中山七里のレビュー一覧
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ネタバレ有働さゆりの最期は初めから決まっていたかのようなラストだった。
作品の中で刑を軽くするために憲法第39条を利用する例が何度も出てきたが、有働さゆりの解離性同一性障害は詐病などではなかった。さらには、解離性同一性障害が寛解していく最中、望ましい事にピアノ教室を営んでいた有働さゆりの人格に集約していく。しかし、有働さゆりはカエル男の人格の時に犯した自身の殺人行為を許すことはできず、警察官である古手川に自身を裁いてもらうことで最期を迎える。
御前崎に利用され、カエル男という史上最悪の殺人鬼である人格が確立してしまった有働さゆりの人生を考えると悲しく虚しい気持ちになった。
また、有働さゆりを自らの手で -
Posted by ブクログ
シリーズ化されているのを知り2巻目を手に取りました
相変わらず面白いです
猟奇ものとしても楽しめますしミステリー要素もあります
描写は少しだけグロシーンもありますが優しい範囲です
ホラー作品を普段から嗜む人であれば春風くらいにしか感じないと思います
ストーリーはとてもわかりやすく単純明快です
難しいことを何も考えなくてよい作品なのでエンタメ作品として満足できます
女性に対する解像度がやや低め(というか時代遅れ?)という感じは否めませんがストーリーが面白いので大きなノイズにはなりません
3巻目も近いうちに読みたいと思います
どんな結末を迎えるのか今から楽しみにしています -
Posted by ブクログ
中山七里さん最新刊!
「有罪、とAIは告げた」の続編かな。
(この時、裸の子のAIの名前が、Pちゃんから、1Qくんに!)
それとも高円寺円ちゃんのシリーズになる?
今回は、判事側 高円寺円、警察側 犬養隼人って、犬養さんも出てる。
AI裁判官から、今度は、AI被告になるのか…
介護ロボットと一緒のお父ちゃんは、亡くなった。それに、介護ロボットの害虫撃退機能が作動した記録はある。
この機能は、ロボットの動作と関係なく発動し、ペースメーカーには誤作動を起こす可能性が…
ここで、検察側は、悩みながらも、介護ロボットを起訴する。
介護ロボットを訴える?人として?
ロボット工学三原則で訴えると、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生のときに突発性難聴を患って以来、音楽との関わりを断ってきた岬。
父親の希望通り、法曹の世界の登竜門となる司法試験を首席で突破し、司法修習先で出会ってしまったのは、かつてピアニストを目指していたクラシック大好き天生高春。
岬をクラシックアレルギーと勘違いした天生は、無理やり岬をコンサートに連れ出すが、そこで岬は覚醒してしまう。
日々スタジオに通い詰め、コンクールに出演し……優勝して司法修習の専念義務違反となり、ピアノの世界へと戻るため、司法修習の場を去ることになる。
一方、ミステリーとして、司法修習先で関わった事件では、意外な方向に話が展開。
というか、なんとなく犯人は根拠なくあの人っ -
Posted by ブクログ
『いじめ』をテーマにした中山七里さんの作品。
中学教師の穂刈は、クラス内のいじめ問題にも、余り関与せず、全て事なかれ主義。
ところが、娘がいじめを苦にして自殺未遂を図り、被害者の親となってしまう。
隠蔽主義の学校、加害者の児童への復讐を誓う妻、穂刈を責める息子。四面楚歌のなか、マスコミの誘いにのり、加害児童の名前を伝えてしまう。
そんななか、なんと加害児童が遺体で発見される。
加害者は一体誰なのか、自分の家族の誰かなのか?
二転三転する展開に、ハラハラドキドキが止まりません。真犯人が分かっても、刈穂たち家族は、元の家族に戻れるのか。
いろいろ考えされる内容ですね。