有栖川有栖のレビュー一覧

  • ジュリエットの悲鳴

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    ノンシリーズの短編集。

    落とし穴


    裏切る眼


    遠い出張


    危険な席


    パテオ


    多々良探偵の失策


    登竜門が多すぎる


    世紀のアリバイ


    タイタンの殺人


    幸運の女神


    夜汽車は走る


    ジュリエットの悲鳴

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    2015年10月29日
  • 新装版 46番目の密室

    購入済み

    ちょっと……

    ちょっと残念でした。事件が少し早めに出てきて欲しい私にとっては、前書き部分が長くて事件が起きるまでにつまらなくなってしまい読みながら何度か寝てしまいました。また別の作品に期待です。

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    2015年10月20日
  • 新装版 マジックミラー

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    ネタバレ

    時刻表トリックは解く気がなく、第一第二の殺人共に犯人はほぼ明かされているのでそこまで盛り上がることはなかった。よく考えたなあとは思うものの、穴が多すぎる。切符を捨てられていたら?覚えてもらうための行動が露骨すぎやしないか?乗り換えに失敗したら?などなど……
    『マジックミラー』というタイトルが好きだし、小物としての使い方、双子の出し方も個人的にとてもよかったと思う。ダイアローグがピークなのかもしれない。


    読み方が悪かっただけなのだけれど、作家アリスと設定が被っている語り手(推理小説作家)が出てきた時点で「あ~こいつ絶対1話キャラにされるし被害者にならなかったから犯人だな」と見当をつけてしまっ

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    2015年10月08日
  • 真夜中の探偵

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    シリーズもの第2弾だったのか。
    なかなか世界観がつかみにくかった。
    そんな時に殺人のアリバイやら殺害方法は何だというが放り込まれても、読み手としては戸惑うばかり。
    消化不良のまま終わってしまいました。
    とりあえずまだ続きそうですね。
    第1弾読もうか、どうしようか…。

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    2015年10月08日
  • 論理爆弾

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     探偵ソラシリーズ三作目。失踪した母が消息を絶った九州の御影村を訪れた純。しかし村に通じるトンネルが破壊され、村で殺人事件が起こる。

     探偵行為が違法とされる世界で名探偵は生まれるのか? このシリーズのキーワードはそこにあるような気がします。普通の小説の探偵なら警察と協力し、犯人を追いつめますがソラはそうした権力と対峙しながらも、一人で殺人の謎と母の失踪と二つの事柄を調べるのです。そう考えると、普通の探偵よりハードかも。

     そしてところどころこ見られる純の未熟さや不安、女子高生なので当然と言えば当然ですが、故郷の友人たちに思いを馳せたり、情報集めに四苦八苦したり、そして今回の殺人を通して彼

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    2015年10月07日
  • 論理爆弾

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    ソラシリーズ第三段。
    前二作よりはマシだったが、まだミステリとしての魅力は乏しく、冒険小説を読むなら他にある、という域からは出ていない。
    ここまではあくまで、キャラクターと世界観の作り込みであり、もう二作あとくらいには極上の本格に昇華する、と信じるしかない。
    3-

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    2015年10月02日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    大倉崇裕「怪獣チェイサー」がよかった。自分、MM9シリーズみたいな怪獣に関する架空の職業について書かれた小説が好きなのかもしれない。プロフェッショナルは格好良い。

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    2015年09月30日
  • 論理爆弾

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    ネタバレ

    今回の話が、今後(とくにブラキストン・コンフィデンシャルの内容)に関わってくるのならば、面白いかなぁと。ミステリとしては異質な今回の犯人が、ただ単に異常者でしたってだけだと、個人的にはなんか残念かなぁと。あとは、ソラが快刀乱麻を断つごとく謎を解く名探偵ぶりを発揮してくれるの待ちかな。読みながら、フーダニットだけなのか、ワイダニットも含めて解けるのか考えながら読んだけど、気がついたら犯人がボロ出してたっていう。ああでもないこうでもない考えられるミステリって面白くていいよね。

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    2015年12月08日
  • 高原のフーダニット

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    ミステリー夢十夜は結局夢だったのかなんだったのか…
    途中ミステリーっぽいとこはあったけど。

    高原のフーダニットは面白かった!

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    2015年09月28日
  • 女王国の城 上

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    シリーズ第4作の上巻。

    新興宗教の本部で起こる殺人、そして彼の地で起こった殺人の2つが提示される。

    現在の事件はクローズドサークル、過去の事件は密室の状況として提示される。
    現状としては謎の魅力が不足気味。

    伏線は散見されるが、下巻の展開次第。

    どちらかというと、シリーズに通底する主人公たちの今後の方が気になるのが正直なところ。

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    2015年08月25日
  • 虹果て村の秘密

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     推理作家になることを夢見る小学六年生の秀介と
    その同級生で刑事になりたいと思う優希は、虹果て
    村と呼ばれる村で夏休みを過ごすことになる。
     しかしその村で殺人事件が発生、さらに台風に
    よる土砂崩れで村は外部から孤立、二人は自分たちで
    捜査を始める。


     元々ジュブナイル向けの小説ということですが、
    きちんとした本格ミステリであり、また教科書でも
    あります。
    密室でも単に密室の謎を解くだけでなくなぜ密室
    なのか(犯人はなぜ密室状況にしたのか?)を考え
    させることに言及してくれる小説なんて、そうそう
    ないのではないでしょうか(笑)。

    あとがきで有栖川さんは同行の士を増やすため、
    と書かれてい

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    2015年07月24日
  • 闇の喇叭

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    日本が南北分断され、私的探偵行為の禁止された架空の世界。そんな日本の片田舎に住む女子高生が主人公の物語です。シリーズ化するつもりもなく、本作一編で終えるつもりだったというのは作者の言葉ですが、本編を読み終えてみると、明日へ繋がるような(希望があるという意味ではなく)終わり方をしているので、読者によっては気になるのかもしれません。私はこういう終わり方も好きですけども。

    さて。

    序章では、日本に原子爆弾が三発落とされたことが記述され、本章へと進んで行くわけですが、日本が南北分断されている背景もあって、主人公たちの住む土地にも閉塞感が漂っています。インターネット(作中では網絡)が利用されているの

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    2015年06月07日
  • 高原のフーダニット

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    良くも悪くも、抜群の安定感を持った本格中編。
    「オノコロ島ラプソディ」が面白い。冒険譚具合がよくて、個人的に好きな“アクティブな火村シリーズ”といえる。
    有栖川有栖は中編を結構な頻度で書くが、長編か短編かの方が面白いと思う。国名シリーズとかが白眉。
    3+

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    2015年05月07日
  • ロシア紅茶の謎

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    ミステリー短編集。さすがの安定感。
    表題作「ロシア紅茶の謎」が好き。
    すごいトリックではないけど、勇気が必要ですよね。

    「動物園の暗号」「屋根裏の散歩者」「赤い稲妻」「ルーンの導き」「ロシア紅茶の謎」「八角形の罠」

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    2025年11月22日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 英国庭園の謎

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    お帰り、ヒムアリ! 暗い宿前編と巻末おまけは本誌で既読。ヒムアリコミカライズ再開でテンション上がって購入したけど続かなかったw 英国庭園〜はいきなり事件起きててちょっと置いてけぼり感をくらった。原作覚えてるから余計に、かもしれない。以下続刊、に期待!

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    2015年05月06日
  • 真夜中の探偵

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    あのお話(喇叭)の続編だったのですヽ(〃Д〃)ノ気付かずに読み始めたのですけど、分かっていたら買わなかった……かも?と思っていたのですけど、相変わらずのSFテイスト+本格(?)とゆー感じで事件が起きてから面白さも加速ヽ(*´∀`*)ノ.+゜♪.+どうやらまだまだ続くのですね( ´¬`)有栖川小説に飢えたらきっと読んでしまうのです

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    2015年04月09日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    2013年に刊行された「怪獣文藝」の続編として、怪獣と怪獣が跋扈する世界をこよなく愛する映像作家(監督)と小説家による持ち前のセンスを生かして書き上げた怪獣短編小説で構成したアンソロジー集の第二弾。
    前作が怪異な世界観をメインテーマに据えて構成したミステリー、ホラー色の強い怪奇小説作品集としての仕上がりは≪怪獣小説≫を期待した読者の評価が二分した結果を踏まえ、今回はより具体的に怪獣の暴れまわる事件に焦点を当てたビジュアル的なストーリー展開の作品で構成されている。映像でストーリーを読ませる映画監督による文章表現と、文章を用いてビジュアルをイメージさせる小説家の双方が「怪獣」をテーマにした競作は≪

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    2015年11月05日
  • 真夜中の探偵

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    再読4回目。
    高校生探偵の第二弾。探偵ものとして読むよりは、主人公の成長記録として読んだ方が面白い。この先はどうなるのかな。まだまだ残る、たくさんの謎。

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    2019年06月16日
  • 高原のフーダニット

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    この著者のレビューでいつも書いている気がするが、有栖川有栖の本なんだから、面白いに決まっている。
    今回も、期待以上ではないものの、しかし期待以下でもなく、きっちりと水準をクリアしている。さすが御大。

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    2014年12月23日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    フツーに買ってしまったのですけど、まさかの怪談ヽ(〃Д〃)ノ
    そう!ホラーじゃないのです(* ´ェ` *)怪談なのですよ
    こうなんとゆーか、押しつけがましくない、そこはかとなく薄気味悪くなるような、怪談。ただ単に、死体や血ばっかりの幽霊や切断された体とか、そういうのを出せばいい!みたいなホラーとは大違いヽ(〃Д〃)ノ

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    2014年11月27日