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Posted by ブクログ
何度読み返したことか、素晴らしい。同僚=戦友を失ったソベジマの悲しみがすごく切実でよい。嘆き、怒り、一矢報いるシーン。初登場の赤ら顔のデブという個性を生かしきっている。著者の筆が冴え渡る。コミカルだからこそ、嘆きは悲しく、怒りは純粋で、一矢報いるシーンは感涙。
シリーズ通して格闘シーンがヘタクソなのは仕方ない、やってる人ではないから。そこももはや愛おしいと思えるまでの熱心なファンである。
市政の歪みに切り込む構図は敵が大きくてロマンチックかつダイナミック。そして玉木や横山といったうねはらコミュニティーが各々の反目しあいながらも機能する気持ち良さ。戦隊ヒーローものみたいな爽快感がある。
さえかちゃんが少しずつ生意気になり、大人になりつつあるのも愛おしい。
Posted by ブクログ
私立探偵畝原シリーズ第二弾。
本書の単行本が発行されたのが99年。
オウム真理教、パナウェーブ研究所、林真須美のヒ素カレー事件が思い出される。
出版された年に読んでいたら、さぞ不気味だったことだろう。
最初の依頼のマンションの一室で、良からぬことが起こっているようなので、その調査から物語は始まる。
その後、新興宗教から保険金殺人へと。
悪の根源はなく、悪の臭いを持つ者同士が互いに弱みを握り合いながら、より悪事に麻痺し溺れて行く様が実に人間臭い。
毎度、長編にもかかわらず、場面運びは秀逸だ。
しかし、最後のオチの仄暗さは何度も言い表し難い。タイトルの通り。
Posted by ブクログ
ご当地モノにはついつい手が出てしまいますよね(笑)。
東氏作品は札幌が舞台。なもんで、私には外せない作家の一人なのであります。
だけど、なかなか(古本では・・)手に入らないんですよね・・・東氏作品。
なので東氏作品はまだ2冊目です。
読み始めた頃は内容的に薄いかも・・・と懸念しました。
序章がちょっと長く、イマイチかなぁ~って。
ちょっと我慢して読んでいたら、いろいろな要素が絡み合い、事件も大きくなり面白くなってきます。
でも、謎の新興宗教を結びつけるまではしなくてよかったのでは?とも思いました。
そこの部分が浅く感じるからです。
それはそれで、違う物語ができるんじゃないかなぁ~と思うのですが。
私立探偵の畝原はいい味をだしていますね~。
畝原モノでは本書が2作目のようです。
やっぱりちゃんと1作目から読まないとなぁ。
もっと登場人物たちの関係がわかり、もっともっと面白くなるから。
時々でてくる北海道弁。なんか微笑ましく思えます(笑)
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