中山七里のレビュー一覧

  • 特殊清掃人

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    孤独死を迎えた悲惨な部屋の特殊清掃人を取り巻く悲喜こもごも。事件とまでいかないあれこれに鋭くかつふんわりとかかわる五百旗頭のスタンスがカッコいい。パトレイバーの後藤隊長のようです。
    相変わらず特殊清掃の描写は食欲がなくなるエグさですが、話のメインはそこよりむしろ遺品の整理などを巡って起こる故人の感傷へ思いを馳せる、悲しくも優しい心情かなと思いました。
    普段の中山七里作品のようなどんでん返しや畳み掛ける展開なんかとは趣向の違う作品です。が、それが逆に特殊清掃人というキャラとしっくり合っていました。

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    2025年07月01日
  • ヒポクラテスの誓い

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    オーディブルにて

    著者の他作品に出てくる光崎教授のお話。
    コテガワ刑事がなかなかにいい味出してる。
    シリーズが進むにつれてマコトが成長していく感じなのかな。

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    2025年07月01日
  • 嗤う淑女 二人

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    ネタバレ

    連続殺人鬼カエル男からのつながりで読みました。
    またもや思いもよらない事件のレパートリーで、驚愕しました。カエル男完結編へのつながりもわかって、読者としてはスッキリ。
    ここで書かれた事件は、物語的世界では迷宮入りしてしまったのだろうか。

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    2025年07月01日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    10ページほどのショートショートから、見知った名前も出てくる短編小説、後半はエッセイもぎゅぎゅっと詰まって大満足。

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    2025年06月30日
  • 氏家京太郎、奔る

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    自身の友人の御笠が元同僚の天才ゲームクリエーターを殺害した容疑で捕まり、裁判を受けることに。弁護側の視点で鑑定するためにも、因縁のある科捜研から決定打となっている試料の提出を拒まれて、奔走します。
    特殊清掃人の五百旗頭さんは分かりましたが、探偵の鳥海さんは未読作品の登場人物なので、そちらも気になりました。本作では鳥海さんの調査も丁寧に描写されているので。
    ただ、著者のシリーズの優秀な刑事さんだったり、悪名高い弁護士だったら、もう少し解決が早そうな印象の事件。最後の法廷でのやり取りはスカッとしました。それはそれで面白いです。

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    2025年06月30日
  • テミスの剣

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    自分が本が好きだったことを思い出させてくれた一作です。

    渡瀬刑事の葛藤しながらも自分の中にあるものを貫いていく姿勢が、
    私はすごく惹かれました。
    古代ギリシャ神話の女神テミス
    彼女が携えている剣と天秤、剣は権力、天秤は公正を象徴しています。
    今の司法が人を裁くとき、果たして天秤は携えられているのでしょうか。

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    2025年06月29日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ


    日本人というのは少し極端な気がする。右が駄目だと言われれば左、左が駄目だと言われれば右。極端から極端に動く。感情ばかりが先に立って、冷静な判断ができないからだろう。

    日本人ととしては分からないけど、思い当たる節が多い

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    2025年06月29日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    犬飼シリーズの短編集。
    私はあまり短編集は好きではありませんが、どの作品も短編でありながらどんでん返しが最後にはあって、どれも密度の高く読み応えのある作品ばかりでした。

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    2025年06月28日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    刑事犬養シリーズです。ここの前まで読んでいて、しばらく読んでませんでした。最初にエピソードに出て来た、グーちゃんとユーちゃんが関わってくるんだと思って読んでたのに、途中ですっかり忘れてて、最後になってそうだった(汗)となりました。

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    2025年06月28日
  • ネメシスの使者

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    問題提起をする物語
    自分ならどうすると考えながら読んでしまった
    誰も幸せな人がいない悲しい話だった
    犯罪は良くない

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    2025年06月27日
  • 棘の家

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    誰もが加害者にも被害者にもなり得る――その脆さと怖さがリアルであるとともに、主人公の教育者としての理想と親としての現実の板挟みが生々しく、胸に迫った。
    普段、私はSNSで書き込むこともなく、もっぱらブラウジングするだけだが、閲覧しながらも、知らず知らずのうちに“正義”という名の暴力に加担する気持ちに寄り添ってしまう自分がいて、薄ら寒い思いがした。

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    2025年06月27日
  • 武闘刑事

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    シリーズ三作。高頭冴子の部下郡山が懇意にする隣人の母娘が射殺された!容疑者に在日米軍の男が浮かび上がる。容疑者の犯人は在日米軍の幹部、捜査の前にが立ちはだかる日米地位協定の壁をぶち破るべく奮闘する。犯人はいつものどんでん返しで、そっちだったのね。

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    2025年06月27日
  • 能面検事

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    大阪地検の一級検事の不破俊太郎、警察での取り調べでまったく自供をしない
    容疑者が送検されて担当すると、表情を一切変えることなく、容疑者を
    短時間で自供まで追い詰める、少し変わった検事であり、周りからは、
    能面と呼ばれていた。
    今作品では、主に2つの事件および大スキャンダルが発生し、
    それに能面検事こと、不破俊太郎と新米事務次官の惣領美香が事件を担当する。

    検事の事件に対する意欲?が、一般的な感情の持ち主とは逸脱している面が、
    何を物語るのか、なぜ能面で感情を表に一切出さず行動するのかが明かされていく。

    積読していて、やっと読んだのは、2025年6月ってことで、
    知っている人もいるかと思いま

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    2025年06月26日
  • 追憶の夜想曲

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    前作「贖罪の奏鳴曲」で主人公を純粋な気持ちで応援できないのもあってしばらく放っておいたシリーズ。確か大怪我したよな…と思いながら読み始めた。うん、なんか彼の体調は大丈夫そうだった(;^ω^)
    第1審でほぼ量刑まで固まっていたある事件の第2審で御子柴弁護士が割って入ってきた。検察側も被告人も、戦々恐々。敵が多い御子柴弁護士は、何のためにこの裁判に首を突っ込んできたのか、この事件に何かあるのか。

    『御子柴は自分にだけは真実を語れと言った。冗談ではない。あんな得体の知れない人間に全てを打ち明けられるものか。あの男が弁護できるのは事件の一部だけ。全てを明るみにし、全てを弁護できる者などいるはずがない

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    2025年06月28日
  • いつまでもショパン

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    『岬洋介シリーズ』なんて題があるけれど、そうか、彼は主役ではないのか……。ピアノが弾けて、探偵役もできる……そんな岬洋介がますます気になる。彼は”どんなことを考えているんだろう”と──。沼る。

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    2025年06月24日
  • 祝祭のハングマン

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    全てが手に入るわけじゃない。仕事柄倫理観で理性を抑えようとする反面、どうしても犯人を許せず鉄槌を下したくなる遺族としての気持ちのせめぎ合いが細かく描かれています。
    しかもそれが言葉に出せなくて叫んだり、物に当たったり、誰にも理解できないもどかしさが事件の進展とともに表現されて苦しい感情になります。
    誰にだって怒りに身を任せて法律を破る瞬間があるかもしれない。でもそれを行動に移すか移さないかは大きく変わる。
    その人の心の中の何かを失ってしまっても後悔はしないのか、抑えられた気持ちの行き場として正解だったのか問われているような感覚になりました。
    そして世間がハングマンを支持しているかどうかも、遠回

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    2025年06月23日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    また新シリーズが誕生した。
    中山七里が書くテーマの一つに「無謬性の問題」がある。「テミスの剣」では警察(刑事)と裁判所(判事)を対象にそれを描いた。今回は科学捜査を担当する科捜研の無謬性にスポットを当てるため、民間の鑑定センターとして自ら独立した氏家京太郎というキャラクターを主役にしたのだと思う。刑事などの警察官よりも科捜研の方が確かに無謬性の妄信に陥りやすそうだ。「科学」という単語が間違いのないイメージに繋がりやすいのだろうか。しかし分析・鑑定を行うのが神ならぬ人間である以上、そこに誤謬は発生する。司法判断にしろ科学鑑定にしろヒューマンエラーは起こり得ると考え、組織やシステムを過信しないこと

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    2025年06月23日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    女心を読むのが苦手な犬養シリーズ第4段。
    安楽死に関するお話し。
    日本だけで見れば駄目だけど、紛争地域ではどうか、ワールドワイドに考えると矛盾に葛藤を覚える。
    そして最後はどんでん返し。さすが中山七里先生。







    この小説を読んでいるさなか、
    同期の友達が脳出血で倒れた。そんなことあるか、目しか動かせないで寝たきりだって。悲しい。

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    2025年06月28日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    前作からの4ヶ月のブランクが一瞬で無きものになった笑。これこそカエル男!「破砕する」の章はゾクゾクが止まらん。最後はちゃんと「えっ?!」で満足。巻末に40作分の相関図があって参考になる。

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    2025年06月23日
  • 棘の家

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    加害者と被害者の心境は似ていて表裏一体。
    弱いものを叩くのは弱いもの。
    強い自分でありたいと思える作品でした。

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    2025年06月22日