中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
購入本。7月末に読み始めたのだが、8月に入り体調が絶不調で本を読む元気が湧かず中盤あたりで中断。昨日の日中体調が良く本を読む気力もあったので一気読み。
やはり中山七里さんの本にハズレなし。序盤から物語の牽引力がありグイグイ引っ張ってくれる。
ただどんでん返し力はかなり弱め。中盤くらいから犯人が予測できてしまった。いつも犯人当てを外す私でも分かったので、ミステリー読み慣れている方なら結構分かった人多いのでは?
とはいえやはりミステリーで序盤から惹きつける筆力は凄いと思う。キャラクターもいい。
私が一番好きなのは高頭警部。とにかくカッコいい。解説読んだら他の作品にも登場しているとの事(「逃亡刑事」「越境刑事」)主役で登場するのかな?ぜひ読んでみたいと思いました。
以下付箋貼った所(ネタバレ含みます)
知らなかった言葉
刎頸(ふんけい)
偏頗的(へんぱてき)
木鐸(ぼくたく)
P159 でも傷を負ったのは肉体だけじゃない。圧倒的な暴力を前にすれば、自分の力など無きに等しいことを実感させられる。絶望と自己嫌悪が精神を蝕む。女性に対する暴力の本質はそれだ。
P221 何か問題が起きたとき、難題だったら人は悩むよな。倫理と感情が絡めば尚更だし、自分の決断が最適解だと自信を持てるヤツなんぞ、そうそういない。ところが組織ってのは悩んだ風もなく、あっさりと結論を出すだろ。まあ、構成員を束ねるために迅速な意思決定が必要なのも分からんじゃないが、一度冤罪を着せられた身には、その迅速さと己を疑わない厚顔さが危なっかしくてしようがない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなるほど。こういう幕引きなのかと納得する心と、意志を引き継げそうな子がいると言えなくもないなという印象
たしかに今回はさゆりの犯行についての描写が少なく、コメンテーターや39条についての論理のぶつけあいの展開が多かった。
その中で渡瀬がさゆりにしてやられて人の命が奪われたのは意外だった。 渡瀬が怒られているシーンも珍しい。古手川の精神面が、シリーズ1作目と比べると真琴の登場でバランスのとり方をわかるようになってきている印象で、成長が伺える(もっとも作中では成長がないと言われているが)
今回は初期作品に比べて残虐さ、人を人とは思わないという感じではなく、やはり母親がいるからだろうか、人だからこそこう考えるという思考が見え隠れする殺害方法だと感じた。そのせいかカエル男としての印象が薄かったように感じた。それが統合だと言う印象を強く感じることができるため、なるほどと納得できた