【感想・ネタバレ】棘の家のレビュー

あらすじ

穂刈は、クラスで起こるいじめに目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。
しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。
加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。
そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。
追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

イジメという重い題材。誰も他人を攻撃する権利などないのだと考えさせられる。
被害者が反撃に転じた瞬間に加害者へと変貌してしまう危うさは、誰もが遭遇しうる現実で、今を生きるすべての人に刺さるのかなと思った。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

主人公が苦境に立たされる展開は定番だが、この作品ではそれが「これでもか」というほど徹底して描かれている。読んでいて途中でつらくなる場面もある。

ところどころにミスリードを誘うシーンが散りばめられており(ネタバレになるので詳しくは言えないが、一人称が変わる箇所は注意して読んだほうが良い)、巧みな構成に引き込まれた。

そして、主人公が真犯人と対峙するラストシーンは胸が熱くなる(刑事でもない主人公が取る行動としては、安直だが)。

読み終えたあと、「家族とは何か」と考えさせられた。

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2025年11月01日

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ネタバレ

一気読み。いやああ犯人へのミスリードが!見事に引っかかりました。面白かった。
里美いいいいい、不倫じゃないにしても腹立つ。



世間から見る学校ってこんなイメージなのかな、と。そこも面白かった。

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2025年10月15日

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小6の娘が友達をかばったことからいじめに遭い自殺未遂をしたことをきっかけに、いじめに関わる当事者として苦悩する家族の姿を描く。
いじめの首謀者が殺されたことで、急に世間の風向きが変わり、批判にさらされてしまう。真犯人がわからないなかで、報道が過熱したりネット民に攻撃されることは恐ろしいことと感じた。

いじめる側の心情の根っこにはどんな問題があるのか?いじめる人間、ネットで叩く人間には、なにか大きな不満や不安を抱えている。なにかひとつでも希望がもてれば、状況が変わるかもしれない。

不満や不安は、物事をどう捉えるかによって大きく変わる。絶望的な状況でも、なにか違う視点を持って生きることが大切と思った。

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2026年01月29日

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事実がわからないうちから一方的にネット上で誹謗中傷を繰り返すことや、被害者・加害者を標的にするメディアが割とリアルに描かれていて、そこが1番ゾッとした

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2026年01月25日

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教育現場を預かる人々にとって、他人事で済まされない怖いハナシ。
無念で悔しい思いをどうするべきだったのか?
犯人の動機、本当にそんなことなのか?
ネット民の反応という
現代だからこそ起こりうる恐怖。
事件が解決してもモヤモヤが残る。

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2026年01月19日

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オーディブルにて。

事なかれ主義の教師である主人公。ある日、娘がいじめで自殺未遂をおこし、家庭内の空気も大きく変わる。教師としての向き合い方を学校・校長からは求められ、家庭では父親としての向き合い方を求められる。

単なるミステリーとしてだけでなく、学校での隠蔽体質や、ネットでのバッシング・個人情報の特定など、社会問題への提起や、人間の二面性も描かれていて面白かった。

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2025年11月26日

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ネタバレ

マスコミや最近の匿名による悪意とも取れる個人特定の
恐ろしさと醜さ。これは本当に創作小説なのかと思えてならず、
これはキツいと読むのを断念しかけましたが、気がつくと
引き込まれていました。
皆がそれぞれ後ろ暗い所があって冷静になれず疑心暗鬼。
里美さんそりゃないわ。
最後は非常に短絡的な犯人に張っ倒したくなりました。

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2025年10月31日

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audibleにて。安心して読める。ベタ過ぎず突飛過ぎず。人情ミステリー的な。他の作品も読んでみたい。

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2025年10月17日

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おもしろかったです。
最初はいじめの内容から始まったので憂鬱でしたが、その後の展開があまり読めず、そして最後がまさかでした。
誰もが持つ裏の顔というのも、いろいろと考えさせられました。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

イジメが原因で飛び降り自殺未遂をした小学5年の娘
妹のイジメの主犯を殺害した容疑で取り調べを受ける兄
そんな兄妹の母は元教師で夫には秘密がある
そんな家族の父は中学教師でクラス内にあるイジメと家族の問題を同時に抱える
家族それぞれが持つ棘とは、、

イジメ問題ってほんとに難しい
10個問題があれば解決策も10個あるような、、正解なんてないんだろうけど、そんな悩みを家族が持っているなんて自分だったらどうするだろう
とりあえずお母さんなにやってるの。

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2025年10月01日

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解説の方も書かれている通りミステリーというよりはドメスティックスリラーという位置付けがしっくりきた。

家族、学校、職場、近所という閉じた世界。
マスコミ報道やネット掲示板という時にプライバシーを無視して誤った正義や悪意を振り翳す場。

そういった誰しもがこの本の様に大きな事件でなくてもふとしたきっかけで当たり前の日常が崩れていく、または直視したくない様な身近な人間の一面を垣間見てしまう可能性があるという恐怖をとてもリアルに描いている作品だと思う。

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2025年09月12日

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面白いし読みやすかった!なんとなーく犯人は予想出来たものの、登場人物それぞれの心情が交錯し絡み合っていて、そこも含め読み応えがあった。毎日生活を共にする家族でも、心の内までは分からないし秘密もある。

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2025年08月13日

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いじめに対する学校の対応策や隠蔽体質に腹立たしさを感じながら読んだ。
マスコミの対応も自分が主人公ならやりきれない

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2025年07月22日

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ある中学教師の小学生の娘が自殺未遂を図る。イジメてた主犯の女子は特定されネットなどで炎上するが、間もなく絞殺されてしまう。
動機があるイジメ被害者の兄が参考人となり、次はイジメ被害者の家族が世間からパッシングされる中、中学生教師は息子屋妻を疑い苦悩するが。。
展開も早く、登場人物のきちんとした心理描写で最後まで面白く読める。しかしイジメ⇒ネットや世論の炎上という展開、殺人犯の動機などは、ありきたりで少々短絡的。

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2026年01月25日

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いじめとネット・マスコミ暴力をテーマとしたミステリー
被害者から一転して加害者になりうる怖さ

中学教師の穂刈の小学生の娘がいじめを苦に校舎から飛び降り!命は助かったが、被害者の親となる。
小学校はいじめそのものを隠ぺいしようと、何の説明もなし。そんな中、娘の復讐のため、自分たちでいじめの真相を探り、いじめの主犯の児童を特定。さらにその名前をマスコミにリーク。マスコミ、ネットで大炎上となるが、主犯の児童が死体で発見される。
主犯の児童を殺害したのは家族なのか?
そんな中、中学生の息子が重要参考人として、警察へ。
息子が復讐したのか?
いじめの被害者から、殺人の加害者として追い詰められる家族..
家族はどうなる?
事件の真相は?
という展開。

真相は、正直いまいち。ちょっと無理がある(笑)

マスコミ、ネットの暴力については以前に読んだ「夜がどれほど暗くても」が思い出されます。
本作でも、ぐいぐい刺さってきます。

お勧めです。

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2026年01月18日

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ネタバレ

教員を目指していた立場からすると、学校現場がこうであると信じたくない。
穂刈の父親として、教育者としての板挟みはこれから先私にも、形は違えど訪れるだろうと思った。

犯人の動機としてはちょっと…

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2026年01月01日

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家族を守るため。
働いているときに直面する事象が自分にふりかかかったら。
誰を信じて、誰を守るか。

「いじめ」と「SNS拡散」と「隠蔽対策」
私にはどれも信じられないことが、いっぱい溢れている。そういう社会問題が題材で面白かったし、考えさせられた。

父親が息子のことを信じる姿勢にすごい気骨を感じた。先生としてはどうかと思うところだが、それだからこそのこの家族。
元には戻らないけど、きっと前に進めるはず

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2025年12月10日

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社会の問題が執拗に凝縮されていて
心が休まる暇がありませんでした
かつ共感できる人の極めて少ない物語でした
学校にもマスコミにも不信感です

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2025年12月05日

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ネタバレ

いじめによる娘の自殺未遂をきっかけに崩れていく家族を描く。被害者加害者で反転する立場と世間の風評被害。平穏な時には気付かなかった家族の別の顔。
どんどん嫌な方向に転がっていき、最後は家族がまとまって解決で終わるものの、一旦ひびが入った傷は残り続けるというざらりとした嫌な後味が残る。

不穏な雰囲気だが、文体が読みやすくてすぐに読んでしまった。
本当に引き出しの多い作家さんだと思う。

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2025年12月04日

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娘がクラスメイトのイジメによって自殺に追い込まれた主人公の穂刈。マスコミ報道、ネットの匿名での誹謗中傷によって、一瞬で世間から孤立するんだなと怖くなった。これぞ中山七里作品の描く社会のリアルかな。ただ、ストーリーはわりと平坦で、ドキドキ感は他作品より少なめ。

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2025年11月23日

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なんとなくAudibleで聴いたら、なんとなく終わってしまった。小学生の娘がいじめで自殺をはかってしまう。被害者家族と加害者家族。どちらともがマスコミに追われ、ついには逆転した立場になって再びマスコミから追われる。そんな状況で家族は結束するのではなくバラバラの気持ちで崩れていく。リアルなような後味の悪いような。

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2025年11月15日

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いじめのテーマ、加害者被害者と立場に対して、どちらかでしか考えられるないと、起こりうる悲劇かと思った。

自身に置き換えたときにどれほど想像力をもって、考えないといけないなと感じた

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2025年10月31日

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ネタバレ

犯人については確信はないが、そうなんだろうなぁと思った、第2候補は父親かな。人間誰しも何かしらの悪意があるのは認めざるを得ないし、大切な人の悪意を知り傷ついたり、うまく対応できない心理もまぁわかるが、あまりにも美化して見すぎかな?そんなんひっくるめて家族だし身内贔屓や自己愛あって当然、話としては読みやすいしグロさなども軽く映像化しやすい作品かな。

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2025年10月26日

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ネタバレ

学校のいじめをテーマの小説を加害者が被害者になり得る因果応報。被害者が加害者疑惑…家族の絆を感じると思いきやハリボテの家族が繋がりを信じ合って中身がぐちゃぐちゃな感じが今の社会を風刺してるようで面白かった。誰が犯人か予想するタイプの小説ではないのでどんでん返しを期待してしまうと方向性が違うのかなとは思う。でも読みやすくて読む手が止まらない。感情描写がリアルなところも推せる点です。

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2025年10月24日

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ネタバレ

オーディブルにて。
結果的には家族から犯罪者が出ることなくよかったということだけど、事件前と後では家族のあり方がガラリと変わってしまった。もう元には戻れないしおそらく崩壊するんだろうなっていう推測。とてもリアルであり得る話しかもしれないと思って読みました。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ


いじめの被害者の家族が一転、いじめ加害者の殺人の容疑者として糾弾される目に遭う。

犯人へのミスリードが非常にうまいです。
ずっと主人公の奥さんか娘だと睨んでたので、真犯人にびっくりしたと同時にちょっとこじつけ感もあるかな?
大輪家のお父さんは割としっかり話せるようだと思ったけど、家族の歪みまでは覆られなかったかぁ。
穂刈家と大輪家の対比も皮肉っぽい。

駿くんも釈放されてまた家族4人の生活が送れる反面、自分の家族の昏い部分を知ってしまった穂刈さんはこれからも苦労していくと思います。
でも父親としてはステップアップした気がする。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

いじめの被害者と加害者は対角線上にあるように見えて、実際のところ表裏一体なんだと気付かされた。きっかけの大なり小なりはあっても、スイッチを押されてしまうと簡単に裏返ってしまうものだった。

やられたらやり返すでは、問題が何も解決しないことだけは身に沁みた。では、やられたらどうすれば良かったのか?学校側の対応に任せても、被害届けを出しても、被害者側が納得する結末は迎えられなかったのではないかと思う。

いじめの解決に正解がないという事実に突き当たったとき、親としては不安しかない。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

被害者が加害者と疑われ、加害者が被害者になる。
人の目には映っていない性格がある
人の二面性ってこういうことなのかもしれないと感じました。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

教室や学校、いじめが題材で親近感というかイメージは湧きやすかった。
展開も突拍子もないわけではないけど、読めるわけでもなくて面白かった。

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2025年09月23日

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