中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会社に持っていく本は単行本より文庫が良いです。というわけで今週はこの本をバッグに入れて通勤しました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
仕事が忙しくて、なかなか読む時間が無かった割に、読み出すと集中して読める、そんな作品でした (๑˃̵ᴗ˂̵)و
主人公・氏家京太郎は、元科捜研出身。
科捜研で色々色々あり、現在は民間鑑定センターの所長を務めている。
物語は、世間を震撼させていた女子大生連続殺人事件の鑑定依頼から始まる。
子宮を抜き取られた若い他殺体が次々と発見されていたのだ。
検察側が既に鑑定をしていたのだが、検察の鑑定に違和感を覚えた氏家が再鑑定に挑む。
犬養さんの事件に、能面検事が合わさったよう -
Posted by ブクログ
最新AIを搭載した介護ロボットが雇い主を殺害したとして起訴され、裁判にかけられた話。
AIと人間の違いは何か?
AIに人権はあるのか?
新しく出会う問いに専門家全員が戸惑いつつもそれぞれの答えを探していく過程がとても面白い!
犬養隼人刑事に高円寺円判事、埼玉日報の尾上善二記者まで出てきて、中山七里ワールドリンクが存分に楽しめる。
自意識を獲得した高性能知能を持つAIロボットの誕生に対して、ワクワクよりザワザワしてしまった。幸いなことにリタは人間との共生する未来を思い描いてくれたが、全てのロボットがリタのように友好的だとは限らないじゃないか。
ロボット三原則があればロボットが人間に危害を加 -
Posted by ブクログ
ネタバレ二転三転する犯人たちについて、しっかり驚かされながら読み進めた。所々にあった違和感をちゃんと推理すれば犯人像に近づけたようにも思う。いじめっ子は暴力はしていないという発言があったのに、真斗にあった身体中の痣。4人目の被害者が責任能力の有無を問うような者の弁護をしている弁護士だった事。
しかし、凄惨な殺人をした有働も子ども時代は虐待されていたり、御前崎は娘を殺されてその犯人は責任能力が無いとされ無罪放免となっている被害者でもあった。だからといって復讐を良しとしているのではなく、我々読者にも第39条の是非を問いかけているように思えた。
また、精神疾患者でなくとも、一般市民の我々も一歩間違えれば狂気 -
Posted by ブクログ
ネタバレ"正しいことと望ましいことが常に一致するとは限らない。"
このひと言が個人的にかなり刺さりました。
AIは正しいことを追求し、
人間は望ましいことを追求する
自分は判断を誤らないようにするため、という思いから
特に仕事においては感情を持ち込まないようにしているが、
感情移入0では好ましくないし、
かといって感情移入し過ぎても判断を誤ってしまう…
"感情"というものについて改めて考えさせられる機会になった。
人とはやはり曖昧な生き物で、
感情があるからこそ判例があったとしても
判決はブレる。
また"望ましい"とルールを改正する。