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臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。司法解剖と捜査の結果、被害者はみな貧しい環境で育った少年で、最初に見つかった一人は中国からやってきたばかりだと判明する。彼らの身にいったい何が起こったのか。 臓器売買、貧困家庭、非行少年……。いくつもの社会問題が複雑に絡み合う事件に、孤高の敏腕刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が挑む。社会派×どんでん返しの人気警察医療ミステリシリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
犬養刑事と大学理事長との攻防。 決して完璧では無い主人公と 絶対王者との構図。 最後の苦悩のシーンは、まるで目の前にいる人のように伝わった。 正義とは何か、すっかり分からなくなった。
貧困家庭の少年が次々と死体で発見され、腹部には縫合の跡が。 そしてどの死体からも臓器の一部が抜き取られていた…という「切り裂きジャック」を彷彿とする事件のお話。 終始イライラムカムカが止まりませんでしたが、ラストでこれまでの感情全てどこかへいってしまいました。 どちらが正しいかなんて誰が決められるん...続きを読むでしょう…辛いです。
ようこんな「アンタッチャブルなネタ」に、次から次へと果敢に挑戦しはるな...さすがは七里はんや...と、ナゾのエセ京都弁になってまうほど、重く、深く、考えさせられる作品である。 例によって「何を書いてもネタバレになってしまう」訳ですが、タイトルにある「傲慢」は、まさにその通り、上級国民がナンボのも...続きを読むんじゃい、という一庶民の快哉という側面もあれば、「盗人にも三分の理」ということも言えるわけで(- - 立場が違えば「正解」も違う、世の中の不条理よ。しかし警察としては、法に則って行動するしか無いわけで... 繰り返しになるが、本当にこの作者は、暗闇では背後に気をつけた方が良いくらい、皆が「見えないことにしている」暗部に、気持ち良いくらいに切り込んでいくなぁ...(^ ^;
犬飼隼人シリーズはいつも題材が考えさせられる。 いいこと悪いことって線引きは簡単じゃないー。 でも人間として倫理観は持っていたい。
臓器移植がテーマも深刻な問題を提起している小説だと思う。そもそも他人の臓器を医療材料と考えることが極めて生死に関わって倫理的問題を提起してくるものとなるのだろうと思うが、現実問題としてはかなりキツイ。 この小説も貧困や人身売買などの問題とも絡ませながらご境界線をゆきつ戻りつしながら進む。 再生医療...続きを読むで自分の細胞から様々な臓器が作れれるようになってきているが、こうした技術が普及していってもらいたいと願うばかり。
貧困の格差、人身売買、命の重さは平等なのか。凄く考えられた話でした。非行少年など、よぬニュースで観るがこの本を読んだ事により身近に感じられた。最後の犬養のメンタルがこれから崩れないか凄く心配。
犬養隼人シリーズの第5弾。 警察医療ミステリでございます。 かなさんと、ウルトラマンさんの中山七里祭りに超影響され、買ってきちゃいました♪ 誰かが中山七里先生を読んでいると羨ましくなるのです。いいなぁって思うのです。 またまたこちらは臓器を抜き取られた死体が見つかるところからスタートです。 ...続きを読む犬の散歩から幕が開けるのですが、もうわかっちゃいますよね。絶対この犬が死体を発見するのだろうって(⌒-⌒; ) そーなんですよ、発見しちゃうんですよ。 切り裂きジャックを読んでいたので、またか!?と思うのですが、今回の被害者は子供なのです。゚(゚´ω`゚)゚。 被害者は貧しい家庭で育った少年ばかりなのです。何故貧しい家庭の子供が狙われたのか?? 中山七里先生はやっぱり面白いですねー! 物語の中に余分な部分が無いからなのか?サクサク読めます♪ 今日は自治体の防災訓練の一環で、家の前に安否確認用の黄色いフェルトを家の外の目立つ場所に結びつけておけとの連絡がありました。 目的には、安否確認の為 と書いてあったのですが、安全なら結ぶのか?困っていたら結ぶのか?どういう場面で使うのか?全く書いてないんですよね。 自治体のやることってこういうことが多くて、どうすりゃいいの???ってなります。 とりあえず、結べっていうので結んでおきましたが、今のところ使い方は不明です。 モヤモヤ(-。-; うちの町内の人はほぼ結んであったのですが、磐田市内でも黄色いタオルが結んである家を何軒か発見しました。 黄色いタオル、流行っているんでしょうかね?
貧困と臓器売買という大きな社会問題に切り込む。 陣野と犬養の攻防は見もの。 ラストで見方が180度、いや120度くらい変わる。
臓器売買の社会問題を風刺していて 考えさせられる物語だった。 自分の子供が臓器不全になったらと 置き換えると何とも悩ましい。 親の気持ち、刑事の気持ちどちらも大切。 わずかなお金持ちが世の中を動かせている 現実をみたような気がする。 貧困は、考えてる以上に根深い問題だ。 今後の犬養刑事を早く読んでみ...続きを読むたい。
カインはアダムとイヴの長男だが、神は弟のアベルを可愛がったため妬んでアベルを殺害した。そのカインがタイトルになっている。そして刑事犬養シリーズ5作目である(切り裂きジャックの告白、七色の毒、ハーメルンの誘拐魔、ドクター・デスの遺産の順)。私はタイトルに拘るので、タイトルだけで面白いと思ってしまう。 ...続きを読む 中山七里さんの切り裂きジャックの告白とは似て非なる事件が起こる。被害者は10代。犬養隼人が高千穂明日香と犯人を追う。中山七里さんの作品は動機、手法、機会がきちんと描かれているところが気に入っている。更に専門的な見聞も取材により現実的でリアリティが高い。 なぜ10代ばかりが犠牲になるのか?臓器移植で誰にメリットがあるのか?カインは誰なのか?そう考えながら読み進めた。 犯罪を繰り返す事は、綻びを増やすことになる。このあたりも中山七里さんの構成らしさが出ている。 日本だけでなく、世界との比較をする事は、医療だけでなく、経済も法律も同じだと思うのである。これから日本は益々グローバル化が進んでいく事だろう。そんな潮流に日本丸は沈まずに航行していくことができるのだろうか? 決して共産主義者ではないが、私欲のためだけに人生を送る人たちに未来はないと思うのである。正直に正々堂々と生きていくことが、生き辛いのは理解できる。だからといってごまかす人生は、あまりにも残念だと思うのである。
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カインの傲慢 刑事犬養隼人
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