中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
企業社会での経験がありながら、想像力、洞察力が弱く、そのくせ自己顕示欲が強く、浅はかな主人公。
39歳、中堅で働き盛りで、これからという時にリストラされ、限界集落の実家に戻らざるを得なかったことも気の毒ではあるが。。。
誇張されてるとはいえ、集落の閉鎖的なコミュニティや人間関係に溶け込めない新参者のプライベートな領域に土足で踏込んだり、意にそぐわないと除け者にするシーンが終盤まで続き、胸糞悪さと怖さが混じって、途中で読むのをやめようかと思ったが。。。
サイコパスがサイコパスを創り上げて復讐するストーリーではないかと、最後まで読んじまった。
浅はかではあるが、壊れてしまった主人公、悲しすぎる、寂しすぎる、辛すぎる。
本のタイトルに騙されたなぁ。。。
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Posted by ブクログ
【このメンツが揃えば、間違いは起きません】
過去の中山七里先生の作品を読み漁ってきた身としては、お馴染みの仕事人たちが続々と登場するだけでもう安心感が違うんですw
「この人たちが出てきて、それぞれが自分の仕事を全うしたら、まぁこういう結論になるよな」と妙に納得。全員が有能すぎて、大事になる前に収まるべきところへ収まってしまった印象かな。
現実なら100点満点の仕事ぶりなんでしょうが、エンタメとしては少々物足りなさもありましたw
一方で、どうにも釈然としないのが被害者の過去の行い。もちろん犯罪行為が許されないのは大前提。それでも明らかになっていく裏の顔があまりにも変態すぎて、事件が解決してもスッキリしない。
「就職氷河期世代」という社会的題材も、少し存在感が薄れてしまった感があります。
たまにはこういうのもいいでしょう。
今回は、この何とも釈然としない後味まで含めて楽しもうと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岬洋介シリーズ。
シリーズの順番を飛ばしてしまったので、
遡る形で読むが問題はなし。
セルフネタバレにはなってなかった。
「いつまでもショパン」に登場した全盲のピアニスト榊場が主人公。
ごろつきライターに目をつけられ、演奏会の邪魔をされたところで、
そのライターが殺された。
真っ暗な防音室で射殺されていたことから、榊場が疑われる。
何かすごく既視感のある容疑のかけられ方だったが、
何で読んだか見たかは思い出せない。
二度目に警察に連れて行かれそうになっていたところへ、岬がさっそうと現れ、
謎を解いて榊場を救う。
その爽快感も良かったし、
榊場を支える人々が犯人でなかったのも良かった。
刑事が単独で榊場の家に現われた時点で、
怪しさを感じられたことだけが残念。