中山七里のレビュー一覧
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能面検事シリーズ4作目。過去の挫折エピソードから御子柴弁護士との対決へ。
単純にエンタメとして面白く読めました。御子柴だけでなく氏家京太郎など別作品のキャラがちょい役で登場しますが、不破と御子柴を対立しながら共通の思考を伺わせる同族嫌悪的な敵対関係にした結果、最後の後半がとても緊張感のあるものでした。
結論としては「負け」ですが、感情的には「勝ち」であるような、いいところに落とし込む終わらせ方は前作を思わせるところでもあり、うまいなと思いました(完勝のような勝ち方では御子柴弁護士のほうに工夫が必要になるため)
どんでん返しのトリックについては、1つは早々に気づいてもののもう1つは -
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ネタバレ【全体を通して】
過去作に比べ事件のレベルが上がり、
音楽描写もショパンコンクールとのことで
複数人のピアノ奏者の個性がかき分けられており、
事件と音楽の双方の勢いが凄かった。
登場する曲の数が多いので、読みながら聴くのが大変だった。笑
今までは岬陽介が「先生」という立場だったのから
主人公ヤンの「ライバル」という位置づけで、
更に母語の日本ではなく海外にいることから
岬陽介がすこし幼く感じたのも新鮮だった。
ライバルやテロを通して成長していくヤンを
見ていくのは辛かったけど、尊敬できると思った。
【岬陽介、ついに戦争までも止める】
前作「おやすみラフマニノフ」では
ヤクザを制したシーンに驚 -
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面白かった
このミスで台頭してきた小説にいまいちハマってこなかったからうれしい
暴力的でちょっとグロかった
続きもすごく気になる終わり方でたのしみっ
単なるサイコミステリーではなく、責任能力を問う刑法第三十九条について考えさせられる
第一項には心神喪失者の行為はこれを罰せずという規定がある。心神喪失とは、精神の障害等の事由により事の是非善悪を弁識する能力(事理弁式能力)または、それに従って行動する能力(行動制御能力)が失われた状態をいう。
「裁判を受けるのは権利であり、罰を与えられて罪を償うのも実は義務ではなく権利なのだ。三十九条という法律は患者を救うのではなく、患者からその権利を奪うもの -
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なかなかの悪女ぶりで読んでて気持ちのいい物でありませんでしたが、それを上回る面白さと緻密さがありました。最後のどんでん返しのまたどんでん返しは天晴れでした。恭子が再生不良性貧血で美智留から骨髄移植を受けた事が最後にこう繋がるのかぁ!と感心しました。
元々ヒポクラテスシリーズで中山七里作品を読む様になり、そこに出て来た渡瀬警部のシリーズ、古手川刑事のシリーズを読み、更にそれらのシリーズに出て来た御子柴弁護士のシリーズ、そして古手川刑事の宿敵だった有働さゆりが登場したこの美智留のシリーズまで繋がりました。
中山七里の術中にハマっている様な気もしますが、この様にシリーズを跨いで多くの登場人物がオーバ -
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以前読んだことありそうだなと思いながら読んだが、全く覚えてなかった。
確か前は途中で連載ものなのに単独で読んでしまったなと思ったのだが、今回はちゃんと前作も読んでいたので犬養のことを知っていたからか、しっかり読むことができた。
個人的には「青い魚」と「黄色いリボン」が好きだった。
「青い魚」は騙されていることに気づいてないのかと思ったが、やはり得意なフィールドに立った時に人の本領は発揮されるんだなと思った。
ただ、今まで寂しいと感じてなかったが、人と生活をして「自分は寂しかったんだ」と気づいてしまったこの章の主人公が、寂しさをこれからどう埋めていくのかなと思った。
また、犬養シリーズには割 -
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ネタバレ憲法39条や少年法を理由に殺人犯を弁護して無罪を勝ち取った人権派弁護士が無惨な殺され方をする。
蓮田サービスエリアから長距離トラックに引きずられ原型を留めなくなった死体。廃ラブホの屋上のカラスの棲家に生きたまま括り付けられカラスに啄まれた死体。70度の食品乾燥機の中で12時間乾燥させられカラカラになった死体。
殺され方が残虐すぎてゾクゾクするのは相変わらずのカエル男。有働さゆりの最期が人格が統合されかけるも贖罪の意識で古手川にわざと射殺されるようにしむけたのもしんみりする幕引き。
自分を殺人鬼に仕立て上げた御前崎教授をボーガンで射殺するけじめも良き。 -
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泣いた
矢口の大雑把な励まし方に
泣けた
シリアルキラー…
読めば読むほど隣人の描写が
怖さを煽る
友哉の事情も絡めて
どうなっていくのか
ハラハラしながら読んだ
後半はスピード感がたまらない
思いがけない場面に
やっぱり中山七里作品にハズレなし!
と思った
ただ怖いだけじゃない
人間の心情や世間の風潮に対して
考えさせられる
寄り添う気持ちはあれど
なかなか難しい所もあるよなぁ…と
その人の人となりによって
変わる
物語の中に登場する
葛城が殺伐とした中で
中和剤的な役割をしてくれた
読後感は 思いのほか爽やかだ
爽やかという言葉は不適切かもしれないが
嫌な気持ちで読み終えることはなかった -
Posted by ブクログ
ネタバレ毒島刑事第四弾。
小説教室や、「なろう」小説、文学賞、そして宗教本と、
現代の文学界をなで斬り。
相変わらずの毒舌ぶりだが、なんだかだんだん刺さらなくなってきたのは、
毒されてきたのか、文学界通になってきたのk。
現代宗教の宗教本が本屋で売られるようになって、
いいところに目をつけたな、と思ったことがあったからかもしれない。
信者に買わせて収入になるだけでなく、
布教に使えるし、
壺とか水晶とか売るよりも怪しげでなく、ちょっとだけ文化の香りがする。
実際に送り付けられたこともあるし。
読んでないけど。
いまさらながら、謎解きらしい謎解きもなくて、
人は殺されているがミステリーかなのか?と