有栖川有栖のレビュー一覧

  • 海のある奈良に死す

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    (長編)火村&有栖シリーズ4
    プロローグ
    第一章 若狭(わかさ)湾の死体
    第二章 人魚の牙(きば)
    第三章 小浜ミステリーツアー
    第四章 毒杯
    第五章 ほどける糸
    第六章 絵解き
    エピローグ-最後の絵解き
    あとがき
    解説 我孫子武丸

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    2021年12月22日
  • 新装版 マジックミラー

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    1作目、2作目とロジックに重点を置いたパズラー風作品を上梓していた有栖川有栖の第3長編。

    今作はフーダニットではなくハウダニットものであり、本格的なアリバイ崩し作品。
    アリバイ講義などもあり、氏のアリバイへの熱が見てとれる。

    一つ目のトリックはいわゆる時刻表トリックなのだが、そこに切符という「物」を絡めているのが巧い。とても分かりやすく、切符のトリックには驚かされた。
    二つ目のトリックは、秀逸なのは間違いないが、少し予想がついてしまった。「双子を両方殺して死体を移動したりすれば何とかなるんじゃね?」というしごく簡単な発想ではあったのだが、驚きが半減してしまったのは残念。

    二つの秀逸なアリ

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    2021年11月14日
  • カナダ金貨の謎

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     もう30年近く?もの長きに渡って続く火村シリーズですが、時代の流れに乗って最新機器なども自然に取り入れ、読むごとに火村&アリスについて新たな発見ができることに感嘆します。私の中で、この二人のコンビを越えるホームズ&ワトソンコンビは、今後も現れないような気がするなぁ。

     火村のSOSから始まる「船長が死んだ夜」。犯人を罠に嵌めるやり方は、このシリーズには珍しいような気も? 船長の寝言と犯人の名前とのつながりは、少々苦しいというか、これをやりたかったがための「船長」だったのかなぁ、などと野暮な勘繰り……。

     準レギュラー二人の登場が嬉しい「エア・キャット」。幻の猫が現実になる日も近いのかな?

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    2021年11月10日
  • 暗い宿

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    作家アリスシリーズは、アリスと火村先生のやりとりにいつもほっこりさせられるバディものというイメージが強いけど、偶に驚くほど心にズドンと重いものを落とす作品がある。
    人の良い顔をして裏では何をやっているか分からない、そんな犯人たち。
    情に訴えられずに、冷徹な瞳でその罪を暴く火村先生。「異形の客」ではその冷徹さの中に犯人に対する嫌悪感と怒りが見えてぞくりとしました。
    「ホテル・ラフレシア」のなんとも無情なラストにも火村先生の優しさが見えます。

    体調不良で取り壊し間際の宿に泊まった表題作のアリスと、「201号室の災厄」の高級ホテルでボコボコにされる火村先生の対比がかわいそかわいい。

    久々に目にし

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    2021年11月08日
  • 女王国の城 下

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    まさかの脱出劇!(笑)
    これが見事だよね。信長がかっこよすぎて、はわわってなった。
    青春だ~。やっぱりこの関係性が好き。
    見えているけど立ち入れない洞窟の奥に入るところでアドレナリン全開!
    マリアとアリスが再会するシーンは、ぐっと来た。

    これまで3作読んできたけど、初めて最後の追及シーンで泣けなかった。
    江神さんの論理的推理は見事だけど、この宗教団体に不信感を抱いていたからなのか……。犯人が結構振り切ってて怖さのが勝った。
    あと檀上に上がって張り詰めた空気の中頓珍漢なことを言うモチに、アリスがこの先輩をもっと好きになったって言ってるのにちょっと笑った。

    あと、宗教団体の秘密も知ってなるほど

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    2021年11月05日
  • 有栖川有栖の鉄道ミステリー旅

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    推理小説家・有栖川有栖の鉄道エッセイ。
    鉄道に目覚めたのが大学生時代というのが驚いた。
    幼少期の思い出や、学生時代や社会人時代の鉄道旅など。
    時刻表の巻頭にある路線図を見ながら読むと楽しさが増すかも。
    鉄道が出てくるミステリー作品を紹介する項目も楽しい。
    ぼーっと車窓を眺めながらの鉄道旅をしたくなった。

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    2021年11月03日
  • ダリの繭

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    火村&有栖シリーズ第2作(角川文庫1作目)。今回は状況からこの人が犯人だった人以外以内という結論を早めに出すことができた。そこから、動機や方法をある程度推測することができた。孤独な社長は可哀そうにも見えたが、計画を立てるのは完全な悪だし同情はできないし自業自得。また、犯人に関しては追い打ちをかけてしまったのはダメだが、仕方ない部分もあるとは思う。人間の感情の動きなどを読むのはとても楽しかった。

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    2021年10月24日
  • マレー鉄道の謎

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    火村&アリスシリーズ、やはり長篇が面白い!
    学生時代の友人・大龍も登場し、本篇とは別の3人の思い出話も楽しい。

    3分の2を過ぎた位から、物語が加速していき最後まで気を抜けない展開に…‼︎旅行に行けない今、秘境のリゾートを味わえたのも良かった。

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    2021年10月14日
  • モロッコ水晶の謎

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    予言がテーマの短編集。

    表題作の前に差し込まれている「推理合戦」が好き。掌編だからすぐ読めちゃうんだけど、ちゃんとアリスが推理してて好き。
    というか、朝井さんと火村先生に対抗して現場までいっちゃうアリスが可愛い。
    この話のために買っても惜しくない(笑)

    「助教授の身代金」は昨今の誘拐事件事情(?)がよく分かる。この事件では誘拐というか、なんというか、真犯人の歪んだ愛と性癖の結果というか…。
    犯人は怖かっただろうな、全然意味がわからなくて。

    「ABCキラー」はドラマ特別編の記憶朧気にありながら読んだ。予告状の犯人が一番不気味。そいつも捕まえて欲しいよ火村先生。

    そして表題作。
    予言の裏の

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    2021年10月14日
  • 江神二郎の洞察

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    まるでシリーズファンのためにあるような作品。読みながら過去作を振り返って思いにふける。楽しい時間だった。

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    2021年10月12日
  • 狩人の悪夢

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    再読。作家アリスシリーズ長編。この作品のキーワードはずばり「悪夢」。犯人や犯行の切っ掛けなどは再読なので覚えていたのだけれど細かい部分はすっかり忘れていた。今回はあらかじめ犯人がわかった状態での読書だったので「ああ、この場面での犯人はきっと心の中では恐怖しているな」とか、「おや、犯人のここでの言動はやっぱり内心追い詰められているな」などと妄想しながら楽しく読めた。終盤での怒涛の追い込みシーンでの段々不穏になっていく雰囲気がたまらなく好き。

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    2021年10月12日
  • モロッコ水晶の謎

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    タイトルになっている〝モロッコ水晶の謎〟をはじめ、予言(予告)モノを集めたのかな?という印象。読後すっきりではないのだけれど、実際は割り切れないことの方が多く現実ってこんなものかも…と逆にリアリティを感じた。

    中篇3篇の中にある超短篇〝推理合戦〟も面白かった。
    著者もあとがきで触れられているが、こういう箸休めのソルベみたいなのも好み!

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    2021年10月06日
  • カナダ金貨の謎

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     「国名シリーズ」と云えば日本ではアリス・アリスガワなんですよ憶えときな!
     安心と信頼のミステリ、なんてものがこの世にあるのならそのひとつ。


     クイーン読んでたら読みたくなるというのは必定で、前回『オランダ靴』でバディということばを出したけれど、個人的にコンビとしては江神×アリスよりも火村×アリスのほうが好み。付き合いの長さみたいなものが染み出しているから、というのもあるだろうけれど、掛け合いだとかお互いの、懐に入っている感じなどが安心して読んでいられる。
     一編の小説として、ミステリとして、となるとまた変わってきますが。
     学生アリスシリーズだと、掛け合い担当は別に居るからな

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    2021年09月28日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

    2006年に発売された単行本の文庫版です

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    2021年09月25日
  • カナダ金貨の謎

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    火村英生と有栖川有栖のコンビの中の、国名シリーズ、文庫化最新作。
    安定の静かな面白さ。描写の適格さ、丁寧さ、柔らかさ、それを含んだわかりやすさ。今回は短編小説。
    【船長が死んだ夜】
    火村が免停をくらったために、アリスに運転手を頼んでの小旅行の終わりに出くわした殺人事件。もと船長が殺された。犯人は失われたポスターが必要だった人。最後のアリスの気づきが秀逸。
    【エア・キャット】
    朝井小夜子とのバーでのマジックショーから連想された最近の事件。猫の名前と、文豪の文庫本がぎっしりの本棚の中の新しい文庫本、そして三匹の猫たち。
    【カナダ金貨の謎】
    表題作。
    カナダ金貨を幸運のお守りとしていつもつけていた元

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    2021年09月14日
  • 密室入門

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    ミステリの代表ともいえる「密室」について、ミステリ作家の有栖川有栖とミステリファンの建築家・安井俊夫が対談形式で語り合っている作品。
    ミステリ作品からみる「密室」の定義や、建築からみる「密室」の定義の違いのほか、なぜ「密室」がミステリの原点ともいえるのか、というところまで丁寧に説明されています。
    文章も平易で、コアなミステリファンでなくとも楽しむことができる一冊で、図や写真なども用いて解説してくれているところも丁寧でわかりやすいです。
    さらに、現代の「プライベート空間を外界から隔離して、自身の安全・安心な環境を確保しようとする」という風潮は、「プライベートな空間を破られるときの不安や嫌な感情を

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    2021年09月10日
  • カナダ金貨の謎

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    火村&アリスのシリーズが好きでつい手にとってしまう。二人の出会いを描いた〝トリックの蹉跌〟、〝トロッコの行方〟が好みだった。
    猫好きには〝エア・キャット〟も外せない!

    表題作の〝カナダ金貨の謎〟はいつもの国名シリーズとは違った描かれ方だったなぁという印象。

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    2021年09月07日
  • インド倶楽部の謎<事件の幕開け/豪華試し読み50ページ>

    購入済み

    面白いです

    まだ何も始まっていない、何も事件は起こっていないのにどこか不穏でワクワクしてきます。アリスと火村の掛け合いが軽妙で楽しいです。

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    2021年09月05日
  • 海のある奈良に死す

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    作家アリスシリーズ3作目!学生アリスより、アリスと火村の掛け合いがおもしろくて、アリスの突っ込み描写がたのしくて好き。ビデオ店で火村先生が勢い余ってAVコーナーに突入してしまった場面は声に出してワロタ。トリックは今回は大味な印象。アリバイ系は登場人物をちゃんと初めから覚えてないといけないから苦手かも…犯人当ては全く当たらんかった。朝井先生かと思ってた。

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    2021年09月01日
  • 真夜中の探偵

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    序盤はなかなか入り込めなかったけど、終盤は引き込まれるところがあった。この残りで全部解決するのか?と思っていたけど、やはりお母さんのことについては生きているというだけで結局分からず仕舞いだし、純や誠の今後についてもあいまいなまま終わった。他の感想を読んでみるとシリーズものだったのか、、続きがありそうなのも納得。でも他は読まなくていいかな。

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    2021年08月30日