ヒポクラテスの悔恨

ヒポクラテスの悔恨

作者名 :
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作品内容

これから一人だけ誰かを殺す。自然死にしか見えないかたちで――。
斯界の権威・光崎に宛てた犯行予告。悪意に潜む因縁とは!?

斯界の権威・浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授がテレビ番組に出演した。日本の司法解剖の問題点を厳しく指摘し、「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と言い放つ。
翌朝、放送局のホームページに『親愛なる光崎教授殿』で始まる奇妙な書き込みが。それは、自然死に見せかけた殺人の犯行予告だった。
早速、埼玉県警捜査一課の古手川刑事とともに管内の異状死体を調べることになった助教の栂野真琴は、メスを握る光崎がこれまでにない言動を見せたことに驚く。
光崎は犯人を知っているのか!? やがて浮かび上がる哀しき“過ち”とは……? 
死者の声なき声を聞く法医学ミステリー「ヒポクラテス」シリーズ、慟哭の第4弾!

ヒポクラテスの悔恨 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月23日


    ヒポクラテスシリーズ好きです。。。
    毎回はっとさせられます。

    鉄壁で死体のことしか考えてない光崎教授が少し人間味ある今回のお話。
    教授のような人こそ悔しい思いしてきたからこそ強いんだなと思いました。

    ひとつひとつのお話が日本の解剖数の少なさの怖さを感じさせる内容で原因不明で死んでいく人が多いこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月10日

    中山七里法医学ミステリーシリーズ第4弾?
    今までの作品を読まずにいきなりこれを読んだけど、すごくおもしろくて、過去作も読もうと誓った。

    犯人全然わからなくて…
    最後の章であれ??とは思ったけど。。

    法医学の権威である光崎教授への挑戦的な犯行予告から始まって、いろいろな遺体の声をきいてきて
    結末は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月19日

    先が気になってイッキ読みしてしまった…。中山七里さんの作品はドラマか映画を観てるようでハマってしまう。過去のシリーズ、もう一度読み返そうと思った。

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    Posted by ブクログ 2023年06月05日

    斯界の権威である光崎に対し、自然死に見せかけた殺人の犯行予告が届く。
    真琴は古手川刑事と共に、管内の異状死体を調べる羽目になる。
    この二人の関係性が好きすぎてニヤついてしまう瞬間がある。
    ただ、解剖によって判明した死の真相には、どんよりさせられる。
    珍しく光崎の人間らしい部分が見られるシリーズ第4弾...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月21日

    シリーズ4作目
    海堂尊さんと同じく、死因究明を主軸にしていますが作風はやはり違いますね

    今回は犯行予告があり、その解明も含めて5つの案件を扱うという展開です
    さらにそれぞれに社会問題を絡めてあり、シリーズ中もっとも重い(まともな)作品だと感じました

    必ず表れる死の場面における論理と感情の対立
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月17日

    「老人の声」「異邦人の声」「息子の声」「妊婦の声」「子供の声」
    5話収録の連作短編集でシリーズ第四弾。

    冒頭で光崎藤次郎まさかのテレビ出演。
    それに端を発し翌朝、放送局ホームページに書き込まれたのは自然死に見せかけた殺人の犯行予告。

    今回も死者に真摯に向き合い声を聴き、死の真相を解明し最後は犯人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月06日

    シリーズ4作目。真琴の成長が著しいですね。今作は光崎教授の過去が掘り下げられていますが、やはりメインは真琴と古手川のコンビ。ややパターン化してきたので、次作は2人の関係に何らかの進展が欲しいところです。

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    Posted by ブクログ 2022年10月25日

    シリーズ4

    浦和医大法医学教室 教授・光崎藤次郎が、司法解剖をテーマにしたテレビ番組に出演した。

    助教の栂野真琴の心配をよそに光崎教授は、仏頂面を隠しもせず、司法解剖の問題点を厳しく指摘し「カネさえあれば、全ての異常死体を解剖できる」「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と言い放った。

    翌朝...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月16日

    「ヒポクラテス」シリーズの第4弾。

    1.老人の声 / 2.異邦人の声 / 3.息子の声 / 4.妊婦の声 / 5.子供の声
    の5つの短編連作。

    やはり今回も一気に読めました。古手川刑事と栂野先生の関係性も最初に比べて深まってきたように感じました。
    今回は光崎教授の過去の事も。
    お話によっては残酷...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月26日

    「これから私は一人だけ人を殺す。絶対に自然死にしか見えないかたちで。」
    脅迫文に該当する死体かを確認し犯人に迫る短編5本から構成される長編。
    5編ともに死因はいろいろだが、最もわかりやすそうなものが最後に持ってこられていて意外だった。
    既に、真琴、キャシー、光崎、古手川、渡瀬のキャラクターが確立され...続きを読む

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