有栖川有栖のレビュー一覧

  • 絶叫城殺人事件

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    短編集。
    どれが一番面白いか決めれないほど全部面白かった。

    ただ建物の構造をイメージするのが難しい建物があってちょっと混乱した。
    後味悪めの話ばかりだけど、そこがまたよかった。

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    2023年08月31日
  • 暗い宿

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    4つの宿が関係してる話が入っている短編集。

    どれが一番か選べないほど全部面白かった。
    宿といっても廃業してたり、和風、洋風、高級といろいろあって全然飽きない。

    ホテル・ラフレシアは東野圭吾のマスカレード・ホテル?にちょっと似てるけどこれはこれで別の面白さがある。

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    2023年08月26日
  • 濱地健三郎の幽たる事件簿

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    怪談でもミステリーでもなく
    「両者の境界線において新鮮な面白さを探すこと」
    を目論んで書かれたこの作品。

    心霊探偵濱地健三郎曰く
    「こんな探偵がいることも
    みだりに話さないでいただけると
    ありがたい。
    宣伝していただくても
    わたしの存在は
    わたしを必要とする人に伝わるのです」

    今日も彼を必要とする人が
    なぜか耳にした
    この探偵事務所に連絡するのでした。

    「幽霊だのお化けだのの相手ばかりして
    何が面白くて生きているのだろう、
    ときみの目には映っていたとしても
    わたしは生きることを楽しんでいるよ」

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    2026年03月22日
  • 菩提樹荘の殺人

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    ネタバレ

    短編。
    初めて有栖川有栖さんだったから、実際に小説に出てきてエッセイかな?と思ってしまった。
    でもそれがよかった。
    どの話も若さが共通。

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    2023年06月15日
  • 女王国の城 下

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    ネタバレ

    上巻ではわりと平和な感じだったけど下巻は凄い。

    就職活動中なのに行動力がヤバい。普通なら躊躇ってしまうだろうに…

    最後に全部謎が解けた時にはなるほどそういえば…みたいに思ったりして。
    ただ犯人は全然的外れな予想だった

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    2023年05月19日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉という、めちゃめちゃ豪華なミステリ作家たちによる短編集。
    ストーリーとして好きなのは有栖川有栖の作品、ミステリとして好きなのは西澤保彦の作品だった。
    収められている作品は、ミステリという枠にとらわれない作品ばかりだが、その著者の作風には見合っている気がする。
    もしこれらの作家の中で気になっている方がいれば、その入門編という形で読んでみてもいいかもしれなき。
    ただ、どの作家も、長編になると一気に癖のある作品を書かれるような、そんな方々ばかりのような気がするが。

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    2023年05月06日
  • 「火村英生」シリーズ【5冊 合本版】 『ダリの繭』『海のある奈良に死す』『朱色の研究』『暗い宿』『怪しい店』

    購入済み

    火村英生

    有栖川有栖が面白いとか火村英生がかっこいいとかあまり思わない。でもふとした時に読みたくなってしまうのは何故か。ふとした時に焼き鳥が食べたいなあと思うのに似ている。ミステリーなのに癒やされてるのだろうか。

    #癒やされる

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    2024年02月10日
  • 猫はわかっている

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    「母親」である部分は私の中の一部であって全部じゃない。
    「母親」を全うするだけでは埋まらない空洞があって、「妻」を加えてみても、まだ埋まらない。

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    2023年02月19日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    いつの間にやら文庫化されてたので中古で購入。怪談集だけど、そんなに怖くない。1番好きなのは、「貴婦人にハンカチを」かな。優しい話だった。

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    2023年02月15日
  • 濱地健三郎の幽たる事件簿

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    短編集。

    物理的な一話一話は、短めなのにとにかく内容が濃い。と、言っても詰め込み過ぎの読みづらさがなく、とにかく惹き込まれること間違いなし。
    短時間で切りよく楽しみたいなら、超絶オススメの一冊。

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    2023年02月06日
  • 濱地健三郎の幽たる事件簿

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    ハードカバーで買ったような気がしたけれど内容を覚えていないし実家のどこにしまったかも覚えていないので文庫版を購入しました。どれも面白い話でした。個人的には「ホームに佇む」が好きです。

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    2023年02月02日
  • カナダ金貨の謎

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    4話が収録されており、どれも読みやすくてあっという間に読める。
    全部良かったけど、やっぱりアリスと火村先生の出会いは衝撃的だった。
    ちょっとよそよそしい二人を見ると微笑ましい。
    そして最後の落ちも良かった!

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    2023年01月20日
  • スイス時計の謎

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    有栖川有栖の国名シリーズの中でも特に人気があるのはうなずける。あとがきにもあるように、特に本格を意識して書かれている。例によって好きな順に数字をつけてみた。

    ②あるYの悲劇
    ④女性彫刻家の首
    ③シャイロックの密室
    ①スイス時計の謎

    つまらない作品はなかったように思う。
    地味な事件ではあるものの、ロジックで犯人を追い詰めていく火村、さすが。秀才たちが集まるので知的な会話が楽しい。登場実物の人柄がしっかり語られていて、読んでいてやはり印象に残る。

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    2023年01月20日
  • ジュリエットの悲鳴

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    短編集の良さ、有栖川有栖の良さ、ミステリの良さが最高の密度で詰まっている。星新一なんかが好きな人にもオススメ。

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    2023年01月12日
  • 鍵の掛かった男

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    ホテル暮らしの老人が亡くなった。
    自殺か殺人か…それを調べるためにアリスが単独で調査を開始する。
    後半で火村先生が合流するまで、秘密に包まれた男の謎をかなり調べあげたアリスがすごい!
    ちょっとずつベールを剥がされていく過程で、驚く事実が分かったりしていくけれど、なかなか自殺か殺人か分からないのが焦れったい。
    どちらかが分かるのは終盤になってから。
    長編なので読み応えがあった。
    謎解きだけでなく老人やホテルの人たちのドラマがあり、とっても面白かった。

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    2022年11月06日
  • マレー鉄道の謎

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    「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『マレー鉄道の謎』を読みました。

    気にはなっていたけど、読んだことのない「有栖川有栖」作品… 期待して読みました。

    -----story-------------
    マレー半島を訪れた推理作家「有栖川有栖」と臨床犯罪学者「火村英生」を待ち受ける「目張り密室」殺人事件!

    旧友「大龍」の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた「火村」と「有栖川」。
    二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。
    ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は「大龍」に。
    帰国までの数日で、「火村」は友人を救えるか。
    第56回日本推理作家協会賞に輝く、国名シリーズ第6弾。
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    探偵役である臨床犯罪学者「火村英生」と、ワトソン役の推理作家「有栖川有栖(アリス)」のコンビが活躍する作家「アリス」シリーズの作品… その中でもタイトルに国名を冠した作品は特に国名シリーズと呼ばれており、本作品は国名シリーズの第6弾となる作品、、、

    旧友「衛大龍(ウィ・タイロン)」の招きによりプライベートでマレー半島を訪れた二人が密室殺人に出くわし、犯行の容疑をかけられた「大龍」を救うために活躍する物語です。

     ■フラッシュ・バック
     ■第一章 キャメロン・ハイランドへ
     ■第二章 雲の影
     ■第三章 封印された死
     ■第四章 フィールド・ワーキング・ホリデー
     ■第五章 増殖する謎
     ■第六章 蓮の庭で
     ■第七章 赦されざる者
     ■終章 夜間飛行
     ■あとがき
     ■文庫版あとがき
     ■解説 鷹城宏
     ■有栖川有栖 著作リスト


    実業家でキャメロン・ハイランドに豪邸を構える「百瀬虎雄」の敷地内にある使われていないトレーラーハウスで、「百瀬」家のメイドとして働いている「シャリファ」の兄「ワンフー」の死体が発見される… トレーラーハウスには鍵はないものの、ドアや窓は全て内側から粘着テープで密閉してあり密室状態となっており、遺体は車内のキャビネットに押し込まれ胸にナイフが刺さった状態で発見された、、、

    他殺であれば脱出経路が不明であるが、自殺にしては不自然であることから、現地警察は数日前に「シャリファ」のことで「ワンフー」とトラブルのあったバックパッカー「津久井航」に容疑を向ける… しかし、事件後に行方不明となっていた「津久井」は、「百瀬」家の近所の廃屋で絞殺死体として発見され、廃屋に残された手袋にはトレーラーハウスの密閉に使用した粘着テープの跡と、「津久井」を絞殺した紐の跡があり、二人の殺人は同一人物の犯行と思われた。

    さらに、密室トリックを暴いたと吹聴しており、本事件の真相について「火村」、「有栖川」との意見交換を予定していたイギリス人作家「アラン・グラッドストーン」が撲殺され、遺体の近くには"100"か”OOI”と読み取れるダイイングメッセージが遺されていた… 「大龍」の苗字「衛(ウィ)」は「OOI」という綴りだったことから、警察は「大龍」に疑いの目を向ける、、、

    「火村」と「有栖川」は、親友を窮地から救うために帰国までの残された限られた時間で真相を究明するために奔走する… 民間人である素人探偵に警察が安易に情報共有や協力をしてくれたり、トレーラーハウスで凝った密室トリックを行ったり等、リアリティの薄い設定でしたが、本格ミステリでは定番の二人のコンビが、丁寧に事件を解決してくれるので、わかりやすくて愉しめる新本格ミステリに仕上がっていましたね。

    それにしても… 自らの成功のために、一緒に事業を推進していた二人を殺害していた過去を持ち、今回の三人の殺害に手を下した男は赦せませんが、、、

    親の仇とはいえ、遠まわしに事件が起きるように誘導し、自分は安全な場所にいて、自らの手は汚さずに復讐を果たした男の方が赦せませんね… でも、倫理的には赦せないですが、法的には罰することができないんですよね、悔しいなあ。

    本シリーズ、初めて読みましたが、面白くて愉しめました… 他の作品も読んでみたいですね。

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    2022年10月18日
  • 鍵の掛かった男

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    1人の人生を追求することはそのまま物語になる。

    作中の印象的なアリスのセリフに『文学は答のない謎をあつかいますけど、ミステリは答えのある謎を扱うてるんです』というのがある。確かにそれは推理作家”有栖川有栖”としてのある種の自負なのかもしれないが、この小説には確かに文学的としか言いようがない情緒がある。ミステリとして答えのある問いは見事に解決しているが、読後にはなんとも言えないやりきれなさが残る。
    それは関係者の波乱と不運な偶然に満ちた人生が文学的であるというだけでなく、犯人はどうして殺人を犯さなくてはならなかったのか、犯人は絶対的な悪なのかという答えのない問いが浮かんだからだ。これは作者の人物描写の緻密さによるものに他ならない。私は被害者の人生と実らなかった宿願が感に入ると同時に、犯人の不幸な巡り合わせにも同情してしまう。できる事なら私もアリスと同じように神のような存在の天罰に縋りたい。だからこそそれを厳しく諭す火村の存在が頼もしく感じる。バランスの取れた良い小説だった。 

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    2022年10月18日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    短編、中編が混ざったオムニバス。私は「偽りのペア」が1番好きでした。
    全8編、あなた好みのお話があるといいです。

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    2022年10月07日
  • 猫が見ていた

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    「ハッチは念入りに顔を洗ったあと、今度は熱心に右手を舐め始めた。だからきっと、明日は雨のち晴だ」
    うちの猫はひとりはこの部屋の隅で丸まって寝ている。もうひとりは玄関の半開きにした網戸の外で寝転んで周りを見ている。今は。
    一日中猫をさがしているような気がする。よく外に出る猫なので、顔を見ると安心する。もちろんツンデレなのでベタッとくることは滅多にない。
    この本を読んで、まあ実に作家というものはいろんな話を創り上げられる人種だと感心する。
    中でも加納朋子の作品が気に入った。はじめて知った作家だが何か読んでみよう。

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    2022年09月12日
  • マレー鉄道の謎

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    ネタバレ

    時刻表トリックではありません。

    大学時代の友人・衛大龍(ウイ タイロン)に招かれて、火村とアリスはマレーシアの高級リゾート地、キャメロン・ハイランドを訪れた。
    今回も、彼らの旅の描写は、なんとも旅情を誘う。
    マレーシアに行きたくなってしまった。

    さて、彼らの訪れる1週間ほど前に、マレー鉄道で、二重追突事故の悲劇があった。
    火村とアリスは、その関係者たちと知り合うことになる。

    一つ嘘をつくと、その辻褄を合わせるために、どんどんと嘘をつく事になる。
    殺人もそれに似ている。
    このお話は、料理は完成したのだが、さらに魔法のスパイスをかけて味変したところに意表をつかれた。
    火村たちには、後味が良くなかった(というか、胸クソ?)かも知れないが。

    鉄道事故が呼び起こす、過去の因縁。
    この事故がなければ、真実は眠ったままだったのか?
    いや、神様は見ていたのだろうなあ〜
    神様も赦さなかったのだろう。
    そのために、余計な犠牲も出てしまったが・・・

    声なく身を焦がす蛍たちには、ぜひとも幸せになってほしいものです。

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    2022年09月05日