中山七里のレビュー一覧

  • おやすみラフマニノフ

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    2作目も音楽系&ミステリー系小説ビギナーの私にとっても読みやすかったのと、1作目の内容がシレッと入ってるのが面白かった。

    音を文章で表現という、普段考えもしないような文面で何度も引き込まれた。

    読んでてスッキリ!というよりは、タイトル回収を含めた「なるほどね」の納得感と理解感が大きい印象だなと。

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    2025年12月04日
  • 総理にされた男

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    自分が政治にあまり詳しくないせいもあるかもしれないけど、なかなか面白い。あまりにシステムに依らない属人主義的ではとも思うけど、実際の議員も実はそんなものなのかも。
    頼れる人がどんどんいなくなってからの決断が熱い。読後感さわやか。

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    2025年12月03日
  • 嗤う淑女

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    こわい、、こわいよおおおお。中山先生の作品の中でも違った種類のミステリー、怖さを感じました。続きは元気な時に読みます

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    2025年12月03日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    御子柴弁護士シリーズはいつも、加害者の目線で悪事を働くシーンから始まるのでソワソワして冒頭から心が掴まれます。
    ここまで、悪事を働く際の人の心理を描いているものってあまりない気がします。

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    2025年12月02日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    臓器移植がテーマも深刻な問題を提起している小説だと思う。そもそも他人の臓器を医療材料と考えることが極めて生死に関わって倫理的問題を提起してくるものとなるのだろうと思うが、現実問題としてはかなりキツイ。
    この小説も貧困や人身売買などの問題とも絡ませながらご境界線をゆきつ戻りつしながら進む。

    再生医療で自分の細胞から様々な臓器が作れれるようになってきているが、こうした技術が普及していってもらいたいと願うばかり。

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    2025年12月02日
  • スタート!

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    オーディブルにて。

    今回はミステリーメインというよりは、映画制作の中での人間成長を描く話かな?
    映画制作というか映像の世界ってこんな感じなんだ、とも楽しめる。相変わらず中山七里さんは色々な職種や業界を知りすぎてる…。
    中山七里さん読者としては、カエル男を先に読んでからの方がより楽しめるはず。

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    2025年12月02日
  • おわかれはモーツァルト

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    ネタバレ

    久しぶりに読書したせいか、読書欲に火がついてしまい、積読してた小説に手を伸ばした。
    どうしても偏りがちになってしまうので、人から勧められた本もたまに読むならいいけど、久しぶりに中山七里先生の作品を読んで、やっぱりあたしはミステリーが好きなんだなと改めて思った。
    しかも、今回もしっかりクロスオーバーしてて、岬洋介シリーズ以外の作品もまた読み返したくなりました。
    犯人は最後まで思い浮かばなくて、楽しめたけど、動悸がちょっと弱かったかな?
    しばらく読書から離れてる間に中山七里先生の作品沢山出てると思うから、まずは積読片付けてから、色々探してみようと思います。

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    2025年12月01日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ミステリ好きをワクワクさせる猟奇殺人と犯行声明文、さらには精神障害者に関する見方についての社会派ミステリ的な側面もある素晴らしい作品であった。途中長ったらしくリアリティに欠けたシーンが存在したが、オチが非常に良かったので全然OK!

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    2025年12月01日
  • ヒポクラテスの誓い

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    Audible。
    好き!聴きながらドラマを見ているようだった。シーンが鮮明に頭に浮かぶ。
    あっという間に聴き終わった。
    続編も楽しみ!

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    2025年11月30日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    宗教?カルト集団…!?自宅療養、民間療養の壁を感じた。今迄こんな事を思わずに生きて来られた私は幸せなんだろうな。でもいざという時はカルト集団でも藁にも縋る気持ちで行く気持ちは痛い位に分かった。そして最初と最後が一直線に繋がり驚いた!

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    2025年11月30日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    p77 「お前の論法でいくと、美人を見て妄想しただけでセクハラと訴えられる。感情と行動は別物た。とれだけ他人を憎もうが恨もうが、具体的な行動に移さない限り人は無辜でいられる。思うことと実行しちまう間には天と地ほどの差がある。だからこそ法律は思想を罰せず行為を罰するんだ」

    p72 浸透圧くらいは高校の化学で習ったから知っている。濃度の異なった二種類の液体を隣り合わせに置くと、お互いに同じ濃度になろうとする現象だ。
    「尾上がカエル男の他に染まっていくって言うんですか。まさか」
    「眉唾だと思うか。だがな、誰かの吐いた悪意に不特定多数が群がっていくのは、お前だって見聞きしているだろう。SNSじゃ日常

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    2025年11月30日
  • テミスの剣

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    主人公が冤罪事件を起こしてしまった後に、自分の過ちと向き合い、成長していく姿を見習いたいと思った。冤罪事件後、二度と間違えないと誓った主人公が、腐敗した組織に阻まれながらも自分の正義を貫く姿から、人が人を捌く重みを感じた。

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    2025年11月29日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    カップルを殺人した罪の死刑囚と僧侶が大学以来の再会を果たし、僧侶は冤罪を疑う。
    死刑執行が迫る中で、緊迫感のあるストーリー展開で一気読みしちゃいました。

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    2025年11月29日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    グロテスクでどんよりとした話ではあるが、少しずつ明るみに出ていく事実、そして御子柴の行動の行先には目が離せない。どうしようもない殺人者でありながら何かを隠している亜希子、苦境に立たされた家族の庇護者でありながらどことなく振る舞いが不可解な要蔵、心強い弁護士でありながら過去には猟奇的な罪を犯した御子柴、登場人物それぞれに対する疑いと好悪感情入り混じる作品でもあった。
    解説曰く、倫子はブラックジャックのピノコがモチーフになっているらしい。私の頭の中の倫子の姿はおかっぱ頭で威勢の良い少女であったが、言われてみれば確かにピノコそっくりである。そんな作者の描写の手腕にも驚かされた。

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    2025年11月29日
  • さよならドビュッシー

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    すでにいくつか中山七里を読んでいるが、これがデビュー作だったのか。最初っからどんでん返しやったのね。なんか、すごいし、結末が悲しいような希望があるような。そして、演奏シーンの描写がすごい。ドビュッシーのみならず、この本に出てくる曲目は全て聴きたくなった。

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    2025年11月29日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    中山七里さんのシリーズで一番好き。
    引きこもりをテーマにした話だけど、大人や老人の引きこもりって、一歩間違えればどの家庭でも起こりそうで怖い。

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    2025年11月28日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    2025/11/28 オーディブル
    刑事犬養隼人シリーズ第4弾
    今回の題材は安楽死。
    自分だったらどうするのか考えたが答えは出ず。

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    2025年11月28日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    貧困の格差、人身売買、命の重さは平等なのか。凄く考えられた話でした。非行少年など、よぬニュースで観るがこの本を読んだ事により身近に感じられた。最後の犬養のメンタルがこれから崩れないか凄く心配。

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    2025年11月27日
  • さよならドビュッシー

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    タイトルそういうことだったのか…!
    え?え?え?が多いです。

    起承転結の随所に驚きがあって、引き込まれる本です。
    描写も緻密で一シーン一シーンが脳裏に浮かびあがってくるかのような印象を受けました。

    個人的には、序盤の悲劇が1番ショッキングでした。

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    2025年11月27日
  • 棘の家

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    オーディブルにて。

    事なかれ主義の教師である主人公。ある日、娘がいじめで自殺未遂をおこし、家庭内の空気も大きく変わる。教師としての向き合い方を学校・校長からは求められ、家庭では父親としての向き合い方を求められる。

    単なるミステリーとしてだけでなく、学校での隠蔽体質や、ネットでのバッシング・個人情報の特定など、社会問題への提起や、人間の二面性も描かれていて面白かった。

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    2025年11月26日