中山七里のレビュー一覧

  • 連続殺人鬼カエル男

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    久しぶりのフィクション。
    『さよならドビュッシー』でその音楽表現に魅了されたのだが、同時期にこんな作品も書いていたとは驚き。
    『さよなら…』とはまったく異質の話ではっきりいって胸クソ系の描写が多いのだが、先を読まずにはいられない展開と、どんでん返しの繰り返しに、なんとも満足な読後感でした。
    シリーズが2作も出ているらしいので、チェックしとこう。

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    2026年03月04日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ

    AIロボットの殺人疑惑、裁判というテーマはおもしろい。

    ただ、細かい設定が甘いかなーと思った。
    介護ロボットを開発、販売するにあたって
    生死に関わることもありうるので
    様々なケースを考えてものすごく試験するでしょう。
    介護者のペースメーカーに影響することとか
    販売時に重要事項の説明があると思う。
    ロボットの行動のログがメーカーに問い合わせないと分からないなんてありえない。
    警察側もロボットの仕様を全く下調べせずに事情聴取に行くかな?

    私としては、最後の犯人特定はない方がよかった。

    オーディオブックで聴いた感想としては
    ナレーターは男性の方が良さげ。
    1.2倍くらいで聴いていたのだけど

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    2026年03月04日
  • 能面検事

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    顔に出やすい新米事務官と優秀だけど、表情一つ変えない検事のいかにもドラマにしやすい題材。とにかく読みやすかったです。
    犯人もまさかだったのでミステリーとしても良かった。

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    2026年03月04日
  • おやすみラフマニノフ

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    ありきたりな表現で申し訳ないが、音楽を読む、ということを初めて体験した。中山さんの作品は去年から読み漁っていたのだが、この有名なシリーズにはしり込みをしていた。意を決して読み始めて本作でシリーズ2作目。

    音大生、晶の周りで次々と事件が起こる。高額楽器の盗難、破壊、そして殺害予告。それと同時に起こる演奏会成功への道。様々なことが絡まりあいやがてひとつの形を作り出す。そんな物語。

    こちらの方が前作よりもより音楽の表現が強かった。
    そこに書かれたものを読んで自分で調べてみるということは何かしら本から影響を受けたのだと思う。この本はそういう物。本を読んで実際に曲を調べてみた。実際に聴いてみた。そう

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    2026年03月03日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    Audibleで聞了。

    どうしてしおんの登場が必要だったのかずっと疑問だったが,
    最後に腹落ちした。見事な大どんでん返しだった。
    火傷の受傷時や,皮膚移植後の経過や,なにより演奏時の解説?の描写が
    医者の作家さんのようだったので,興味が出てWikiを見たら,
    記憶力がずば抜けた方のようで,なるほど同じ人種なのかもと思った。

    中山さんにとって最初にブレイクした作品のようで,
    はるか(しおん)の自分を表現するためのピアノに対する覚悟は,
    中山さんの小説に対する思いなのかもしれないと感じた。

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    2026年03月03日
  • 有罪、とAIは告げた

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    血の通った人間が懲役、または死刑判決を下すことの責任を感じ取り、うるっときました。裁判員は、悩みに悩んで、寝るまも惜しんで判決文を書いている。教育の現場でも、正解がないことにひたすら悩み混む。裁判官は、悩むことから逃げてはいけない。そこに共感した。でも、できれば気楽に仕事をしたいな…笑
    悩むってなんだか怖い。
    AIにはできなくて人間にできる仕事が、責任をとるということ。そういう仕事ばかりになっていくのかなと思うとちょっと息苦しさも感じる。

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    2026年03月03日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    子宮頚がんワクチンのお話

    ワクチンはコロナでもそうだけど副反応はゼロにはならない

    あと最後の書店員さんのifの話は正直いらなかった

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    2026年03月02日
  • 棘の家

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    クラス内のいじめ問題を解決できていない男教師、自分の娘がいじめを受け自殺未遂を起こす。
    アイデンティティが"教師"であるため、父親として家族を守る前に自制がかかる。

    途中子どもと嫁の側に感情移入し、主人公にいらいら。実際に起こり得る事件を起点に、家族の在り方を考える。

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    2026年03月02日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    後半は次々と真実が明らかになっていく。
    緻密な描写と、人物属性の誤認を誘う叙述トリックなど、多彩な仕掛けが読み手を引き込ませる。
    刑法39条を絡めたストーリーは、あまりに理不尽で興味深かった。

    緻密な描写と評したが、部分によっては冗長と感じる。
    何より、バトルシーンが長い!
    古手川の尋常じゃないやられっぷりと、それでも生きてる頑丈さには、若干引き気味だった。
    また、精神障害や洗脳(暗示?)があまりに万能過ぎる。
    評価5でもいいくらい楽しめたが、これらが少し気になったので、4とした。

    ストーリーを読み解くヒントは至る所に散りばめられており、ミステリーとしてとても出来がいいと思った。
    ただし、

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    2026年03月02日
  • 鬼の哭(な)く里

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    最初は八つ墓村の様な猟奇事件の場面。
    コロナ禍の現代に移り、祟りや怨念の世界がコロナで疑心暗鬼になった山里の人々の物語となる。
    あのコロナが始まった頃、この話の通り人々がお互いを疑い糾弾していた事を思い出した。
    そしてそれは、過密度の低い田舎ほどひどかった。
    都会から移り住んで来たトレーダーを怪しみ追い出そうとする村人たち。
    そんな村人や家族を忌み嫌う主人公の高校生。
    鬼哭山から聞こえる恐ろしい声の後死んでいく村人に祟りだと恐れ、村人たちは都会人を追い詰めようとする。
    科学と常識を持った都会人と高校生の繋がりの中で、少し後味の悪い結末になってしまった。

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    2026年03月02日
  • どこかでベートーヴェン

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    ネタバレ

    「才能」が織りなす人間関係。
    特に高校生というまだ未熟な年柄だからこその嫉妬心や歪んだ正義感、集団圧力etc。
    ミステリー小説の面よりも青春内でのいわば当たり前を真正面から捉える作品であると思いました。

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    2026年03月02日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    『これは私の持論なのですが、世の中に完全な善人もいなければ完全な悪人もいない。いるのは騙すものと騙される者だけです』(犬養隼人)
    今作は、それぞれの色を彷彿とさせる七つの事件の短編集だった。あらすじ読んでなかったので短編集って知らなかった…
    中山七里先生と言えば社会問題×ミステリーというイメージがあるけど、こういったのは長編じゃないと扱えないと思ってた…今回も七里節満載で短編の中に多彩なテーマと共に表現されてて、やっぱすごい…!!ジャンルの魅力を損なわずにこれだけの要素を詰め込んでかつ短編×7って、同じ人間っていうのが信じられん…
    七里先生と言えばどんでん返しだけど、今作は、私が深読みしすぎる

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    2026年03月01日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    続編って大抵クオリティーが下がるイメージですが、本作は相変わらず面白かった!

    カエル男の正体は終始あからさまにミスリードされているので「きっとあいつではないんだろうな」と思いつつも最後まで騙されてしまった。
    渡瀬は最初から全て分かっていた(怪しんでいた)のだとすると読者はカエル男だけでなく渡瀬の手のひらでも転がされていたんだろうな。

    というか中山七里の手のひらですね。さすが…

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    2026年02月28日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ

    【AI介護ロボットに殺人罪⁉︎前代未聞の裁判開幕】

    ヒトの感情を学び、日々進化する人工知能。そんな人工知能に「殺意」はあったのか?証明することは可能なのか?事件を追う刑事、裁判官、開発者、被害者遺族、様々な立場の人間のたちを巻き込んで紆余曲折しながら始まる裁判。

    いつの時代も、使う側のヒトの業(消そうとしても消せない感情的な部分)がトラブルを招く。
    便利なものができたら、必ずヒトは悪用する。この構図は今のところ変わらない。

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    2026年02月28日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ

    父が死んだ原因は介護ロボットが発した高周波だった。介護ロボットのリタは殺人罪で起訴されてしまう。まるでヒトのようなリタは人々を魅了していく。果たしてAIが意図的に殺害したのだろうか? ーーー裁判が始まる。

    裁判が始まるまでが本番かと思うような長さ。AIを裁判にかけるという前代未聞なケースに、みんながリタに会いに行く。そしてその度にヒトらしくなっていくリタ。裁判が始まったときにはヒトとしか思えないくらいまで進化していた。
    いまのAIは技術面に注力されていますが、いずれは心を持つAIも出てくるかもしれない。その時AIに人権を与えるのか、それとも道具としてみなすのか、真剣に考えなきゃいけないテーマ

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    2026年02月28日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    立花志郎
    新聞配達員。高校生。幽霊マンションと綽名がつけられているスカイステージ滝見の十三階で死体を発見する。第一の被害者・荒尾礼子の死体の第一発見者。

    古手川和也
    埼玉県警捜査一課に配属されて一年。右手の掌に二本並行して横断する傷跡があり、それを左の親指で軌跡をなぞる癖がある。大学は出たものの国家公務員試験I種は落ちている。ノンキャリアとしてスタートした。大きな手柄を立てて自分の存在を知らしめる必要がある。と功名心は日増しに肥大している。

    渡瀬
    埼玉県警捜査一課の警部。班長。古手川の上司。

    辻巻
    ネズミのように貧相な瓜実顔をしている。スカイステージ滝見の一棟と二棟の管理人。常駐ではなく

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    2026年02月27日
  • 能面検事の奮迅

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    これは森友学園問題をモチーフにしている?とわりとすぐに気付いた。
    1作目よりも個人的に良かったかな。
    読後切ない気持ちでやるせなくなる。
    相変わらず我が道を行く不破検事と惣領事務官がいいコンビになってきた印象。

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    2026年02月27日
  • 能面検事

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    空気を読まず、まるで能面のように無表情で淡々と仕事をこなす不破検事がいっそ清々しい。
    実際に自分の上司だったら大変そうだけどぶれない信念がかっこいい。

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    2026年02月27日
  • スタート!

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    「連続殺人鬼カエル男」を映画化するというプロットの作品。
    自身の作品を二次創作するというなかなか興味深い題材。驚いたのは、映画の中でも原作の登場人物が実名で出ているところ。
    結局ここでも事件が起きてしまうのではあるが、最後がハッピーエンドなのがよかった。
    なかなか面白かったぞ。

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    2026年02月26日
  • とどけチャイコフスキー

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    ネタバレ

    何だって。彼がくるのか。

    「ヴァレリーさん、案内してくれませんか」
    「学部長が殺害された現場にです」

    岬洋介です。またです。
    何かが起きて、飄々とクライマックスへ向かう。
    岬洋介です。

    鍵盤の音に誘われ、久しぶりに読んだシリーズ最新刊。

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    2026年02月25日