中山七里のレビュー一覧
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ヒポクラテス・シリーズ第5弾
今度は、ミイラか!
エアコンずっと付けたまま、孤独死とかすると、腐る前に乾燥して、上手い具合に!
引き篭もりか…
タイトルは、8050とか数字。
8050問題というのがあって、80代の親が50代の引きこもりの子供を経済的に支えるという社会問題。
まぁ、どんな理由があるにしても、もう寿命なるから、子供、どうするんやろな…
短編なんで、他のタイトルも、
7040
8050
8070
9060
6030
親の年金で暮らす為に…とか
自分が正社員に就けないのは社会のせいなので、革命起こす(無差別殺人)…とか
介護も…
ニュースで、見たようなものが、続々と… -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな作者が含まれいたので。
7つの大罪の中で、最後に配されていたし、
好きな作者だったのでかなり期待度が高かったが、
いや、高すぎたのか、
ミステリーというかホラーに傾きすぎていて、
せっかくの葉村晶の登場も楽しめなかった。
肉の正体に早々に気がついてしまったのも、敗因かも。
ホラーだと思っているのは個人的理由なのかもしれない。
祖師ヶ谷大蔵とか笹塚とか聖蹟桜ヶ丘とか府中とか、
知っている地名が出てきて、
野猿街道の先に闇の仕事を家業とする一族が住む「千倉地区」がある、
というのが怖いのかもしれない。
とはいえ、七つの大罪をめぐるアンソロジーで、
親子関係のほのぼのミステリーや、
突撃 -
Posted by ブクログ
中山七里さんの作品は、「岬洋介」シリーズと「御子柴礼司」シリーズを読み進めていますが、「切り裂きジャックの告白」で登場した「犬養隼人刑事」を思い出し、とりあえずシリーズ2作目以降となる「七色の毒」、「ハーメルンの誘拐魔」、「ドクター・デスの遺産」の三冊を本棚に登録しました。
「七色の毒」はタイトル通り七つの色にまつわる七つの短編になっています。それぞれの物語は、過去にニュースとして報道された事故や社会問題が織り込まれていて、人間が持つ毒という形で表現しています。
中山作品といえば「大どんでん返し」ですが、短編でも遺憾なく発揮されています。さすがというか、中山七里さん自身が七つの毒を全て持 -
Posted by ブクログ
ネタバレ静おばあちゃんと玄太郎おじいちゃんの中山ワールドゴールデンコンビが大活躍
自分に厳しく他人にも厳しい静おばあちゃん、玄太郎おじいちゃんと相性抜群かと思いきや、わがままじいさんと見なしてて面白い笑
ところどころ入る静おばあちゃん(またはみち子さん)の冷静なツッコミが結構ツボ
自分たちが同期であることを説明しようとする刑事さんに「お前らのなれそめなんぞ聞きとうない。そういうのは結婚式場でやれ」って玄太郎おじいちゃんが言うところが好きwワードセンスが天才すぎる
そんな中でも高齢者犯罪の増加、高齢者相手の詐欺、外国人労働者問題などの社会問題もしっかり扱われていてよかった。
第4話はテイストが少 -
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久しぶりに中山七里。一気読み。帰省時に母に献上する本を早く読まねば。
地下鉄の廃駅が舞台のミステリー。楽しい。
ベルリンでのミニツアーを思い出す。大戦中に地上と地下鉄の間に作られた巨大防空壕を案内するミニツアーを見つけて行ったことがある。ただの(地上の)何でもない交差点にある小さな倉庫のようなところの扉を開けて中に入っていくと、そこは地下への入り口だった。地下にたどり着くと銀行の分厚い扉(巨大な円環のぐるぐる回すやつがついてる)にそっくりな扉。よく銀行破りが映画とかで挑戦するやつね。そこから中に入ると立派な居住空間。いくつかの部屋に、医務室、トイレ、途中で地下鉄を下に除き見る小窓など、ワクワ