中山七里のレビュー一覧

  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    蒲生美智留との出会いがなければ、有働さゆりにこのシナリオは描けなかったから『嗤う淑女』との繋がりは重要。中山先生はどこから筋書きを考えていたのかなぁ。
    御子柴さんとか真琴先生とか岬さんとか他のシリーズの登場人物がちょくちょく出てくるから中山作品をいろいろ読んでいるとより一層楽しい。

    古手川さんのトラウマになった事件がついに決着だと思うと感慨深い。そして、この後どんなふうに変化するのだろうと彼の今後にも期待してしまう。

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    2026年06月28日
  • ヒポクラテスの誓い

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    でたっ、古手川!!カエル男で、この人不死身かっ!と思って以来のファン笑。法医学の現場が生々しく描かれていて、好奇心が刺激されました。台風の中、強行突破した福岡移動のお供で特別な一冊笑

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    2026年06月28日
  • アポロンの嘲笑

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    後半の疾走感が凄く読む手が止まらなかった。
    人類が手に負えない産物との闘いに手に汗握った。

    神々の罰として本作では大まかにかかれていたが、私なりに人物に当てはめてみた。
    アポロンは東電や警察のことで安全な立ち位置から見下ろしている感じ。秩序を守るけどルール違反には容赦しない。一方プロメテウスは加瀬で反逆者しかし最後は大英雄ヘラクレスの仁科によって救われるって感じだったのかな。(原発をプロメテウスの火とするとこの説は崩れるけど)

    実際の震災を元にした社会派な小説は少し重いね。実際に体験した人がこれを読んだらもっとリアルに感じると思う。今も尚故郷に帰れない人がいると思うと胸が苦しくなる。
    何度

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    2026年06月27日
  • バンクハザードにようこそ

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    地元で圧倒的な権威を誇る銀行を相手にトリックを仕掛ける痛快なストーリー。抵当権やリスク管理の機能など、「銀行実務として、あり得ないだろう」と引っ掛かる点がいくつかあったが、一応不合理な部分の解釈が後からなされる。
    ハラハラとするミステリー的な面白さと、事業の裏側の徹底した解剖の解像度がすごい。
    (Audibleで視聴)

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    2026年06月27日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    80点

    真相へ向けて一転二転あった。
    犯人の手法に少し無理があると思ったけど、おもしろかった。

    警察署襲撃のくだりはなくても良さそう。バッサリカットした方がストーリーがテンポ良く進んで面白くなりそう。

    ナツオの回想シーンは、叙述トリックで性別ミスリードしてるなあって気づいた✌️

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    2026年06月26日
  • もういちどベートーヴェン

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    ネタバレ

    岬シリーズ。検事生活編。

    このシリーズ面白いんだけど、だんだんと暗くなっちゃう。
    今回はましだったけど、将来有望な検事をすててまで音楽家の道を歩んでしまう岬さん。
    ある能力に特化してしまったため、人間関係の構築能力が下手で、周囲とかなり軋轢がうまれてしまう。
    今回も同じような感じで、検事と優秀。教官からも気に入られる。だけど本人は熱意がもてず、音楽業界にはしってしまう。

    自分のやりたいことを貫くことが大切なのか。
    ただ、非常に優れた能力がある人の特権ではないのか。

    音楽vs司法の対比は面白かった。
    司法:恒久的な人間に救えず、秩序を維持する
    音楽:時代を超えて、人を癒しをもらせる普遍的な

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    2026年06月26日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    読書備忘録1001号。
    ★★★★。

    カエル男による残虐非道なスプラッター連続殺人事件!
    前作でカエル男(女)は捕まった!よね?
    しかし刑法39条により容疑者入院中につき公判は停止中。
    そしてカエル男は再び現れた!だれ?
    前作では埼玉県飯能市限定だったが、ふたたびでは千葉、東京も巻き込んだ広域事件に拡大。

    う~ん。
    警察対連続殺人犯!という警察ミステリーなので好物なんですよ。
    加えて、このシリーズの核には刑法39条「心神喪失の場合は罰しない(無罪)、心神耗弱の場合は刑を減軽する」があり、犯行の動機や事件の物語性に大きく寄与しているので面白いのですが・・・。

    やっぱり心を震わせて欲しい!と思

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    2026年06月25日
  • ネメシスの使者

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    旭川の事件で最近、話題になってる死刑か有期刑かの問題。
    遺族側、加害者側、それぞれの視点から苦悩の描き方は流石は中山七里さんだなと。
    そしてあっさりとは終わらずに最後に仕掛けがあるのも流石かと。

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    2026年06月25日
  • いつまでもショパン

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    ネタバレ

    物語はワルシャワの音楽一家の息子でショパンコンクールに参加するヤンの目を通し語られてゆく。
    岬洋介はコンクールに最高齢演奏者として参加。日本からは辻井伸行を思わせる盲目のピアニストも参加。その彼がコンクール会場の一室で殺害されている人を見つける。殺されていたのはポーランドで発生するテロ事件の実行者と思われるテロリスト「ピアニスト」を追っていた刑事だった。
    そしてコンテストの進行とワルシャワで発生するテロや殺人事件が交錯する中でピアニスト、ヤンの成長と岬洋介による「ピアニスト」の特定と遠く離れたアフガニスタンでの人質事件の解決への関与を描くお話し。
    中山七里さんの音楽への造詣にはこのシリーズを読

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    2026年06月25日
  • さよならドビュッシー

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    結末に度肝を抜かれました…

    主人公の世の中の見方や、随所に名言もあったりして良かったです。
    刑事が現れるシーンは毎回ドキドキしますね。

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    2026年06月27日
  • アポロンの嘲笑

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    中山さんの安定した面白さ。未曾有の震災の時に本当に起きていてもおかしくないというリアルな感じで読める

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    2026年06月24日
  • 棘の家

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    子どもの純粋な情動と悪意がリアルに描かれていて、現実にもそういう心理状態が起こりそうだと思えて、うん、人間怖いよねってなる作品。
    イジメに巻き込まれた被害&加害家族が、メディアによってあることないこと晒され、暇な第三者によって精神的に追い詰められる様が描かれている。

    子どもは何かに精神的に追い込まれると、誰かをイジメ社会的優位に立っていると錯覚する。まさにそうかな。

    うえに書いたようなことに加えて、母性、職業倫理、職場の雰囲気、権力者の責任逃れ、教育の構造、刑事もの、などのエッセンスで、ストーリにスパイスが加わっておりバランスよく楽しめます。

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    2026年06月24日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    雪山で命を落としかけた自分を救ってくれた恩人が、死刑囚になっていることを知り、何とか彼を救おうと奮闘する僧侶の話。教誨師である僧侶の主人公は友人が殺人という罪を犯したとは到底信じられない。なぜ、あいつが?この思いに突き動かされる様は終盤にかけて痛々しいほどだった。

    何とか間に合え、助かれ!と読者がハラハラする展開。お坊さんなのに破茶滅茶、友人のためになら嘘もつくし、立場を利用したムリもしてしまうところが人間らしくて共感が持てた。

    お寺、独居房、教誨室とどこも静かな空間に対して、それぞれの熱い思いが交差するところに引き込まれた。

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    2026年06月23日
  • 逃亡刑事

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    オーディブルにて。

    強さも操作方法も規格外の女刑事が冤罪を着せられ、苦手な子供と逃亡する話。
    逃亡や戦闘のハラハラドキドキも楽しめつつ、少年に次第に愛着が芽生えるのも見もの。
    早速次のシリーズを読む!

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    2026年06月22日
  • 殺戮の狂詩曲

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    とうとう御子柴シリーズに手を出してしまった。後戻り出来ない予感しかない。

    毎度のことながら、読み応えがありすぎる。

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    2026年06月22日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    臓器を抜かれる連続殺人の捜査にあたる主人公。切り裂きジャックを名乗る犯人の意図とは……?

    死体の描写がしっかりされてて想像が加速する。

    主人公、結構家庭のやらかし凄いな?

    移植の問題は本当に繊細で難しい。関わる人全てが葛藤を抱えつつなんだなって。

    最後の夫婦の絆も何とも言えない。

    ラストの親子の再会は泣く。

    他の方の感想見た所、古手川は他のシリーズに出てきてる?らしくて気になる。
    犬養のシリーズも読みたい。映画も。

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    2026年06月22日
  • バンクハザードにようこそ

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    主人公のちゃらんぽらん司法書士の友人の真面目銀行マンが自殺した事から始まる復讐劇。
    遺書が見つかるが到底本人が書いたとは思えない内容で、銀行マンの妹と復讐を企てる。
    しかし銀行側にもキレモノ銀行マンがおり、これは怪盗キッドとコナンのようなライバル関係で展開するかと思いきや、キレモノ銀行マンは自殺した銀行マンを尊敬しており、3人で銀行を潰しにいく。
    たいへん読みやすく、あっという間にページは後半にさしかかり、このままスムーズに復讐を成し遂げてしまうのかと少し不満に思いきや、もう一展開あり楽しめました。
    復讐&銀行物は楽しいですね。

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    2026年06月22日
  • バンクハザードにようこそ

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    オーディブルにて

    主人公と同業(詐欺師ではない方)なので、読んでみた。
    ハコギンがちょっとバカ過ぎるが、銀行員はちょい特殊な体質だから、変な人おかしな人が培養されやすいのかも
    と私の偏見ではあるが。

    オーディブルで聴くにはちょうど良いライト感でした

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    2026年06月22日
  • 殺戮の狂詩曲

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    この作家ではこのシリーズが一番大好きです。今作も先が気になり一気読みし、読み終わって大変満足しました。

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    2026年06月22日
  • ネメシスの使者

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    私刑は許されることではないということは理解しつつ、たしかに日本には仇討ちがあり、それが称賛されていた時代もあるからこそ、絶対にダメなことという意識にならないのだろうかと思った。
    どうしても同情してしまう気持ちがある。

    終盤の方まで、全然犯人像も浮かんで来なかったので、ここからいきなり知らない人が犯人として出てきたら興ざめだけど大丈夫かと不安になったが、さすが中山七里先生だった。

    確かに日本の司法の限界というか、加害者の人権を守ることは出来ても、被害者が納得出来るように出来ていないんだなとも思う。
    もう少し日本は司法を定期的にアップデートしていく時代になってるんだなと思った。

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    2026年06月21日