濱地健三郎の奇かる事件簿

濱地健三郎の奇かる事件簿

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。旅先で依頼人を一目惚れさせた、黒猫のぬいぐるみを連れた美女の悲しい真実。いるはずのない存在に頭を抱える刑事のため、濱地が推理した霊の目的。ベテランの拝み屋から頼まれた、洋館で人を襲う危険な霊との対決。濱地と助手のコンビが、スリルに満ちた捜査の先に、驚くべき真相を解き明かしていく――。

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濱地健三郎の奇かる事件簿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    探偵事務所に持ち込まれた依頼を解決するミステリーだが、それはどれもこの世ならざる奇怪な事件だらけ。
    超人的な力があるわけではなく幽霊が視える事から推理を巡らせて難事件を解き明かしていく。絵が描ける助手により明かされる事があるのも面白い点。
    奇怪な事件、の通り怖くて恐ろしい話だけではなく中には優しい話もあり様々な状況が楽しめる。

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    今作もとっても興味深く読ませていただきました。
    特に好きだったのは『湯煙に浮かぶ背中』。
    私は温泉は好きではないけれど、温泉好きのお爺さんがもしいたら、こんな感じに過ごしていたんじゃないかな。と、ちょっと心があたたまりました。作中では湯がぬるくなってますけれど(苦笑)
    その他のお話も、意外な結果だったり、ユリエと共感したり。
    叡二が絡んだ話が多目にあったのも、より一層楽しめました。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    今回は少し刺激が弱めのようだけど、気のせいかな?
    4作目にもなると、ボスである濱地先生やユリエさんに会えるだけでも読むのが楽しい。

    一番の好みは『怪奇にして危険な状態』。
    やっぱりこのくらい刺激があるものが好き。
    それに、結末がとても良かった。

    『黒猫と旅する女』は、乱歩の『押絵と旅する男』も好きだらこそ、興味深く読めた。
    有栖川有栖版後日談を読めるなんて贅沢。

    『観覧席の祖父』は怪異ではないけれど、意外とこういう話にグッときてしまう。

    改めて振り返ると、どれも楽しい短編だった。

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    このシリーズを読むのは初めてだったが、短編集だから読みやすく、非常に楽しめた。霊がどのような生き方をしてきたのか、どんな想いを抱いているのか知るのが面白い。他の作品も読んでみたい。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    心霊ホラーらしいゾクッとする恐ろしさがあるお話から、少し不思議なお話し、そして推理モノの要素が強い作品まで、バラエティに富んでいて面白かった。濱地探偵と助手のコンビネーションがより一層深まっているのも魅力的。
    中でも印象的だったのは、『押絵と旅する男』を彷彿とさせる、黒猫のぬいぐるみを携えた女性のエピソード。どこか切なくて、余韻が残った

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    シリーズ4作目。

    いつも冷静でいて、穏やかであり知的な濱地健三郎。
    今回も視える能力でさまざまな依頼をサクッと解決する。
    助手の志摩ユリエも能力を開花させているのをとても感じる。
    捜査一課の赤波江刑事もちょいちょい登場するのも変化があって良い。

    黒猫と旅する女〜電車のなかでの出会いのはずが…。

    ある崩壊〜強盗殺人の末に…。

    少女たちを送る〜ユリエが頑張ったが、双子だった!

    湯煙に浮かぶ背中〜極楽すぎて…。

    目撃証言〜月蝕を観たかったために…。

    観覧席の祖父〜写真の謎は複写撮影。

    怪奇にして危険な状態〜強い思いは、行く先の恐れと不安。

    全7話。
    いろいろな設定で楽しめた。
    黒猫のぬいぐるみと旅する話やホテルに現れる少女、露天風呂を楽しんだり、月を眺めたり、野球観戦を楽しんだり…とふわっとした情緒があって怖さよりそこにとどまっていたい気持ちの強さを感じた。


    0
    2026年04月30日

    Posted by ブクログ

    濱地健三郎シリーズ第四弾。

    「呪える〜」のレビューで書きましたが、脳内配役を濱地先生(高橋一生)、ユリエちゃん(飯豊まりえ)で読んでいます。
    露伴コンビがあまりに良かったゆえに…は、もちろんありますが、あくまで濱地先生&ユリエちゃんでイメージ。しっくりくるんですよねぇ、あの二人だと。
    ちなみに、蓬莱さんは俳人の夏井いつき、叡二は奥智哉で。

    今作は激しいアクションはあまり無いのかなと思いきや、それなりに有ります。でも、もっぱら幽霊がお相手。いつも通り、寄り添って促す。

    『「死者と会う方法はありません。できるのなら、人間の世界はいくらか悲しみが少ないものになっているでしょう」』(p.41)

    濱地先生の御言葉。
    いつでも随意的に死者を呼び寄せてコンタクトを取る。それができないから死別は悲しいのだ。
    もし、かなうなら。
    視てみたいだろうか、聴いてみたいだろうか、会ってみたいだろうか。

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    心霊探偵シリーズ第4短編集で収録作品は7編。黒猫のぬいぐるみを連れた美女はみどこ解決とはならない話だったし怖くはなかったけど、他作品は怖さとミステリがいい具合に調合されてて今回は好みの作品が多く楽しかった。夫の幽霊が起こす怪異と向き合う妻の言葉には、本当に愛があったら心からこう思えるのだろうと心に沁みてじんわり涙が出そう。青いワンピースの少女の幽霊の物分かりの良さが切なかったし温泉に愛着を持つおじいさんのように害は与えない幽霊もいたけどやっぱり視えてしまうと怖いもの。穏やかで知的で年齢不詳な濱地が魅力的。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    濱地健三郎の霊なる事件簿、濱地健三郎の幽たる事件簿、濱地健三郎の呪える事件簿に続く4冊目の短編集(先生、漢字が読めません)。
    今作も心霊探偵濱地「ボス」(語り手の助手が上司をこう呼ぶ)が心霊現象を解決します。
    事象が発生する法則や理由を調査し推理するのは探偵的だけど、解決するために対象に寄り添う姿はどちからというとセラピスト。(黒猫と旅する女とか正にそう。)真相を明らかにするだけでは事象は収束しない。ということは並の探偵以上に働いてるということなのでは…。

    『湯煙に浮かぶ背中』はゆるい真相に脱力した後ほっこりする、このシリーズらしい作品。落語でこんなお話がありそう。(そういえば作者さん、お風呂がテーマのアンソロジー編んでおられる。)
    洋館に怪異が現れる最後の作品、霊の動機(?)に意表を突かれて、ミステリ的だなぁと思いました。

    作者さんの文章が好きすぎて読み終わるのが勿体なかった…。次作も楽しみ!




    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    心霊探偵の濱地健三郎と助手のユリエが、心霊の絡む事件を解決するシリーズ4作目。
    幽霊が登場してもあまり怖くなくて、解決方法もだいたいは穏やかに諭して成仏してもらう感じなのでホラー感はなく、まったり読める。ユリエが助手として成長しているのが頼もしい。

    0
    2026年09月02日

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