中山七里のレビュー一覧
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千葉県警・高頭冴子シリーズ3作目。今回は米軍基地のタブーに挑みます。
妻子を一年前に事故で亡くした郡山は隣室の母子と交流し、仲良くしていた。しかしその母子が射殺される。手掛かりはほとんどなく、弾痕から割り出した犯人の身長や足跡、弾丸くらい。唯一見つかった手掛かりは一月ほど前、二人が外人男性に絡まれていたこと。彼が第五空軍横田基地の曹長ということが分かってから不可侵領域と高頭班の攻防が始まっていく。もちろん、結末はぎりぎりまで明かされないお楽しみ付きでした。
在日米軍の犯した犯罪が泣き寝入りになってしまう理由がよくわかる内容でした。地位協定の理不尽さが染み入ります。そしてアマゾネス高頭、今回もか -
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ネタバレ岸和田の国有地を小学校建設のため払い下げした際に、購入価格が安く買い叩かれたことが問題になった事件。
奥に政界の大物の存在を感じる案件で、過去に書類改竄で権威失墜した大阪地検にとっては未曾有のチャンス。
しかしそんな中、特捜部のホープ高峰検事の書類改竄の疑惑が浮上する。
こらに対し東京より最高検の調査班が大阪に派遣された。
不破検事は二度の任意召集に応じなかったが、榊次席検事を通した検事正命令によりこの調査班に組み込まれ、事件に巻き込まれていく。
調査チームに入った不破検事は、チームの洗礼を受けながら、岬の勧めで事情聴取を行っていく。高峰検事→安田調整官→荻山理事長。それぞれの聴取を経て、不 -
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中山七里さんの作品を古いものから少しずつ読みたいなと思っていて、調べたら時系列的にはこれが好きなシリーズの初期っぽかったので読んだ。
実はそれを調べているうちにネタバレを食らったので、残念ながらミステリーとしての面白さはそこで半減…ミステリーの作品紹介ブログとかはこれが困る。
中山七里さんの作品は社会派の要素が含まれる事が多いと思っていて、これもそうだった。
自分も考えた事あるし、これを扱った作品もいくつか思いつく。だが、やはりリアルに描かれると当然重いものがあった。
起こる事件のおぞましさと、意外と身近にある大きな課題、ただのミステリーに終わらない作品でした。
内容の割に読後感は悪くない