あらすじ
臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。司法解剖と捜査の結果、被害者はみな貧しい環境で育った少年で、最初に見つかった一人は中国からやってきたばかりだと判明する。彼らの身にいったい何が起こったのか。
臓器売買、貧困家庭、非行少年……。いくつもの社会問題が複雑に絡み合う事件に、孤高の敏腕刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が挑む。社会派×どんでん返しの人気警察医療ミステリシリーズ第5弾!
感情タグBEST3
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犬養刑事と大学理事長との攻防。
決して完璧では無い主人公と
絶対王者との構図。
最後の苦悩のシーンは、まるで目の前にいる人のように伝わった。
正義とは何か、すっかり分からなくなった。
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都内で臓器を抜き取られ、傷口を雑に縫合された少年たちの遺体が相次いで発見される。
捜査の結果、被害者の少年たちはいずれも貧しい家庭環境で育っており、臓器ブローカーを介して臓器を提供し、金銭を受け取っていたことがわかる。被害者の中には中国人の少年もおり、中国では一人っ子政策により2人目以降の子供には多額の罰金を払わなければならないこと、ただそのような家庭では金銭的余裕がない場合も多く、その子供は臓器売買に利用されがちだということ、また貧困化が加速する日本でも臓器売買の犠牲になる子供たちが出てきてしまっていることなどの描写がある。
「カインの傲慢」というタイトルでは貧困に苦しむ人々や臓器を売ることを余儀なくされる現実や、それを利用する者たちの非道さが描かれている。命の価値を自由に操作できると考えている黒幕の傲慢さを表している。
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貧困家庭の少年が次々と死体で発見され、腹部には縫合の跡が。
そしてどの死体からも臓器の一部が抜き取られていた…という「切り裂きジャック」を彷彿とする事件のお話。
終始イライラムカムカが止まりませんでしたが、ラストでこれまでの感情全てどこかへいってしまいました。
どちらが正しいかなんて誰が決められるんでしょう…辛いです。
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ようこんな「アンタッチャブルなネタ」に、次から次へと果敢に挑戦しはるな...さすがは七里はんや...と、ナゾのエセ京都弁になってまうほど、重く、深く、考えさせられる作品である。
例によって「何を書いてもネタバレになってしまう」訳ですが、タイトルにある「傲慢」は、まさにその通り、上級国民がナンボのもんじゃい、という一庶民の快哉という側面もあれば、「盗人にも三分の理」ということも言えるわけで(- - 立場が違えば「正解」も違う、世の中の不条理よ。しかし警察としては、法に則って行動するしか無いわけで...
繰り返しになるが、本当にこの作者は、暗闇では背後に気をつけた方が良いくらい、皆が「見えないことにしている」暗部に、気持ち良いくらいに切り込んでいくなぁ...(^ ^;
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臓器移植がテーマも深刻な問題を提起している小説だと思う。そもそも他人の臓器を医療材料と考えることが極めて生死に関わって倫理的問題を提起してくるものとなるのだろうと思うが、現実問題としてはかなりキツイ。
この小説も貧困や人身売買などの問題とも絡ませながらご境界線をゆきつ戻りつしながら進む。
再生医療で自分の細胞から様々な臓器が作れれるようになってきているが、こうした技術が普及していってもらいたいと願うばかり。
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貧困の格差、人身売買、命の重さは平等なのか。凄く考えられた話でした。非行少年など、よぬニュースで観るがこの本を読んだ事により身近に感じられた。最後の犬養のメンタルがこれから崩れないか凄く心配。
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犬養隼人シリーズの第5弾。
警察医療ミステリでございます。
かなさんと、ウルトラマンさんの中山七里祭りに超影響され、買ってきちゃいました♪
誰かが中山七里先生を読んでいると羨ましくなるのです。いいなぁって思うのです。
またまたこちらは臓器を抜き取られた死体が見つかるところからスタートです。
犬の散歩から幕が開けるのですが、もうわかっちゃいますよね。絶対この犬が死体を発見するのだろうって(⌒-⌒; )
そーなんですよ、発見しちゃうんですよ。
切り裂きジャックを読んでいたので、またか!?と思うのですが、今回の被害者は子供なのです。゚(゚´ω`゚)゚。
被害者は貧しい家庭で育った少年ばかりなのです。何故貧しい家庭の子供が狙われたのか??
中山七里先生はやっぱり面白いですねー!
物語の中に余分な部分が無いからなのか?サクサク読めます♪
今日は自治体の防災訓練の一環で、家の前に安否確認用の黄色いフェルトを家の外の目立つ場所に結びつけておけとの連絡がありました。
目的には、安否確認の為
と書いてあったのですが、安全なら結ぶのか?困っていたら結ぶのか?どういう場面で使うのか?全く書いてないんですよね。
自治体のやることってこういうことが多くて、どうすりゃいいの???ってなります。
とりあえず、結べっていうので結んでおきましたが、今のところ使い方は不明です。
モヤモヤ(-。-;
うちの町内の人はほぼ結んであったのですが、磐田市内でも黄色いタオルが結んである家を何軒か発見しました。
黄色いタオル、流行っているんでしょうかね?
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2025/48
とっても考えさせられて良かった。
子供が自分の意思で、または親の意思で臓器を抜き取られる。率直にいうとゾッとする。
とくに中国から養子に出された子が、わけもわからず臓器を取られ、術後不良で死ぬってつらすぎる。
香典目当ての父親にも心底腹が立った。
だけど後半になるにつれて、私も犬養刑事と同様どこかで揺れ動くような感情を持たされて
正しさってなんなんだろう。正解ってなんだったんだろう、って考えずにいられなかった。
執刀医、閉腹医、口止めの殺人犯がすべて異なるというのも面白かった。長束さん……
高千穂が少し刑事として成長していて嬉しい。
相変わらず感情的なんだけど、頼れるパートナーになってきている。
あのラストシーンで陣野さんが孫娘のために臓器を必要としていたこと、犬養のせいで孫は死ぬと言われるところ。心臓ぎゅっと掴まれる。
絶対に犬養は悪くないのに、自分の娘が治る可能性を自分が減らしている葛藤。今後もこのシリーズを追いたいなと思いました。
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臓器売買の社会問題を風刺していて
考えさせられる物語だった。
自分の子供が臓器不全になったらと
置き換えると何とも悩ましい。
親の気持ち、刑事の気持ちどちらも大切。
わずかなお金持ちが世の中を動かせている
現実をみたような気がする。
貧困は、考えてる以上に根深い問題だ。
今後の犬養刑事を早く読んでみたい。
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カインはアダムとイヴの長男だが、神は弟のアベルを可愛がったため妬んでアベルを殺害した。そのカインがタイトルになっている。そして刑事犬養シリーズ5作目である(切り裂きジャックの告白、七色の毒、ハーメルンの誘拐魔、ドクター・デスの遺産の順)。私はタイトルに拘るので、タイトルだけで面白いと思ってしまう。
中山七里さんの切り裂きジャックの告白とは似て非なる事件が起こる。被害者は10代。犬養隼人が高千穂明日香と犯人を追う。中山七里さんの作品は動機、手法、機会がきちんと描かれているところが気に入っている。更に専門的な見聞も取材により現実的でリアリティが高い。
なぜ10代ばかりが犠牲になるのか?臓器移植で誰にメリットがあるのか?カインは誰なのか?そう考えながら読み進めた。
犯罪を繰り返す事は、綻びを増やすことになる。このあたりも中山七里さんの構成らしさが出ている。
日本だけでなく、世界との比較をする事は、医療だけでなく、経済も法律も同じだと思うのである。これから日本は益々グローバル化が進んでいく事だろう。そんな潮流に日本丸は沈まずに航行していくことができるのだろうか?
決して共産主義者ではないが、私欲のためだけに人生を送る人たちに未来はないと思うのである。正直に正々堂々と生きていくことが、生き辛いのは理解できる。だからといってごまかす人生は、あまりにも残念だと思うのである。
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『カインの傲慢 刑事犬養隼人』
中山 七里(著)
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### **あらすじ**
臓器を抜き取られ、傷口を雑に縫合された遺体が都内で相次いで発見される。司法解剖と捜査の結果、被害者は皆、貧しい環境で育った少年たちであり、最初に見つかった一人は中国から来たばかりの少年だったことが判明する。
彼らはなぜ犠牲になったのか――臓器売買、貧困、非行少年……複雑に絡み合う社会問題の裏に潜む真実とは。
孤高の刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が、衝撃の事件に挑む! 社会派×どんでん返しの人気警察医療ミステリシリーズ第5弾。
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### **感想**
シリーズ第5弾となる本作では、貧困から非行に走る少年たち、そして彼らが自らの臓器を売るという衝撃的なテーマが描かれています。臓器売買はシリーズ第1作でも詳しく扱われましたが、今回はさらに中国をはじめとする国際的な臓器売買の実情にも踏み込んでおり、非常に考えさせられました。
病を抱える娘を持つ犬養は、刑事としての倫理観と父親としての感情の狭間で葛藤し続けます。彼の揺れ動く姿は、本作でも印象的に描かれており、読者としても深く感情移入せずにはいられません。
需要と供給という言葉で片付けるにはあまりに過酷な現実。ドナーとレシピエントをより適切に結びつける仕組みがあればと考えさせられる一方で、命が関わる取引には大きなリスクと莫大な費用が伴うという資本主義の厳しさも浮き彫りになります。
今回も非常に重いテーマを扱いながら、読者に問題提起する巧みな構成はさすが中山七里作品。社会派ミステリとしての完成度が高く、読後にさまざまな思いが巡る一冊でした。
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貧困のために自分または子供の臓器を売り渡すという悲惨な事件。次々と肝臓を取られた子供の死体が見つかる。今回は相棒の明日香も大活躍。北京に留学していた経験を活かし、中国へ出張。若いが故に犯人への怒りが大きい。これに娘が腎障害の犬養刑事が我が事のようにエキサイトして行く。実行犯を脅しながら逮捕に持って行くが、最後の黒幕に辿り着いたと思ったら衝撃の告白。
犬養刑事の娘の事もあり、何かスッキリしない。
『カインの末裔』という最終章だが、聖書の世界では弟を殺したカインは人類の半分がその末裔であり、みんな原罪を抱えているらしい。他人の臓器を必要とする人が、金に困っている人から買う事で両方がウィンウィンの関係というレトリックが悩ましい。
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医療と事件が社会の闇の部分で繋がっていく
犬養隼人シリーズ第5
臓器を抜き取られた状態の少年の遺体の発見が相次ぐ
臓器売買と思われる中国の貧しい山村の貧しい家庭から養子縁組として日本に来た少年
家庭の背負う借金の為自分の臓器を差し出す少年
少年達の身体をモノとして扱う許せない犯罪組織
しかし日本で移植を必要とする子供達へ提供される正規のルートはとても少ない
現在の日本の医療システムと
貧困からの臓器売買
犯罪と親の愛情との葛藤
考えても結論が出せない問題が多い作品でした
Posted by ブクログ
犬養シリーズの中、やはり子供絡みの事件を扱ったこの作品が、読んでいて一番腹にズーンとくるような、なんとも苦しくなる作品でした。
臓器移植を待つ患者さん達はたくさんいらっしゃって、もし自分や身内がその立場なら…どんなにか待ち望むであろうとは考えるけれど、ここで犠牲になった子供達のことを考えると、最後の陣野の犬養刑事に対する発言は、タイトルにもあるように、傲慢としか言いようがない。
中山七里先生の容赦のないストーリーの展開にいつも驚かされます。
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刑事犬養隼人シリーズ第五弾。
テーマは臓器移植と貧困。
その裏側にあるとても重いテーマの物語。
第四弾のドクターデスを読んでから読みましょう。
前作に引き続き、とても考えさせられました。
肝臓の一部を抜き取られた少年の死体が発見されます。
少年は中国からやってきた貧困家庭の子供。
さらに、別の少年も同様に内蔵の一部が抜き取られ、死体として発見されます。
次々に発見される肝臓が抜き取られた少年たちの死体。
いったい何が起きているのか?
その裏側には貧困問題。子供の臓器を売ることでしか生計を立てられない貧困家庭。
そして起きる殺人事件という展開です。
臓器移植を企てる悪徳ブローカと病院関係者という単純な構図を描き、その犯人を追い詰め、黒幕へたどり着けるのか?
という展開にスッキリ感満載というところでしたが、最後の最後で明かされる黒幕と犬養の会話がとても重い!
これは、やられてしまいました。
臓器移植は常に考えさせれれます!
とってもお勧め。
このシリーズは順番通り読みましょう。
Posted by ブクログ
刑事犬養隼人シリーズは全て読んでいる。
最後のどんでん返しが良かった…!
ちょっと読後感は悪めかもしれないけれども…
臓器移植法に関してとても考えさせられる作品。
Posted by ブクログ
夜ふかしになるほど先が気になる展開。犯人は最後の最後まで分からず不意をつかれた。
貧困、臓器売買…本当に水面下で行われていてもおかしくない犯罪。臓器移植でつながる命。現在の日本の体制についても考えさせれる内容だった。
Posted by ブクログ
刑事と父親の二つの立場、犬飼刑事の心の葛藤を想像すると重くなります。
株価は上昇してますが、日本社会の豊かさはどこへ…と改めて考えさせられる内容でした。
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ふとした折に読みたくなる中山七里さんの犬養隼人シリーズ。
私にとってこのシリーズは、適度に社会問題をとりあげつつ抜群の読みやすさでぜったい大きく外すことがない安心感+安定感の保証があるので、次に何を読もうか迷ったときなどに安心して手に取れる。
ところがどっこい、今回はあまりにテーマが重かった。
貧困と犯罪、いわゆる貧困ビジネスのなかの、それもこどもの臓器売買がテーマだ。
こんなことあってはいけないと上から言い放つのはかんたんだけど、当事者になったら本当にそんなキレイごとをいえるのか。
そしていわゆる親ガチャにはずれてしまった子どもたちの行く末は…
私にはとてもじゃないけど答えを出せない問題だ。
そして解決策を出せる人などこの世に一人もいないだろう。
だからこういうレベルの問題に接したとき、私は「自分軸」で精いっぱい生きることを考える。
せめて自分の手の届く範囲にのみ、心を寄せて生きていこうと思うのだ。
そうやってみんながみんな自分の手の届く範囲に心を寄せて生きていれば、手の届く範囲は少しずつ直径を広げて大きくなっていくだろう。そうやっていくうちに本来手の平から零れ落ちる運命だった命の一つでも救えていけたら御の字なんだと考えるようにしている。
そういえば「MIU404」でも、「刑事は救えなかったことを数えるんじゃない、救えたことを数えるんだ」という古参刑事のセリフがあったな。あれ、涙が出たもの。
===データベース===
命の値段を考えたことがありますか? 警察医療ミステリ!
臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。司法解剖と捜査の結果、被害者はみな貧しい環境で育った少年で、最初に見つかった一人は中国からやってきたばかりだと判明する。彼らの身にいったい何が起こったのか。
臓器売買、貧困家庭、非行少年……。いくつもの社会問題が複雑に絡み合う事件に、孤高の敏腕刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が挑む。社会派×どんでん返しの人気警察医療ミステリシリーズ第5弾!
Posted by ブクログ
今読んでますが、なかなか進みません。
暗すぎる、つらすぎる、最悪な世界で、読みながら、いろんなことが心配になってきます。まだ前半です。
読み終えました。
だんだん面白くなっていくのは中山七里さんの腕、ですね
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また、
臓器を持ち去る犯人が。
今度は相棒の明日香が中国へ。貧困層は肝臓を売る。人徳と法律⁉️葛藤苦悩の犬養。
随所にネタを咥えてこいとか、走り回れとか犬にまつわる発言が目を引く。
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オーディブルで聴きました。
臓器募集。肝臓半分X万円。腎臓一つX万円。優秀な医師が術後のケアまで担当。入院費、その他の経費、全て負担します。なんて広告後出たら、多くの人が応募するのでは。親族ならok、それ以外は犯罪ってのも、もし自分の大切な人が移植をしないと助からないとしたら、やりきれないだろうなと思う。
対して、親族がドナーになることを断ったら、人非人扱い。対価もそれほどもらえそうにない。ありがとう、では飯は食えない。
それにしても中山七里氏の知見が幅広すぎる。中国の貧民層は今でもそんなにひどいのか。
借金が返せなくて、風俗で働く覚悟をしても働けないというのもすごい話。法律を変えるか、教育を見直すか、どこから取り組んだらいいのやら。
Posted by ブクログ
犬養シリーズらしく社会的な問題を裏に抱えたストーリーであった。1作目の『切り裂きジャックの告白』以来の臓器移植絡みの事件であり、最後に黒幕が犬養を責め立てるシーンがある。犬養はドクターデス事件に続き、ショックを受けてしまう。最後に主人公がかっこよく終わらないのもこのシリーズらしい。
しかし、日本における臓器移植の問題は多々あれども、黒幕の考えはあまりにも傲慢であり、読んでいて苛立ちを感じたると同時にそう感じさせるストーリー展開は作者の巧さでもあった。
Posted by ブクログ
今回のテーマは臓器売買。お金の為に子供の臓器を売る親。そんな臓器を患者の為と堂々と手に入れる医者。犠牲になった子供の為に犯人逮捕に突き進むものの、親としては答えを出せない犬養刑事。難しいテーマです
Posted by ブクログ
読みやすい。安定
臓器売買の話
私は犯人側の考えに賛成。
臓器移植が当たり前の世の中になって欲しい。
刑事の言う事は綺麗事に過ぎない
移植しなければ死んでしまう人を目の前にして、
いけない事だからなんて本当に言えるのか?
孫娘を助けようとしたあの人を責める気には全くならない。
自分の臓器を売る事で、お金が貰えて食べ物が買える、家賃を払える。
臓器を提供してもらった側は、命が助かり、その後の人生健康に長生きできるかもしれない。
それの何がダメなんだろう。
死刑囚の臓器は必要な人に渡るように法律で決まっていればいいのに。
Posted by ブクログ
臓器移植、貧困、中国での臓器ビジネス。
今回も犬養隼人!
沙耶香ちゃんがいることで護るべきものがある犬養、、
貧困のため身体、(性ビジネスではなく)臓器を売るしかない状況、レシピエントの切望、資金が出る、利害一致。
でも、法の整備、海外では手術できるのに体力無くていけない、ならば国内で、臓器必要、、でも違法
のようなループ。
臓器提供カードに署名はしているけど、なんだかもう一度考えさせられた。
本当に色んな知識をお持ちの方だと思う、中山七里さん。