中山七里のレビュー一覧

  • 有罪、とAIは告げた

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    ​もはや私たちの日常から切り離すことができないほど浸透したAI。もしもそのAIが、人を裁く「法廷」の場に導入されたらどうなるのか。フィクションではありますが、決して遠くない未来に起こりうるリアルな危うさを突きつけられる作品でした。

    ​作中で描かれるAI裁判官〈法神〉。過去の膨大な判例を学習し、一瞬で導き出される「最適解」は、激務に追われる裁判官たちにとって救いの神となるのか。しかし、AIに判断のすべてを委ねたとき、人間は思考を停止し、ただの結果を受け入れるだけの「怠惰な生き物」へと成り下がってしまうのではないか――。そんな鋭い問いかけが胸に刺さります。

    ​特に、自分と同じ思考回路を学習させ

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    2026年03月06日
  • とどけチャイコフスキー

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    岬洋介シリーズの9作目。約2年振りに読んだが、相変わらず音楽の描写が素晴らしい。チャイコンの1番、久し振りに聞いてしまった。高校時代に、父のレコードでよく聞いたわ。話は悲しい。また、こんな時代が来るとは思わなかったなあ・・・

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    2026年03月06日
  • 嗤う淑女

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    読み終わると、蒲生美智留って文字を見ただけでなんだか落ち着かなくなるくらいだった。
    何よりもミステリアスに感じるのは、蒲生美智留自体の思っていることというのが最後ぐらいしか出てこないので、あくまで周りの人の蒲生美智留への気持ちしか書いてないからなんだと思う。

    別に確信に触れる発言をしているわけでもないし、暴力的なことがある訳でもないし、マインドコントロールというものは誰にでもという言い方はおかしいのかもしれないが、できなくは無いことなんだと思った。
    ちょっとサイコパスな部分が見え隠れするのも蒲生美智留の魅力になってしまって、自分もとらわれつつあるのが怖いと思う。

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    2026年03月06日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    オーディブルで聞く。盛り上がりとミステリーも混ざって1週間で聞き終わりました。とても面白かった。中山七里ってこんなピアノの曲の描写までする作家だったっけとおもいつつ最後まで聞いて やっぱり中山七里だと思った。
     ピアノ楽曲の描写は恩田陸の蜜蜂と遠雷でわくわくしながら聞いたが個人的感想ですが今一つ盛り上がっていません。

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    2026年03月06日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ

     自我を持ち合わせた、AI。
     質問に対して、「思います」と答えたり。

     近い将来、あり得ることだと思った。
     いや、もしかしたら、
     既に、そうなっているのか?

     殺意はあり得ないけれど、
     電磁波を発した記録は、たしかにある、と、戸惑うAI。

     でも、その電磁波を発した原因は、
     小動物的なものだろうと予測はできた。

     だけど、
     具体的な動機と、事実は、
     その予測を超えていた。

     そして殺意は、
     殺意、・・・と言うか、復讐心? なのだろうか?
     それは、人間のものだった。
     しかも、実際に命を落とした方へのものではなく・・・
     逆にその命を利用しての、と言うのか。。。

     

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    2026年03月05日
  • 殺戮の狂詩曲

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    ネタバレ

    御子柴礼司シリーズ6冊目。

    これまでのシリーズでは被告人の過去を洗うことで弁護の材料を固めていた御子柴には珍しく、被告人の過去より被害者9名の遺族を訪問する場面が長く描かれて不思議に思ったが、
    御子柴が見解を求めた医師の「書く行為と話す行為は分かちがたい関係にあります」にもしかしてと思い読み返したら隠れていた、1人だけ台詞に読点(、)が無い被害者遺族を発見したときには鳥肌が立った。

    被告人の過去を追わなかった理由も最後に明かされてなるほど思ったが、こちらはもう少しヒントが欲しかったという思いもある。

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    2026年03月05日
  • ヒポクラテスの誓い

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    面白かった〜
    短編ドラマを何話か見ているような感覚
    ラストのオチは少し拍子抜けだった


    2026年 13冊目

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    2026年03月05日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    刑法39条について、改めて考えさせられる。いつだってトリガーは人の裏切りから。更生というか、育て直しをしてもらって、ようやく人に護られたのに、と思うと辛かった。
    いろんな本を読んで思うが、傷を負った人は平気なフリをしてはいけない。私が虐待を受けていたら、支援員にも精神科医にも、心理士にもなれないだろうと思った。それだけ、自分と向き合っていくということは難しい。
    胸が痛くなる話だった。

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    2026年03月05日
  • 有罪、とAIは告げた

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    AIと裁判という近い先に起こりうる題材。

    七里作品だからと思いながら、どんな風に事件とAIに向かっていくのかと思いながら読み進めました。

    巻末の解説が安野貴博氏というのも興味深く読みました

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    2026年03月05日
  • 氏家京太郎、奔る

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    このところちょっとご無沙汰だった中山七里さんの作品。
    やっぱりどんでん返しは見事でした。
    けど、犯行の動機がありきたりでちょっと物足りない、というか何というかっていうところで星を一つ減らしました。

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    2026年03月05日
  • 有罪、とAIは告げた

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    私生活でも仕事でも、いつの間にかAIに意見を求め、AIが求めている答えを提示してくれるように感じている。これは、そんなAIが人の人生を左右する法廷の場で利用された場合の話。フィクションではあるが、自分ごととしてAIとの関わり方を戒める意味で、興味深く読めた。とはいえ、内容は説教臭いという程ではなく、むしろ軽快に読み易くできている。

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    2026年03月04日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    ⭐︎3.7
    教誨師の僧侶である主人公が死刑囚である旧友の真実を追う話。
    教誨師という特殊な立場が新鮮で、その役割を活かした展開が印象的だった。
    有名ではないので期待せず読んだのが正解!
    派手さはないものの、2人の過去や事件の核心に静かに迫っていくような構成で、気付けばラストまであっという間に読んでしまった。
    ただ、主人公が教誨師の仕事の範疇を超えて動くたびに繰り返される忠告の場面がやや多く、少しくどさは気になる。
    ラストは少し大胆な展開に笑ってしまったけど、ちゃんと意外な真相(無理やりではあるが)を用意してくれているのがさすが中山七里作品だった。

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    2026年03月04日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    前作を読まないまま読み終わりましたが、様々な場面や会話を通じてすごく勉強になりました。あくまでフィクションですが、まるで実際にこの国で起こっていることのようであり、それに向き合う総理の勇気ある決断と行動に感銘を受けました。官房長官はまさにあの人がモデルですよね。壊し屋とか闇将軍とか散々言われて評判は最悪ですが、個人的には実際にこのような立場で剛腕を発揮してもらいたかったです。

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    2026年03月04日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    久しぶりのフィクション。
    『さよならドビュッシー』でその音楽表現に魅了されたのだが、同時期にこんな作品も書いていたとは驚き。
    『さよなら…』とはまったく異質の話ではっきりいって胸クソ系の描写が多いのだが、先を読まずにはいられない展開と、どんでん返しの繰り返しに、なんとも満足な読後感でした。
    シリーズが2作も出ているらしいので、チェックしとこう。

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    2026年03月04日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ

    AIロボットの殺人疑惑、裁判というテーマはおもしろい。

    ただ、細かい設定が甘いかなーと思った。
    介護ロボットを開発、販売するにあたって
    生死に関わることもありうるので
    様々なケースを考えてものすごく試験するでしょう。
    介護者のペースメーカーに影響することとか
    販売時に重要事項の説明があると思う。
    ロボットの行動のログがメーカーに問い合わせないと分からないなんてありえない。
    警察側もロボットの仕様を全く下調べせずに事情聴取に行くかな?

    私としては、最後の犯人特定はない方がよかった。

    オーディオブックで聴いた感想としては
    ナレーターは男性の方が良さげ。
    1.2倍くらいで聴いていたのだけど

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    2026年03月04日
  • 能面検事

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    顔に出やすい新米事務官と優秀だけど、表情一つ変えない検事のいかにもドラマにしやすい題材。とにかく読みやすかったです。
    犯人もまさかだったのでミステリーとしても良かった。

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    2026年03月04日
  • おやすみラフマニノフ

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    ありきたりな表現で申し訳ないが、音楽を読む、ということを初めて体験した。中山さんの作品は去年から読み漁っていたのだが、この有名なシリーズにはしり込みをしていた。意を決して読み始めて本作でシリーズ2作目。

    音大生、晶の周りで次々と事件が起こる。高額楽器の盗難、破壊、そして殺害予告。それと同時に起こる演奏会成功への道。様々なことが絡まりあいやがてひとつの形を作り出す。そんな物語。

    こちらの方が前作よりもより音楽の表現が強かった。
    そこに書かれたものを読んで自分で調べてみるということは何かしら本から影響を受けたのだと思う。この本はそういう物。本を読んで実際に曲を調べてみた。実際に聴いてみた。そう

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    2026年03月03日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    Audibleで聞了。

    どうしてしおんの登場が必要だったのかずっと疑問だったが,
    最後に腹落ちした。見事な大どんでん返しだった。
    火傷の受傷時や,皮膚移植後の経過や,なにより演奏時の解説?の描写が
    医者の作家さんのようだったので,興味が出てWikiを見たら,
    記憶力がずば抜けた方のようで,なるほど同じ人種なのかもと思った。

    中山さんにとって最初にブレイクした作品のようで,
    はるか(しおん)の自分を表現するためのピアノに対する覚悟は,
    中山さんの小説に対する思いなのかもしれないと感じた。

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    2026年03月03日
  • 有罪、とAIは告げた

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    血の通った人間が懲役、または死刑判決を下すことの責任を感じ取り、うるっときました。裁判員は、悩みに悩んで、寝るまも惜しんで判決文を書いている。教育の現場でも、正解がないことにひたすら悩み混む。裁判官は、悩むことから逃げてはいけない。そこに共感した。でも、できれば気楽に仕事をしたいな…笑
    悩むってなんだか怖い。
    AIにはできなくて人間にできる仕事が、責任をとるということ。そういう仕事ばかりになっていくのかなと思うとちょっと息苦しさも感じる。

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    2026年03月03日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    子宮頚がんワクチンのお話

    ワクチンはコロナでもそうだけど副反応はゼロにはならない

    あと最後の書店員さんのifの話は正直いらなかった

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    2026年03月02日