中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カエル男との再会にはかなりの時間が経過していましたが「嗤う淑女二人」を読んで間もないので時間軸が途切れていない感じがしました。巻末にあるような順番で読み進めるとスッと話の流れに乗れると思います。
有働さゆりが犯す惨虐な現場は中山さんの描写の巧みさから明確にイメージしてしまう。読んでいるだけなのに苦しさを体感しているような気になってしまう。惨虐さを共有できるにはそれ相応の怨念が膨張しないと難しいです。加えて多額の費用を費やしてでも苦痛を与えたいと考える異常さは類する異常さが引き寄せるのでしょう。
登場するキャストは豊富で中山七里さんの他のシリーズの主演者達が次々と登場して、少ない描写ながらもそのキャラクター特有の心情が容易に想像できた。少しずつ他の作品と関連しているのが凄いと思う。全てを最初から関連づけるのは不可能だと思うので、作りながらの考案でここまで複雑にできる苦労は想像すらできません。個々の作品だけでも充分惹きつけられているのに。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの前に読んでた本が字が大きかったので、最初のページ開いた時は『字ちいさくない?読むの時間かかるかしら?』とおもったのですが、なんのなんの。
気がついたら読み終わってました。でも物足りなくないのは、お話の絡まり方が秀逸だからだと思います。
御子柴さんだー!わーい!と思ってたら氏家さんまで!!!ありがとう!!!シリーズ読んでてよかったと心から思いました!!こういうの大好き!!
やはりお薬関連といえば反社会的組織ですよね。
先日殺し屋の交渉術読んだ時のことをちょこっと思い出しました。
御子柴さんも不破さんも自分の中の正義があるから立場は違うし流儀は違うけど似ている人間だよね。
そんなところが好きです。
他のシリーズも楽しみつつ読みますが、七里先生本当にちゃんと寝てちゃんと食べて長生きして欲しい…と某YouTubeを見てからずっと思っています。
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリーの書き方ではなく、著者の創作論でした。プロローグと本文で視点人物が違えば、意識がぶつ切りになってしまうのは確かにあると感じた。
地形とか地図とかニュース見れば、おおよその街の事情は分かる。住む人の棲み分けなどと書いてありましたが取材しないと書けないでしょうし、寝食ほぼせず書く、娯楽は他の方が書いた作品、映画とは天才です。教科書一回見ただけで記憶する学生や本業の息抜きは詰将棋の藤井聡太さんのエピソードを思い出しました。承認欲求のために書いてはならない、SNSは字数制限があるからその人の人となりを表さないは肝に銘じます。 -
Posted by ブクログ
連続猟奇殺人鬼として日本中を震撼させたカエル男が再び動き出した。精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士の連続殺人。だが、これまでのルールに反する行動をとるカエル男に捜査陣は翻弄される。
カエル男シリーズの完結編ということで、自分の中でハードルが上がりすぎていたかもしれないのだが、「ん?」と思っているうちにあっさり終わってしまった印象を受けた。取り扱う問題は中々にセンシティブで、読んでいる最中は刑法39条について色々考えさせられた。それだけにそのあっさり感が非常に残念だった。他シリーズの登場人物がちょこちょこと顔を出すのは面白いとは思ったが、物語を壊さない程度だったのでそこは好印象。