中山七里のレビュー一覧

  • 悪徳の輪舞曲

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    ネタバレ

    面白かった。

    悪徳弁護士御子柴シリーズ。
    殺人容疑をかけられた母の弁護を引き受ける。

    今回の考えさせるところは、「血のつながり」。
    14歳の時に少年院にはいり、疎遠となって30年余り。
    母と子は、それぞれ付き合いがなかった。
    ただ、弁護を引き受けることで、少しながら冷徹な御子柴の人情味が感じる。

    血は呪いという表現もあり、ネガティブな状態であれば
    断絶することが難しい。

    最後に、りつ子が登場してくるところが
    人情味がすくない全体な物語と対比して
    いつもほっこりする。

    0
    2026年09月16日
  • 嗤う淑女 二人

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    カエル男完結編から、別シリーズ通してようやく第三作目!

    作中にも出てきましたが、正に両雄並び立たずというところですね。
    蒲生美智留も有働さゆりもやはり接近戦のタイマンでこそ本領発揮するんでしょう。
    どちらを追っても若干の肩透かしを感じます。

    再対決を望みたいけど、カエル男完結編を読む限りそれも難しそうですしね。

    嗤う淑女シリーズはまだ続くのかな。フェティッシュな続編を期待します笑

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    2026年09月16日
  • ヒポクラテスの誓い

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    司法解剖にフォーカスする珍しいミステリー。いやこれミステリーじゃないか。
    死体を解剖して検死することで事件の真相を暴くという筋書きが、どこまでバリエーションを持たせられるか興味あり。次の『ヒポクラテスの憂鬱』も読もうと思う。

    文章は読みやすい部類だが、死体の状況描写に専門用語が多分にあってついていけない人がでるかも。また嘆息するとか語るに落ちるとかやや古い言い回しやそれにまつわるギャグが出てくるので、本を読み慣れた人や四十代かそれ以上年齢が上の人じゃないと、楽しめないとは言わないが、引っかかるポイントかもしれない。

    0
    2026年09月15日
  • 嗤う淑女 二人

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    ネタバレ

    面白かったけど、カエル男完結編を読む前に本作を読みたかった。

    タイトルにもカエル男について含んでくれてないと読む順番分からないのが残念。

    0
    2026年09月15日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    中山七里作品
    御子柴弁護士シリーズ2
    わざわざ担当弁護士の座を奪ってまで弁護する理由がわかった時がとても良かった。
    祖父は怪しかったがあそこまでのクズだとわ

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    2026年09月15日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    ネタバレ

    中山七里作品
    御子柴弁護士シリーズ
    最初読み始めた時は蒲生美智留と同じダークヒーロー物かと思っていたけれど、少し種類の違うダークヒーローだった、法廷での逆転劇は読んでいて爽快

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    2026年09月15日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    面白かった。さすがはどんでん返しの帝王、必ずこちらの予想を更に上回ってくるので本当にすごい。

    ただ、グロすぎた…描写がグロすぎて、よくこんな描写を書けるなと、自分だったら書いてて耐えられないと思う。
    読み終わった後の後味も悪くてぐったりしてしまった。
    面白かったけれども…好きとは言い難い。
    別の作品も読んでみたい気持ちと、また嫌な気持ちになるのかという嫌悪感とで葛藤。

    古手川刑事が何度も殺されそうになるのはちょっとしつこかったかも笑
    暴徒化する流れがリアリティに欠けるという意見には確かに、という感じ。でも私は展開の面白さにその辺の引っ掛かりは流してしまった。

    0
    2026年09月14日
  • 暗殺の交響曲

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    能面検事・不破 vs. 悪辣弁護士・御子柴の第3弾。事件題材も面白かったし、プロットも良かったが、何かもうひとつ物足りない印象。事件周辺の描写が希薄だったからか、正社員になれなかった世代の怨嗟が行間からあまり匂ってこなかったからか。

    0
    2026年09月14日
  • 七つの大罪

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    7つの大罪、
    傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
    7人の作家さんが大罪をテーマにそれぞれの思うがままに書いていて短編
    濃厚で、短編なのでいいとこどりな、結末が面白い。

    傲慢とは、自分を過大評価し他人を見下す態度や心のあり方を指す言葉
    どの人も、あの人もこの人もプライドが高い
    傲慢を、最大限に表したないようだった 笑

    怠惰とはすべきことを怠ける様子を表す言葉
    怠ける場所がどこをさすのか、
    人によって怠けて見えることもある。
    でも、その人にとっては、成すべきことのために怠けている場合もある?
    そんな意味で書いているのかな?
    なんて優しい気持ちになれる内容
    私はこれが1番好き。
    人に心配させる事はよくないが、それでも彼が思って行動に起こした事はとても素晴らしい。

    憤怒とは、非常に激しい怒りの感情を表す言葉
    もしかしてミステリーがちょうどよい面白さ。
    悲しい話ではあるが、憤怒をとてもよく表している。

    嫉妬とは、自分にとって大事なものが他人によって脅かされると感じたときに生じる不快な感情
    まさしく嫉妬の塊であった。嫉妬することは、ある。
    若い時よりは随分減ったし、認めることが出来るようになり、自分というものも分かってきた。
    嫉妬で狂いだした人たちの極限!!

    強欲とは、必要以上に金品や名誉などをむさぼり求める心を指す言葉
    必要以上でむさぼり求めていました、、。

    色欲は、性的な欲望が強く高ぶった状態を指す言葉
    展開や物語が、エロな正義で面白かった 笑
    短編だから、濃厚で密で、言葉がはいる!
    子供には読ませられないけどね 笑

    暴食とは、必要以上に大量の食べ物をむさぼるように食べることを指す言葉
    必要以上っていうところが、この物語で明らかになる。ちょっとグロテスクではあるが、短編だと潔い!内容もぶっ飛んでるが、面白かった。

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    2026年09月13日
  • ふたたび嗤う淑女

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    カエル男経由の履修その2。

    前作に比べると突如として漂うラノベ感があるな。
    まあグイグイ読ませると言う点ではさすがなんだけど。
    さてさて満を持して次が読み飛ばしたカエル男第三作目!!

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    2026年09月13日
  • 嗤う淑女

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    カエル男経由でこちらのシリーズも慌てて履修することに。

    連作短編なのでサクサク読めますね。それでいてラストは相変わらずのどんでん返し!笑
    まあ、いやそんなわけあるかい! ってな感じではあるけど。。。

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    2026年09月13日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ネタバレ


    久しぶりに読み直して見ました。

    御前崎教授の殺害から始まる衝撃的な口火を切ってきた今作。
    これが全てを混乱に陥れる元凶でした。

    幹元老人の退院にわざわざ触れていた時点で、中山先生は事件の真相を匂わせていたんだと読み返して気付きました(読むの3回目でやっとそれに気付く私って…)。

    今回は爆発、溶解、轢断、破砕と前作以上に苛烈でグロテスク。ここがこのシリーズの魅力でもあります。
    でも、内2件は偶然起きた事故と自殺で、カモフラージュのための犯行声明だったとは衝撃です。ここに気付く渡瀬警部はマジで凄い。最初っから御前崎教授の死を疑ってた勘の鋭さもあり、本当に埼玉県警は彼がいないと凶悪事件の解決は無理なんじゃないかと思います。
    (考えてみれば被害者目線で書かれた描写は末松氏の事件の一件のみだったので、そこも読者を真相に誘導するための中山先生の計らいだったのかも)

    捜査本部から外されて単独行動してた古手川、名古屋で古沢を待ち構える、という判断を1人で出来たのはだいぶ成長していましたね。渡瀬班の監視には全く気付けてないのが彼らしい。
    見当違いが多いし視野が狭いからいつも危なっかしいので見ていてハラハラさせられるところもありますが、彼の真っ直ぐ恐怖に立ち向かう姿勢はかっこよくて大好きです。

    刑法39条の難しさをまた考えさせられました。
    古沢本人が衛藤に入れ知恵されて詐病していることを比婆医師は見抜いてて、仮出所前にチクチクと釘を刺しているものの、古沢に罪の意識が無さすぎるのが胸糞悪い。御前崎教授のやったことは許されないけれど(巻き込まれた幹元老人は本当に気の毒)、大切な娘と孫をこんな奴に殺されて、穢されて、それをたったの4年、罪を償うというよりは治療されて社会に戻されるてしまうことの無念さったらないです。
    法律が悪いんじゃなくて、こうやって悪用されるケースを防げないのが悲しくてもどかしいのです。
    息子を盲愛的に思う母親の他責思考にも腹が立ちました。
    これはフィクションで本当に良かったけれど、以前これと似たような事件(確か山口県あたりで、配管設備のような会社で働いていた未成年の男が母娘を殺害して凌辱、その後死刑判決が下った異例の事件)ありましたよね…

    それは置いておいて、最後の最後に古沢の元に直接手を下しに来たさゆり。御前崎教授に変わって復讐を成し遂げてくれた反面、また殺戮人間の彼女に戻ってしまったのが哀れである一方、読者からしたら新しい始まりを告げる合図のようでワクワクドキドキします。
    渡瀬警部が御前崎教授に言った、さゆりから教授への"逆転移"の話も衝撃と共に興味深かったです。

    ここから"嗤う淑女 二人"へと繋がって更なるサスペンスが巻き起こるのかと思うと早く読みたくて堪らなくなります。

    また警察、市民、そして読者を翻弄する悪女に戦慄すると共に期待でいっぱいです。

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    2026年09月13日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    二転三転として最後の方は面白かった。主人公がボコボコにされる描写が多くて驚いた。
    動物虐待、性的虐待、子供殺し、強姦などの要素を含むため、再読はしない。

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    2026年09月13日
  • 暗殺の交響曲

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    待望の不破との対決。
    これまでのシリーズより御子柴の登場シーンが
    少なかった。
    その分不破・美晴シーンが取り入れられていて
    不破が御子柴をどう思っているか伝わって来た。
    同時に御子柴が不破について言及するシーンもあって
    お互い認め合っているんだなと思った。
    個人的に熱かったのは、人生について問われた際の御子柴の台詞。1巻から読み返していて良かった。
    稲見教官には長生きして欲しい。

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    2026年09月12日
  • ヒポクラテスの困惑

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    新型コロナウイルスにまつわるようなストーリーですね。
    あの頃は。。。。
    と今ではなりましたが、非日常だから起こりうること、起こったこといろいろ思い出しながら、こんなストーリーも実際にあったのかもしれないなぁ。。。
    なんだか思い起こしながら、楽しませていただきました。

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    2026年09月12日
  • ネメシスの使者

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    久しぶりに、中山七里を読んだ。
    ずっと、作中で語られる司法制度の闇、死刑廃止か存置か?難しい問題だ。
    そのことに、読者である私も頭を悩ましていたら、最後はスカッとこう来たか。
    とんでもないところから、変化球が飛んできた感じ。
    やっぱり中山七里は面白い!

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    2026年09月12日
  • 護られなかった者たちへ

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    本当に苦しんでいる人が護られない世の中に切なさを感じた。制度か担当者か、復習の刃をどこに向ければよいのか。はたまた被害者や加害者と断定できるのか。読み進めるうちに、様々な葛藤を思い馳せた。

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    2026年09月12日
  • ヒポクラテスの試練

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    ネタバレ

    このシリーズ、大好きです。
    光崎教授と、同じような口の悪さのおじいちゃん先生、南条さんが出てきて会話のテンポがとてもいいです。会話の治安はさらに悪いけど。
    全く予兆のなかった肝臓がんで亡くなった人を解剖したらエキノコックスを見つけた光崎先生。
    パンデミックを防ぐため、いつもは大学から出ることはないのに今回は自らも動きます。
    議員たちが視察で行ったアメリカに感染源があると突き止め、キャリー先生の故郷アメリカへ向かった真琴先生とキャリー先生ですが、出てくる真実が2人にとって苦しいものばかりでした。
    議員たち、しっかり真実を公にされて断罪されてほしいです。現実ではなかなかされないでしょうから、小説の中だけでも。
    子供もいる議員がいたのに子供相手の買春か…。実際の世の中でも同じことが起こっていることを考えると本当に嫌になります。
    ただ、こんなクソな真実の中でも、光崎先生と南条先生のやり取り、古手川さんの叱られ役っぷり、真琴先生とキャリー先生の女子トークは爽快感や癒しを感じさせてくれました。

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    2026年09月11日
  • 越境刑事

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    「千葉県警のアマゾネス」と呼ばれる高頭冴子のシリーズ。前作では大阪に逃亡して事件を解決したが、今回は中国に越境しての行動。
    中国公安部という、日本ではアンタッチャブルな組織を相手にして、ここまで書いて大丈夫かと心配になる。次々と殺人事件を起こし、県警に保護を申し出る女性まで拉致して中国に戻った3人組。これに新疆ウィグル問題が絡み、中国での悲惨な状況が詳細に描かれる。
    高頭警部は部下と二人で中国に向かう。上司の出張許可条件は犯人を捕まえて来ること。国家機関に守られている犯人達を追うことだけでも困難さが想像できるし、絶望的な状況。
    案の定、捕まった高頭警部は拷問のオンパレード。とにかく拷問の場面が長く、気持ちが重くなる。女性特有の拷問まで受けるが、心は折れない。
    延々と続く絶望的な状況。最後に現れた救世主。最後の20頁でやっと逆転。もうちょっと余韻に浸りたかった。

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    2026年09月10日
  • 能面検事の挫折

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    不破検事が能面と呼ばれるようになったきっかけの出来事とその挽回編みたいな感じ。東京地検から大阪地検へと舞台を移し、能面となるきっかけとなった御子柴弁護士との対決。因縁の相手ともいうべく御子柴弁護士を前に能面のごとく無表情の中にも感情が漏れ出す場面も見受けられどうなるのだろうと思った矢先、最後は御子柴と共闘。御子柴のシリーズがあるようだが読んでいないのでこの本だけの印象しか分かりませんが不破検事と似た者同士ということなのでしょうか。まだまだ続きそう。ドラマも続きをすればいいのになぁ。

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    2026年09月09日