中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなるほど。こういう幕引きなのかと納得する心と、意志を引き継げそうな子がいると言えなくもないなという印象
たしかに今回はさゆりの犯行についての描写が少なく、コメンテーターや39条についての論理のぶつけあいの展開が多かった。
その中で渡瀬がさゆりにしてやられて人の命が奪われたのは意外だった。 渡瀬が怒られているシーンも珍しい。古手川の精神面が、シリーズ1作目と比べると真琴の登場でバランスのとり方をわかるようになってきている印象で、成長が伺える(もっとも作中では成長がないと言われているが)
今回は初期作品に比べて残虐さ、人を人とは思わないという感じではなく、やはり母親がいるからだろうか、人だか -
Posted by ブクログ
シリーズ全てを振り返ると、ストーリーとしてはやはり第1作目が突出して面白い。カエル男の目的はさっぱり分からず、展開も読めず、メインキャラは曲者揃いで魅力的。本作は言わば「まとめ」の回で、締めくくりの一作と受け止め、読んだ。なるべくしてなった、こうするしかない、そんな哀しいラスト。読者からすれば、有働さゆりの父親こそ惨たらしく断罪されるべきだと怒りが湧く。
全ての登場人物を使って言いたいことを全部語らせた感があり、そこまで厚くない本なのに満足度は高い。人権派弁護士と呼ばれる一派をどう解釈するか、これまでの人生で犯罪とどう関わってきたかで意見が分かれるところだろう。被害者側か、加害者側か、両方か -
Posted by ブクログ
ネタバレAIに興味があったこと、そして自分自身が業務で少しAIを使用していることもあり、強い関心を持って読み始めた。
冒頭では司法制度や裁判の仕組みなど専門的な内容が多く、理解するのに苦労して読み進める速度が落ちたが、その難しさが逆に物語のリアリティを支えているようにも感じた。
物語の中心にあるのは、日中技術交流によって中国から供給された「AI裁判官」という存在だ。
このAI裁判官を巡って展開される出来事はフィクションでありながら、実際に起こり得るのではないかと思わせるほど現実味がある。
AIが司法の領域に踏み込む未来は、遠い話ではなく、すでに社会のすぐそばまで来ているのだと実感した。
私自身、A -
Posted by ブクログ
成田国際空港に新しく赴任してきた航空警察の新所長の仁志村
空港内のトラブルに自分から関わっていく
空港内の人間模様も面白いですが、一見腰が低い話し方や態度の一方で、犯人に対しては厳しい態度で臨む
市民の財産や生命を守ることが警察官の使命って、当たり前すぎて言われた方も恥ずかしい
残した動物のことが気になって、飛行機をUターンさせた犯人に始まり、最後の章ではハイジャック犯に対して取った驚きの方法。目には目をですね。
職業倫理か出世への上昇指向かを尋ねられて、迷った仕草が唯一、本音のようなものが見てとれた瞬間でした。
目的を達成するために手段を選ばないダークヒーロー的な活躍この先も見たい気もします