中山七里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
岬洋介シリーズ。小説は、小説によって、戦争をやめさせたいと言うことを伝える。
岬洋介は、ピアニストになり、ロシアで講演する。そして、ロシアでは排外主義が巻き起こっている。その中で、岬洋介はモスクワ音楽院で演奏することになる。岬洋介の出生の系譜が明らかになる。
チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番についての深い意味を語る。
相変わらず、曲の説明が、丁寧で細かく綴られる。言葉を読みながら、音楽が見えてくる。
1958年、モスクワでフルシチョフの肝煎りの第1回のチャイコフスキー国際コンクールが行われた。前年、ソビエトはスプートニクを打ち上げ優位性を誇っていた。そのコンクールで、アメリカ人のヴァ -
Posted by ブクログ
面白かったけど残忍です
渡瀬さんの小手川さんに対する言葉が一つ一つ深くて
年齢と経験を重ねた叩き上げの刑事で素敵でした
この本の主題は刑法39条の是非について
善悪の判断はつかないけど、人に危害を加える行動力はあるってどういうことなんだろ?
世の中にはそんな状態になったことない人が大半なので
この刑法について理解されないんだろうなと思いました
私も想像がつかないうちの1人です
少なくともこの犯人は昔39条適用されたけど
医者から寛解と太鼓判を押されて生活してたんだから
責任能力あるでしょ、、、と思ってしまうのですが
そうはいかないのかな?
寛解したけどまた悪くなったから39条適用しますって -
Posted by ブクログ
待っていました〜!岬洋介シリーズ最新刊!
今回の舞台は、緊迫するロシア・モスクワ音楽院
モスクワ音楽院という音楽の聖地を舞台に
国際情勢という抗えない荒波に
翻弄される音楽家たち…
岬洋介の静かな、けれど熱い信念が
美しくそして切ない旋律が
響きわたるミステリー作品
色彩豊かな装丁からは
想像もつかないような緊迫した情勢と
音楽家たちの命がけのプライドをかけた
チャイコフスキー協奏曲を奏でるシーンは
大きく心を揺さぶられました…
いつもは物語が終わると
続編の仮題名が記載されているのに…
今回は仮題名が記されていなかった!!
物語のラストも…
ロシアとウクライナで起こっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ有働さゆりの最期は初めから決まっていたかのようなラストだった。
作品の中で刑を軽くするために憲法第39条を利用する例が何度も出てきたが、有働さゆりの解離性同一性障害は詐病などではなかった。さらには、解離性同一性障害が寛解していく最中、望ましい事にピアノ教室を営んでいた有働さゆりの人格に集約していく。しかし、有働さゆりはカエル男の人格の時に犯した自身の殺人行為を許すことはできず、警察官である古手川に自身を裁いてもらうことで最期を迎える。
御前崎に利用され、カエル男という史上最悪の殺人鬼である人格が確立してしまった有働さゆりの人生を考えると悲しく虚しい気持ちになった。
また、有働さゆりを自らの手で