兼ねていたけれど
    どうかなぁ。短すぎてよくわからなかったのが残念。

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    2018年07月22日
  • 怪しい店

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    5編からなる短編集。骨董品店からみみやという架空の店まで、お店にまつわる事件。ロジカルと叙情が合わさった「潮騒理髪店」が好きだ。

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    2018年06月26日
  • 幻坂

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    大阪に実在する【天王寺七坂】を舞台とした短編集。著者十八番のミステリーと思いきや怪談集だったのだが、怪談と言い切るには恐怖よりも悲哀の色合いが濃く、どこか切ない読後感だった。ストーリー自体に目新しさはないが、流石の描写力で読ませてくれる。特に「真言坂」の切なさは沁みる。郷土愛に満ちた作品なので、舞台となった坂周辺の情景を思い浮かべながら嗜むのが最適ではなかろうか。残念ながら土地勘が全くない関東人なのでそういう楽しみ方は出来なかったのだが…。大阪に馴染みがなさすぎて今一つ楽しめなかったのは盲点だった。

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    2018年06月20日
  • 幽霊刑事

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    俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された…はずが幽霊に!?しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて…。いったい真犯人は誰なんだ!そして俺はどうなってしまうんだ!

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    2018年06月13日
  • 猫が見ていた

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    作家の家の庭に住みついた野良猫。同じマンションの住人の猫を密かに飼う女…。現代を代表する人気作家たちが愛をこめて贈る猫の小説、全7篇を収録。

    タイトルから「犯行現場を猫が目撃していた」的な短編推理小説集かと思っていたけれどまったく違った。人気作家たちの短編のうち猫絡み(濃淡あり)を集めただけだった。
    (Ⅽ)

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    2018年06月06日
  • 高原のフーダニット

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    作家アリスシリーズ。
    「オノコロ島ラプソディ」関西人には作中とある部分で脳内に響くメロディがあったはず…。こういうトンデモトリックは有栖川作品には珍しいような?
    「高原のフーダニット」もやや切れ味鈍めな印象でした。火村やアリス、周りの警察の面々などのキャラクターのやり取りは相変わらず楽しいけど、ミステリとして面白かったかというと、微妙。
    「ミステリ夢十夜」はいつもと毛色の違うショートショートで、これは好きです。たそがれ仮面に笑った。

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    2018年03月29日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「火村英生に捧げる犯罪」「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」

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    2018年03月16日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
    半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。

    全篇ミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。

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    2018年03月11日