あらすじ
『天地明察』『探偵はバーにいる』『鍵のかかった部屋』『さよならドビュッシー』『百瀬、こっちを向いて。』『ストロベリーナイト』『まほろ駅前多田便利軒』など、人気作のサイドストーリーが読めるアンソロジー。
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しゃれた構成のアンソロジー
煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。
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大分前に購入「積ん読」状態だったのをなぜか読みました。
正直楽しかったです。
作家さん達の代表作のスピンオフというか表題通り「サイドストーリー」。読んだことの無い作品もありましたが、丁寧に作者の横顔やメインのストーリーも書いてあるというサービス付。すべて「煙草」や「一服ひろば」に関連して書いてありますが、上手くからめてあるお話もあれば、やや無くてもいいんじゃない?的なお話も。
冲方丁の「天地明察」は読んでみたいと思っていた本だったので、ますます読みたくなりました。
貴志佑介の「鍵のかかった部屋」からのお話はドラマで見ていた佐藤浩市の芹沢がメインになったのには驚きましたが、まんまでしたね。
限られた数の本しか読むことができないわけですから、
こういう本から情報をもらうのも面白いですね。
Posted by ブクログ
読み終えるのが惜しい、
物語がある。
もう少し読んでいたい、
余韻に浸っていたい、
もしかしたら
CDの隠しトラックの様に
どこかに後日談的なものがあるんじゃない?
と、いつまでも
本を閉じたり開いていたりして。(^^;
この本の中では
>まほろ駅前シリーズと
>天地明察が
私の読み終えるのが惜しいリストの中の作品。
サイドストーリーとして
<一服広場>をテーマに再び彼らに会えたのは嬉しかった。
他の作品も面白かったなぁ~
機会があったら、本編のほうも読んでみたい。
Posted by ブクログ
アンソロジーは、未読の作家さん探しに持ってこい!
と、こちら即買い。
しかし・・・しくじった⁉️
よくれば、タイトルが、「サイドストーリーズ」
ということは・・・本編ありきだった(笑)
既読は、「百瀬〜」と「まほろば駅前〜」のみ。
いくつか本編読んで、ようやく積読から脱出。
ドラマ化されてるもの たくさんあって、
本シリーズ読んでなくても
イメージ湧いて 十分楽しめました。
姫川玲子シリーズ、北天の馬シリーズに興味津々
Posted by ブクログ
ダ・ヴィンチ編集部編のサイドストーリーズを読みました。
姫川玲子シリーズ、榎本径シリーズ、さよならドビュッシー、天地明察、まほろ駅前シリーズなどの登場人物たちの「一服ひろば」を題材にしたサイドストーリー短編集でした。
元のシリーズも楽しんで読んでいたので、これらの短編もおもしろく読みました。
12編のうち半分は元のシリーズを読んでいないのですが、これを機会に読んでみたいな、と思いました。
Posted by ブクログ
タバコが小道具の12のシリーズのサイドストーリー。
目的は東直己。久しぶりに「俺」に会えた。
ちょっと、かっこよく描かれていて残念。ススキノ探偵もいいけれど
探偵畝原に会いたいよ、書いてくれぃ、と思いを募らせた。
姫川女史も多田と行天のコンビもDr.新条も、面白かった。
読んでみたい本がまた増えたよ。罪作りな一冊ね。
Posted by ブクログ
ただの番外編の短編集だと思って読んでいたら、やけに煙草と一服ひろばが話に出てくる(--;)でも最後まで読んで納得!JTなんですね(^。^)y-~ このサイドストーリーズに出てくるシリーズは「天地明察」と「まほろ駅前」しか読んでいないけれど、どの話も好みで読破したくなった(^^)♪しかし積読、読みたい本をたくさん抱えているから、シリーズ名を控えておいて暇な時にでも読めたら良いかなと…(^-^;)
Posted by ブクログ
鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
オレンジの水面(『北天の馬たち』番外編/貫井徳郎)
多田便利軒、探偵業に挑戦する(『まほろ駅前』シリーズ番外編/三浦しをん)
小説を読んだことがなくても映像作品を見たことがあったり、全く知らないシリーズは少なかった。
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やはり読んだことのある本だと面白さが格段に違う。まほろは何度読んでも好きなお話だし、空気感がとてもいい。どのお話にも必ず喫煙シーンが出てきて一服ひろばが登場すると思ったらJTの企画だったとは。無理なくストーリーに溶け込んでいたからよかったものの、短編集だとやはり物足りない勘はぬぐえない。新しい作家さんやお話の発掘も兼ねていたけれどあんまりだったかな。
天地明察を読むか否か、迷うところ。
Posted by ブクログ
まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
今の世にこういう企画は合わないと思う。
Posted by ブクログ
一服ひろばについての、アンソロジー。
ひとつが30ページ程度なので、読みやすかったです。
しかし読んだ事がある本が、3冊だけ。
とはいえ、どれも今現在がどういう状態なのか
分からないという話はなかったです。
最後から2番目。
女って恐ろしい…と思うには十分な話でした。
確かにこれは恐喝になります。
こうなった場合、即座にその場を離れるのが鉄則。
けれどそれを本当に実行できるかと言われると
多分無理な気もします。
Posted by ブクログ
サイドストーリーっていうテーマが面白かった。わたしは本篇を読んだことがあるのが偏食気味なので中田永一さんの百瀬こっちを向いてと、中山千里さんのさよならドピュッシーだけだったのでその二本を読みましたが、ファンにはたまらなく豪華であろうサイドストーリーがたくさんでした。
大好きなあの小説たちの違う話、もっと読みたいなって思った。
Posted by ブクログ
【収録作品】「鯨と煙の冒険」中田永一…『百瀬、こっちを向いて。』番外編/「一服ひろばの謎」貴志祐介…「防犯探偵・榎本径」シリーズ番外編/「皇帝の宿」宮木あや子…『校閲ガール』番外編/「街で立ち止まる時」東直己…「ススキノ探偵」シリーズ番外編/「同窓会」垣根涼介…「君たちに明日はない」シリーズ番外編/「心の距離なんて実際の距離にくらべれば、」狗飼恭子…『遠くでずっとそばにいる』番外編/「平和と希望と」中山七里…『さよならドビュッシー』番外編/「ゴロさんのテラス」笹本稜平…『春を背負って』番外編/「雁首仲間」冲方丁…『天地明察』番外編/「落としの玲子」誉田哲也…「姫川玲子」シリーズ番外編/「オレンジの水面」貫井徳郎…『北天の馬たち』番外編/「多田便利軒、探偵業に挑戦する」三浦しをん…「まほろ駅前」シリーズ番外編
*知っている作品は楽しく読め、知らない作品は本編を読みたくなる。
Posted by ブクログ
それぞれの作品の番外編というか、タイトル通りサイドストーリーを集めた短編集です。
読んだことがあるのもちらほら。
名前だけ知ってて、気になってはいるけど〜というシリーズも結構収録されていて、良いきっかけになりました。
中田永一はやっぱり面白かった。脇役だった彼がいい味だしてます。
あとは中谷七里も。音楽シリーズしか読んでないけど、他にもいろいろミステリ出してるし、これを読む限りそっちも良さそうですね。
初めてのものだと、「校閲ガール」「君たちに明日はない」「北天の馬たち」「まほろ駅前」が読みやすくて惹かれました。
ぜひそのうち本編を読んでみたいとおもいます。