中山七里のレビュー一覧

  • 能面検事の死闘

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    えー?あー?となる結末。人は見かけによらない。それぞれのキャラに作者の愛を感じた。シリーズ3弾目が個人的には1番好きだと思う

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    2026年07月28日
  • おやすみラフマニノフ

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    ネタバレ

    【全体を通して】
    ミステリー要素より音楽要素を大きく楽しめた作品だった!真犯人はそこそこ予想できていたし、種明かしのペーパークラフトもなるほど!という感じではあったが、犯行に及んだ動機にむちゃくちゃビビった。演奏描写の豊かさの後に、推理や種明かしを喋る勢いのある静けさの、雰囲気の高低差が好きだった。

    【岬陽介、期待を裏切らない安定的なかっこよさ】
    正直岬陽介目的で読み始めたと言っても過言では無い本作......(もちろん本作はどんな風に心が刺激されるんだろうという中山七里への期待はあったが)
    前作であるさよならドビュッシーの読後から時間が大分経ってしまっていたので、岬陽介のイメージが雑に神格化されていたけど、それでも本作を読んでいてイメージが崩れることはまずなく、なんならヤクザをなんなく制圧したり、災害時の落ち着き加減、演奏会での神ムーブなど、前作よりパワーアップしていたような......気がする。(またしても岬陽介目的で躊躇なく次作を購入)

    【主人公の城戸晶、何者】
    最初は柘植初音のが圧倒的に音楽の才能があって
    城戸晶はそれにくっつくショボ男のように思えた
    (でも柘植初音に好かれるんだしヴィルトゥーソ科にいるくらいだから全然上手なんだろうな......顔がむちゃ良かったりするのかな......とか思ってた)
    でもコンマスなっちゃったあたりから城戸晶に対する印象がどんどん変わってくるというか、わたし的になんだか掴みきれなくて、感情移入もし辛く、なんなんだコイツは......と思いながら読み進めていた。
    未だに城戸晶のことよく分かってない。(恥ずかしながら国語の苦手さがここで顕著に......)
    てゆか最後に明かされた晶と初音の関係がやばすぎる(ほんとに血縁かどうかはさておき)、ずっと感情移入できなかったのもその関係性を知らなかったから当たり前かもしれん

    【ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番、むちゃ好き】
    クラッシックはどれもなんとなーーく好きだけど、今回メインのラフマニノフピアノ協奏曲第2番はめちゃめちゃ自分好みだった。最後には解説じゃないけど、この曲を大量に言語化してくれる演奏会本番では、ここまで読み進める中で蓄えてきてた曲に対する好き度が良く働き、大興奮で読み進めれた。ピアノの優雅さに浸りながらミステリーが進んでいく物語構成の上品さはドビュッシーの時から相変わらず最高!

    【柘植彰良の最期、しびれる】
    ボロボロの状態で柘植彰良が弾くラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調。これを弾ききってからこの世を去るのが、あまりにも、ピアニストという魔王の最期すぎる、もしくはピアノという化け物に魅入られた人間の最後すぎて、かっこいいと思った。
    あれを弾くことで、音楽とともに魂を現世に残していく儀式をしたように思えた。
    ただ彼の息子にしたことは普通の顔で読んでられる内容ではない、そこの話がいちばんしんどかった

    【自然災害の描写力と、避難所での演奏】
    このターンが正直1番好きだった。
    まず災害の恐ろしい描写、ドビュッシーのときも火災のシーンではとんでもない語彙力で圧倒されたが今回も豪雨と洪水の恐ろしさに圧倒されむちゃくちゃ怖くなった。そんな恐ろしいシーンの描写をみたあとに商店街に戻ろうとする人たちが出てくるもんだから、商品を守りたい気持ちは分かるけどまじで死ぬからやめとけと思い焦った。
    ここでタイタニックの演奏家を思い出し、もしかして城戸晶ここでやるのか......?と不謹慎ながらもワクワクしながら読み進めてしまい、期待通りド演奏を披露。文章を読みながら脳内で感じたのは、完全に2人の音と色だけになったすごく豊かで綺麗なイメージで、これを感じれたのが最高だった。岬陽介とセッションいいなあ......
    私も状況的になのかメンタルなのかで切羽詰まったり瀕死になったとき、音楽に救われたいとすごく思った。

    【雄大、モテすぎ】
    雄大がなんで女の子二人を虜にしてるのか、あんまり分からなかったけど、でもトランペットの才能はありつつ破天荒でど正直な性格は、世話したがりな女の子からしたら構ってあげたくなっちゃう存在なのかな、雄大がまともな職につきますように

    【入間、もっと登場してほしかった】
    前半でぱったり登場しなくなってしまう彼......
    めちゃ気になる性格のキャラだっただけに、めちゃ寂しい、途中に実はまじで入間が犯人なのでは?と希望混じりに思ったりした

    【とんかつ屋の親父、かっけー】
    この後、ヤクザからまた狙われませんように
    親父も店も大切な人も無傷でありますように


    江副は嫌い

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    2026年07月29日
  • バンクハザードにようこそ

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    ネタバレ

    まさか燎原を殺した真犯人が冬馬だとは……
    最後の最後で大どんでん返しという、中山七里らしい作品だった。

    箱根銀行が内部から崩壊していく様子は爽快ですらあったが、自業自得とはいえ誰もがやりたくてやったことではなく、破滅するさまを見るのは少し後味が悪かった。

    利己的に、他人を陥れてのしあがる行動は誰かの恨みを買う。そんなことを教訓として得ました。

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    2026年07月27日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    音楽に詳しくなさすぎて出てくる月の光とかエチュード10-4?とか聞きながら読んだ。そんなの初めての読書体験な感じがして新鮮だった。
    作者はどれだけ音楽に精通してたらこんな事細かに書けるのかなぁ、凄い!
    ベートーヴェンが難聴に苦しみながら音楽を作ってた事とか、音楽は人生の助けになる事、怒りとかをメロディで表現してる事とか本当に何も知らなかった。

    ラストの展開はびっくり、全く予想できてなかった。じゃあ火事のシーンは遥目線でルシアも描かれてたけど途中からルシアに変わったのか??同級生とかピアニストライバルとか性格悪すぎて遥(ルシア)が可哀想すぎた
    最後のさよなら、ドビュッシーっていうタイトル伏線回収気持ちよかった〜!!

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    2026年07月27日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    光崎教授のような存在がいると、水戸黄門のように見せ場があって解決という、定番の流れが目に見えるのだが、それがまた読みたくて続編を手に取ってしまった。

    どうしてもこういうのは、気持ちの問題というか、自分の身内でも人が亡くなった時に解剖すると言われてもすんなり受け止められない。
    でもそれが故意ではなかったとしても殺人の隠蔽となってしまうのであれば、解剖すべきというのもわかるなと思った。

    おそらく真琴の恋?の行方も注目すべきなんだと思うが、なんだか恋というよりもプロフェッショナルになるための様にフォーカスがもっと当たるといいなと思った。
    光崎教授すげー!が強いので。

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    2026年07月27日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ


    中盤くらいまでは、ゆっくり話がすすんでいく。

    後半になり、
    AIの「リタ」が殺人の容疑で逮捕され、弁護士や裁判官など様々な人間と関わり合うことにより、急速に進化していく様子がとても面白い。
    リタが自分自身の「自我」を表明し、それに驚き困惑する裁判官達の様子が痛快だ。

    人間らしいのは、AIなのか、
    それとも人を騙そうとした人間なのか。

    AIが自我を持つことって、素晴らしいし、ワクワクする。
    こんな未来が近い将来起こりうるといいな。


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    2026年07月26日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    オーディブルで聴取。

    相変わらずの気持ち悪い殺害方法。
    でも今回はオーディブルで飛ばしてしまうっていう方法を取ってみた。
    かなり軽減された。
    著者さんには申し訳ないのだけれども。

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    2026年07月26日
  • こちら空港警察

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    空港で生じるトラブルの種類が多かったのも良かったし、破天荒かと思えば合理的な判断をする警察官の動きが気持ちいい。

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    2026年07月26日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    いかにも、火事の時点で入れ替わったのではと思ったが、あれ?やっぱり違うのか?と読み進めた
    みちこさんもそうだろうとは思っていたが、おかあさんを突き落としたのが彼女だったのは意外だった

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    2026年07月26日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    冒頭の部分をものすご〜く覚えていて、多分前に読んだことあった気がする、、
    でも何も覚えてなかったから面白く読みました!
    私にしては推理が当たったけど、入れ替わってたっていうところまではいけなかったな〜
    出てくる曲を聴きながら読むのも楽しかった!
    のだめが大好きなので、のだめ感あるコンクールの描写も良かった!あんなに難しい曲を人前で、しかも審査されるっていう極限に緊張する環境で弾くのが本当に凄い
    片桐ルシアとしてピアノを弾き続けて欲しい
    最後のタイトル回収も良かった!

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    2026年07月26日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    なるほど、と思った。
    よくあるパターンで展開を予想できそうなものの、メインと言っても差し支えない香月遥のピアノに関する描写があまりにもいいものだから、良い意味で意識がミステリ側に向かない。だからこその騙されたというより、なるほど。

    曲のタイトルが出てくるたびに、それを聴きながら読み進めてみたんだけどこれが結構良くて。面白かったな。
    ちょうどのだめを見直していたんだけど、この熱量はベクトルが違えど、心を昂らせる何かがあるという点で共通しているのかも。ちょうど時期も同じなのかな。

    そういえば主人公って岬さんなんだよねこれ。岬シリーズなんだよね多分。次回作以降どうなるんだろう。

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    2026年07月25日
  • 被告人、AI

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    介護ロボットをリース契約していた高齢男性。心疾患がありペースメーカーを埋め込んでいた。ある日、ペースメーカーが外的要因で停止したことが原因で死亡する。介護ロボットが何らかの理由で発した高周波が原因だと判明し、介護ロボットが裁判にかけられる。

    AIの技術が進化し続けている現在、こういう事件が起こるのも時間の問題だと思う。高度な人工知能を持ったAIと人間は共存できるのか、AIと人間の違いはなにか、そんなことを考えさせられる一冊でした。

    2026.7.25

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    2026年07月25日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    鮮やかに行われた連続少女誘拐。手口だけでなく世間の印象も我が物にする聡明な犯人をどうやって捕まえるのか
    犬養隼人シリーズ第3弾
    少し前の話だから、今の研究結果とは異なる部分もあるけど考えさせられる内容だった!世代的にドンピシャ笑

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    2026年07月25日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    短編〜超短編まで、どれも面白く読めました。

    おまけのようなエッセイ部分が、中山七里ファンとしては興味深く読めました!

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    2026年07月24日
  • ヒポクラテスの困惑

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    コロナ禍の皆が経験したあの時に似たような話が本当にあったとしてもおかしくなかったなと思う。
    が、光崎教授の活躍が殆どなく残念。
    どちらかと言えば犬飼隼人の方が活躍していたような。

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    2026年07月23日
  • こちら空港警察

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    初中山七里さん作品でした!めっちゃ面白かったー!空港警察っていう部署があるのも知らなかったし、あんだけ広いと当たり前だけどたくさんの人が働いてるよね。続編を楽しみに待ちたい!他の中山さん作品も読みたいな。

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    2026年07月23日
  • おやすみラフマニノフ

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    犯人はなんとなく想像の範疇だけど、犯行の動機、辿り着くまでの過程は想像を超えてくる。
    面白い内容だと思う(#^^#)

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    2026年07月23日
  • 復讐の協奏曲

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    御子柴シリーズ5作目。悪徳弁護士と言われる御子柴の事務所で働く、唯一の事務員が殺人事件の犯人となる。本人を信じれば人を殺していないと分かるので、嵌めた人間は自ずと分かってしまう。警察は御子柴憎しで、その取り調べを行っていない。これが不思議。
    殺しても殺していなくても、無罪を勝ち取るのが御子柴弁護士。警察以上の調査能力を発揮し、証拠や背景を探っていく。唯一の証拠品も想定通りにひっくり返す鮮やかさ。
    ただ、その他のSNSでの主導者や御子柴を襲った犯人までは見逃してしまった。小どんでん返し、と言ったところか。事務員が御子柴事務所で働く理由も明かされ、ホッとする。
    展開が早いので、あっという間に読み終えた。

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    2026年07月22日
  • バンクハザードにようこそ

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    田舎の王様が牛耳る金融機関が崩壊していく様は、まるでバブル末期の社会全体の慌てぶりをみているよう。ありふれた手口ばかりだけど、こんな手がまかり通っていた時代こそおかしいね。まだ生きてる当事者たち、反省してる?

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    2026年07月22日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    教誨師としての役割、友人としての役割の板挟みに遭いながら、無理を押し通し越権行為をしてしまう人間らしさ。大どんでん返しな結末でした。

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    2026年07月21日