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ちんぴらに袋叩きにされ、〈俺〉は入院した。そこで偶然、昔の恋人と再会、彼女からの依頼で田舎町まで一通の手紙を届けることになった探偵だが、町に着くなり不審な男たちの影が……。吹雪の荒野を舞台に繰り広げられる死闘! 探偵に最大の危機が訪れる! そして死闘の果ての意外な結末とは? シリーズ最高傑作。
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Posted by ブクログ
東直己のススキノ探偵シリーズは、いわゆる第一期、つまり主人公の「俺」が20代後半から30代だった時代の作品(具体的に言うと『探偵はひとりぼっち』まで)しか読んでなかったので、このいきなり十年以上の年月が経過していて「俺」が春子と結婚し、別れ、そしてなんと中学生にもなる息子までいるという舞台の変化にあ...続きを読むまり気持ちの良くないとまどいを感じたのは確か。 生活スタイルや行動様式はあまり変わっていないようでいて、しかしながら確実に時間の経過というものを認識せざるをえない、主人公の「俺」を含めおなじみの登場人物たちの「老い」を感じざるを得ないところに一抹の寂しさを感じてしまう。 とくにあまり登場シーンもなかったが高田とか。うーん、彼がチンピラ相手に大立ち回りを演じるシーンが毎回好きだったんだけどねぇ。 この『探偵は吹雪の果てに』はススキノではなく道内の田舎町が直接の舞台。作者の田舎町とそこに住む住民に対する呪詛とも思える嫌悪感がにじみ出ているような。 でもまあ、排他的な田舎の町って、日本中どこでもこういうところ、あるよね。常によそ者でありつづける宿命の転勤族には辛いのねん。
ちんぴらに袋叩きにされて、“俺”は入院した。そこで偶然、病院の付添婦をしている昔の恋人と再会。彼女からの依頼で雪の田舎町まで一通の手紙を届けることになった探偵だが、町に着くなり身辺に不審な男たちの影がちらつき始め、理由も解明できないまま町を追い出されてしまう。やくざの組長の桐原の助けを借り、再び町に...続きを読む舞い戻った探偵に最大の危機が!雪原を血にそめる死闘の果ての意外な結末とは?
読み応え充分な内容。 俺も歳取ったな…と前半は流して読んでいたら、怒涛の後半はドンチャン大騒ぎ。 シリーズの伏線にもなっていて、おぉ!おぉ!とシリーズを読み返したくなりました。
「俺」も人並みに年をとり、45歳という世間的にはそれなりの年齢になっているのが本作である。 しかし、45歳になってはいても「俺」は変わらない。息子を持つ親父になっても「俺」は変わらない。 誰がなんと言っても譲れないものは譲れないのだ。 「俺」だけに通用する「俺ルール」が、けっこう好きだ。 男という生...続きを読むき物はなんと切ないのだろう。 甘ったるく、それでいて意地っ張りで、大切なものへの思いを胸に生きている「俺」が特別な存在なのだろうか。 男は夢に生き、女は現実に生きる。 まさに今回の騒動は、そんな男と女のしがらみが引き起こしたものかもしれない。 このシリーズはどれも好きだけれど、中でも「探偵は吹雪の果てに」は最高レベルではないかと思う。 何よりも物語の構成がいい。 スピード感あり、サスペンス要素あり、切なさもあり。 「俺」の不器用なあたたかさが心に沁みる。 ハードボイルドは少し苦手・・・そんな人にも受け入れられる作品ではないだろうか。
2015.4.21-24 相変わらず政官財の癒着は最後の種明かしにほんのサラリと触れるだのスタンスがこの著者の味なのか。決して軽い内容のものではないものの、台詞回しに毎度爆笑しつつ読めるのもあえてのものかと1日で読み終えた。
既出のシリーズは全巻読んでいると思っていたのに、なんと初読のようです。 いつもの仲間たちがほんの脇役でしか登場せず、俺とエキストラだけでほぼ構成された珍しい一冊。田舎町の住民を徹底的に馬鹿にしたような記述のオンパレードは、中途半端な遠慮がなくて清々しいほどです。東氏の問題意識は北海道の政官民が結託し...続きを読むた汚職と、頭の悪い若者、文化人気取りの3つに向けられていて、ブレないところが魅力です。
慕情。 まさしく、そんな副題が似合う一冊。 今回はハードボイルドだったな。 今ある自分の癖が別れた女の影響を受けていたなんて辺りや... 齢を重ねてからの思い、想い。 哀愁漂う慕情の一時。 今回は胸を打つ回だった。
前作からのつながりを考えたら、 意表をつかれました。 話の内容は面白く、 いい感じでした。 さて、次も読みますよ!
前半ちょっとダルいけど、後半の展開はたたみかけてくるので、先が気になり読むのが止まらなかった。東直己の作品にもやっと馴れたかな。前作からいきなり15年?後の設定にはちょっとビックリ!
人を食った表現のオンパレードであるものの主人公の気持ちや感覚が手に取るようにわかるのが不思議。 基本的には主人公はなにもしていないにもかかわらず、勝手に周りがわらわら動いて抗いたい展開に巻き込まれていくのも、無理なく受け入れられる。
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