中山七里のレビュー一覧

  • おやすみラフマニノフ

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    クラシック好き、音楽好きには文句なく楽しい!岬洋介の諭し方が本当にいいんだよな。今回の主人公・晶にも好感。岬洋介が深堀りされる回はあるのか?作中に出てくるチャイコのバイオリン協奏曲を聴きながら読みました。

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    2026年08月05日
  • とどけチャイコフスキー

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    ネタバレ

    面白かった。

    岬洋介シリーズの2026年8月現在の最新作。ショパンコンクールの最終選考で競い合ったロシア・モスクワの仲間たちに会うため、岬がロシアを訪れる。そこで発生した密室殺人事件の真相を、岬が解き明かしていく。

    本作は密室殺人の謎解きも楽しめるが、それ以上にロシアとウクライナの戦争をテーマにした作品だと感じた。

    戦争によって、本来は仲の良かった人たちが敵対せざるを得なくなる。しかし、多くの人の本心は争いたいわけではなく、平和に暮らしたいだけなのだろう。政治や国際情勢によって、人々の人生や人間関係まで大きく揺さぶられてしまう現実が描かれていた。

    「戦争は決して良いものではない」ということを、物語を通して強く実感させられた一冊だった。

    個人的には、シリーズを通して読んできたこともあり、岬が生徒たちから「ピアノの神様」のような存在として慕われている姿が印象的だった。長く付き合ってきた登場人物だからこそ、成長した姿を見られたようで嬉しく、親近感が湧いた。

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    2026年08月04日
  • 人面島

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    ネタバレ

    人面瘡探偵第二弾。相続鑑定士の三津木六兵は長崎の平戸に近い島、通称「人面島」に向かう。村長の鴇川行平が亡くなり、相続財産を鑑定するためだ。島の土地家屋の多くを所有している鴇川だったが、不動産の価値はそこまで高くはない。しかし、隠れキリシタンのいた島であり、財宝伝説がある。行平の前妻の息子で長男の匠太郎、後妻の深雪、後妻の息子で次男の範次郎が相続人としている。長男は宮司の孫であり、次男は漁業組合長の孫になる。村の覇権争いだけでなく、長男次男にも確執があって…
    面白かった。今回も横溝的な感じで作者も意図的にそうしていることが分かる。そして六兵が「信用できない書き手」である。「人面瘡探偵」を読んだ時は単なる多重人格か、と思ったが、今回のラストの場面では六兵が信用できない書き手であることがはっきりする。推理に関してはこの信用できない書き手であることはあまり関係がないのだが、全体像を見るときには「こいつの言っていること大丈夫か?」みたいな話になる。ただ、読者としては六兵が言っていることが真実だった方が、面白いのになあ、と思ったりもする。

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    2026年08月04日
  • さよならドビュッシー

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    高校生の女の子が、過酷な状況から再起を目指す物語。突如障がいを背負い、いじめや悪意なき差別など、今までに経験したことのない嫌な思いをするが、すべて受け入れ乗り越え成長していく音楽版スポ根という印象。
    もしこれだけなら一気読みしなかったが、そこにミステリー要素が程よく加わり、割とボリュームのあるページ数にも関わらず1日で読み切った。

    真相を知ると、改めてこの主人公は過酷すぎる運命。不可抗力な部分もあり、そこからよくここまでやってきたなと。メンタルの強靭さに驚く。あまりにも逞しい。

    ちなみに登場人物の中では、新条先生が1番好き。岬先生も良い。単発かと思いきやシリーズものと知り、ちょっと嬉しい。ピアノを嗜んでいた身としては、ピアノの演奏描写にも心惹かれるし、読むのが楽しみ。

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    2026年08月07日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ヒポクラテスシリーズに出てくる古手川さんのことを気に入っているため、メインで動くシリーズはあるのかななんて思っていたので、偶然と言えども活躍する本を読めて良かった。

    個人的には、こういう犯人に関しては法の穴というか、良い方向に法が動くように事件が起き、最終的には良い結果となるみたいなストーリーが好きなんだが、あまり誰も救われてない感じがして、あまりにも身勝手な話だったなというのが感想。

    私が学生の時に「脳死」という言葉と「ドナー」という言葉が話題になったが、海外と日本の「死」に対しての見解が違うというのは興味深かった。
    いつの間にか「死」が周りなどでも身近な存在になりつつある時に、もう少しドナーなどの知識を得たいと思った。

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    2026年08月03日
  • 逃亡刑事

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    主人公の女性刑事が目撃者の子供と逃亡しながら、警官殺しの犯人の証拠を集めて追い詰めていく物語。警察よりも反社を信頼せざるを得ない状況はこういう小説ではありがちではあるが、展開も早く楽しめた。

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    2026年08月02日
  • 嗤う淑女

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    面白かったです!
    悪女なのに、先まで見越した冷静な行動がかっこいいなって思っちゃいます。読みやすくて1話1話がハラハラして一気読みでした!

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    2026年08月02日
  • 嗤う淑女 二人

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    読書備忘録1010号。
    ★★★★。

    カエル完結編が4部作だと騙されたので頑張っているSKR読書週間。
    これでカエルに戻れる!

    ★ネタバレです★
    でたぁ!有働さゆり!
    出てきました。
    今回美知留の無差別的愉快テロの実行犯として大活躍!

    ①国民党日坂浩一の中学校同窓会。秋川第一中学校の同窓会。
    あれ?日坂って一番初めに出て来たよね?
    確か蒲生美知留が学生時代に。
    ホテルの宴会場。
    乾杯!ぐえぇぇぇ!青酸化合物テロ。
    有働さゆりが会場を去っていく・・・。

    ②格安バスツアー。
    サービスエリアでトイレ休憩。
    戻って来ない女性参加者。
    時間切れでバスは出発!
    バスは有機ナフサ爆弾で木っ端みじん!
    有働さゆりがSAを去っていく・・・。

    ③秋川第一中学校!
    わいせつ事件前科ありのクズ教師が深夜に学校に忍び込み・・・。
    有機ナフサ爆弾で学校は木っ端みじん!
    おっさんは真っ黒こげ。
    ただ、おっさんは焼かれる前に刺されて死んでいた。プスッ!
    有働さゆりの真骨頂!接近戦で相手を倒す!
    久しぶりに楽しかったわ!と、さゆり談。

    ④銭湯を改装してフィットネスクラブに。
    全然流行らん!大赤字や。
    こうなったら保険金詐欺狙いで小火出したろ!
    どっかーん!フィットネスクラブは木っ端みじん。
    え!なんでこんな凄まじい爆発すんの!
    有機ナフサ爆弾やんか!
    有働さゆりがボイラーにちょいちょいと仕掛けを・・・。

    ⑤新幹線爆破を計画する美知留。
    実行犯は有働さゆり。
    そしてさゆりと美知留の直接対決が!

    ありゃ?シリーズ終わってないやん。
    まだ続くんかいな・・・。しんど。

    まあ、御子柴弁護士も登場したし、古手川くんも登場したし、警視庁の捜査陣麻生、桐島、宮間、宮藤、葛城もまだまだ頑張るだろうし。
    今回はテロでしたけど明確に美知留の動機がありましたね。
    読めたら読もう。

    まずはカエル完結編に戻る!

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    2026年08月02日
  • ふたたび嗤う淑女

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    読書備忘録1009号。
    ★★★★。

    カエル完結編が4部作だと騙されたので頑張っている読書。
    シリーズの順番に拘って読むの疲れるなぁ。SKR(シリーズ拘り過ぎリーディング)病か・・・。

    カエルとしては有働さゆりが登場する淑女二人を読めば良いんでしょうが、こっちのシリーズは美知留が主人公なんでやっぱり順番に読まないと・・・。

    今回5話共通として、衆議院議員柳井耕一郎でしたわ。
    でも美知留との関係性は?でした。
    ★全ネタバレです★

    ①女性活躍政治団体の資金繰りに困った女性をそそのかして投資詐欺に。
    野々宮トレードオフィス。怪しすぎる!
    1億騙されて飛び降り、ハイお陀仏。

    ②宗教法人信者減少。収入が欲しい。そうだ本を出そう。印税と信者への強制販売だ!
    野々宮プランニングスタジオ。怪しすぎる!
    いやいやちゃうやん。ゴーストライティングした内容になってないやん!この本!
    なにしとんや!教祖をぼろくそ書きよってからに!ボコられ橋から落とされ、ハイお陀仏。

    ③衆議院議員柳井耕一郎の後援会事務所の所長。
    しがない不動産屋。こんなアホな連中でも議員が務まるなら俺にも出来るんちゃうか。そうだ都議会に立候補したろ!それにはまず選挙資金や。
    野々宮プランニングスタジオ。でたぁ!
    良い土地がありまんねん。それを買って転がしなはれ。簡単に1億や。
    はい、地面師詐欺でイチコロ。呆れた妻に撲殺されて、はいお陀仏。

    ④柳井耕一郎の公設秘書。
    耕一郎の性欲処理として都合よく使われている。
    耕一郎の妻だって不倫してる!そうだ妻を貶めて私が正妻になってやるわ!
    野々宮プランニングスタジオ。でたぁでたぁ!
    でっち上げのラブホ写真作ったるわ。
    ミイラ取りがミイラに。呆然自失で車に轢かれて、ハイお陀仏。

    ⑤そしてボスキャラ。柳井耕一郎。
    ハイ、お陀仏。

    今回は神崎亜香里でしたね!
    まんまと騙されましたよ美知留さん!
    しかし、動機はなんやねん!って前作からの継続。

    まあ愉快犯でしょう。

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    2026年08月02日
  • こちら空港警察

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    ネタバレ

    短編ごとに成田国際空港で発生する事件を空港警察新署長の仁志村が解決していくというストーリー。話が進んでいくにつれて事件のスケールがどんどん大きくなっていった。
    仁志村の事件解決に向けて手段を選ばない、犯人への同情を一切見せない姿勢は個人的には非常に魅力的に感じた。特に最後の事件の犯人だけでなく周囲の人間も手玉に取って解決へ導いていた点は非常に面白く感じた。
    仁志村の県警時代の話をより詳しく知りたいと感じた。

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    2026年08月01日
  • 棘の家

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    【迷わず逃げよ!】
    立場が変わり、置かれている状況が変わると世間の風当たりはここまで違うのかと...何度も読む手が止まった。弱いものや悪いものは、問答無用で攻撃してもいいという空気感、正義の名を借りた憂さ晴らし!これはSNS上でドンドン膨らむ。
    そして追い込まれた人間は悲惨な末路を辿る。大人の世界で起きていることが、小学校でも平気で起きている。

    イジメなんて絶対にこの世から無くならない。
    不都合な事実を隠そうとする組織性もどこも変わらない。関係ない第三者の大人視点で言えば、もう堂々と逃げるに限る。
    ただ、もし自分の子供がイジメにあったら、穂刈とは違う選択肢を自分は持つことができるか、冷静でいられるか、残念ながら今の自分には自信はない。

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    2026年07月31日
  • テミスの剣

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    正義とはなにか、とても考えさせられた。
    正しくいるのは大変。
    それでも自分は清く正しく、嘘のない人で生きていたい。

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    2026年07月31日
  • 武闘刑事

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     米軍基地に乱入して容疑者を確保しようとするという荒唐無稽なストーリーなのだが、スピーディな展開と、米軍基地と軍人、軍属への憤りが相俟って一気読みしてしまった。
     多作で玉石混淆の感がある中山千里作品群の中で女刑事高頭冴子シリーズは面白い。

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    2026年07月30日
  • 有罪、とAIは告げた

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    人間とAI、今後の付き合い方について、新たな知見を得られる物語だった。
    解説でも書かれていたが、小説では、現実にはまだ難しい少し未来のことを描ける。
    そのメリットが、存分に生かされている作品だと思う。
    ただ、AI裁判官に対する登場人物たちの感情の動きや、事件の謎については、想像の範囲内だった。

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    2026年07月29日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    実在の事件を思い出させるような設定の主人公。人は変わることが果たしてできるんだろうか?と物語とは全く違うところに思いを馳せてしまいながら読んだ。そして、御子柴のように変わって社会の中で生きていてほしい、とも思う。

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    2026年07月28日
  • 能面検事の死闘

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    えー?あー?となる結末。人は見かけによらない。それぞれのキャラに作者の愛を感じた。シリーズ3弾目が個人的には1番好きだと思う

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    2026年07月28日
  • おやすみラフマニノフ

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    ネタバレ

    【全体を通して】
    ミステリー要素より音楽要素を大きく楽しめた作品だった!真犯人はそこそこ予想できていたし、種明かしのペーパークラフトもなるほど!という感じではあったが、犯行に及んだ動機にむちゃくちゃビビった。演奏描写の豊かさの後に、推理や種明かしを喋る勢いのある静けさの、雰囲気の高低差が好きだった。

    【岬陽介、期待を裏切らない安定的なかっこよさ】
    正直岬陽介目的で読み始めたと言っても過言では無い本作......(もちろん本作はどんな風に心が刺激されるんだろうという中山七里への期待はあったが)
    前作であるさよならドビュッシーの読後から時間が大分経ってしまっていたので、岬陽介のイメージが雑に神格化されていたけど、それでも本作を読んでいてイメージが崩れることはまずなく、なんならヤクザをなんなく制圧したり、災害時の落ち着き加減、演奏会での神ムーブなど、前作よりパワーアップしていたような......気がする。(またしても岬陽介目的で躊躇なく次作を購入)

    【主人公の城戸晶、何者】
    最初は柘植初音のが圧倒的に音楽の才能があって
    城戸晶はそれにくっつくショボ男のように思えた
    (でも柘植初音に好かれるんだしヴィルトゥーソ科にいるくらいだから全然上手なんだろうな......顔がむちゃ良かったりするのかな......とか思ってた)
    でもコンマスなっちゃったあたりから城戸晶に対する印象がどんどん変わってくるというか、わたし的になんだか掴みきれなくて、感情移入もし辛く、なんなんだコイツは......と思いながら読み進めていた。
    未だに城戸晶のことよく分かってない。(恥ずかしながら国語の苦手さがここで顕著に......)
    てゆか最後に明かされた晶と初音の関係がやばすぎる(ほんとに血縁かどうかはさておき)、ずっと感情移入できなかったのもその関係性を知らなかったから当たり前かもしれん

    【ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番、むちゃ好き】
    クラッシックはどれもなんとなーーく好きだけど、今回メインのラフマニノフピアノ協奏曲第2番はめちゃめちゃ自分好みだった。最後には解説じゃないけど、この曲を大量に言語化してくれる演奏会本番では、ここまで読み進める中で蓄えてきてた曲に対する好き度が良く働き、大興奮で読み進めれた。ピアノの優雅さに浸りながらミステリーが進んでいく物語構成の上品さはドビュッシーの時から相変わらず最高!

    【柘植彰良の最期、しびれる】
    ボロボロの状態で柘植彰良が弾くラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調。これを弾ききってからこの世を去るのが、あまりにも、ピアニストという魔王の最期すぎる、もしくはピアノという化け物に魅入られた人間の最後すぎて、かっこいいと思った。
    あれを弾くことで、音楽とともに魂を現世に残していく儀式をしたように思えた。
    ただ彼の息子にしたことは普通の顔で読んでられる内容ではない、そこの話がいちばんしんどかった

    【自然災害の描写力と、避難所での演奏】
    このターンが正直1番好きだった。
    まず災害の恐ろしい描写、ドビュッシーのときも火災のシーンではとんでもない語彙力で圧倒されたが今回も豪雨と洪水の恐ろしさに圧倒されむちゃくちゃ怖くなった。そんな恐ろしいシーンの描写をみたあとに商店街に戻ろうとする人たちが出てくるもんだから、商品を守りたい気持ちは分かるけどまじで死ぬからやめとけと思い焦った。
    ここでタイタニックの演奏家を思い出し、もしかして城戸晶ここでやるのか......?と不謹慎ながらもワクワクしながら読み進めてしまい、期待通りド演奏を披露。文章を読みながら脳内で感じたのは、完全に2人の音と色だけになったすごく豊かで綺麗なイメージで、これを感じれたのが最高だった。岬陽介とセッションいいなあ......
    私も状況的になのかメンタルなのかで切羽詰まったり瀕死になったとき、音楽に救われたいとすごく思った。

    【雄大、モテすぎ】
    雄大がなんで女の子二人を虜にしてるのか、あんまり分からなかったけど、でもトランペットの才能はありつつ破天荒でど正直な性格は、世話したがりな女の子からしたら構ってあげたくなっちゃう存在なのかな、雄大がまともな職につきますように

    【入間、もっと登場してほしかった】
    前半でぱったり登場しなくなってしまう彼......
    めちゃ気になる性格のキャラだっただけに、めちゃ寂しい、途中に実はまじで入間が犯人なのでは?と希望混じりに思ったりした

    【とんかつ屋の親父、かっけー】
    この後、ヤクザからまた狙われませんように
    親父も店も大切な人も無傷でありますように


    江副は嫌い

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    2026年07月29日
  • バンクハザードにようこそ

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    ネタバレ

    まさか燎原を殺した真犯人が冬馬だとは……
    最後の最後で大どんでん返しという、中山七里らしい作品だった。

    箱根銀行が内部から崩壊していく様子は爽快ですらあったが、自業自得とはいえ誰もがやりたくてやったことではなく、破滅するさまを見るのは少し後味が悪かった。

    利己的に、他人を陥れてのしあがる行動は誰かの恨みを買う。そんなことを教訓として得ました。

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    2026年07月27日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    音楽に詳しくなさすぎて出てくる月の光とかエチュード10-4?とか聞きながら読んだ。そんなの初めての読書体験な感じがして新鮮だった。
    作者はどれだけ音楽に精通してたらこんな事細かに書けるのかなぁ、凄い!
    ベートーヴェンが難聴に苦しみながら音楽を作ってた事とか、音楽は人生の助けになる事、怒りとかをメロディで表現してる事とか本当に何も知らなかった。

    ラストの展開はびっくり、全く予想できてなかった。じゃあ火事のシーンは遥目線でルシアも描かれてたけど途中からルシアに変わったのか??同級生とかピアニストライバルとか性格悪すぎて遥(ルシア)が可哀想すぎた
    最後のさよなら、ドビュッシーっていうタイトル伏線回収気持ちよかった〜!!

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    2026年07月27日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    光崎教授のような存在がいると、水戸黄門のように見せ場があって解決という、定番の流れが目に見えるのだが、それがまた読みたくて続編を手に取ってしまった。

    どうしてもこういうのは、気持ちの問題というか、自分の身内でも人が亡くなった時に解剖すると言われてもすんなり受け止められない。
    でもそれが故意ではなかったとしても殺人の隠蔽となってしまうのであれば、解剖すべきというのもわかるなと思った。

    おそらく真琴の恋?の行方も注目すべきなんだと思うが、なんだか恋というよりもプロフェッショナルになるための様にフォーカスがもっと当たるといいなと思った。
    光崎教授すげー!が強いので。

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    2026年07月27日