ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
穂刈は、クラスで起こるいじめに目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。 しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。 加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。 そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。 追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く……。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
主人公が苦境に立たされる展開は定番だが、この作品ではそれが「これでもか」というほど徹底して描かれている。読んでいて途中でつらくなる場面もある。 ところどころにミスリードを誘うシーンが散りばめられており(ネタバレになるので詳しくは言えないが、一人称が変わる箇所は注意して読んだほうが良い)、巧みな構成...続きを読むに引き込まれた。 そして、主人公が真犯人と対峙するラストシーンは胸が熱くなる(刑事でもない主人公が取る行動としては、安直だが)。 読み終えたあと、「家族とは何か」と考えさせられた。
イジメを苦に自殺未遂あり、イジメの主犯が殺害される事件あり。 何十年も前からずっとあるイジメ。 無くすためにはどうすればいいのかずっと問題になっているけど、難しいよね… イジメっ子の気持ちもネットで叩く人達の気持ちも全然分からないけど、きっと可哀想な人達なんだろうな~って思う。 みんなで仲良く出...続きを読む来ると良いのに。 この本は色々考えさせられるストーリーでした。 穂刈家のこれからは幸せであると良いな~
オーディブルにて。 事なかれ主義の教師である主人公。ある日、娘がいじめで自殺未遂をおこし、家庭内の空気も大きく変わる。教師としての向き合い方を学校・校長からは求められ、家庭では父親としての向き合い方を求められる。 単なるミステリーとしてだけでなく、学校での隠蔽体質や、ネットでのバッシング・個人情...続きを読む報の特定など、社会問題への提起や、人間の二面性も描かれていて面白かった。
audibleにて。安心して読める。ベタ過ぎず突飛過ぎず。人情ミステリー的な。他の作品も読んでみたい。
おもしろかったです。 最初はいじめの内容から始まったので憂鬱でしたが、その後の展開があまり読めず、そして最後がまさかでした。 誰もが持つ裏の顔というのも、いろいろと考えさせられました。
イジメが原因で飛び降り自殺未遂をした小学5年の娘 妹のイジメの主犯を殺害した容疑で取り調べを受ける兄 そんな兄妹の母は元教師で夫には秘密がある そんな家族の父は中学教師でクラス内にあるイジメと家族の問題を同時に抱える 家族それぞれが持つ棘とは、、 イジメ問題ってほんとに難しい 10個問題があれば解...続きを読む決策も10個あるような、、正解なんてないんだろうけど、そんな悩みを家族が持っているなんて自分だったらどうするだろう とりあえずお母さんなにやってるの。
解説の方も書かれている通りミステリーというよりはドメスティックスリラーという位置付けがしっくりきた。 家族、学校、職場、近所という閉じた世界。 マスコミ報道やネット掲示板という時にプライバシーを無視して誤った正義や悪意を振り翳す場。 そういった誰しもがこの本の様に大きな事件でなくてもふとしたきっ...続きを読むかけで当たり前の日常が崩れていく、または直視したくない様な身近な人間の一面を垣間見てしまう可能性があるという恐怖をとてもリアルに描いている作品だと思う。
面白いし読みやすかった!なんとなーく犯人は予想出来たものの、登場人物それぞれの心情が交錯し絡み合っていて、そこも含め読み応えがあった。毎日生活を共にする家族でも、心の内までは分からないし秘密もある。
いじめに対する学校の対応策や隠蔽体質に腹立たしさを感じながら読んだ。 マスコミの対応も自分が主人公ならやりきれない
誰もが加害者にも被害者にもなり得る――その脆さと怖さがリアルであるとともに、主人公の教育者としての理想と親としての現実の板挟みが生々しく、胸に迫った。 普段、私はSNSで書き込むこともなく、もっぱらブラウジングするだけだが、閲覧しながらも、知らず知らずのうちに“正義”という名の暴力に加担する気持ちに...続きを読む寄り添ってしまう自分がいて、薄ら寒い思いがした。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
棘の家
新刊情報をお知らせします。
中山七里
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
とどけチャイコフスキー
絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―
七つの大罪
読楽2025年7月号
合唱 岬洋介の帰還
氏家京太郎、奔る
総理にされた男 第二次内閣
おわかれはモーツァルト
「中山七里」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲棘の家 ページトップヘ