旧友は春に帰る

旧友は春に帰る

小説・文芸
1,034円 (税込)

5pt

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

「……ただ、お願い。助けて」。唐突に送られてきたモンローからのメッセージは、俺の眠気を覚ますのに充分なものだった。どうしても事情を話そうとしない彼女を夕張のホテルから助け出し、無事に本州へと逃がしてやった直後から、<俺>の周りを怪しげな輩がうろつき始める。正体不明のトラブルに巻き込まれ、地元やくざに追われるはめになった<俺>は、ひとり調査を開始するが……旧友との再会、そして別れが哀切を誘う感動作。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。

旧友は春に帰る のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    複数再読。かつてファムファタールだったモンローが醜悪なオバサンになってしまうのが切ない。単なる老いではなくて、あの頃のまま、子供のまま、年齢を重ねてしまったということだろう。
    アキラさんもどんどん弱っていく感じがして、いつか死んでしまうんだなと思わせる。

    0
    2017年06月07日

    Posted by ブクログ

    理由もわからないままトラブルに巻き込まれ、いつものことがけれどやくざから追われるはめになった「俺」。
    かつてススキノを席巻したモンローから、久しぶりの連絡を受けた「俺」は、面倒がりながらも結局は手を貸すことになる。
    過去から這い出てきたような女の存在は、「俺」を思いもよらぬ事態へと引きずり込んでいく。
    あるのかないのか、まるで信憑性のない蜃気楼のような「印紙」を追い求め、入り乱れる人間たち。
    損得勘定で動く彼らには、真実はいつまでたっても見えないのだろう。
    自分たちの見たいものしか目に入らないし、自分たちの信じたいものしか信じないのだから。
    何ごともほどほどがいい。
    過ぎたるは及ばざるがごとし。
    モンローは過ぎた美貌が仇となって、自分自身も周りも振り回され続けた一生だったように思う。
    光に害虫が集まるように、モンローのもとには負のエネルギーが集まってしまったのかもしれない。
    モンローは幸せだったのだろうか?
    幸せになることが、幸せでいることが、幸せでいつづけることが、怖かったんだろうか?
    「俺」の後悔が、切なく哀しい。

    0
    2017年03月13日

    Posted by ブクログ

    すっかりいい歳になった「俺」の言動は、若い頃から持っている独特の美学を残しつつも大人の分別や優しさも身に付き、成熟した魅力になっている。
    桐原や種田も然り。
    本シリーズのベスト作品じゃないかな。

    0
    2017年03月04日

    Posted by ブクログ

    シリーズ1作目「探偵はバーにいる」に登場したあのモンローから、四半世紀ぶりに「お願い。助けて」と言うメールが来たところから周囲が慌ただしくなり、それから最後までハラハラしながらも懐かしくなったり悲しくなったりする話だった。
    とにかくモンローと一緒になって追っ手から逃げようとする前半と、大切な人を守ろうと戦う後半で流れが一気に変わっていて飽きない。
    消えた少年もそうだったけど、誰かを守ろうとする時の主人公〈俺〉が格好良い。

    事件の解決法はなかなか気持ちの良いものだったけど、その後に判明する事件のその後と、真相があまりに悲しい。心に残る名作です。

    0
    2015年06月19日

    Posted by ブクログ

    あー、モンローかぁ。そうかぁ。
    そうくるかぁ。

    長く続くシリーズで実際にも同じ時間がたっているのが
    リアリティがあるなぁ。

    「俺」もいちいちネットカフェに入るんなら
    携帯持てばいいのに・・・となるけれど。
    そこが「俺」らしさ。

    いい加減だし、悪いことばっかりしてるけど
    意外ときちんとしていて
    意外と真面目、なんだよなぁ。
    人に対しては。

    中年のデブの便利屋だけど、
    いい味出してきてますなぁ。

    聞潮庵のおばあちゃん達には長生きしてほしいなぁ。
    これまた、いい味だしてます。

    モンローの人生の後半は
    悲しくて、切ないことばっかりだった、というわけではないのかしら
    あまりに最期が哀しい。


    モンローの描写で
    スタイルの良さが顔が老けたのを際立たせるとか
    25年前なら可愛かった仕草。。。とか
    中年おばさんへの容赦ない描写に
    現実を感じる。
    やっぱり、そうなんだぁ。
    若く見えるとか美魔女とか言うけど
    んー、やっぱりそう見えてんだなぁ。

    聞潮庵のおばあちゃんになるまでの間の
    素敵な歳のとり方って
    どっかに見本がないかしらねぇ

    と、つい、そこに食いついてしまう私。

    0
    2014年01月30日

    Posted by ブクログ

    ススキノ探偵シリーズ11作目。

    1作目に出てきたススキノで断トツNO.1デリヘル嬢「モンロー」が再登場する。

    当時から25年が経過。
    心身ともに落ちぶれたモンローに若干ショックを受ける。

    しかしそれはあくまでも輝かしい過去を知っている主人公・「俺」の描写であり、他の登場人物からは『美人』『綺麗』と言わている。

    細かい部分ではあるが、
    そのフォローの仕方というか、さりげない表現力にやたらと感心した。


    もちろん物語自体も面白い。

    シリーズお馴染み・桐原や種谷の活躍、夕張でのカーチェイス、北海道からの脱出・・・。

    いよいよ50歳を越えた主人公・「俺」が今後どんな活躍をするのか、
    次回作はまだ刊行されていないが、楽しみ。

    0
    2012年05月10日

    Posted by ブクログ

    数年ぶりに連絡をしてきた友人モンローを、北海道から逃がすという脱出劇から始まり、深いナゾでもないんだけど、何だか先が気になりだし、あっという間に読破。このススキノ探偵シリーズは、テンポがよく軽快で話が進むので、とても読みやすく楽しい。主人公の携帯が嫌いや洗浄便座への執着が相変わらずで面白い。

    0
    2011年12月05日

    Posted by ブクログ

    ハードボイルド!
    男は黙ってを地でいくスタイルが良い。

    それにしてもハヤカワはでかい。
    ブックカバーに入れるの苦戦した。。

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    ススキノ探偵シリーズ。
    第1作に登場したモンローが再登場。

    久々に登場させた割に、魅力的な部分が文中では表現されず…

    結末は…
    しかも残酷な…

    作者が読者を傷つけるのもアリだとおもいますが、これはチョット…

    個人的には、ルパン三世における 峰不二子的な振舞い&オチがよかったなーと思った次第です。

    0
    2020年09月24日

    Posted by ブクログ

    「…ただ、お願い。助けて」突然送られてきたモンローからのメッセージは、“俺”の眠気を覚ますのに充分なものだった。どうしても事情を話そうとしない彼女を夕張のホテルから助け出し、無事に本州へと逃がしてやった直後から、“俺”の周りを怪しげな輩がうろつき始める。正体不明のトラブルに巻き込まれ、地元やくざに追われるはめになった“俺”は、ひとり調査を開始するが…旧友との再会、そして別れが哀切を誘う感動作。

    0
    2018年06月25日

旧友は春に帰る の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。

旧友は春に帰る のシリーズ、関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハヤカワ文庫JA の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

東直己 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す