あらすじ
最恐悪女が最凶タッグ!? これはテロか、怨恨か――人気シリーズ第3弾、待望の文庫化!
高級ホテルの宴会場で17名の毒殺事件が発生。犠牲者の一人、
国会議員・日坂浩一の手には〈1〉と記された紙片が。そして現場映像を解析した結果、衝撃の事実が判明する。
世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。
大型バス爆破、中学校舎放火殺人と、凶悪事件が続発。犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。
さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。
巻末には、人気漫画家・松田洋子氏による、当シリーズ恒例の文庫版限定あとがき漫画「嗤う女神 二柱」も収録。合わせてお楽しみください!
感情タグBEST3
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カエル男シリーズの三番目に読むべき本・というのがよくわかった。カエルの完結編で指をかみちぎったというくだりが意味不明だったから。
本シリーズはまだ続きがありそう。どう終わらせるのか気になる。
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大量毒殺、爆破…等々目的の人を殺すためにその他何人が犠牲になっても構わないという美智留の悪女っぷりは3作目にしても最高であった。
シリーズ4作目もぜひ期待したい。
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この回でやっと有働さゆりが登場。
さゆりだけが死なずに逃げ切った。どちらがこの物語を終結させるのかドキドキしながら読み進めました。
最後の書き方だとまだまだ続きそうな気もするけれど、、続いてほしい!
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嗤う淑女第3弾
蒲生美智留×有働さゆり
で面白さ(と言うと不謹慎かもしれませんが)倍増
「カネが欲しい、愛情が欲しい、名誉が欲しい。普通の人間が当たり前に欲して、しかし手に入らないものは沢山ある。欲が限界に近づくと倫理が曖昧になりやすい。そういう人間の弱みにつけ込んで悪意を増幅させ、自分の手を汚さずに他人を殺していく」
「この世にはな、どんな医学知識や捜査経験を総動員しても理解できない悪っていうのが存在するんだ」
個性の強い刑事たちがいて、
御子柴弁護士も出てくる。
カエル男シリーズと合わせて読むべき作品
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『笑う淑女ふたり』をAudibleで聴きました。
主人公の女性と、もう一人の“淑女”が物語の中心です。
その破天荒な展開には、思わず息を呑みました。
特に終盤の決別シーンは圧巻で、小説とはいえ「こんなことが本当にあり得るのか」と衝撃を受けました。
ここまでやるか、と驚かされる展開の連続。
さすがは中山七里先生――読者の予想を軽々と超えてきます。
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蒲生美智留が登場する淑女シリーズの第3作
連続殺人鬼カエル男に登場した有働さゆりが、次々に大量殺人現場に出没して、足跡を残す中で警視庁捜査一課が翻弄される展開
なんとなく大まかな流れは予測できていたけど、最後に明かされる犯行動機は流石の細やかさ
前作までのシリーズを巻き込んでの伏線回収は、シリーズファンにとっての大好物かと…
続編、期待したいです
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シリーズ第3弾!
うわ〜!
凄い〜!
事件の度に、人バンバン死んでいく〜!
淑女2人は、
淑女シリーズの主人公 「蒲生 美智留」
連続殺人鬼カエル男 「有働 さゆり」
御子柴弁護士も、
古手川刑事も登場
(ちょい役やけど)
美智留さんは、知能犯というか、自分で直接、手を下さず、手駒を動かすタイプ。
ゆかりさんは、直接、実行するタイプ。
…さん付け要らんか…(^◇^;)
2人共、人を殺める事を何の躊躇もなく、実行。ほんまに、蚊とか、蝿をやっつけるような感じで!
どんなだけ、死んで行くの?
こいつら、死刑10回、いやいや、100回ぐらいはいきそう!
39条の壁はあるにしても…
事件あらまし
ホテルで(17名死亡)→
バスで(26名死亡) →
学校で(1名死亡) →
フィットネスクラブで(5名死亡) →
最後は…
それも、1人の為に、ついでにいっぱい殺しとこか〜♪ルン
みたいな…
こんだけ、躊躇なく、バンバンやると逆に清々しいわ〜!w
ないない(−_−;)
エグいけど、何故か、スイスイ読める〜♬
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嗤う淑女シリーズ第三弾。今回は最恐コンビの登場で、毒殺に爆破、放火と手段を選ばず人が次々と死んでいく展開に息をのんだ。
有働さゆりの単なる駒で終わらない芯の強さ、すべてを掌で転がす蒲生美智留の冷徹さ。二人の悪女、いや、どこか人間離れしたサイコパスぶりにゾッとしながらも、目が離せなかった。
まさかのラストには驚かされたけれど、これで終わりじゃないような気もする。またどこかで、この二人に出会える日を楽しみにしている。
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嗤う淑女3巻目。えらく人が死にましたね…^^;
今回は美智留というよりさゆりがメイン。
最後の方まで美智留ほぼ出ないけど話がサクサク進むしさゆりに焦点当たってる展開も面白くて楽しめた。
タイプの違う2人の悪女がタッグを組むとあそこまで甚大な被害被るのか…恐ろしすぎる…^^;
でも最終的に2人の決着つかなかったからまた別作品で美智留が登場したりする展開もありそうだなぁ。七里作品を読んでいて、別シリーズの登場人物が出てくるとテンション上がるのでそれはそれでワクワク✨
これでやっとカエル男完結編に挑めるぞ!
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蒲生美智留のシリーズ3作目だが、実は「カエル男」と関連している。「連続殺人鬼カエル男 ふたたび」を読んだ次は本作を読まなければカエル男シリーズ最終作の「完結編」と繋がらない。誠にややこしい次第だ。
タイトルの「二人」の内の一人はもちろん蒲生美智留だが、最後のクライマックスまでほとんど出てこない。実行犯として登場するのは八刑を脱走した有働さゆりであり、遂に彼女は大量殺人犯のテロリストとなってしまう。(この前提があって「カエル男」の完結編へと話が繋がる)
各シリーズ主役の蒲生美智留と有働さゆりのタッグに加えて、有働さゆりと濃い接点があった人物として古手川刑事と御子柴礼司まで登場する本作は、まさにシリーズ横断してキャラクターが活躍する中山七里の本領発揮と言っていいだろう。
この殺人を屁とも思わない稀代の悪女二人。「カエル男」は完結編が世に出ているが、蒲生美智留のこの後の作品はまだ出ていない。さて、淑女の次回作はいつになるのか楽しみだ。
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美智留とさゆり、悪女2人の邂逅。
内容的には美智留が過去を清算してるんだなぁというのはわかってたけど、ジムのやつは盲点だった。
最後の2人の攻防は割とアッサリ描かれてて、割をくった警察チームの話とかも見たかったな。
これで満を持してカエル男完結編へ!
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連続殺人鬼カエル男からのつながりで読みました。
またもや思いもよらない事件のレパートリーで、驚愕しました。カエル男完結編へのつながりもわかって、読者としてはスッキリ。
ここで書かれた事件は、物語的世界では迷宮入りしてしまったのだろうか。
Posted by ブクログ
中山七里総集編という感じ
有働さゆり、蒲生みちる、葛城さん、古手川さん(少し)、犬養さん(名前だけ)等々色々なところから集合した感じ。
最後は有働さゆりと蒲生みちるの直接対決になったか〜カエル男完結編を先に読んでたから蒲生みちるはここで退場かと思ってたけど、まだ続行か。
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しまった!シリーズ物だった。
人物像がイマイチわからず前作読めばもっと面白かった?
4話までの話の展開は面白かったが、
ラストはすごいスピードで犯人が浮かんで
えっ?となった。
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最恐の2人。それぞれの長所を活かす形で次々と事件を起こす様は正にテロ。なかなか真相に辿り着けない警察陣にヤキモキしながらも、次の事件が気になってあっという間に読み終わった。カエル男の最終巻読む前に読むべきだった…
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日坂浩一/高濱幸見/大塚久博/古見千佳/有働さゆり
嗤う
浮かぶのは二人の暗いほほえみ
こんなことを実行させるなんて、するなんて
一体どんな人間なのだ??
殺すなら目的の人だけにして! と思ってしまう
誰の命も奪ってほしくないはずなのに
Posted by ブクログ
うーん、イヤミス。久々にイヤミスを読んだ。前作までや他作とリンクする箇所があり、中山七里先生をよく読んでいるので懐かしく感じた。最後の20ページ程がすごくドキドキした。
Posted by ブクログ
高級ホテルの宴会場で17名の毒殺事件が発生。犠牲者の一人、国会議員・日坂浩一の手には〈1〉と記された紙片が。そして現場映像を解析した結果、衝撃の事実が判明する。世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。
大型バス爆破、中学校舎放火殺人と、凶悪事件が続発。犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。
久しぶりの中山七里さんの作品
久しぶり過ぎて 前作2冊の内容がイマイチ思い出せない
だけど読んでいるうちに 『蒲生美智留』『有働さゆり』の名前を思い出してきた!
そして、御子柴弁護士や小手川刑事の名前も…ちらっと犬養刑事の名前もあったような…
人が死に過ぎて…
そういえば『蒲生美智留』は怖すぎる女だったこと思い出したわ!
Posted by ブクログ
サクサク人が大量に死んでいく(^_^;)
今回はミチルの登場シーン少なめで
若干物足りなさはあったけど、
ストーリーがサクサク進んでいくので飽きずに読みやすかった!
それにしてもミチルはかなり根に持つタイプだなァ、、、
大昔の気に入らんかった奴を殺すために周りにいる人も巻き添えにしーちゃお⭐︎って感じで爆弾仕掛けて大量に殺しちゃう。今までの嗤う淑女シリーズ全て読んでるが、こんなに大量に殺してるのは初じゃないかな?
やっぱ、嗤う淑女シリーズは1冊目を超えることは無いな。でも面白かったです!一気読みでした!
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現時点のシリーズ最終作!四作目はwebで今連載中とのこと。シリーズ通して普通に面白く読ませていただきました。カエル男の登場人物とも深く関わるのでそこもまた繋がっていて良かったです。ありがとうございました。
Posted by ブクログ
カエル男シリーズと繋がりがあるのは知っているけど先にこのシリーズを読み終えておこうと思った。3作目ということで巻き込まれる人間の数も増えに増え、もはやテロ。タッグを組む女がどうやら…と察しは付いた。しかしミチルはまだ続けるのだろうか。次は世界でも相手に天下でもとりそうな勢いだ。それまでに、カエル男シリーズを読破せねば!さゆりと決着をつけて欲しい。
Posted by ブクログ
悪魔があのカエル男!を利用して無差別大勢殺人を繰り返す話
自分はシナリオを描くだけ、手を下すのはカエル男。シナリオの完了を嗤う(楽しむ)悪魔は間違いなくレベル悪化。残念ながら2人は捕まらず、恐ろしや~
Posted by ブクログ
中山七里先生のカエル男ふたたびの続編に当たるのが、嗤う淑女二人。
人の弱みの中心をギューッと握ると、
誰かの行動を思いのままに操れてしまう。
操られた側は、操られていることにも気づいていない。
一番の見所は、終盤の美智留とゆかりの心理戦です。互いの腹の中を読み合い、どっちが相手の上手を取れるのか。
Posted by ブクログ
「淑女」シリーズ第三弾!
ダークヒロイン蒲生美智留の物語。
しかし、本作では淑女二人ということで、カエル男に出てくる有働さゆりが参戦!
美智留とさゆりのストーリ展開です!
今までの淑女シリーズは、巧みに人を操って死に至らしめるというパターンだったと思うのですが、本作ではテロの様にバッタバッタと人が死んでいきます(笑)
短編連作のようなストーリ展開で
ホテルの同窓会で大量毒殺
大型バスの爆破
中学校の放火
フィットネスクラブの爆破
それぞれの実行犯にさゆりの影がちらつきます。
それぞれの事件の目的は?
そしてラスト、美知留VSさゆり
という展開です。楽しめました。
これ、淑女シリーズの前作2作も読んでおく必要あるし、カエル男シリーズの2作も読んでおく必要あります。
御子柴シリーズも1冊ぐらいは読んでおいた方がいい。
面倒くさいな(笑)
けれど、それぞれ読んでから読んだ方が楽しみが増します!
お勧めです!
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾
これまでは巻き込まれる人物の背景もしっかり書かれ、美智留の悪女っぷりも恐ろしさ満載で尚且つ最後には中山氏らしいどんで返しもあったので読み応えがあった。
今回は別シリーズの悪女、有働さゆりが絡みテロとなり大量の犠牲者を出すところがこれまでのシリーズ展開と異なっていたのに若干の違和感を感じた。動機もちょっと強引だった気もする。
折角、古手川が有働さゆりの犯行特徴を言ったのにスルーしてしまいましたね。
Posted by ブクログ
嗤う淑女二人
中山七里さん
シリーズ第3弾
理由もなく、退屈だからと、
人を操る。
ひどい人だ!怖い。
御子柴弁護士がでてきて、ワクワクしてしまった。
カエル男を読み返さなくちゃー!!
Posted by ブクログ
ひとりを死に追いやる程度では面白みを感じなくなったとおぼしき彼女。ついには大量殺人を実行するのねと苦笑い。しかも自分ではあくまで手を下さず、彼女の言いなりになって動く人間を見つけるのですからさすがです。
七里センセの他作品に登場する面々があちこちに見えて楽しいのなんのって。御子柴弁護士ってこんなに饒舌だったかしらと思ったりも。
美智留はこの先もまだまだ死にそうにないですから、続編があるのでしょうね。そろそろ裏で糸を引くところばかりではなくて、第1弾のように彼女の姿ももっと見たいような気もします。見えないから良いのかもしれないけれど。