中山七里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ完結編まで駆け抜けました。面白かった。カエル男ここまでお疲れ様でした。と長く長く拍手したい気持ち。
中山さんは作品がたくさんあり、登場人物が重なってる部分も多いそうで、
山手線の話とかカエル男では詳しく語られなかった有働さゆりの殺人はどこか他の本で出てくるのだろうか?出てくるなら読みたすぎる。
御子柴さんの本も読みたい、古手川さんが出てくる本ももっと読みたい。登場キャラクターたちが大好きになった。
教授は助けられるのかと思ったがまさか殺されるとは、、、
ここまで日本中ぐちゃぐちゃになってどうなるんだろうと思ったけど良い最後だったな。さゆりさんゆっくり休んでねの気持ち。
刑法39条は実際には -
Posted by ブクログ
正直、前作では古手川のバトルシーンが長く、中弛みしたり音楽の知識が全くと言うほど無い私にとっては度々挟まれるベートーヴェンの曲に関する話し等が難しく感じ読み辛さを感じていたのですが今作はスラスラと読めました。
相変わらず渡瀬と古手川のコンビが活躍してくれてすごく良かったし、渡瀬という素晴らしい上司の元で働ける古手川を羨ましく思うほどに渡瀬はいいキャラで大好きです。
そしてこれも相も変わらずに殺害現場の描写は生々しく、前作よりもグロテスクさを感じました。
でも、それもカエル男シリーズの醍醐味だと私は感じています。
このまま完結篇まで一気に読み進めようと思います。
-
Posted by ブクログ
予想の斜め上を行く怪作だった。
『殺戮にいたる病』に匹敵するグロ描写の数々は確実に人を選ぶ作品。
口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼『カエル男』による最初の犯行だった。
警察の捜査が進展しないなか、
第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに陥る。
埼玉県警捜査一課の刑事・古手川と渡瀬を中心に事件の捜査は進んでいく。
捜査の過程で明らかになっていく犯人の異常性、
すなわち、精神に異常を来した者の犯行ではないかという推理。
そこに立ちはだかる刑法39条の存在など、物語は -
Posted by ブクログ
中山七里『連続殺人鬼カエル男 完結編』宝島社文庫。
シリーズ完結編。宝島社文庫にしては珍しく可愛らしいカエル男のイラストの栞が挟まっていて驚いた。
全3巻のシリーズかと思ったら、実は4部作になっていたようだ。『連続殺人鬼カエル男』、『連続殺人鬼カエル男ふたたび』、『嗤う淑女 二人』、そして本作『連続殺人鬼カエル男 完結編』の順で、4部作になるらしい。確かに『嗤う淑女 二人』にも有働さゆりが主役の1人として登場していた。
さて本作。可愛らしいカエル男のイラストとは裏腹にかなりグロい描写のあるサイコミステリーである。
カエル男こと有働さゆりは一体どうなるのかという興味から最後まで一気に読み -
Posted by ブクログ
ネタバレ早速2作目も読ませていただきました。前作もそうだったけど、スラスラ読ませる感じがものすごく心地が良い。もちろんおもしろかったし、悪女っぷりを遺憾無く発揮されていてすごく伸び伸びと生きてらっしゃるなと尊敬すらしております。
前作とは違い、一つの大きな目的に向かってその周囲から陥れていくさまはその中心にいる人物からするとさながらホラーのようで、と言ってもそいつは最終盤になるまで全然気づいてなかったようなんだけど。それと今回はその動機がいまひとつ判然としないまま話が進んでいくのも不気味だったりもする。
関わる人たちの端から端まで全方位不幸にしていくのは最早お約束的ではあるけど、それが楽しみで読んで -
Posted by ブクログ
読書録「ヒポクラテスの誓い」4
著者 中山七里
出版 祥伝社文庫
P23より引用
“「死体は文句も言わんし、嘘も吐かん」”
目次より抜粋引用
“生者と死者
加害者と被害者
監察医と法医学者
母と娘
背約と誓約”
不本意ながら法医学教室へと配属された
研修医を主人公とした、短編連作ミステリ。
同社刊行作文庫版。
法医学教室に来てすぐに、死体が好きかと
たずねられた主人公・栂野真琴。研修医から
医師になるために、上役から放り込まれたの
だが…。
上記の引用は、法医学教室のボスの台詞。
生きている患者と比較した、死体との付き合
いについて。
こんな風に言われたら、確かに気は楽 -
Posted by ブクログ
犬養隼人シリーズ第5弾。
早朝犬の散歩中に公園の林の中から埋められた子どもの遺体の一部が見え、
発見してしまう。その子どもには、縫合された跡があり、
調べると肝臓が半分取られている。
犬養は、その子どもの身元と、肝臓が取られている理由を捜索開始するのだが。
第一弾の、切り裂きジャックの告白ほどの臓器搾取ではないものの、
何のために臓器を切り取っているのか、そして子どもの理由は?
ってことで、いろいろあって犯人や理由ってのが分かるにつれ、
医療としての日本と外国での違いなど見えてきますが、
最終的に・・・おっとこれを言うのはネタバレであり、しかも今回の犬養は、
第4弾の事件を引きずっているため -
Posted by ブクログ
ネタバレヒポクラテスシリーズ第5弾
浦和医大法医学教室に運び込まれた遺体は、30代から50代の引きこもり中の子どもや、引きこもりの子を庇護している親。そして、老老介護中の介助者。
一見、問題がなさそうな死に、古手川刑事と真琴先生が疑問を呈し、光崎教授のメスが真実をあばく。
親が元気に働いている間はなんとかなっていても、老いた時、子どもは長期の引きこもりで変化のタイミングが難しく「自分たちが逝ってしまった後の我が子」を思う親心が痛々しく、読んでいて切なくなりました。
子どもが何歳になっても親は親であり、責任感という名の親心を捨てられず、子どもを自立した大人とみられない。それが家庭での呪縛の一つに