有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「堕ちる」が面白かったので今作も期待して読みました。期待以上でした。
今作品もネコが出てきます。ネタバレ感想
アイソレーテッドサークル
異世界に大学生達が迷い込み殺戮に巻き込まれる。得体の知れないモノに殺される恐怖とリセットされたかと思いきや夢の続きは…。
お家さん
このお話一番怖かったし戦慄しました。
まじめな丁稚くんが主人公でお家さんに気に入れられるが数々の霊を目撃していき…。
お家さんの得体の知れなさに恐怖しました。ショート映画を見てるみたいで面白かったです。
窓から出すヮ
今話題の背筋さん作品。
途中意味わからなくなりましたが現実なのか非現実なのか混乱してしまう作品でした。どこか -
Posted by ブクログ
最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。
有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。
退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。
何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。
米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。
中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい!
せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう -
Posted by ブクログ
事件の謎解きよりもそこに至るまでの過程に重きを置いて描いていた印象。記憶喪失の青年の境遇が切なかった。家族間でのすれ違いがずっと尾を引いていて、苦しかっただろうな。物語の中の時間もどんどん進み、火村先生の暮らす下宿もインバウンド需要を見越した土地売却の提案があるらしい。少しずつみんな変わっていくんだなあと思うと寂しい…火村先生が歳をとる日も近いかも。変化していくものがある中でも変わらない火村先生とアリスの距離感とコミカルなやり取りになんだか安心する。火村先生が過去に家族に関することで何かあったんだろうな、と察しつつ決して無理に踏み込まないアリスはやっぱり優しい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ切ない。
なんて切ない物語なんだろう。
不幸とすれ違い。
断罪と許し。
受け入れがたい事を、受け入れるしかない。生きていれば、そういう事は何度も出てくる。努力ではどうにも越えられない壁の向こう側に、なんの努力もなく立っている人を見続けなければならない理不尽。
息子を許せなかった雛子も、ぎくしゃくしている母と弟の間を取り持ってあげれなかった兄と妹も、甥たちの将来を思って手助けするつもりだった夫婦も、どれもこれも殺意に繋がるものではなくて、でも簡単に解決するものでもなく、双方ともに納得のできる落としどころがあるわけでもない。
蟹江が一線を越えてしまった気持ちは、分からないではない。でも、そ -
Posted by ブクログ
全編面白かった〜
なんて豪華な作家陣なの…!
ハラハラしたり驚いてみたり、あっという間に読み終えました。
夫の余命
余命わずかと知りながら結婚した2人。
時間を遡りながら思い出を振り返るが…
崖の下
スキー場で遭難した4人。
そのうち1人が他殺体で見つかる。
この何もない雪原で凶器は一体何…?
誰が殺したのか?
投了図
将棋ファンと夫と暮らしているが、地元でタイトル戦が開かれることになった喜ばしい時、なぜか夫の様子がおかしい。
孤独な容疑者
23年前に殺人を犯した男。
事件が再調査され…。
2020年のロマンス詐欺
コロナ禍、軽い気持ちで始めたバイトが詐欺の