プロフィール
- 作者名:東直己(アズマナオミ)
- 性別:男性
- 生年月日:1956年04月12日
- 出身地:日本 / 北海道
- 職業:作家
北海道札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。1992年『探偵はバーにいる』でデビュー。『札幌刑務所4泊5日体験記』、『ススキノ探偵シリーズ』など数多くの作品を手がける。また『フリージア』、『バーにかかってきた電話』、『探偵はひとりぼっち』が映画化された
作品一覧
-
3.8
-
3.0
-
3.0
-
3.0
-
5.0
-
-
-
3.9
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
ススキノの便利屋である主人公。謎の女からの一本の電話で依頼を受けたことからはじまり、命を狙われたことで奮起して事件にどっぷりと巻き込まれる、ハードボイルドのテンプレのような話だ。
会話や文体は軽妙だが、扱っている問題は軽くはない。
主人公「俺」は自分なりに他者を尊重している(たまに問答無用で殴ったりもするが)。ススキノの客引きと黒澤明の映画を見て感想を言い合ったり、尾行を頼んだタクシーの運転手との見えざる心理戦に負けたり、ヤクザにブードゥーの呪いの講釈をしたり、耳の遠い人にきちんと話しかけてほめられたり…。
登場するたくさんの人物とちゃんと対話し、台詞から彼らだけの人生が垣間見える。現実世界 -
購入済み
しゃれた構成のアンソロジー
煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。 -
-