中山七里のレビュー一覧

  • テミスの剣

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    冤罪。起きてはならない冤罪による死刑判決。獄中で自殺してしまう。数年後違う事件で捕まった犯人が自供し冤罪が発覚。冤罪を勇気をもって告発した刑事。20年以上たち犯人が出所した時に起こったこととは…。事件に巻き込まれないよー静かに生きようw

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    2026年08月10日
  • 能面検事の挫折

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     能面検事シリーズ4作目。過去の挫折エピソードから御子柴弁護士との対決へ。

     単純にエンタメとして面白く読めました。御子柴だけでなく氏家京太郎など別作品のキャラがちょい役で登場しますが、不破と御子柴を対立しながら共通の思考を伺わせる同族嫌悪的な敵対関係にした結果、最後の後半がとても緊張感のあるものでした。

     結論としては「負け」ですが、感情的には「勝ち」であるような、いいところに落とし込む終わらせ方は前作を思わせるところでもあり、うまいなと思いました(完勝のような勝ち方では御子柴弁護士のほうに工夫が必要になるため)

     どんでん返しのトリックについては、1つは早々に気づいてもののもう1つは

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    2026年08月10日
  • いつまでもショパン

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    ネタバレ

    【全体を通して】
    過去作に比べ事件のレベルが上がり、
    音楽描写もショパンコンクールとのことで
    複数人のピアノ奏者の個性がかき分けられており、
    事件と音楽の双方の勢いが凄かった。
    登場する曲の数が多いので、読みながら聴くのが大変だった。笑
    今までは岬陽介が「先生」という立場だったのから
    主人公ヤンの「ライバル」という位置づけで、
    更に母語の日本ではなく海外にいることから
    岬陽介がすこし幼く感じたのも新鮮だった。
    ライバルやテロを通して成長していくヤンを
    見ていくのは辛かったけど、尊敬できると思った。

    【岬陽介、ついに戦争までも止める】
    前作「おやすみラフマニノフ」では
    ヤクザを制したシーンに驚

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    2026年08月10日
  • 殺戮の狂詩曲

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    ネタバレ

    高級老人ホームで9人の老人を惨殺して、老人は生産性がないので死んで当然だという被告に国選弁護人として御子柴が無罪を主張する。
    どう考えたって無罪無理だろと思いつつ、どんな方法でいくのかと興味津々。洗脳されてたけどやっぱり死刑じゃん、あれ?と思いつつ終了。なぜこの事件の弁護を御子柴が引き受けた理由がエピローグで分かった時に、死刑は死刑でも改心させる必要があったのかと納得。

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    2026年08月10日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    かなりグロテスクなシーンがあり、読む人を
    選んでしまう内容ですが それと引き換えに得
    る事ができる驚きと面白さは最上級の小説でした。

    終わり方もとても良く考えられていて
    とても素晴しかったです。
    古手川アンタは凄い笑

    【もちろん縦読み】

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    2026年08月09日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    面白かった
    このミスで台頭してきた小説にいまいちハマってこなかったからうれしい
    暴力的でちょっとグロかった
    続きもすごく気になる終わり方でたのしみっ

    単なるサイコミステリーではなく、責任能力を問う刑法第三十九条について考えさせられる
    第一項には心神喪失者の行為はこれを罰せずという規定がある。心神喪失とは、精神の障害等の事由により事の是非善悪を弁識する能力(事理弁式能力)または、それに従って行動する能力(行動制御能力)が失われた状態をいう。

    「裁判を受けるのは権利であり、罰を与えられて罪を償うのも実は義務ではなく権利なのだ。三十九条という法律は患者を救うのではなく、患者からその権利を奪うもの

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    2026年08月09日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    安楽死!重いテーマ。安楽死という殺人を20万という報酬で請け負う犯人。自分が長く生きれないとしたら苦しみ、痛みは取って欲しい。安楽死が許されるなら選びたいかも…。でも家族が望んだら?その選択を受け入れられるだろ〜か?反対とは言いきれないけど…認めるのも怖い。

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    2026年08月08日
  • 嗤う淑女

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    なかなかの悪女ぶりで読んでて気持ちのいい物でありませんでしたが、それを上回る面白さと緻密さがありました。最後のどんでん返しのまたどんでん返しは天晴れでした。恭子が再生不良性貧血で美智留から骨髄移植を受けた事が最後にこう繋がるのかぁ!と感心しました。
    元々ヒポクラテスシリーズで中山七里作品を読む様になり、そこに出て来た渡瀬警部のシリーズ、古手川刑事のシリーズを読み、更にそれらのシリーズに出て来た御子柴弁護士のシリーズ、そして古手川刑事の宿敵だった有働さゆりが登場したこの美智留のシリーズまで繋がりました。
    中山七里の術中にハマっている様な気もしますが、この様にシリーズを跨いで多くの登場人物がオーバ

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    2026年08月08日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    以前読んだことありそうだなと思いながら読んだが、全く覚えてなかった。
    確か前は途中で連載ものなのに単独で読んでしまったなと思ったのだが、今回はちゃんと前作も読んでいたので犬養のことを知っていたからか、しっかり読むことができた。

    個人的には「青い魚」と「黄色いリボン」が好きだった。
    「青い魚」は騙されていることに気づいてないのかと思ったが、やはり得意なフィールドに立った時に人の本領は発揮されるんだなと思った。
    ただ、今まで寂しいと感じてなかったが、人と生活をして「自分は寂しかったんだ」と気づいてしまったこの章の主人公が、寂しさをこれからどう埋めていくのかなと思った。

    また、犬養シリーズには割

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    2026年08月08日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    殺人を犯した少年が公正し弁護士に。中山さんの作品はスリリングでサクサク読める。最後まで殺したのは弁護士だと思ってた〜、弁護士は悪いやつと思っていた〜!最後のどんでん返しはすごいですね。

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    2026年08月07日
  • いつまでもショパン

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    やっぱり面白い…。
    白熱する演奏シーンから、目を覆いたくなるような戦場のシーン、人間模様の機微までぐっと引き込まれた。
    戦争の無い世の中になって欲しい。
    ピアノの旋律が戦争を止めることは出来るかもしれない。誰かのために、本当に心を込めて行う行為(演奏や言葉)は、必ず誰かを救うと思えた。

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    2026年08月07日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    ネタバレ

    憲法39条や少年法を理由に殺人犯を弁護して無罪を勝ち取った人権派弁護士が無惨な殺され方をする。
    蓮田サービスエリアから長距離トラックに引きずられ原型を留めなくなった死体。廃ラブホの屋上のカラスの棲家に生きたまま括り付けられカラスに啄まれた死体。70度の食品乾燥機の中で12時間乾燥させられカラカラになった死体。
    殺され方が残虐すぎてゾクゾクするのは相変わらずのカエル男。有働さゆりの最期が人格が統合されかけるも贖罪の意識で古手川にわざと射殺されるようにしむけたのもしんみりする幕引き。
    自分を殺人鬼に仕立て上げた御前崎教授をボーガンで射殺するけじめも良き。

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    2026年08月07日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    刑法39条の問題提起としては十分なインパクトがある。それのせいで恨みの持って行き場がなく苦しむことも、それか利用されてしまうことも、本人の自己コントロールではどうしようもないことも、それぞれの角度で語られていたように感じる。
    またどんでん返しとはこういうことかと思った。違和感のある点が多々のこっていたので、調べてみると、すべて裏の事情があった。しかし、3重構造になった関係性に関しては、私にとってはやり過ぎだと感じた。

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    2026年08月07日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    以前にドラマを観て、大体の筋書きは覚えていたものの、それでもハラハラさせられてなかなかの読書体験だった。

    このあとの続編がどうなっていくのか、興味津々です。

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    2026年08月06日
  • 隣はシリアルキラー

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    泣いた
    矢口の大雑把な励まし方に
    泣けた

    シリアルキラー…
    読めば読むほど隣人の描写が
    怖さを煽る
    友哉の事情も絡めて
    どうなっていくのか
    ハラハラしながら読んだ
    後半はスピード感がたまらない
    思いがけない場面に
    やっぱり中山七里作品にハズレなし!
    と思った
    ただ怖いだけじゃない
    人間の心情や世間の風潮に対して
    考えさせられる
    寄り添う気持ちはあれど
    なかなか難しい所もあるよなぁ…と
    その人の人となりによって
    変わる
    物語の中に登場する
    葛城が殺伐とした中で
    中和剤的な役割をしてくれた
    読後感は 思いのほか爽やかだ
    爽やかという言葉は不適切かもしれないが
    嫌な気持ちで読み終えることはなかった

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    2026年08月06日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    ネタバレ

    毒島刑事第四弾。

    小説教室や、「なろう」小説、文学賞、そして宗教本と、
    現代の文学界をなで斬り。
    相変わらずの毒舌ぶりだが、なんだかだんだん刺さらなくなってきたのは、
    毒されてきたのか、文学界通になってきたのk。

    現代宗教の宗教本が本屋で売られるようになって、
    いいところに目をつけたな、と思ったことがあったからかもしれない。
    信者に買わせて収入になるだけでなく、
    布教に使えるし、
    壺とか水晶とか売るよりも怪しげでなく、ちょっとだけ文化の香りがする。
    実際に送り付けられたこともあるし。
    読んでないけど。

    いまさらながら、謎解きらしい謎解きもなくて、
    人は殺されているがミステリーかなのか?と

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    2026年08月05日
  • 有罪、とAIは告げた

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    AIが判決まで出してくれるようになれば、裁判官の仕事の負担が軽くはなるかもしれないけれど、いくらAIが発展しても、AIだけの判断で判決を下しては欲しくないなと感じた。

    何でもかんでも効率化すればいいとは限らないということに改めて気づかせてくれる物語だった。

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    2026年08月05日
  • おわかれはモーツァルト

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    岬洋介が登場するまでが、ダブついていたが、前作同様救世主登場と共に面白さが際立って。丁寧にヒントをくれるので、なんとなく犯人がわかるところも嬉しい。

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    2026年08月05日
  • テミスの剣

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    最初の方からクサイと思ってた人がどんでん返しの人でちょっと安心した。感情を揺さぶられ、エンタメとして楽しめた。

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    2026年08月05日
  • おやすみラフマニノフ

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    クラシック好き、音楽好きには文句なく楽しい!岬洋介の諭し方が本当にいいんだよな。今回の主人公・晶にも好感。岬洋介が深堀りされる回はあるのか?作中に出てくるチャイコのバイオリン協奏曲を聴きながら読みました。

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    2026年08月05日