有栖川有栖のレビュー一覧

  • 真夜中の探偵

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    なんかワンピースの世界観を見ているよう。
    そして「大長編」になりそうな物語の構成。おお、有栖川御大、ここにきて新境地の開拓とは。
    ちょっと戸惑いはあるけれど、その心意気は素直に寿ぎたいな。もちろん内容は抜群の安定感。ややアクロバティックなトリックも、この世界観にはふさわしい。

    火村や江上がこの謎に直面するという設定だったらどんなふうに振る舞うだろうと想像するのもまた楽し。

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    2014年11月17日
  • 女王国の城 上

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    とにかく長い。

    まだ下巻を読んでいないので内容の評価はできないが、上巻の終わりにようやく本題に入ったという印象。

    江神さんが神倉に来た理由、過去の事件と現在の事件との繋がり、協会が事件を隠してアリス達を拘束している理由などが下巻で明らかになっていくのだろう。

    上巻で引っ張られた分、下巻に期待。

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    2014年11月08日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    【再読】2018.8.5
    ゆっくりと進むミステリ。殺人そのものやトリックなどに重きを置いてるのではなく、なぜ大勢がこの島に集まったのか?という疑問を中心に据えている。

    【初読】2014.11.3
    有栖川さんパノラマ好きやなあ

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    2018年08月05日
  • 闇の喇叭

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    再読3回目。
    この作品をミステリと捉えるか、青春小説と捉えるか、悩んだ。わたしの読後感としては、完全に後者。でも文庫版のあとがきによると、どんな読み方をしてもよい、とあったので安心。どうやら主人公の彼女のその後を描くシリーズ物になっているらしい。この1冊で終わってもいいのになぁとも思うけど、やっぱり続きも読んでしまうのでしょうね。

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    2016年03月27日
  • 闇の喇叭

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    史実と違う背景設定にどうも違和感。10代向けということで、社会への抵抗を表すため?理解不足なだけかもしれません。小説内史実に絡んだトリック、理由が続編で出てくることを期待して次も読みます。

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    2014年11月02日
  • 虹果て村の秘密

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    全体的にほんわかした雰囲気で物語が進行する。
    あとがきにもあるように、意外なトリック・結末の作品ではないけれど、その雰囲気に物凄く楽しめた。

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    2014年10月31日
  • 闇の喇叭

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    あとがきの通り、これは抵抗の物語。
    予想していなかったからか、ところどころの怒りは激しすぎるように感じて戸惑った。

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    2014年10月21日
  • 闇の喇叭

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    作者の新シリーズということで気になってました。
    探偵行為を禁止された日本という設定からなる世界観はなかなか面白いが、事件の内容やトリックについてはグッとくる感じではなかった。
    最後は気持ちのいい結末ではなく、いろいろモヤモヤしているが、そこはシリーズ一作目ということで、今後のソラの活躍とその辺の成り行きに期待しながら次作以降を読みたいと思う。
    個人的にはソラと父の日常や友達3人のやり取りをもう少し見たかったなあ。

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    2014年10月13日
  • 闇の喇叭

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    内容(「BOOK」データベースより)

    私的探偵行為を禁止する法律が成立した平世21年の日本―。女子高校生の空閑純は、名探偵だった両親に育てられたが、母親はある事件を調査中、行方不明になる。母の故郷に父と移住し母の帰りを待つ純だったが、そこで発見された他殺死体が父娘を事件に巻き込む。探偵の存在意識を問う新シリーズ開幕!

    10月5日~10月10日

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    2014年10月10日
  • 真夜中の探偵

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    設定に力が入りすぎて、ミステリ要素が少ないのが残念。手をつけてしまった以上はとりあえずシリーズ読み切ろうとは思う。

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    2014年09月22日
  • 闇の喇叭

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    怖い本です。もし、が本当にあり得そうで怖い。こうなっていた可能性もあるし、今後こうなる可能性もある。ミステリといいつつ、政治小説としてもと思う。

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    2014年09月19日
  • 闇の喇叭

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    推理小説とはまた違うジャンルな気がする。
    ソラが女の子ではなく男の子っぽいと思ってしまうのは私だけなのだろうか?
    世界観は面白いし、まだまだ謎だらけなので続編を読もうか迷う。

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    2014年09月14日
  • 女王国の城 上

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    舞台は、めざましい成長を遂げる宗教団体<人類協会>の聖地、神倉。キャンパスに姿を見せなくなった部長を追いかけて<入国>するも、殺人事件に遭遇する。本来なら警察に連絡するところを、人類協会はなぜか頑に連絡を拒み、主人公たちを施設から出さないようにします。

    犯人は誰か?
    人類協会は何を隠しているのか?

    シリーズおなじみの閉鎖空間での殺人劇です。

    下巻側にある「あとがき」で、上巻は「静の巻」と作者が書いていたり、事件が中々起きないので少々退屈、と評価される本巻ですが、個人的にはそれほど退屈ではありませんでした。おそらく解決に関わってくるであろう、11年前の事件考察や、主人公たちの会話など、テン

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    2014年09月07日
  • 闇の喇叭

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    始まるところで終わるお話。  
    世界設定がかなり独特で戸惑った。  
    0から1へのお話。  
    ここで終わるのかと思ったらどうやら長いシリーズになるらしい。  
    これはその序章と言ったところか。  
    主人公がどう生きていくのか楽しみである。

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    2014年08月26日
  • 真夜中の探偵

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    『闇の喇叭』の事件後、単身大阪に移り住んだソラ。そんなある日、ソラは行方不明の自分の母に探偵業の仲介をしていた男性と引き合わされることになる。

     シリーズ二作目の今作は伏線を張ることと、ソラ自身の母を探したいけど、具体的に何をしたらいいか分からない、というもどかしさを描いた巻となっている印象です。そのためどちらかというと地味目な展開です。

     読んでいて結構手詰まり感があるので、ここからどうソラが動いていくのか、ということが気になります。

     またこの本は北海道と日本が分断されたり、探偵行為の罰則化、政府の国民への監視などパラレルワールドの日本が舞台となっているのですが、その世界観とソラの母

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    2014年08月25日
  • ジュリエットの悲鳴

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    ネタバレ

    「落とし穴」
    アリバイ作りで外出たら、あらまあテレビカメラに写っちゃいましたよ(ドラマの撮影)、という落とし穴。
    現実でもありそうなシチュエーション。

    「裏切る眼」

    「遠い出張」

    「危険な席」

    「パテオ」

    「多々良探偵の失策」

    「登竜門が多すぎる」
    「世紀のアリバイ」
    「タイタンの殺人」
    「幸運の女神」
    「夜汽車は走る」
    「ジュリエットの悲鳴」

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    2014年06月28日
  • 虹果て村の秘密

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    有栖川さんならではのミステリ入門書。子供に返ってワクワクできました。秀介君のワトソンキャラに少しはまりました。

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    2014年05月31日
  • 女王国の城 上

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    個人的に久しぶりの有栖川さん作品。いつものメンバーの軽快な(時には極端な推理が面白く、でもそこにもヒントがあるのかな?)掛け合いもあり、楽しめました。人称の違いや過去の事件など含めて、どれだけの伏線があったのか、推理しつつ早速下巻へ。

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    2014年03月21日
  • 赤い鳥は館に帰る 有栖川有栖エッセイ集

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    有栖川有栖は何をみつめ、何を考えているのか?ミステリ気分に満ちあふれた待望のエッセイ集―。 (「BOOK」データベースより)

    ミステリー
    時事
    カンサイ
    日々

    様々なところに掲載された文章を、上記4つのカテゴリーに分けてまとめられたもの。
    ちょっとアレなところもありましたが、関西とミステリに対する、氏の情熱はしっかり伝わってきました(笑)。
    潮音・風音が、見事予想的中でちょっと嬉しかった♪

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    2014年02月11日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    鉄道怪談集。
    元々有栖川作品は、幻想小説っぽいのもあったり、
    怖い話は上手かった気がする。

    トンネルとか、扉とか、異界に通じるものがたくさんあるけど
    鉄道もその一つっていう発想はなかった。

    紹介文も「テツ怪談集」だし。


    しかし夜に読むものじゃなかった。
    怖い。

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    2013年12月05日