棘の家

棘の家

902円 (税込)

4pt

穂刈は、クラスで起こるいじめに目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。
しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。
加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。
そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。
追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く……。

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棘の家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公が苦境に立たされる展開は定番だが、この作品ではそれが「これでもか」というほど徹底して描かれている。読んでいて途中でつらくなる場面もある。

    ところどころにミスリードを誘うシーンが散りばめられており(ネタバレになるので詳しくは言えないが、一人称が変わる箇所は注意して読んだほうが良い)、巧みな構成

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    イジメを苦に自殺未遂あり、イジメの主犯が殺害される事件あり。

    何十年も前からずっとあるイジメ。
    無くすためにはどうすればいいのかずっと問題になっているけど、難しいよね…
    イジメっ子の気持ちもネットで叩く人達の気持ちも全然分からないけど、きっと可哀想な人達なんだろうな~って思う。

    みんなで仲良く出

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。

    事なかれ主義の教師である主人公。ある日、娘がいじめで自殺未遂をおこし、家庭内の空気も大きく変わる。教師としての向き合い方を学校・校長からは求められ、家庭では父親としての向き合い方を求められる。

    単なるミステリーとしてだけでなく、学校での隠蔽体質や、ネットでのバッシング・個人情

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    audibleにて。安心して読める。ベタ過ぎず突飛過ぎず。人情ミステリー的な。他の作品も読んでみたい。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    おもしろかったです。
    最初はいじめの内容から始まったので憂鬱でしたが、その後の展開があまり読めず、そして最後がまさかでした。
    誰もが持つ裏の顔というのも、いろいろと考えさせられました。

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    イジメが原因で飛び降り自殺未遂をした小学5年の娘
    妹のイジメの主犯を殺害した容疑で取り調べを受ける兄
    そんな兄妹の母は元教師で夫には秘密がある
    そんな家族の父は中学教師でクラス内にあるイジメと家族の問題を同時に抱える
    家族それぞれが持つ棘とは、、

    イジメ問題ってほんとに難しい
    10個問題があれば解

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    解説の方も書かれている通りミステリーというよりはドメスティックスリラーという位置付けがしっくりきた。

    家族、学校、職場、近所という閉じた世界。
    マスコミ報道やネット掲示板という時にプライバシーを無視して誤った正義や悪意を振り翳す場。

    そういった誰しもがこの本の様に大きな事件でなくてもふとしたきっ

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    面白いし読みやすかった!なんとなーく犯人は予想出来たものの、登場人物それぞれの心情が交錯し絡み合っていて、そこも含め読み応えがあった。毎日生活を共にする家族でも、心の内までは分からないし秘密もある。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    いじめに対する学校の対応策や隠蔽体質に腹立たしさを感じながら読んだ。
    マスコミの対応も自分が主人公ならやりきれない

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    誰もが加害者にも被害者にもなり得る――その脆さと怖さがリアルであるとともに、主人公の教育者としての理想と親としての現実の板挟みが生々しく、胸に迫った。
    普段、私はSNSで書き込むこともなく、もっぱらブラウジングするだけだが、閲覧しながらも、知らず知らずのうちに“正義”という名の暴力に加担する気持ちに

    0
    2025年06月27日

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