中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ完結編まで駆け抜けました。面白かった。カエル男ここまでお疲れ様でした。と長く長く拍手したい気持ち。
中山さんは作品がたくさんあり、登場人物が重なってる部分も多いそうで、
山手線の話とかカエル男では詳しく語られなかった有働さゆりの殺人はどこか他の本で出てくるのだろうか?出てくるなら読みたすぎる。
御子柴さんの本も読みたい、古手川さんが出てくる本ももっと読みたい。登場キャラクターたちが大好きになった。
教授は助けられるのかと思ったがまさか殺されるとは、、、
ここまで日本中ぐちゃぐちゃになってどうなるんだろうと思ったけど良い最後だったな。さゆりさんゆっくり休んでねの気持ち。
刑法39条は実際にはどうなっていくのだろうか。心神喪失というか急性一過性精神病とかでとんでもない行動をしていても、薬ですぐに良くなっていく人たちを実際に見ているので、刑法39条が悪用されている事実があっても、本当に疾患に苦しめられてる人たちもいるので無くならないでほしいというか、良い方向で日本が変わっていきますようにと思った。しかし、必ず怠薬して再燃して再入院する人たちも少なくないので、どれだけ地域移行を頑張っても、退院というか地域に戻ってまた罪を犯してしまう人が減らないのは疾患の特性上難しいんだろうなとも考えた。
医療者として、個人的には医療面から見たシリアルキラーの話の方が好きだなって気づいたけど
全く知らない関わらない警察とか弁護士の話も新鮮で面白いな〜って思った。 -
Posted by ブクログ
正直、前作では古手川のバトルシーンが長く、中弛みしたり音楽の知識が全くと言うほど無い私にとっては度々挟まれるベートーヴェンの曲に関する話し等が難しく感じ読み辛さを感じていたのですが今作はスラスラと読めました。
相変わらず渡瀬と古手川のコンビが活躍してくれてすごく良かったし、渡瀬という素晴らしい上司の元で働ける古手川を羨ましく思うほどに渡瀬はいいキャラで大好きです。
そしてこれも相も変わらずに殺害現場の描写は生々しく、前作よりもグロテスクさを感じました。
でも、それもカエル男シリーズの醍醐味だと私は感じています。
このまま完結篇まで一気に読み進めようと思います。
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Posted by ブクログ
予想の斜め上を行く怪作だった。
『殺戮にいたる病』に匹敵するグロ描写の数々は確実に人を選ぶ作品。
口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼『カエル男』による最初の犯行だった。
警察の捜査が進展しないなか、
第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに陥る。
埼玉県警捜査一課の刑事・古手川と渡瀬を中心に事件の捜査は進んでいく。
捜査の過程で明らかになっていく犯人の異常性、
すなわち、精神に異常を来した者の犯行ではないかという推理。
そこに立ちはだかる刑法39条の存在など、物語は一筋縄ではいかない、
やり場のない怒りや苦悩を含みながらどんどんと突き進んでいく。
この辺のスリリングさは圧巻であった。
カエル男に対する恐怖も、グロ描写の効果も相まって恐怖しかない。
徐々に明らかになっていくカエル男の正体も、
わかりやすいミスリードだなと思っていた箇所も、
その辺諸々引っ括めて、やられた!という感想。
二重三重に張り巡らされた罠にまんまと引っ掛かってしまった。
少々のグロ耐性が無いと、読むのがしんどい作品ではあるが、
純粋にどんでん返しを味わいたい人には打ってつけの作品。 -
Posted by ブクログ
中山七里『連続殺人鬼カエル男 完結編』宝島社文庫。
シリーズ完結編。宝島社文庫にしては珍しく可愛らしいカエル男のイラストの栞が挟まっていて驚いた。
全3巻のシリーズかと思ったら、実は4部作になっていたようだ。『連続殺人鬼カエル男』、『連続殺人鬼カエル男ふたたび』、『嗤う淑女 二人』、そして本作『連続殺人鬼カエル男 完結編』の順で、4部作になるらしい。確かに『嗤う淑女 二人』にも有働さゆりが主役の1人として登場していた。
さて本作。可愛らしいカエル男のイラストとは裏腹にかなりグロい描写のあるサイコミステリーである。
カエル男こと有働さゆりは一体どうなるのかという興味から最後まで一気に読み切ったが、えっ、そんな結末なのかと呆気に取られた。
自らの右手親指を噛み切って医療刑務所を脱走した有働さゆりが、再び動き出す。
精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が次々と殺害され、現場にはカエル男の稚拙な犯行声明文が残される。
最初に殺害された弁護士は生きたまま高速道路を40キロも引き摺られる。2番目に殺害された弁護士は生きたまま廃虚となったラブホテルの屋上にある広告塔に吊るされ、カラスに啄まれる。3番目に殺害された弁護士は食品工場の乾燥機の中に生きたまま入れられ、干乾びた状態で発見される。
捜査一課の渡瀬警部と部下の古手川和也は、カエル男による犯行を視野に事件の捜査にあたるが、これまでのカエル男の犯行とは少し異なることに疑問を感じていた。
定価850円
★★★★