中山七里のレビュー一覧

  • 復讐の協奏曲

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    まー色々あるもんだ。しかし、この国のジャスティスが直接の暴力に出たのも頷けないし、野際が南雲だったというのも… 全員が関係者かよ
    でもやっぱり与論に対する御子柴の考え方は独特で面白い。

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    2025年11月11日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    この作者の作品はとても読みやすく好き。特に後半はどきどきしながら、おーそう言う展開にきましたか!となって最後まで一気読み。

    健康保険証の裏にある臓器提供に私は丸をつけている。夫にも娘にも念押ししているが、夫は脳死になっても拒否をするといっている。でも小説の中のようなコーディネーターがいるのならきちんと家族に説明をしてくれるだろう、と少し勝手に期待

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    2025年11月10日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    本作品もとても面白かったです。
    スッキリ終わらせないのが、この作者の憎い所ですが、それもまた現実的で良かったです。
    この弁護士は生い立ちにいわくがあるので、他の作品とは異なる味わいを感じさせてくれます。
    続編も早めに読みたいと思います。

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    2025年11月09日
  • 復讐の協奏曲

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    私も定期的に読みたいと思っている分野がリーガルミステリー。こちらは悪徳弁護士の御子柴シリーズの5作目になる。これまで母親、少年院時代の恩師、あの事件の姉などの弁護を担当してきていたが、今回は事務職員の洋子さん?!Σ(゚Д゚)。死体配達人事件も違った視点から見たり、また上手いこと解像度が上がっている気がする。シリーズが完結するにはどうなったら自分は納得するんだろうと、この先も気になってしまいます。

    『弁護士を取り巻く情勢は、社会の変遷とともに移り変わっていく。数年前の常識が目の前の事件にも通用するとは限らない。法律が改正されるのと同じように、弁護士の常識や、倫理もアップデートしていかなくてはな

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    2025年11月09日
  • 武闘刑事

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    基地問題、日米地位協定。日本の置かれている現状を認識するために多くのページが割かれ、殺人の動機を探らないまま長々と日米問題が展開される。焦れてきた頃に急展開。そうきたか。最後は泣いた。

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    2025年11月09日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪 傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰をテーマにしたアンソロジー。

    人間の奥底にある心を描き、共感したり、おもしろがったり、新たな感情を知ったりと一冊の中で多様な感想を持ちました。おもしろかったのは、怠惰、憤怒、強欲、色欲。暴食は猟奇的だったな。

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    2025年11月08日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ネタバレ

    面白かった。
    まさか犯人が殺害された萱場氏の実兄だとは思わなかったが、人の嫉妬や欲望は醜いということを見せつけられたお話だった。

    コロナウイルスというテーマも、身近であり臨場感がありました。

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    2025年11月08日
  • 人面瘡探偵

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    ミスターどんでん返しの本骨頂発揮
    本編もどんでん返し
    そしてタイトルの人面瘡も、どんでん返しなのかな⁈
    それは読む人の感じ方によるのでは
    主人公のヒョーロクくんと人面瘡の小気味良い掛け合いが面白かった

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    2025年11月06日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    栂野真琴先生シリーズの第2弾。
    今回はWeb掲示板の書き込みがきっかけとなって次々と解剖をすることに。
    真琴先生がすっかり法医学研究室の一員となり、活躍する姿がまぶしいです。
    事件自身はちょっとアッサリ気味かも。

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    2025年11月06日
  • もういちどベートーヴェン

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    掴みどころのない岬洋介の超絶した才能に魅せられる。終盤の怒涛の回収は読み応えがあるが、もう少し余韻が欲しいところ。ピアノ演奏の描写はまるて著者が音楽評論家であるかのよう。

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    2025年11月05日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ネタバレ

    前作もそれなりに凄惨なものだったが、それを遥かに上回る殺害方法の数々に戦慄しながらも釘付けにされてしまった。
    前のが大丈夫でこれ読んだんやろ?それじゃあこれくらいやってもかまへんよな?わはははは。と言われている気さえする。
    想像力が豊かな人は絶対に気分が悪くなるから読まないほうがいいかも……私はそのへんの能力が乏しいので助かった。

    真犯人については前作を読んでいれば予測がつきやすいと思う。ただトリックやその動機?は見当がつかず、その真相を追うためにページをめくる手が止まらなかった。

    今回も最後の最後で次に繋がる不穏な空気を醸し出していたので、次作「連続殺人鬼カエル男 完結編」も楽しみにして

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    2025年11月05日
  • 越境刑事

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    高頭冴子のシリーズ2作目にして危険度マックスの作品。タイトルの「越境」を最初は県警の管轄を越えるという意味だと思っていたが、まさかの海外への越境。
    本作では中国に迫害されているウイグル民族の問題を取り上げているが、自分が如何にその迫害(というよりも民族浄化)の実態を知らないかという事実を思い知らされた。アマゾネスと呼ばれ男勝りでクールな高頭冴子だが、実は情に厚く、ウイグル人活動家の女性を救い出すべく中国へ出張する。そこで捉えられ言語に絶する拷問を受けるのだが、読んでいて流石に今回は助からないんじゃないかと思ってしまう(主役が助からないなんて話は絶対にないんだけど)。最終的には高頭冴子は救助され

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    2025年11月05日
  • 越境刑事

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    大地の子を読んだ時も、中国政府ってやつはよ……と思ったけど、ホント胸糞悪いわ。

    新疆ウイグル自治区が迫害されてるのは知ってても、実際ここまではさすがに?と思いながらも解説読んで、決してフィクションでは無いことが恐怖。エスニッククレンジングって狂気の沙汰だよ。

    しかし、拷問シーンは読むのキツかったな。
    ホントに高頭さんが千葉県警にいたら、心強いのに。

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    2025年11月04日
  • ヒポクラテスの誓い

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    正直「方舟」や「白鳥とコウモリ」程の(自分の星5小説)衝撃的な話はないが、全ての章がコンスタントに一定の水準を超えてくるものであったためこの評価とする。普通に面白かった。

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    2025年11月03日
  • ヒポクラテスの誓い

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    他のシリーズで清涼剤的に時々登場する真琴先生を主人公にし、その周辺の光崎教授、キャシー先生を描いたサイドストーリーの第1作。
    個人的には、カエル男で活躍の渡瀬/古手川コンビの人物像が魅力で本シリーズも読み始めた。もしかしたらほかの作品でも書かれていたのかもしれないけれど、真琴先生は法医学教室には入りたてだったんだ。ということで、人物像が一層明確になって、このシリーズというか、一連の作品の世界観をより理解できるようになりました。
    それにしても、今度は医学面から、誤診というか複数の理解があり得るようなテーマを、次々とよく題材があるものだと、感心というか、驚いてしまいます。

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    2025年11月02日
  • 隣はシリアルキラー

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    ドキドキハラハラで一気読み。

    工場の社員寮で、隣に住んでるカタコトの中国人が夜中に人を解体してるような音聞こえてきて、気になって眠れない。っていうのが冒頭で、
    どんなオチになるんやろ?
    実は幻聴ってオチ?それか何か別の音やろ?って思って読んでたら、、、∑(゚Д゚)

    ラストのシーンはさすが、
    どんでん返しの帝王 中山七里先生!!
    面白かった!!

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    2025年11月01日
  • 棘の家

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    ネタバレ

    マスコミや最近の匿名による悪意とも取れる個人特定の
    恐ろしさと醜さ。これは本当に創作小説なのかと思えてならず、
    これはキツいと読むのを断念しかけましたが、気がつくと
    引き込まれていました。
    皆がそれぞれ後ろ暗い所があって冷静になれず疑心暗鬼。
    里美さんそりゃないわ。
    最後は非常に短絡的な犯人に張っ倒したくなりました。

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    2025年10月31日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    いろいろ怖すぎるが、続きが読みたくなる。
    犯人が二重、三重になっていて、最後まで気が抜けない上に、次に続いている。
    殴られボコボコにされるシーンが長く
    ちょっとしんどい。リアルな映像だと、観れないレベル。

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    2025年10月31日
  • ヒポクラテスの誓い

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    とても面白かった。各章で完結しているので読みやすかった。
    ただ、文字だけで人物像を創造して描く小説ならではの手法なのか、「法医学の権威、年配の大学教授」の会話の語調が『目玉の親父』風で、方言が混じっていたとしても60代半ばの現役医師としては老けているなぁ、と感じてしまった。

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    2025年10月31日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ひょえーーー!
    最後の、最後の一文でふるえる
    なんともいかした終わり方
    米澤穂信の本みたいだ!

    この作者は、絶対に人を殺したことがある!
    表現が凄まじく艶めかしい。
    細部まで容易にイメージがついた。

    星4.5くらいかな。
    5は、もう一度読みなおす(したい)本
    死体とか痛みの表現がこわすぎるから
    読み直しはしないけど
    続編があるらしいから読む

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    2025年10月30日