中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大分前に購入「積ん読」状態だったのをなぜか読みました。
正直楽しかったです。
作家さん達の代表作のスピンオフというか表題通り「サイドストーリー」。読んだことの無い作品もありましたが、丁寧に作者の横顔やメインのストーリーも書いてあるというサービス付。すべて「煙草」や「一服ひろば」に関連して書いてありますが、上手くからめてあるお話もあれば、やや無くてもいいんじゃない?的なお話も。
冲方丁の「天地明察」は読んでみたいと思っていた本だったので、ますます読みたくなりました。
貴志佑介の「鍵のかかった部屋」からのお話はドラマで見ていた佐藤浩市の芹沢がメインになったのには驚きましたが、まんまでしたね。
限ら -
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Posted by ブクログ
ネタバレ東日本大震災から2年後あたりから
連載されていた本作は、その描写の生々しさと
作者の怒りがヒシヒシいやヒリヒリするほどに
読み解け(当時の国・政治家・東電に対して)
映画「Fukushima」で描かれた世界と
被らせながら読むと、殊更行き場のない感情で
胸が締め付けられそうだった。
フィクションでありながら「さもありなん」な
かの国のことは、世界情勢が緊迫した昨今では
よりリアリティを感じてしまい、
事故や災害だと思ってきたあれやこれも
もしかして?!なんて考え戦々恐々としてしまう。
また人物の描き方が、もはや読者の涙腺を
崩壊させんとしていて(知らんけどw)
通勤中のバスの中、何度も本か -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会派ミステリ。
タイトルは洒落てる。
サイレンは、ギリシャ神話に出てくるセイレーンとかいう妖精が語源。
岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う。俺に言わせれば君たちマスコミはまるでそのセイレーンだよ。視聴者を耳触りのいい言葉で誘い、不信と嘲笑を植え付ける。
テレビの報道記者の主人公。
スクープとるために、報道規制を破ったりあくどいことまでする。
被害者生徒が、いじめられていたことを知り、容疑者女子生徒3人と、男が犯行自供のような話をしているのを録音。報道。容疑者のうちの一人は、かつて小学生のときに暴行を受けていた被害者だった。今回の件で、自殺。
主人公、かつて妹を自殺で -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリーとみるか、読む音楽とみるか。それにより少し評価が変わるかもしれない。
司法実習生となった岬洋介が、音楽と司法の道の分岐に立たされ何を選ぶかを描いた作品。今回も音楽と殺人事件要素も盛りだくさん。今回の語り部、天生高春は同じ実習生で検察を志す人。クラッシックを愛しながら諦め司法の道を強く志している人。最初は岬のこともあまり好きではなかったが、そのうち保護者のような役割もしつつ、前回の彼とは異なり、性格があまり良くない。人間味があると言ってもいい。だが彼の存在がなければ今の岬洋介はいない。そんな物語が語られている一冊。
一方でミステリーとしては、実習中に与えられた資料から違和感を抱き、