有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
火村英生の書き下ろしが目的だったけど、それ以外もおもしろく、なんだかんだと隅々まで読んでしまった。
なかでも【ルポ 作家の犯行現場】はとても良かった。
『鍵の掛かった男』を読んだときに初めて中之島を知って、グーグルマップとかネットで調べながら読んだなーとその時の楽しさを思い出した。
【有栖川有栖全小説ガイド】は、再読熱を煽ってくる!
私は火村英生シリーズが一番好きだと思っていたけれど、江神二郎シリーズを読んでいるときのワクワクする感じとか、濱地健三郎シリーズの静かだけど浮き足立つ感じとか、どれもこれも大好きだって気づいてしまった。
全部読み返そうかな。 -
Posted by ブクログ
【古今東西、これを超えるミステリーはあるのか?】
ついに読んでしまった…!
学生アリスシリーズのみならず、有栖川有栖作品のみならず、日本のミステリーの中でも最高傑作の一つであろう本作。
本作の素晴らしいところは、なかなか語り尽くせないが。
読者への挑戦が3度も差し込まれるという驚き、そしてその挑戦はしっかりと超えられる可能性があるハードルだ。
マリアと犯人との対比も素晴らしい。作品に一本軸を通す結果をもたらしている。
かつ、秀逸すぎるタイトルにも表象されているように、頭を二つ持つ悪魔により、二局面が別々に、または絡み合い…事件は展開する。
ミステリーファンにはたまらないワクワクがずっと続く。
困ったことに、この作品を超える、ことは難しくとも、並び得る作品を探す旅が始まってしまった。
旅路は果てしないらしい…。
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孤島パズルを読んでから気づけば約二年も経過していたが、
その間、ようやく森博嗣のFを読んで感動したり、館シリーズにはそこまでハマれなかったり、法月綸太郎が結局好きなのかもと思ったり、色々あったなぁと思いを馳せている。
それぞれの作品性の違いについても考えたいところ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集。
中でも『スイス時計の謎』が一番好き。クイーンの『ローマ帽子の謎』を彷彿させる謎とロジック。
被害者の時計、盗まれてた。
現場にガラス片。時計の文字盤?
同じ時計をはめるサークル仲間たち。
被害者の時計は割れてない。被害者の時計が割れていた場合は犯人が持ち去る理由ない。
サークル仲間は夜に会う予定だった。その時、時計をはめてないとあやしまれるので犯人は被害者の時計を持ち去った。
質屋に一度売ったが他のサークル仲間から買い取った人。
1人裏にイニシャル掘った。
反対した人。
他の人がイニシャルを裏面に掘ったかは不明。被害者がイニシャルを掘ったかも不明。
ロジックだけで絞れるとは。ロジック一つ一つは、考えて読まないと咄嗟にはわからない。
事前に、他のサークル仲間にあげた人物は時計をしてないので、現場で割れることがないため、犯人ではない。
元からイニシャル入りのは、それは今もあるので、割れていないので犯人ではない。
被害者がイニシャル入れていたか分からないが、入れてたとしても、同じイニシャルの人は犯人ではない。被害者のと交換すればいい(盗むとそれがクローズアップされてしまうので)。
サークル仲間の時計を調べれば、付着した指紋やDNAなどから分かるからロジックで絞る必要ないやろと思うのは無粋か。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「天空の眼」面白かったー!!
アリスの行動力とこういう時にだけ()冴えちゃうとこ最高〜!心霊写真話題からのゾワっとする嫌な気分でラスト締めてあるのも好きー!!
あと火村英生の〝どっちに進めば行き止まりか、お前が教えてくれる〟とアリスの〝損な役回りやな〟のこれがまた読めたのも大変ツボでした
表題作の火村がアリス騙した言うとこもおもろかったな〜〜
そして、ふおおおおお!!ラストの話!!めちゃくちゃ緊張したああああ!!!展開早々に読めるけど着地点がどうなるのか(いや死なないのはわかりきってるので安心は安心なんだけどそれとこれとは別やん?)の過程がドキドキドキドキやった……はぁ、途中読みながら息止めてたわ。ふう。
そして乱鴉で行けなかったとこに行けてたの地味に良かったね先生!
やーーーやっぱ火村英生シリーズ面白いな!!!数学大大大嫌いやから確率の説明もなんとなくそんなもんなんか?くらいしかわからんけど!! -
Posted by ブクログ
もしミステリーの世界に迷い込むことがあるのなら、ぜひ有栖川有栖さんの作品に迷い込みたい。
そう感じるほど有栖川有栖作品はミステリーに対して真摯的だ。
これは本当に上質なミステリーですなあ。下手にやり過ぎることなく、キャラや設定に頼りすぎることなく。
本格ミステリーの様式美を美しいまでに表現せれてます。
昨今の設定モリモリ、伏線ハリハリ、どんでんガエシガエシな作品に慣れてる人は普通だの、物足りないだのと仰るでしょうが、これがよいのですよ、これが。
あっさりしお味、ミステリーもポテチも結局はコレが1番飽きないのです。
確かに江神二郎は名探偵史上もっともキャラ薄な気もするが…。逆に云えば無駄にしゃしゃらない優しき男よ。
いや、面白かった。しばらく有栖川有栖作品を追うことになりそ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
タイトルから犯人像について色々考えさせられる。
夫婦なのか、なんらかの繋がりの深い2名なのか、巧みな一名なのか、はたまた…
行き来できない二カ所同時進行の事件で、入れ替わる視点、展開は面白かった。面子的にアリス側はやや緩め、マリア側は緊張感が高い。
最終的に犯人の動機が片面弱く、それをやる必要あったかな?となってしまった所が残念。同じやり方で動機の線では由衣の方が落ち着きが良かったような気がする。そうするとラストのやや爽やかな終わりが出来なかったのらかもだが。
最後の江神さんが犯人を追い詰める場面で、しばらくは誰と話しているのか分からない状態で進むのは小説ならではの感もあり、面白かった。映像化すると、声なりなんなりで出来ないだろうから。