有栖川有栖のレビュー一覧

  • 怪しい店

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    何度目かの再読。今作は「店」を題材にした短編をまとめたミステリ。どの話もやはり有栖川有栖先生らしいトリックとロジックにあふれている。犯人側の視点で書かれた「ショーウィンドウを砕く」も面白いが一番面白かったのはやはり表題作でもある「怪しい店」かな。犯人に至るまでの過程が短いながらもとても論理的で美しいと思える。

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    2021年07月27日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    6つの物語からなる短編集。

    ■綾辻行人「再生」
    非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
    オチについては想定できたが、物語に魅せられた。

    ■有栖川有栖「書く機械」
    こちらも非現実的な物語だが、
    綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。

    ■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
    特に最初のブログのような独り語りとか。
    どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。

    ■貫井徳郎「蝶番の問題」
    この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
    プロットがしっかり

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    2021年07月23日
  • 菩提樹荘の殺人

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    何度目かの再読。四編収録されているがどの話も「若さ」がモチーフとなっている。特に火村英生の大学生時代に起こったとあるエピソードを書いた「探偵、青の時代」ではまさに火村先生の若さが書かれている。どの事件もそこまで派手さはないが、火村とアリスの掛け合いが特に面白かった「雛人形を笑え」が、犯人の特定の瞬間の喜劇的要素も相まって面白く感じたかな。

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    2021年07月20日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    再読。心霊探偵濱地健三郎シリーズ第一弾。その肩書のとおり心霊探偵の濱地健三郎とその助手の志摩ユリエが事件を解決していく、という心霊以外は真っ当な探偵物。短編集なためどの話も短いがどれもちゃんとした(というとちょっとおかしいが)幽霊や心霊現象を扱いつつも、有栖川有栖先生らしい論理的にもちゃんとした解決が用意されている。「不安な寄り道」で示されたような探偵と事件のありようは他の作品でも見られるが、こういうわかりやすい形で表されるのは珍しいと思う。

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    2021年07月13日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    綾辻さんの作品がホラーチックでオチが怖く、面白かった。
    法月さんの作品は食人についてひたすらしつこく論じていく形式で、気持ち悪くて流し読みしてしてしまった…
    他の作品はまずまず。短編ミステリーとしては面白いが、どんでん返し感は思ったより薄かった。

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    2021年07月10日
  • 猫が見ていた

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    今更感想を書こうとしたが、記憶が朧げ。

    湊かなえさんの「マロンの話」が湊さん自身のお話のようで、ほっこりしたのと、
    初めて読んだ井上荒野さんの「凶暴な気分」が、ちょっと粘液質な感じで、思っていたのと違ったなぁ…ということくらいしか覚えていない。

    短編集ってすぐに感想書かないとだめだわ。
    2021.2.23

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    2021年07月02日
  • スウェーデン館の謎

    購入済み

    期待しすぎたかな

    評判が良かったので期待しすぎたかも。
    他の作品にも言えますが事件が起きるまで長い。
    火村先生が来てからはテンポ良かったですが。
    そこまで切ない感じもなかったかなぁ。
    あと宮部みゆき先生の解説入れて欲しかったです。

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    2021年06月30日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    何度目かの再読。短編集なだけあってそこまで派手な話はないが、本格ミステリとしての色々な趣向に満ちた作品が読める。一番気に入ったのは「長い影」かな。

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    2021年06月26日
  • 闇の喇叭

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    初めての有栖川有栖。舞台設定がおもしろい。この人の作品をもっと読んでみたいけど、続編を読むべきか、有名どころをとりあえずおさえておくか、迷う

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    2021年06月14日
  • 高原のフーダニット

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    ネタバレ

    1.オノコロ島ラプソディ
    現実的ではないトリック、フィクションだからこそできる作品。

    2.ミステリ夢十夜
    これまでとは毛色の違う作品で、好みが分かれそう。

    3.高原のフーダニット
    兵庫県の風薫る高原で起こる殺人事件に火村とアリスのコンビが挑む。小難しいトリックがある訳ではなく、出てくる証拠を淡々と整理していくような感じ。

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    2021年06月06日
  • 幻坂

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    大阪にある坂にまつわる不思議なお話たち。
    「天王寺七坂」って初めて知って
    「口縄坂」で猫が出てくる猫は、可愛いというよりも神秘、かな。でも、くちなわって蛇だよなぁとか思ったり。
    ホラーちっくだったり、もの悲しかったり。
    舞台となる坂を巡るツアーをやったりもしたそうで、なんだか羨ましい。

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    2021年05月10日
  • 7人の名探偵

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    全編書き下ろしアンソロジー作品で、それぞれの作品に名探偵が登場します。

    中には、シリーズ物の人物が出てくる作品もあって、キャラや世界観が分かりづらい話も少し…

    30周年記念作品と言う事で、豪華な顔ぶれが揃っているので、ミステリー好きの人には嬉しい作品です。

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    2021年05月08日
  • スイス時計の謎

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    ネタバレ

    作家アリスシリーズの短編集の中でも、この作品は割と正統派のミステリだった。
    4話入ってるけど、表題作の「スイス時計の謎」がほぼ半分を占める中編。
    やっぱり当たり前のようにアリスにお誘いの電話を掛けてくる火村センセは謎。ほとんど精神安定剤なんじゃないか。

    有栖川さんの短編はいつも質が高いとは思うんだけど、短編として成立させるべくミステリの不可欠要素を最優先で残して構成されていて、でも省略したであろう一見無駄な描写(アリスと火村の下らないやりとりとか)が物語に豊穣をもたらすのだから、つまり、長編読みたい!(笑)

    ・あるYの悲劇…Yと読めるダイイングメッセージが鍵となった話。書き順と書かれた場所

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    2021年05月04日
  • ミステリ国の人々

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    日経の日曜版で連載していたとき、毎週楽しみにしていたなぁ。このコラムを読んで知り、読んでみたいと思った本は多々あるし、実際に読んだ本もあったんじゃないかと思う。ときどき、ふぃっと読み返したくなる本だね。好きなミステリについて、誰かと語り合いたいときとかさ。

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    2021年04月26日
  • 新装版 マジックミラー

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    有栖川有栖先生の初期の作品だけあって結構昔の話となる。時刻表トリックについては時刻表の知識がほぼないため全くわからず。読んでいても「うーん…」となることしばしば。作中に出てくる他のトリックについては現在だとそう目新しいものではないが当時だとそうでもなかったのだろう。そういう意味でも有栖川有栖先生の現在の作品に至るルーツを知れたような気がする一作だった。

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    2021年04月25日
  • 菩提樹荘の殺人

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    ネタバレ

    4つの短編集。

    どれも『若さ』をテーマにした
    お話だとか。

    一つは火村英夫が大学の時の時間で
    大学生の頃が垣間見えて面白かったです。

    個人的には最初の『アポロン』が好き。
    悲しいけど考えさせられる事件だな、と。


    感想書いた本、800冊目。
    なんとなく記念にw

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    2021年04月10日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。

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    2021年04月04日
  • 高原のフーダニット

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    中編小説3つが収録。 

    『夢中夜』は夢のお話ばかり、
    10編あります。
    奇怪だったりホラーだったり、ギャグだったり。

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    2021年03月26日
  • 月光ゲーム

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    ミステリー好きの人が書いたミステリー好き向けの小説 荒削りなところもあるけど、設定や展開がいかにもミステリーという感じで、ワクワクして読める。

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    2026年01月12日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念のアンソロジー

    それぞれのシリーズを知らない読者にとっては、背景が判らない名探偵の出現は唐突だろうが、
    アンソロジーのための書下ろし故か、多分、
    甘めになっている感じがしたので、読み易かった。

    ラストを締めくくる綾辻氏の作品は名探偵モノといっていいか判別し難いが、
    実名の作家たちが登場する 新本格を愛する読者にとっては嬉しい一作だと思う。

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    2021年03月11日