中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
後半の疾走感が凄く読む手が止まらなかった。
人類が手に負えない産物との闘いに手に汗握った。
神々の罰として本作では大まかにかかれていたが、私なりに人物に当てはめてみた。
アポロンは東電や警察のことで安全な立ち位置から見下ろしている感じ。秩序を守るけどルール違反には容赦しない。一方プロメテウスは加瀬で反逆者しかし最後は大英雄ヘラクレスの仁科によって救われるって感じだったのかな。(原発をプロメテウスの火とするとこの説は崩れるけど)
実際の震災を元にした社会派な小説は少し重いね。実際に体験した人がこれを読んだらもっとリアルに感じると思う。今も尚故郷に帰れない人がいると思うと胸が苦しくなる。
何度 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岬シリーズ。検事生活編。
このシリーズ面白いんだけど、だんだんと暗くなっちゃう。
今回はましだったけど、将来有望な検事をすててまで音楽家の道を歩んでしまう岬さん。
ある能力に特化してしまったため、人間関係の構築能力が下手で、周囲とかなり軋轢がうまれてしまう。
今回も同じような感じで、検事と優秀。教官からも気に入られる。だけど本人は熱意がもてず、音楽業界にはしってしまう。
自分のやりたいことを貫くことが大切なのか。
ただ、非常に優れた能力がある人の特権ではないのか。
音楽vs司法の対比は面白かった。
司法:恒久的な人間に救えず、秩序を維持する
音楽:時代を超えて、人を癒しをもらせる普遍的な -
Posted by ブクログ
読書備忘録1001号。
★★★★。
カエル男による残虐非道なスプラッター連続殺人事件!
前作でカエル男(女)は捕まった!よね?
しかし刑法39条により容疑者入院中につき公判は停止中。
そしてカエル男は再び現れた!だれ?
前作では埼玉県飯能市限定だったが、ふたたびでは千葉、東京も巻き込んだ広域事件に拡大。
う~ん。
警察対連続殺人犯!という警察ミステリーなので好物なんですよ。
加えて、このシリーズの核には刑法39条「心神喪失の場合は罰しない(無罪)、心神耗弱の場合は刑を減軽する」があり、犯行の動機や事件の物語性に大きく寄与しているので面白いのですが・・・。
やっぱり心を震わせて欲しい!と思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語はワルシャワの音楽一家の息子でショパンコンクールに参加するヤンの目を通し語られてゆく。
岬洋介はコンクールに最高齢演奏者として参加。日本からは辻井伸行を思わせる盲目のピアニストも参加。その彼がコンクール会場の一室で殺害されている人を見つける。殺されていたのはポーランドで発生するテロ事件の実行者と思われるテロリスト「ピアニスト」を追っていた刑事だった。
そしてコンテストの進行とワルシャワで発生するテロや殺人事件が交錯する中でピアニスト、ヤンの成長と岬洋介による「ピアニスト」の特定と遠く離れたアフガニスタンでの人質事件の解決への関与を描くお話し。
中山七里さんの音楽への造詣にはこのシリーズを読 -
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子どもの純粋な情動と悪意がリアルに描かれていて、現実にもそういう心理状態が起こりそうだと思えて、うん、人間怖いよねってなる作品。
イジメに巻き込まれた被害&加害家族が、メディアによってあることないこと晒され、暇な第三者によって精神的に追い詰められる様が描かれている。
子どもは何かに精神的に追い込まれると、誰かをイジメ社会的優位に立っていると錯覚する。まさにそうかな。
うえに書いたようなことに加えて、母性、職業倫理、職場の雰囲気、権力者の責任逃れ、教育の構造、刑事もの、などのエッセンスで、ストーリにスパイスが加わっておりバランスよく楽しめます。 -
Posted by ブクログ
私刑は許されることではないということは理解しつつ、たしかに日本には仇討ちがあり、それが称賛されていた時代もあるからこそ、絶対にダメなことという意識にならないのだろうかと思った。
どうしても同情してしまう気持ちがある。
終盤の方まで、全然犯人像も浮かんで来なかったので、ここからいきなり知らない人が犯人として出てきたら興ざめだけど大丈夫かと不安になったが、さすが中山七里先生だった。
確かに日本の司法の限界というか、加害者の人権を守ることは出来ても、被害者が納得出来るように出来ていないんだなとも思う。
もう少し日本は司法を定期的にアップデートしていく時代になってるんだなと思った。