中山七里のレビュー一覧

  • セイレーンの懺悔

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    ネタバレ

    義父が怪しい!!とは思ったけれど、
    まさか母親のその行動には亡くなった娘の
    やり場のない怒りや悲しみが身に染みる。

    でも、昼夜働き詰めで、問題ばかり抱えていたら
    何もかもから逃げたくなる気持ちもすごく分かって、
    毎回切なくなる事象と問題提起すべき事案を
    うまく描く中山七里作品ますます好きになる。
    で、やっぱりマスコミは好きになれんかな。
    これからの多香美の働きを見たいなぁ。続編ないかなぁ

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    2026年04月02日
  • いつまでもショパン

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    岬洋介シリーズ3作目。
    ショパンコンクールに出場した岬が
    テロに巻き込まれるポーランドでまた謎を解き明かす。ピアニストと呼ばれるは殺人犯の正体は……?

    今回はミステリー要素と音楽の描写か4対6くらい。音楽描写多め。それぞれの演奏者の演奏が描かれているが、他のとは違い美しい描写ではなく、想像できる写実という感じ。音楽を文字にしたらこうなんじゃないかと思わせられる描写は相変わらず。音楽を知らなくても、あの曲かなと想像し、実際に調べて見ようと思わせる力がある。
    ミステリーとしては、どちらかと言うとテロ要素が強くてているため、こちらの印象は動悸や方法や犯人という視点に着目するのが少なかったかもしれない。

    今回の視点人物であるヤンも、もがいて掴み取るタイプの人で良かった……

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    2026年04月01日
  • 境界線

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    『護られなかった者たちへ』の宮城県警シリーズ、
    第二弾となるヒューマンミステリー。

    『境界線』というタイトルがまさにピッタリだった。
    東日本大震災を機に人生観が変わった人、被害の程度差から、失った人や物の大小、置かれる立場や境遇の違いなど、本当にたくさんの目には見えない境界線があるのだと思う。それらが一つ一つ丁寧に描かれている本作。

    ラストまで一気読みしたが、とても物悲しい余韻だった。自然の猛威は時として人の夢や希望を飲み込み、生き方まで変えてしまう。

    結局、本当に悪い人間は居なかったのだと思う。
    五代と鵜沼の友情は、これからも続いて欲しい。

    今年は東日本大震災から15年
    節目になると報道されるが、復興が進む一方で、毎日震災の爪痕と向き合って暮らしている方々がいる。
    同じ時に生きる者としてなにができるか。
    これからも忘れずに暮らしていこうと思った。

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    2026年04月01日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    中山七里さんのたくさんの短編、後半にはエッセイもあり贅沢な1冊でした。
    本当に短い短編でもどんでん返しがあって、さすがだなと思いました。
    また何冊か別の作家さんを読んだら中山七里作品をじっくり読みたいです。

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    2026年03月31日
  • 笑え、シャイロック

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    はい、これまた面白かったです。最近、中山七里さんの本ばっか読んでるなぁ。でも外さないなぁ。これは割と軽く読めて痛快でした。

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    2026年03月30日
  • 能面検事の死闘

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    自分も氷河期世代だが、不遇な扱いを受けこれからも不遇の扱いを受けるであろうなぁと。共感できる部分が多かった。その辺うまく描いてくれていました。
    それにしても、検事ってこんなに死にかけるものなのか

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    2026年03月30日
  • 能面検事の奮迅

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    森友問題をアレンジしたものでしょうが、単なる贈収賄で終わらせず、事件に至る背景もしっかり描かれていて、おもしろかった。

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    2026年03月30日
  • 嗤う淑女

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    作中の登場人物たちのように私自身もミチルにどんどん引き込まれてしまい一気読み。一気読みしてしまったことにも驚いたが、さすが中山先生、最後の結末では期待通りのどんでん返し。楽しい時間でした。

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    2026年03月30日
  • おやすみラフマニノフ

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    ネタバレ

    今作では音大のオーケストラが主軸。前作がピアノにスポットが当てられていたからこそ、また違う雰囲気で読み進められました。オーケストラメンバーの選抜もハラハラ。読んでいて時系列がよく分からなくなった部分がありましたが謎を置いといてすすめられる音楽描写も素敵でこのシリーズ独特のリズムが癖になってきました。読み終わってタイトルを見返すと切なくなります。

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    2026年03月29日
  • 翼がなくても

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    久しぶりの中山七里作品
    会社の役員さまからオススメされ
    貸していただいた本作

    お久しぶりなのは
    御子柴弁護士、犬飼刑事。
    どうやらまだ出会ったばかりの2人
    他作品との時系列も気になったけど
    悪徳弁護士と世間から言われる筋合い
    ないと思うのよ、御子柴先生って。
    なんて思いながら
    当時(2017年頃)のパラリンピックへの
    世間の理解度や認知度の低さを
    (いまはずいぶん違うと思う)
    改めて感じながら
    このある種スポコンものと
    殺人事件がどう絡み合ってくるのかと
    途中、もしかしたら?と気がついちゃったけど
    あの手紙は泣ける(´;ω;`)

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    2026年03月29日
  • 鬼の哭(な)く里

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    「知識が偏って社会的常識にも疎くなった人間が最初にする行為は、部外者の排斥だ。自分たちのしている行為が正義だと思い込んでいるから、何をしても正当化できると信じている。人間っていうのは、それほど馬鹿じゃないけど、それほど賢くもない。」

    そんなことないって思いたいのに、
    関東大震災の朝鮮半島出身者の虐殺事件とか、
    甲府のサリン事件とか、
    何よりコロナ禍で自分自身がマスク警察化した瞬間がひとときもなかったかと言われたら黙り込む。

    「ワルツを踊ろう」と「犬神家の一族」のミックスっぽい冒頭は少し読み辛かったけど、一気読みに近かった。

    裕也くん、いい子なんだけどな。
    これからどうやって生きていくのだろう。

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    2026年03月28日
  • 追憶の夜想曲

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    どんでん返しという訳ではないが、そこに繋がるの!?という驚きがあった。
    前作では御子柴がもしかしたら猟奇的な男なのかという疑惑があったので、穿ちながら読み、結果いい意味で印象が変わった。
    今作はただの冷淡な男として読んでいたので、この事件を担当した理由が分かった瞬間時にはすごい芯がある男だったんだと少し感動すらした。

    岬検事の話も、息子の件が出てきた時になんだか聞いた事がある...と思ってびっくりした。
    御子柴シリーズは、「嗤う淑女」から興味を持ったので、色んな話が同じ世界線であることがわかると、かなりテンションが上がる。
    こうやってまんまと中山七里先生の作品に手を出してしまうんだなと思った。

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    2026年03月28日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    やっぱり抜群の安定感、中山さん。第二次内閣という、替え玉総理シリーズ2作目の続編。売れない舞台役者だったはずの加納が総理大臣として立ち向かう5つの壁。
    それぞれはつながらないけど、現総理・内閣もこんな感じなのだろうなぁ。どれもこれリアルな話で、楽しめます!

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    2026年03月28日
  • ふたたび嗤う淑女

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    嗤う淑女続編。今回は、政治家を軸に周りの人間が次々と恭子ならぬ美智留の手のひらで踊らされていく。
    美智留も経験を積んだからか、相手を懐柔させ言葉で誘導し事に移すまでのテンポが良かった。
    それにまた被害者も簡単に騙されて自ら地獄に落ちていった。
    小さな魚から大きな魚へだんだんと外堀りから潰していく展開は面白かった。
    最後の最後でどんでん返し。やられた。
    やっぱりなと思う反面、最後らへんまで思い込んで読んでしまった。

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    2026年03月27日
  • 七つの大罪

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    岡崎琢磨さん、川瀬七緒さん、そしてカモシダせぶんさんのが面白かった!
    みんなそれぞれ趣向が違ってるけど、好き。

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    2026年03月27日
  • 嗤う淑女

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    再読。
    蒲生美智瑠という悪女。人間の奥底に眠っている欲を言葉巧みに引き出し誘導し、その人間の人生を破壊していく。何もかも美智瑠が描いたままに踊らされていくのを見るのは面白かった。
    本当のことと嘘を上手く混ぜて人を騙す。また彼女の美貌に魅入られ、被害者になっているとも思わない。ただ生活プランナーとしてアドバイスを貰っただけ。
    唯一の従姉妹の恭子でさえも、美智瑠からしたら都合のいい駒でしかなかった。
    普通に悩んでいた人達が、言葉によって感情を動かされ、ズレた方向に走っていってしまう。
    また人間はピンチに陥ると、判断能力を失ってしまうことが読んでいてよく分かる。
    しかも、被害者の言葉の受け取り方によっては、殺人教唆したことにもならないようなリアルでギリギリを攻めている。ただ美智瑠がさらに凄いのは、ギリギリを攻めつつも周りを上手く使い逃げ切れる自信と頭脳を持っていることだ。
    するするっと頭に入ってきて読みやすかった。
    続編も読もう。

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    2026年03月25日
  • とどけチャイコフスキー

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    ピアニスト・岬洋介が今回訪れたのは、ロシア。華々しいロシア音楽(作中では、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏する)と、音楽院で起こった殺人事件やウクライナ侵攻の暗黒さの対比が印象的でした。
    チャイコフスキーが作曲したもので、好きな曲が私も沢山あるのに、「これはロシアの音楽…」と、何だかテンション下がるのは本当に悲しい。国も世代間も超える音楽の力、希望の光も、平和への祈りも、届いてほしいです。どこまででも!Σヽ(`д´;)ノ

    『岬も今のロシアとウクライナの政治状況を知っている。それならばチャイコフスキーの曲を選択した別の理由があって然るべきだろう。あなたたちが愛し誇りに思っているチャイコフスキーも、ウクライナをこよなく愛していた。そう気づかせることでロシアの聴衆に、平和を訴えかけようとしているのではないか。-Ⅲ スラルガンドストレット〜徐々に緊迫して〜-』

    まだまだツアー巡業して世界を渡り歩くんだろうか。生まれの背景もだいぶ明らかになってきて、このシリーズも目が離せないです!

    2026.3

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    2026年03月27日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    『仕事の価値はね、組織の大きさや収入の多寡じゃなくて、自分以外の人をどれだけ幸せにできるかで決まるのよ』(高遠寺静)

    表紙を見てすっかり騙された!笑 七里先生ほのぼの系も書くんだ〜と思って購入したところ、いつも通り七里節全開でひっくり返った^_^
    グロさとかバトルとかは無いけど、社会問題×ミステリーの面白さは相変わらず!!
    でも今回は葛城くんと円ちゃんの恋愛要素も割としっかり入ってたので、いつもよりはゆるく読めると思う!
    それと、静さんの台詞は教訓にしたいものが多すぎる…勉強にもなった1冊だった!!
    テミスの剣読んだ人はぜひ読んで欲しい!

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    2026年03月25日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    「嗤う淑女」に出てきた御子柴さんが、単体で本になってると知って試しに読んでみた。

    出だしから、弁護士だと思っていたが怪しくなるシーンから始まり、どうも思っていた話と違っているのかも…と思ったが、少年院の話を経て、最後はなんだか晴れやかな気持ちになった。
    御子柴はしっかりと「償い」の方法を選べたんだと思った。

    また事件の内容としては全然頭に浮かばなかったが、みんな自分本位だった印象。
    御子柴がどうなったのか気になる。

    最近中山七里先生の本をよく読むが、筆が早いようで、これも読んでみたいあれも読んでみたいと、興味が尽きない。
    ページも丁度いいし、山場もしっかりあって読みやすい。

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    2026年03月24日
  • 特殊清掃人

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    ネタバレ

    特殊清掃については漠然と知っていたものの、本当に大変な仕事だなと感じた。
    果たして実際の特殊清掃人があそこまでそれぞれの事情に踏み込むのかはわからないけど、面白く読めた。

    主人公は「鑑定人 氏家京太郎」という作品に出てたんだなとあとから知ったので、そちらも読みたい。

    しかしなんというか、孤独死だけは避けたいなと思った。

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    2026年03月24日