中山七里のレビュー一覧

  • 殺戮の狂詩曲

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     冒頭から血液の量が尋常ではないのだが、今回もほぼ一気に読み終えてしまった。中山七里さんの本は静おばあちゃんから読むようになったが、このシリーズに手を出してから関連シリーズも集中して読んだ為に少し食傷気味だったが、久しぶりにマジックにかかってしまった。私も、自分が何をしているのか、を、常に気付いているのか気をつけたい。

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    2026年04月23日
  • バンクハザードにようこそ

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    知識も学べて、スカッとできる小説。

    銀行に対して、詐欺師が親友のために復讐をする痛快な物語でした。
    銀行の少した構造がわかり、株や不動産など金融の勉強にもなりました。

    難しい専門用語もありましたが、分からないながらでも不思議と物語に吸い込まれる感じがあり読んでも苦にならずに読むことができました。

    また、最後の展開は予想外で、かなり楽しませてもらいました。
    続編があれば是非読んで見たい作品です。

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    2026年04月23日
  • ヒポクラテスの誓い

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    病んだ生体を治癒することが医師の使命だと考えていた若き研修医、死者も同じ患者であると説く法医学の現場で葛藤に悩みながらも経験を積み、医師としての使命感や視野を広げ、視座を高めていく様が逞しい。

    事実や本質を追求する姿は、マネジメントの、あるべき•ありたい姿を考える上でも参考になるかもしれない。

    死者の描写や司法解剖シーン、若くして亡くなった父の病理解剖を思い出してしまった。

    法医学教室の3人と刑事が織りなす5つの短編集かと思いきや、すべては繋がっていた。
    1時間モノのドラマを観ているようで読み進めやすい。

    古き日本の善き言葉や諺が洪水のように溢れ出る法医学教授に昭和の匂いを感じた。

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    2026年04月22日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人は、刑事・犬養隼人の冷静な正義感と、猟奇的な事件との鮮やかなコントラストが際立つ一作だった。

    事件の核心にある「なぜその罪が生まれたのか」という問いに対し、犬養が事実を一つずつ積み重ねていく過程には、知的なカタルシスがある。人の心を操り、狂気を伝染させていく“ラスプーチン”的な悪意に直面しても揺らがない彼の姿勢が、物語に一本の軸と救いを与えている。

    一方で、登場人物たちの歪みは決して特別なものではない。彼らの選択の背景にある切実な動機に触れるほど、その狂気が日常と地続きであることに気づかされ、静かな恐怖が広がっていく。

    中山七里らしいスピード感ある展開に、濃

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    2026年04月22日
  • ドクター・デスの再臨

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    中山七里がこんな簡単に真犯人を出してくるはずはない、なんかあるだろうと予測してさえなお。
    思ってたのとは違う着地点だった。
    やっぱりすごいと思う。

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    2026年04月21日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    前作同様、終始つきまとうカエル男の不穏さと、殺人描写の凄惨さは負けず劣らずだったけど、今作は前作のキャラクターをとても上手に活かし、心残りだった事件の清算をしてくれました!
    前回よりもテンポが良く、ストーリーを心地よく聞けた点で、スリルは前作に劣りますが、やはり傑作です!読む価値あり!完結編、楽しみです!

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    2026年04月21日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    シリーズ化するのかな?と思ってたら…やはり。

    今回は、比米倉の大学の後輩が強盗に加担させられた挙句に殺されるという事件から始まる。
    瑠衣の友人の祖母もオレオレ詐欺に引っ掛かり、金を騙し取られた申し訳なさから自ら自殺し、出し子に利用された青年は、事件の罪深さに絶望したのか、電車に飛び込み自殺する。
    鳥海の知り合いの印刷会社社長は、詐欺に引っ掛かり倒産し、最後に〈私刑執行人〉に頼んで首を括る。

    すべての被害者の裏には実行犯がいて、その陰には指示役がいる。
    最後の黒幕は誰なのか?
    闇に紛れた正体に辿り着いたとき…。

    黒幕「ショウ」が鵜匠から誕生したとは…驚きであったが、過去を知ったとしても闇の

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    2026年04月21日
  • 嗤う淑女 二人

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     カエル男3部作の最終作を読み終わったが、気になったのが「教室一つ分の人数の殺人を…」という部分。「主人公、そんなに殺してたっけ??」と調べてみるとこの本を先に読むべきだったということが判明。

     連続して起きる無差別殺人。そこに隠された意図とは…

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    2026年04月21日
  • とどけチャイコフスキー

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    まるで今まさにロシアにいて身の回りで起きている出来事に引き込まれる錯覚とともに、岬さんの鮮やかな立ち回りに魅了されてしまいました。

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    2026年04月21日
  • 有罪、とAIは告げた

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    中山七里のリーガルミステリ
    日本の裁判官の激務軽減を目的に中国から試験導入した“AI裁判官ソフト:法神”を巡り、様々な視点からの「可能性への見解」を織り交ぜながら、一つの事件の公判を描いています。
    中盤に中弛み感はありますが・・・後半の裁判シーンでは一気に読ませます。さすがは中山七里、恐るべし・・(^_^;)

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    2026年04月20日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    いざ、大病になった時、病院へはいくけれども、民間療法的なものに、頼りたくなってしまうよね。

    医療にも限界はあるし、かといって、民間療法に、のめり込みすぎるのも、どうなのか。心の問題も入ってくるから難しいね。

    宗教が入り込んで、「神様が」とかいうと、弱った人たちを操りやすいよね。

    ストーリーは面白く、良い読書でした。

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    2026年04月20日
  • 復讐の協奏曲

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    今回も御子柴弁護士の皮肉が冴え渡る一作。
    事務員の洋子に身に覚えのない殺人の疑いがかかり、御子柴弁護士が無罪を勝ち取るために洋子の周辺を調べていく。

    法廷での描写は少なく、どちらかと言うと御子柴弁護士の片腕、洋子さんの過去にフォーカスされたお話。

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    2026年04月20日
  • 作家刑事毒島

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    好き嫌いが分かれるかもしれません

    この作品は人を選ぶと思います、手厳しい表現が多く章ごとに2~3人は人を見下してる人がいます
    読み進めるにつれ著者の愚痴を聞かされている気分になります(著作モデルらしい)

    私には合いませんでしたが読んで良かった
    そこが崖でも坂でも関係なく背中を押してくる作品なので何かを目指す人がいるなら読んでみるのも良いかもしれません

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    2026年04月19日
  • とどけチャイコフスキー

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    戦争と文化交流が完全に分離できない事に切り込んだ作品となっている

    ロシアとウクライナの問題がリアルタイムで描かれています
    ロシアの音楽学校にウクライナの生徒も留学しているという、現実にもありそうなシチュエーションで起こる殺人事件

    日本の岬がいつも通り解決していきます
    いつも通りとても楽しく読めました

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    2026年04月19日
  • 災疫の季節

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    『夜がどれほど暗くても』の登場人物たちが、コロナ禍における反ワクチン、反マスク、陰謀論、そしてそれを煽るメディアの構造を辛辣に描いた社会派ミステリ。

    単に「非常識な人たち」を描くのではなく、孤立感や承認欲求、居場所のなさが人を極端な思想へ追い込んでいく流れが説得力をもって描かれている点はさすが。特に、正義や真実を掲げながら実際には不安や怒りを増幅させ、マスコミとカルトの共犯関係を生み出していくメディアの姿は強い皮肉として印象に残りました。

    前作『夜がどれほど暗くても』と同様、ミステリーとしての切れ味は今一つですが、あの時期の空気や人々の分断を記録した作品としての価値は高いと思いました。コロ

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    2026年04月19日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    中山七里さんの短いお話ほぼ全部!
    ってなんちゅうタイトル!と思っていたが、読んでみたら本当にその通りだった。

    これは、作者のファンは勿論だが、そうでない方にも読んでほしい。知的でウイットに富んだ中山七里さんの魅力がギュギュギュッと詰まった一冊。

    以下、目次と簡単なレビュー

    目次
    「掌編から短編ほぼ全部」
    なんとこの章に二十編と満載。
    短くてもしっかり中山七里さん。構成がお見事!
    そしてファンにはたまらない、シリーズものの人物もチラホラ。くぅ〜流石に上手いなぁ。

    「エッセイ・日常」
    作者の本音が見え隠れ…貴重だ。

    「エッセイ・仕事」
    とりあえず光文社…こわい。笑

    「解説」
    他作品に対

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    2026年04月19日
  • もういちどベートーヴェン

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    岬洋介の司法修習生時代の物語
    高円寺静もところどころに現れ、中山七里ファンなら必読の一冊
    なぜ岬洋介が法曹界に進まなかったのかは本作を読んでのお楽しみ

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    2026年04月18日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    解剖をしないことで事件が露見せず、犯人が新たな犠牲者を出すことは現実の解剖の少なさからありえるだろうと感じた。

    お金の問題もそうだが、遺族感情などから難しいことも想像できるので、せめて死後AIがもっと普及するといいなと。

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    2026年04月18日
  • 作家刑事毒島

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    面白かった。けど作家志望あるいは新人作家さんにはきつい小説だと思った。
    毒島の冷静な追い込みが好き。

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    2026年04月17日
  • 祝祭のハングマン

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    自分が担当する事件で父親が被害者となってしまい、親族であることから担当を外されてしまう警察官の主人公。自分の手で解決したいのに関わらせてもらえない悔しさの中、上からの圧力でさらに捜査縮小までされてしまう。

    犯人は分かっていても、正攻法で入手した証拠じゃないと立件できない。このまま父親を殺した犯人が人生を謳歌することなど許せない。警察官としての正義と、遺族としての復讐心の間でもがき苦しむ主人公に胸が痛くなる。

    他人事として見れば復讐は良くないことだと言えるが、当事者になったら綺麗事なんてきっと言えない。見えていないだけで現実でも同じような思いをしている人はきっと溢れているんだろう。

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    2026年04月16日