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札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする〈俺〉は、いつものようにバーの扉をあけた。そこにいたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して……。面白さがクセになる、新感覚のハードボイルド登場!
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Posted by ブクログ
再読。やはり初期は伏線の回収も鮮やかだし文章も密度が高くていいなー。 後期のようなススキノを揺るがす大事件でもなく、行政の腐敗にメスを入れる批評的な視点が強いわけでもなく、言ってしまえば、地味な事件だけど。 1番のどんでん返しは、読者を驚かせる仕掛けではなくて、人間の多面性だろう。 「俺」が馬鹿にし...続きを読むていた人間が実は全てを動かしていて、安易に他者を馬鹿にする「俺」を逆に軽蔑する。実は友情に厚い人間で、人情の機微を見抜いている。 沈黙する「俺」が、非常に苦く、切ない。 ふやけたところがなく、どこを読んでも軽妙でいかしている。モンローとの別れのシーンは愁眉。 映画化により、映画から入った、ハードボイルド・ミステリを読み慣れていない素人さんが低い評価をつけ始めた、という印象。 文章を読み慣れているか人か否か、書かれた文章を見ると割合に予想できる。 評価は人それぞれで構わないと思うが。未知のものに遭遇したときにとりあえず拒絶から入る、という精神のあり方は、豊かなものだと自分には思えないね。 また再読。どんだけ東先生好きなんだろう俺は。。。 愚かな人間に対する著者の眼差しは、冷徹だけれど、真摯で丁寧である。後年の作品では愚かな人間をストレートにバカにしてしまうようなところに違和感を感じていたので、愚かと思っていた奴が実は。。。というどんでん返しも含め、著者の眼差しが嬉しいね。
札幌への出張の往路で読んだ本。なぜならこの小説の舞台が札幌のすすきのだったから。タイトルから何となく、もっと軽いノリのライトミステリーかと思っていたが、読んでみると割と重めのハードボイルド小説だった。独特な雰囲気の語り口で物語は進む。シリーズ化されているとのことなので、続編も読みたくなった。
懐かしい。たまに読んでハードボイルド気取りたくなる。 12オンス•タンブラァ、ススキノ、サイド•ベンツ、ラスティ•ネイル
レビューが両極端なのは読んでみて納得です。 どちらかと云うと自分にとっては苦手な方の文章なので、読むのに時間がかかりました。 最後まで読むと安直に捉えていた人物の意外な面が有ったりして続きが気になります。 映画は全て観ているのですが、別物として楽しめました。
映画の方しか知らず、だいぶ遅ればせながら本書を手に取った。 80年台の設定であり、洋物のまがい物じみたハードボイルド感がなく、日本的な湿り気と、ススキノとが入り混じり良い作品だった。
ハードボイルドは初めて手に取ったジャンル。ススキノの街の様子やバーでのやり取り、知らないお酒の名前、なんか新鮮だった。北海道弁で書かれている台詞が最初は読みづらかったけど、慣れてこればサラサラと読み進められた。28歳でオヤジかぁ。私はババァだな。人生は十人十色、自分の知らない生き方を覗き見ることがで...続きを読むきたような気がする。
映画化されると初めて聞いた時、自分と同年代の大泉洋がこのススキノ探偵シリーズの主人公である「俺」を演じるってのはどうにもしっくりこない感じがしたものだ。 しかしながら、実際映画を見てみると、なんのことはない、自分も大泉洋も既にいいおっさんで、だいたいこのあたりのススキノのしょうもない飲んだくれだべ...続きを読むさ。ということに気が付かされるのであった。 そんなわけで、相当久しぶりにシリーズ第一作、記念すべき処女作を読み返してみたわけだけれど、スマホはおろか携帯電話すらない時代の、古き良き電話ボックスが並ぶ札幌の冬がとても懐かしくなったわけだべさ。
一般的なミステリーと比べると事件の内容はありふれたものでしたが、探偵のキャラが良かったです。 ハードボイルドってよく分かりませんが、きっとこういう人のことなんだろうなと思わせてくれる感じでした。 けっこう隙がある感じも好感が持てました。
男が憧れる男。 ものすごいマッチョでイケメンには憧れない。 お酒を朝から飲んで自由気まま。それでいて、仲間に愛され、人情的。ユーモアがあり、女にもモテる。 なんて男に憧れる。というか、そういう主人公の本が読みたい。 ススキノが舞台なので感情移入もしやすい。大泉洋として見てしまうのも、またよし。 ちょ...続きを読むっと分かりづらい部分もあるが、まあそれはそれで。
話がどうこうよりもおちゃらけた洒脱な文章が面白くて何度か吹き出した。小説読んで笑いが込み上げるのは久しぶりでした。登場人物はみんなそれぞれどうしようもない奴らなんで、特別シンパシーを感じる部分はなく、主人公の「俺」にひたすらスポットが当たってある意味分かりやすいエンターテイメントでした。
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