中山七里のレビュー一覧
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最後の最後まで考えが及ばなかった真実
今回は二転三転
御子柴が前作よりもかなり追い込まれていて
二転三転する法廷でのやりとり
法廷でのやりとりは
そういうことには疎い私から見てみると
難しさとか読んでいての言葉の理解度とか
読みにくさを感じてもおかしくないと思っていたけど
そんなことはなく
言葉もスッと入ってくるし
なぜか映像となって頭の中で再生されるから
いつの間にやら引き込まれていた
御子柴と倫子とのやり取りは
御子柴が少し振り回されている感じもあって
クスっと笑える
御子柴がなぜ今回の事件に関わったのか…
御子柴がどういう風に生きていこうとしているのかが4
現れているような気も -
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カエル男いよいよ完結編
途中まで‥
刑法39条がテーマ社会の教科書を読んでる様で少し退屈だった。
悪辣弁護士・御子柴礼司が出演してから
面白くなって来た。有働さゆりも登場するので『贖罪の奏鳴曲』(御子柴礼司弁護士のシリーズ第一弾を読んでからの方が多分面白い。
私はまだ読んで無いが『嗤う淑女』シリーズを読んで完結編を読んでからも面白いと言う説を今頃みつけた。
他のシリーズも又読む
渡瀬刑事と御子柴弁護士の会話は読み応えあった!最後は涙ポロリでした。
中山七里さんの作品(シリーズ)はそれぞれの主人公が詳細に描かれていてチラッと他のシリーズの人が登場するので嬉しく楽しい。 -
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崩れかけた家族が抱える「心の棘」。一度刺さった棘は抜けるのか、それとも残り続けるのか。そんな問いが静かに残る物語だった。
いじめを苦に小学生の娘が自殺未遂を図り、その加害者とされる女児が殺される。娘の父であり中学教師の穂刈は、この出来事をきっかけに、これまで目を背けてきたいじめと向き合うことになる。
被害者と加害者は、決して遠い存在ではなく、ふとしたきっかけで入れ替わってしまう。その怖さと、人の中にある悪意がじわじわと浮かび上がってくる展開が印象的だった。また、極限の状況の中で、家族がどこまで互いを理解できているのかも問いかけられる。
物語はテンポよく進み、ミステリとして楽しめた一方で、 -
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AIシリーズ。
AI裁判官に続いて最新AIを搭載した介護ロボットが、利用者を殺害した罪で起訴される。
被疑者が、介護ロボットなどと言われても理解し難い。どんなふうにどの程度の介護力なのかと思っていたが、そこはあっさりしていて重視するのは、そのロボットに感情はあるのか…だ。
製品名N365型であるこのロボットは、心臓疾患を患っていた被害者からは、リタと呼ばれていた。
裁判を担当するのが高遠寺であり、AI裁判官に引き続き、AIソフト開発に携わっている萬田美智佳まで登場し、この裁判の行末に昂奮していることに驚く。
リタと接するうちにこのロボットには意思があるというのが感じられて恐ろしくもなる -
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冤罪を扱った作品は数あれど、「冤罪を生み出してしまった側」の苦悩にここまで踏み込む物語はなかなかない気がします。昭和の取調室の空気感は容赦なく、暴力も恫喝も証拠捏造も“当たり前”に行われていた時代。その積み重ねがどれほど取り返しのつかない結果を生むのか、胸がざわつくような描写が続きます。
特に、逮捕の起点となった刑事と、最終的に判決を下した高遠寺判事が向き合う場面は印象的でした。彼女の静かで凛とした佇まいが、作品全体の緊張感の中でひときわ美しく感じられます。
どんでん返しはさすが中山七里、という面白さ。ただ、あまりに巧妙で“ひねりすぎでは…?”と突っ込みたくなる瞬間もありつつ、それも含めて -
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岬洋介シリーズ3作目。
ショパンコンクールに出場した岬が
テロに巻き込まれるポーランドでまた謎を解き明かす。ピアニストと呼ばれるは殺人犯の正体は……?
今回はミステリー要素と音楽の描写か4対6くらい。音楽描写多め。それぞれの演奏者の演奏が描かれているが、他のとは違い美しい描写ではなく、想像できる写実という感じ。音楽を文字にしたらこうなんじゃないかと思わせられる描写は相変わらず。音楽を知らなくても、あの曲かなと想像し、実際に調べて見ようと思わせる力がある。
ミステリーとしては、どちらかと言うとテロ要素が強くてているため、こちらの印象は動悸や方法や犯人という視点に着目するのが少なかったかもしれな