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Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
いつも冷静でいて、穏やかであり知的な濱地健三郎。
今回も視える能力でさまざまな依頼をサクッと解決する。
助手の志摩ユリエも能力を開花させているのをとても感じる。
捜査一課の赤波江刑事もちょいちょい登場するのも変化があって良い。
黒猫と旅する女〜電車のなかでの出会いのはずが…。
ある崩壊〜強盗殺人の末に…。
少女たちを送る〜ユリエが頑張ったが、双子だった!
湯煙に浮かぶ背中〜極楽すぎて…。
目撃証言〜月蝕を観たかったために…。
観覧席の祖父〜写真の謎は複写撮影。
怪奇にして危険な状態〜強い思いは、行く先の恐れと不安。
全7話。
いろいろな設定で楽しめた。
黒猫のぬいぐるみと旅する話やホテルに現れる少女、露天風呂を楽しんだり、月を眺めたり、野球観戦を楽しんだり…とふわっとした情緒があって怖さよりそこにとどまっていたい気持ちの強さを感じた。
Posted by ブクログ
濱地健三郎シリーズ第四弾。
「呪える〜」のレビューで書きましたが、脳内配役を濱地先生(高橋一生)、ユリエちゃん(飯豊まりえ)で読んでいます。
露伴コンビがあまりに良かったゆえに…は、もちろんありますが、あくまで濱地先生&ユリエちゃんでイメージ。しっくりくるんですよねぇ、あの二人だと。
ちなみに、蓬莱さんは俳人の夏井いつき、叡二は奥智哉で。
今作は激しいアクションはあまり無いのかなと思いきや、それなりに有ります。でも、もっぱら幽霊がお相手。いつも通り、寄り添って促す。
『「死者と会う方法はありません。できるのなら、人間の世界はいくらか悲しみが少ないものになっているでしょう」』(p.41)
濱地先生の御言葉。
いつでも随意的に死者を呼び寄せてコンタクトを取る。それができないから死別は悲しいのだ。
もし、かなうなら。
視てみたいだろうか、聴いてみたいだろうか、会ってみたいだろうか。
Posted by ブクログ
濱地健三郎の霊なる事件簿、濱地健三郎の幽たる事件簿、濱地健三郎の呪える事件簿に続く4冊目の短編集(先生、漢字が読めません)。
今作も心霊探偵濱地「ボス」(語り手の助手が上司をこう呼ぶ)が心霊現象を解決します。
事象が発生する法則や理由を調査し推理するのは探偵的だけど、解決するために対象に寄り添う姿はどちからというとセラピスト。(黒猫と旅する女とか正にそう。)真相を明らかにするだけでは事象は収束しない。ということは並の探偵以上に働いてるということなのでは…。
『湯煙に浮かぶ背中』はゆるい真相に脱力した後ほっこりする、このシリーズらしい作品。落語でこんなお話がありそう。(そういえば作者さん、お風呂がテーマのアンソロジー編んでおられる。)
洋館に怪異が現れる最後の作品、霊の動機(?)に意表を突かれて、ミステリ的だなぁと思いました。
作者さんの文章が好きすぎて読み終わるのが勿体なかった…。次作も楽しみ!
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