中山七里のレビュー一覧

  • 静おばあちゃんと要介護探偵

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて手に取った本。
    中山七里作品を読むのは『さよならドビュッシー』以来になるが、今作も面白かった。

    元東京高裁判事で日本で20番目の女性裁判官だった高遠寺静と経済界の重鎮、香月玄太郎。
    本来なら全く関わることの無い2人が事件の度に顔を合わせ、持ち前の推理力で解決していく物語。
    夫婦ではなく友達でもない2人だが、実に見ていて面白いコンビである。
    静のことを気に入って連れ回す玄太郎は下半身が不自由で車椅子生活なのだが癇癪持ちでワガママ放題。警察にも権力をフルに使い、事件の真相を暴いていく。その抑止力として警察や周囲からも頼られる静は、時に玄太郎の車椅子を押しながら事件の中枢へと切り

    0
    2023年11月20日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

    Posted by ブクログ

    タイトルのライトな感じから打って変わって、起こる事件はヘビーで多彩。
    静おばあちゃんの鮮やかな謎解きも然ることながら、その言葉が心に響く。
    現実世界で本当に起きた事件や事故などもストーリーの中に散りばめられていて、いろんなことを感じ考えさせられる。

    文庫版の帯のキャッチそのままに、“暮らし系社会派ミステリ”、そして“驚愕のどんでん返し”だった。

    はじめましての中山七里さん作品だったけれど、面白かった!他の作品も読んでみたい。

    0
    2023年11月19日
  • 総理にされた男

    Posted by ブクログ

    サイコー の一言に限ります。
    初めの方はなんとなく、「面白いかも」と思って読んでいたんだけど、ドンドンピンチになっていくところがサイコーです。

    個人的には今読んでいる「ゴッドオブブラックフィールド」に近い展開が出てきたので親近感もありました。

    0
    2023年11月18日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもみたいに嬉しそうにパワーショベルを動かす玄太郎さんが可愛く見えてしまった。
    よく怒鳴って怖い人だけど言ってる事は正論で情を感じるから憎めない。

    静さんは「テミスの剣」に登場した時はかっこいい女性、正義感と信念の人というイメージで「静おばあちゃんにおまかせ」を読んだ時は温かさと情もある人だと感じて、この作品では正義感、信念、優しさ、情とさらに面白い人というイメージが加わった。

    玄太郎さんと静さんの普段の掛け合いは読んでてクスッとしてしまう。

    面白い作品でした。

    0
    2023年11月17日
  • 闘う君の唄を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半は中山七里さんには珍しく仕事小説なのかと、驚きました。それでも凛先生の理想と現実に揉まれながらも、強い信念を持って子供に接していく様子に惹き込まれました。

    そして渡瀬刑事が登場したところでまた驚かされました。ここから更に話が展開していくのかと、中山七里さんの話の構成はすごいなぁと思います。

    途中の会話で御子柴礼司を思わせるところには思わずニヤッとしてしまいました。中山七里さんの作品はシリーズでなくても、見知った名前が出てくるので本当に面白いです。

    0
    2023年11月03日
  • ヒポクラテスの試練

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズ第3弾!!
    後半、読み進めるのが辛い部分があったけど、いつものチームワークが素晴らしくてやっぱり、チーム光崎最高!!!

    0
    2023年10月26日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

    Posted by ブクログ

    静さんと玄太郎のコンビは本当に面白いです。特に最後の章は、玄太郎の玄太郎たるケリの付け方が小気味良かったです。円ちゃんのことも改めて分かったし、岬洋介も出てきて思わずニヤリ。今まで読んできたいくつかの作品とも繋がるので、改めて読み直そうかなと思いました。
    さて、次はどんなことが起こるのやら▪▪▪

    0
    2023年10月26日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いやーまさかの結末が…ちょっと違ったなぁ^_^
    だからミステリーか^_^
    結局、どちらがいい女性だったんだ^_^

    0
    2023年10月08日
  • 闘う君の唄を

    Posted by ブクログ

    埼玉県の片田舎、神室町に幼稚園教諭として赴任してきた喜多嶋凛がモンスターペアレンツ相手に奮闘するお仕事小説!ん?中山七里さんがお仕事小説?珍しくない?と思いきや…違った!全然違った!
    中盤突然のどんでん返し!お仕事小説がミステリーに一変した!
    モンスターペアレンツと闘いながらも子供達とのやり取りにほのぼのな様相が一瞬にしてダークなものに変わっていく。
    ん?これはミステリー?…ならどーして前半のお仕事奮闘記が必要?このミステリーにはどーしてもこの前半が必要なのだ。
    必ずこの幼稚園教諭としての凛の奮闘振りが繋がっていくはず…と、後半に入ると読書のスピードが一気に加速!(やっぱりミステリー好きなんだ

    0
    2023年10月03日
  • 魔女は甦る

    Posted by ブクログ

    人間VS、、、、

    衝撃的な殺人現場から始まる物語

    後悔、憎悪、復讐、愛情、、、
    ミステリーに欲しい要素が全て詰まった作品だと思います。

    0
    2023年10月01日
  • 笑え、シャイロック

    Posted by ブクログ

    面白すぎて一気読みしました。スピード感のある銀行小説ですがきちんとミステリー要素も入っているところがすごいです。最後まで読んでタイトルを見たらさらに感動しました。

    0
    2023年09月25日
  • 秋山善吉工務店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あらすじからはあまりどんな話か想像できなかったのですが職人気質のおじいちゃんの活躍がとてもかっこ良いです。これだけでもストーリーとして成り立つのにきちんとミステリー要素もあるところがすごいですね。

    0
    2023年09月25日
  • 秋山善吉工務店

    Posted by ブクログ

    帯のコメント通り、色々なことを打ち込んだ小説だったが、水戸黄門的なスカッとさがあって、とても楽しく読めました。

    0
    2023年09月21日
  • 秋山善吉工務店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初は母子それぞれが祖父母に救われるエピソードが順番に出てくる家族モノと思いきやミステリ要素あり。
    ラストシーンの『負けるじゃねえぞ』は太一の終わりのない責任に対してのものだと思った。
    善吉はなんてすごい人なのか。

    0
    2023年08月20日
  • 逃亡刑事

    Posted by ブクログ

    『逃亡刑事』中山七里
    主人公魅力 ★★★★★
    痛快さ   ★★★★★
    エンド   ★★★★★

    中山七里さんファンにもオススメです。
    主人公は、県警部長、身長180センチ、腕ぷしが強い女性です。通称「アマゾネス」。反社会的勢力界隈でも名をとどろかす。

    【はじまり】
    児童養護施設から子供が抜け出す。日常化された虐待からの逃避、そして入院する母親にただ会いたくて。
    この逃避中に、彼がある事件を目撃する。そう、殺人事件である。被害者は、県警の薬物取締の捜査官であるとわかる。

    【犯人は?】
    目撃者の子供を取り調べる県警。担当はアマゾネス。彼女は、彼の目撃者は、県警内部にいることを知る。
    部下を殺め

    0
    2023年08月15日
  • このミステリーがすごい! 中山七里「いまこそガーシュウィン」vol.4

    購入済み

    今回も楽しめました。

    遅れ馳せながら『さよならドビュッシー』に最近になって初めて触れ、以降岬洋介シリーズを立て続けに読み漁り、本作に辿り着きました。いつもながら意外な結末に驚嘆しています。次作も待ち遠しいです。それまでもう一度読み返そうかな。

    #ドキドキハラハラ

    0
    2023年08月15日
  • 秋山善吉工務店

    Posted by ブクログ

    火事で父親を亡くした雅彦と太一、母親の景子は父の実家の工務店に居候する。苦手な頑固一徹の祖父善吉に怯えながら新生活を始めた3人は降りかかる事件を通して善吉を信頼していく。
    じいちゃんの痛快な解決劇、言い回しが最高。最後は泣かせてくれる家族愛と人情味あふれるストーリーでした。

    0
    2023年08月15日
  • 笑え、シャイロック

    Posted by ブクログ

    犯人は予想外だった!こちらの予想をさらに超えてきたので、なるはど〜と読後はスッキリ。
    同じ銀行員として、仕事に対する気持ちに共感できたし、参考にしたい部分もあったのでより面白かった。

    0
    2023年08月14日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

    Posted by ブクログ

    『さよならドビュッシー』の前日譚。一代で財をなした頑固おやじ香月玄太郎。現在は車椅子で介護されているが、衰え知らぬ頭脳と胆力で様々な事件を解決していく…。バッタバッタの快刀乱麻、歯に衣着せぬ物言いと鋭い推理が気持ちいい。介護の探偵?と侮っていたが、ごめんなさい。介護者のみち子さんの存在もいいあじ。

    0
    2023年08月07日
  • 逃亡刑事

    Posted by ブクログ

    千葉県警捜査一課の「アマゾネス」と呼ばれる高頭冴子と殺人事件を目撃した8才の少年猛が正義のために立ち向かうのは千葉県警。
    本当の悪玉は誰なのか?ハラハラしながら迎える中山七里のどんでん返し❗️
    高頭を助けるヤクザや一般市民たちの破天荒な闘いぶりも痛快でした。

    0
    2023年06月27日