有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読みたかった著者の作品を初読み出来ました。
12編の何の繋がりもない短編集。
ショートショートと呼ばれる凄く短い短編には感心させられた。
12編の中には好きな作品とそうではない作品が混雑していた為にこの程度の評価となったが、間違いなく他の作品(短編以外)も読み進めて行こうと思えた。
「危険な席」
電車の中で発生した殺人事件。
それは無差別殺人なのか?!
ラスト1行「自分はまだ、危険な席に座っているのだろうか?」で結ばれる。
匂わせるだけ匂わせて、所謂未解決。
なんとも味がある。
「ジュリエットの悲鳴」
本作を纏めるにあたり、本のタイトルとすべく書いた作品との事だが、不思議な魅力を感じることが出来た。
説明
商品の説明
めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集!
内容紹介
めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集!
内容(「BOOK」データベースより)
熱狂的人気を誇るロックバンドの曲中に、存在しないはずの女の悲鳴が紛れ込んだ―。(「ジュリエットの悲鳴」)サラリーマンのアリバイトリック、土星の衛星で密室殺人、特急列車で無差別犯行?推理作家志望者必携という怪しげな「ミステリ創作専用」ソフトとは…。本格推理の王者がおくる、愉快で奇妙、美しくも危険な12の傑作短編集!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
有栖川/有栖
1959年大阪府生まれ。同志社大学卒。89年『月光ゲーム』でデビュー。主に論理性を重視する本格推理作品を手がけている。2003年、『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、08年、『女王国の城』で本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
Posted by ブクログ
ネタバレうーむ、氏らしいと言えばそうなんだろうか。
虚実入り交じるところはさておき、設定が少しイレギュラーすぎて入り込めない感じが。ジュブナイルだろうから、そこらへんのニーズをという意識は多分にあるんだろうし、あえて若者の危機感を煽るという意味もあったのかもしれない。
知的な遊びでもあるミステリーはそれ自体に予言の自己成就的、というかマッチポンプ的な矛盾をはらむ。事件がなければ探偵はいらず、無能な警察がなければ探偵はいらず、悲しみがなければ探偵はいらず。それを強調しすぎるとのめり込めない人がでてくるだろうと予想される訳で、個人的には強調された作品はちょっと肌に合わない。そういう意味で今回の作品がそっち寄りだったのかもなぁと思う次第。
遊びではなく、真剣にやれば違うのかもしれんね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ火村シリーズで長編小説は珍しい~。
悪夢がこう絡んでくるんだね。狩人は火村とナイトメアにかかってたのかなー。
冒頭の悪夢は渡瀬の描写か、ナイトメアの冒頭なのか、、、。
小説家同士の対談シーンで、有栖川が嫌な気持ちにさせるのは比較的易しいが、恐怖を与えるのは難しいと言っていて、お、有栖川から今流行りのイヤミスへの挑戦状か!?とドキッとした(笑)
(自分にとって、一度読んだら怖くて怖くてもう読めない…という本は京極夏彦の魍魎の匣)
はじめは亡くなった渡瀬信也の情報をマスコミにリークした人物が真犯人なのではと思ったけど、全然ちがった。
でもカウダ・カウダじゃぁわからんー!!!
おもわせぶりな火村の台詞にまんまと騙された…!!
こそこそ電話してるんじゃないわよ紛らわしい…!!(まんまと引っ掛かった…!)
そしてスマホを使うシーンが登場して、時代の流れを感じた。
初期作品は家電使ってたのに。
気づけばアリス達と同年代になっていたけど、彼らは年を取らないなぁ、、。
いつか火村の過去も明らかになるんだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに有栖川有栖の火村シリーズを読む。
間が開いてる間に、ドラマ化したり、ビーンズ文庫でBLっぽい表紙で売り出されたりしてたのは知ってるw
最近複雑な内面を細かく描写する作品が多かったので、久々にザ・ミステリーっぽいものを読んで、少しホッとする。
古物の魔
古物商で起こった店主の殺人事件。容疑者全員に鉄壁のアリバイがある状態。アリバイを担保している防犯ビデオの映像がなければ怪しいのは誰か、という点に気づけるかがポイントかな。
燈火堂の奇禍
古本の店主が万引き犯を追いかけて心筋梗塞で倒れた。店主は独自の、購入希望の10日間後じゃないと売らないルールを敷いていて、客を自ら遠のかせている不思議な商売形態をしていた。万引き犯が盗んだのは何だったのかという話。
予約じゃないのに10日後に取りに来いというのは忙しい現代人には厳しいルールだよなぁ~。
でもそれでも欲しい!という情熱をもって欲しいというのだから、本当に店主の宝物を受け継ぐような思いで開店していたのだろうか。
ショーウィンドウを砕く
破産寸前の芸能プロダクションの社長が起こす殺人事件。破産寸前の状態を知らずにブランドショップで買い物三昧する愛人に殺意を覚えるならわかるけど、俺が別れを告げた後に変な男に騙されるのが可哀想だからって理由が信じられん…。(゚д゚)絶対にどこかで自分を投影してたと思う。
潮騒の理髪店
ネタギレに悩む有栖に旅を薦める編集者。そんな金はないとぶつくさ文句を言っていた所に火村から出先の話を聞くことに。
犯罪者の幼少期を調べるために訪れた寂れた町で時間潰しをすることになる。途中でハンカチを振る若い女性の姿を見かけたり、潮騒理髪店で最後の散髪客になったり。
しかし嫌な上司の髪の毛を何に使うつもりだぅたのだろうか…。愛人に成り済まして家に送るとか、嫌がらせとしてポストに入れるとか…?
怪しい店
カウンセリングまがいの商売をしている女が殺された。ただ相手の話を聞く「みみや」という商売。旦那は定職に付かず浮気を繰り返して生活はカツカツのはずなのに何故か暮らしに困ってなさそう。
その商売の裏で、告白した内容を使って脅迫していた被害者が殺された。脅されていた客が容疑者に浮上し、有栖と火村で手分けして話を聞く。
途中で火村に容疑者の発言から非論理的な事がわかると言うが、わからなかった。でも犯人は直感的にわかってしまった。何でわかったか自分でも説明できないのが悔しい。 -
Posted by ブクログ
内容に全く統一性のない作品が集まった短編集(^ ^;
正直、途中まで読んだ感想は「何だこりゃ」(^ ^;
小説のジャンルも長さもテイストもバラバラで、
中には「犯人は分かりましたか」みたいな
「読者に挑戦」モノがあったり(^ ^;
作者の後書きを読んで、ちょっと納得。
初出が新聞連載で、正に「謎解きに挑戦」だったり、
テーマや分量を出版社側から与えられて
「縛り」の中で書かれた作品だったり、
はたまた誰かのアンソロジーのためのものだったり....
そういう種々雑多な(失礼!)作品を集めた一冊、との由。
私の正直な第一印象は、あながち的外れとは言えん(^ ^;
さらに失礼を承知で言えば、「技巧が悪目立ち」する作品が
多かったように思うが、これも状況を鑑みれば宜なるかな。
...などと、作者のマネをしたつもりで
無理に難しい言葉を使ったりしてみましたが(^ ^;
作中のそこここに、難しい言葉(ほとんどが漢語)が散見される。
が、正直、言葉のチョイスが内容や文体と合ってない(^ ^;
漢検1級の勉強をした若者が、「どーだ、スゴイだろ、
こんな難しい言葉も知ってんねんで〜」と
得意がって使っているような印象で(^ ^;
私にはヒットしなかった(^ ^;
前もこの作者の著書で、同じような印象を持ったような(^ ^;
しばらく手を出すことは無いかな...(^ ^; -
Posted by ブクログ
なんとなくこれまで読んだことなかったんですが新装版ということで手に取ってみました。火村シリーズのサブキャラクターである片桐さんがでてきてるんですね。どちらが初出なのかわかりませんが。
面白かった・・んですが。東野圭吾さんが著作の中で書かれていたんですが、時刻表トリックって時刻表をホントに眺めて推理してる人ってどれくらいいるんでしょうかね?作中で探偵役が謎解きをするのと読んでなんとなく「ほー」と思うくらいになってしまってるのが常な気がする。考える方はかなり厄介なものなんだろうに・・・なんか申し訳なく思いました。今回も「なんかすごいことが起きてるっぽいけどよくわからない」でなんとなく物語を楽しんでしまってる自分です。もう一度言いますが、ホント申し訳ない。