中山七里のレビュー一覧
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能面検事シリーズ3作目。
今回はかなりヤバい事件だが、これと似たような事が現実でも起こらないと言えないところが怖い。
まず最初の無差別殺人については、就職氷河期世代の不満を代弁したような犯人の主張がイラッとさせられるが、その尻馬に乗って同調する輩にも腹が立つ。自分の身の回りを見てみると、仕事が出来ない人は必ずと言っていいほど何でも他人のせいにする。こうなったのは親が悪い。学校が悪い。会社が悪い。政府が悪い。世の中が悪い。自身の能力や努力不足を省みず、全て自分以外のせいでこうなってしまったと言う。何でもかんでも他人のせいにすれば自分の至らなさには目を向けないで済むし文句を言えばスカッとする。極め -
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静おばあちゃんと要介護探偵第2弾、銀齢探偵社です。日本で20番目の元女性判事、静おばあちゃんと名古屋で香月地所を経営する経済界の重鎮、香月玄太郎(半身不随で移動には車椅子を要する要介護状態)がこの作品でもやってくれましたよ♪前作では名古屋が舞台でしたが、今回は玄太郎ががん治療のために上京して入院することになったことから東京が舞台となります。
医療過誤、構造書偽造、高齢者の運転ミス、孤独死や介護など、様々な問題を取り上げつつ、ふたりはそれぞれの信念をもってその裏の裏まで白日のもとに晒していきます。ほんと、ふたりともやっぱかっこいい!!こんなおばあちゃんとおじいちゃん、好きなんですよね!
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Posted by ブクログ
なかなか面白いやん!
中山七里さんの短編集。
短編もあり、ショートショートって感じのもあり!エッセイもあり!
盛り沢山!
たまに、シリーズもんの登場人物出て来たりするんで、更に良い!
何気に、ホロコーストもんみたいなのも
「オシフィエンチム駅へ」
(オシフィエンチム…ドイツ語名はアウシュヴィッツ)
「アンゲリカのクリスマスローズ」
今まで、あちこちで描いのをまとめてるんやな。
「5分で読める!ひと駅ストーリー」などに掲載されたやつ。
エッセイも本音モードやから、面白い!
能面検事は、シリーズ化できるもの!という要望から作ったみたい。プレッシャー半端ないやん。
今まで、シリーズ化を考えて -
Posted by ブクログ
かなさんとウルトラマンさんの、中山七里祭りの頃、羨ましくなって購入した本です♪
買っちゃいましたよ。カエル男の3冊目♪
今朝この本をリビングで読んでいたら娘が起きてきて、
「母ちゃん、その本母ちゃんの好きなカエルじゃん!
え!?血がでてるじゃん!烏もいるじゃん!
こわっ!」
って言われました。
実は一冊目買った時、この表紙のカエルくんが可愛くて、この本に吸い寄せられたんですよねぇ(*´∀`*)
前作読んでからかなり空いたので、結構色々なこと忘れてましたが、何となく思い出しながら読めました(*´꒳`*)
相変わらず殺し方が残忍で。゚(゚´ω`゚)゚。
死んでいく過程を想像すると、