中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ岬洋介シリーズ。
シリーズの順番を飛ばしてしまったので、
遡る形で読むが問題はなし。
セルフネタバレにはなってなかった。
「いつまでもショパン」に登場した全盲のピアニスト榊場が主人公。
ごろつきライターに目をつけられ、演奏会の邪魔をされたところで、
そのライターが殺された。
真っ暗な防音室で射殺されていたことから、榊場が疑われる。
何かすごく既視感のある容疑のかけられ方だったが、
何で読んだか見たかは思い出せない。
二度目に警察に連れて行かれそうになっていたところへ、岬がさっそうと現れ、
謎を解いて榊場を救う。
その爽快感も良かったし、
榊場を支える人々が犯人でなかったのも良かった。
刑事が単独で榊場の家に現われた時点で、
怪しさを感じられたことだけが残念。 -
Posted by ブクログ
購入本。7月末に読み始めたのだが、8月に入り体調が絶不調で本を読む元気が湧かず中盤あたりで中断。昨日の日中体調が良く本を読む気力もあったので一気読み。
やはり中山七里さんの本にハズレなし。序盤から物語の牽引力がありグイグイ引っ張ってくれる。
ただどんでん返し力はかなり弱め。中盤くらいから犯人が予測できてしまった。いつも犯人当てを外す私でも分かったので、ミステリー読み慣れている方なら結構分かった人多いのでは?
とはいえやはりミステリーで序盤から惹きつける筆力は凄いと思う。キャラクターもいい。
私が一番好きなのは高頭警部。とにかくカッコいい。解説読んだら他の作品にも登場しているとの事(「逃亡刑事」「越境刑事」)主役で登場するのかな?ぜひ読んでみたいと思いました。
以下付箋貼った所(ネタバレ含みます)
知らなかった言葉
刎頸(ふんけい)
偏頗的(へんぱてき)
木鐸(ぼくたく)
P159 でも傷を負ったのは肉体だけじゃない。圧倒的な暴力を前にすれば、自分の力など無きに等しいことを実感させられる。絶望と自己嫌悪が精神を蝕む。女性に対する暴力の本質はそれだ。
P221 何か問題が起きたとき、難題だったら人は悩むよな。倫理と感情が絡めば尚更だし、自分の決断が最適解だと自信を持てるヤツなんぞ、そうそういない。ところが組織ってのは悩んだ風もなく、あっさりと結論を出すだろ。まあ、構成員を束ねるために迅速な意思決定が必要なのも分からんじゃないが、一度冤罪を着せられた身には、その迅速さと己を疑わない厚顔さが危なっかしくてしようがない。